ワークライフバランスを整えたい、親のそばで過ごしたい、子どもをよい環境で育てたい…。いろいろな理由で、都市での生活より地方での生活を選ぶ人が珍しくなくなりました。地方に引っ越して暮らすということは、地方で転職するということでもあります。
この記事では、いわゆるUターン転職におすすめの転職エージェントについてまとめます。
初めに、この記事で紹介する総合型の転職エージェントについて地域別の求人数を一覧にしてみました。
【おすすめ転職エージェント エリア別求人数】
合計 | 北海道 | 東北 | 関東 | 中部 | 東海 | 関西 | 中国 | 四国 | 九州・沖縄 | |
マイナビエージェント | 72,363件
(14,405件) |
1,331件
(152件) |
1,763件
(219 件) |
35,470件
(9,797 件) |
1,498件
(228 件) |
7,591件
(784 件) |
9,118件
(2,741件) |
1,677件
(306 件) |
674件
(87 件) |
3,444件
(488件) |
doda | 240,035件 | 7,718件 | 11,831件 | 133,090件 | 10,182件 | 32,822件 | 38,542件 | 11,984件 | 6,993件 | 17,887件 |
リクルートエージェント | 386,225件
(334,402件) |
7,618件
(3,123件) |
17,444件
(6,226件) |
193,850件
(128,255件) |
17,078件
(5,617件) |
48,301件
(22,294件) |
61,135件
(34,879件) |
16,380件(6,887件) | 6,792件
(2,729件) |
28,642件
(13,495件) |
パソナキャリア | 35,783件 | 1,236件 | 1,347件 | 19,500件 | 1,262件 | 2,973件 | 4,578件 | 2,584件 | 1,238件 | 2,087件 |
ワークポート | 95,504件 | 2,586件 | 4,854件 | 41,772件 | 4,959件 | 10,923件 | 14,974件 | 4,669件 | 2,543件 | 8,196件 |
ヒューレックス | 23,865件 | 509件 | 5,987件 | 6,108件 | 1,726件 | 3,683件 | 1,631件 | 754件 | 367 | 2,796件 |
リージョナルキャリア | 31,752件 | 486件 | 147件 | 930件 | 2,022件 | 3,381件 | 825件 | 1,339件 | 1,414件 | 2,093件 |
※カッコなしは公開求人数、カッコ内の数字は非公開求人数を表す(2024年4月23日集計)
では、これからおすすめエージェントを紹介していきます。UターンやIターンの転職を検討している方は、上の表と合わせて記事本文も参考にしてみてください。
Contents
Uターン転職とは
Uターン転職とは、地方に住んでいた人が都市部で就職し、そののち地元に戻って地元で仕事に就くことをいいます。たとえば東北出身の人が東京の大学に進学してそのまま東京で就職、その後東北に戻って転職するような場合です。
ここでいう「都市部」は東京とは限らず、大阪など地方の大都市も当てはまります。たとえば四国出身の人が大阪でいったん働いて四国に戻るのもUターン転職です。
Iターン転職・Jターン転職との違い
Uターン転職に似た言葉に「Iターン転職」「Jターン転職」があります。
Iターン転職は、都市部出身の人が地方に引っ越して転職することです。たとえば東京で生まれ育ち就職して働いていた人が、北陸に引っ越してそこで働くことをいいます。
Jターン転職は、地方出身の人が都市部で就職し、その後で自分の地元ではない別の地方に転居・転職することをいいます。たとえば北海道出身の人が東京で就職したのち沖縄に引っ越して働くような場合です。
Oターン転職とは
さらに「Oターン転職」と呼ばれる転職パターンもあります。これは、Uターン転職した人が結局都市部に戻って転職することです。Oターン転職はUターン転職がうまく行かなかった例とも言えます。
【大手総合型】Uターン・Iターン・Jターンに強い転職エージェント
では、Uターン・Iターン・Jターン(以下「U・I・Jターン」)に強い転職エージェントをご紹介します。まず、全国の求人を多数保有する大手の総合型の転職エージェントです。この記事では以下の5つのエージェントについて解説します。
- doda
- リクルートエージェント
- マイナビエージェント
- パソナキャリア
- ワークポート
この中から最低1~2か所に登録するのが目安です。なお記事中で拠点についても触れていますが、自分の地元に拠点がなくてもオンラインで対応してくれることが多くあります。拠点があれば対面で相談できるなどのメリットがありますが、ない場合もまずは対応可能か問い合わせてみましょう。
では、順に見ていきます。
doda
dodaは、人材ビジネス大手のパーソルグループが提供する転職サイト。エージェントサービスと一体型で、アドバイザーによるサポートも受けられます。
基本データ
- 公開求人数: 240,035件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:応募書類や面接対策のサポート、転職活動の手続き代行、スカウトサービス、年収査定、合格診断、レジュメビルダー、各種オンライン診断(自己PRなど)
- 拠点:東京・横浜・札幌・仙台・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島
- URL:https://doda.jp/consultant/
おすすめポイント
dodaは求人数が多いのが大きなメリットです。どの地方の求人も多いため、U・I・Jターンを希望するなら役立つでしょう。また非公開求人も条件が良いものが多いと高評価を受けています。
サイトとエージェントの一体型なので、自分で求人を探して応募することも可能です。
口コミ
dodaのサービスの感想としては、サービス利用者それぞれに担当者が付くのとは別に、企業と直接やり取りをしている担当者とコミュニケーションが取れる点が良いと思いました。通常の担当者は知らない独自の情報や、個別に面接調整などもして頂け、遠方で求職活動を行う身としては大変助かるサービスでした。(引用元:BEST WORK)
専任のコンサルタントさんが1名ついてくださり、キャリア面談 求人紹介、面談の調整まですべて担当してくれたので自分が思っている通りの求人を紹介してもらうことができました。非常に親身になって話を聞いてくれて、面談の感想や今後の悩みなども素直にお話することができました。(引用元:みん評)
コンサルタントは、混み合っていて対応出来ません…と言う反応ばかりです。求人の紹介も、全く希望職種では無い企業や希望勤務地も、全く希望していない所からのメールばかりでした。(引用元:みん評)
リクルートエージェント
「リクルートエージェント」は、人材ビジネス大手のリクルートが運営する転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:公開求人386,225件 / 非公開求人334,402件 (2024年4月23日現在)
- 提供サービス:提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供
- 拠点:東京・北海道・宮城・宇都宮・さいたま・千葉・横浜・金沢・新潟・長野・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡
- URL:https://www.r-agent.com/
おすすめポイント
リクルートエージェントもその求人数の多さが特長です。営業・技術系を中心にあらゆる業種・職種をカバー。地方の求人も多いのですが、それだけでなく拠点も全国に広がっておりU・I・Jターン含めた地方での転職で頼もしい存在です。
また業界に精通したアドバイザーが在籍しており、希望の業種の専門的な知識のあるアドバイザーにアドバイスしてもらえます。総合型ながらITや管理職など主な条件については専門のページもあり、使いやすいのも人気の理由です。
口コミ
私が支部の存在しない遠隔地に在住だったため、実際にオフィスでの対面は難しく、メールと電話での対応に終始しましたが、選考が進んで模擬面接(想定させる質問への対処方法アドバイス)も丁寧にご対応いただけたことが、実際の面接時の自信にもつながり最終的に内定をいただけたと感謝しております。(引用元:みん評)
私は地方都市に暮らしているので都会ほどには求人は多くないかなと思っていたのですが、私が希望するエリアの求人も多かったです。(引用元:BEST WORK)
たくさんの募集があるので、選ぶ選択肢は広くてよかったと思います。でも、自分の探している地域の情報がかなり少なかったと思います。やはり、田舎の方だと少ないのかな?と思いました。(引用元:みん評)
マイナビエージェント
「マイナビエージェント」は、人材サービス大手のマイナビグループによる転職エージェントサービスです。
基本データ
- 公開求人数:求人総数72,363件/非公開求人14,405件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:エージェントサービス
- 拠点:東京・大阪・神奈川・北海道・宮城・名古屋・京都・兵庫・福岡
- URL:https://mynavi-agent.jp/
おすすめポイント
全国に拠点があり地方の求人も充実しているので、大都市圏以外で仕事を探している人にも適しています。とくに20代・30代の求人が多く、Uターン転職を意識する年齢に当たる30代におすすめです。
履歴書や職務経歴書のサポートも充実、初めての転職でも安心して利用できます。オリコン顧客満足度調査の転職エージェントの部で2023年・2024年連続で1位となっているなど、高い評価を受けています。
口コミ
良かった点 ・地方都市に住んでいたが、首都圏での就職を希望しており、担当の方は転職サポートも大変だったと思うが、親身になってサポートしてくれたこと。(引用元:BEST WORK)
他に登録していたエージェントさんがイマイチだったので登録していました。求人数こそ劣りますが、無駄に情報量が多くなく混乱することなくじっくり応募できました。また、面接前や面談後には多すぎると思うけど電話をくださりとても助かりました。(引用元:みん評)
Uターンで転職をしたいと思い登録して使い始めましたが、希望している勤務地と全く違う勤務地の会社を紹介されたり、勤務地が合っていても業種が全く希望していない業種を紹介されたりして、色々と言っても直らないので散々でした。(引用元:みん評)
パソナキャリア
「パソナキャリア」は、人材派遣会社の株式会社パソナによる転職エージェントです。ハイクラス、女性の転職にも強みがあります。
基本データ
- 公開求人数:35,783件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:エージェントサービス、スカウトサービス
- 拠点:47都道府県
- URL:https://www.pasonacareer.jp/
おすすめポイント
パソナキャリアは最大手に比べると求人の数は少ないものの、全都道府県に拠点があるのがU・I・Jターン転職に対して強みとなっています。サービスとしては、書類選考通過の可能性が上がるパソナプラチナオファーやスカウトサービスが特長です。
サービスの高い品質により、オリコン顧客満足度調査の転職エージェントランキングでは2019~2022年の4年連続No1となっています。
口コミ
仕事の内容、勤務地によりパソナキャリアのネットワークを生かして、他の拠点での案件も紹介していただける。(引用元:BEST WORK)
こちらの要望や条件及び意見とかを参考にしつつ、エージェントの方が適している求人案内を提供してくれたり、非公開求人とかの紹介もしてくれるため、資料とともに比較をしていくことが可能となっています。(引用元:BEST WORK)
当初の説明内容と実際の対応は全く違っていた。Iターンを希望しているのに紹介する会社は都内の会社ばかり。(引用元:みん評)
ワークポート
「ワークポート」は、IT専門ではありませんがITに強い転職エージェントです。国内の拠点の数が多く、U・I・Jターン転職の味方です。
基本データ
- 公開求人数:95,504件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:履歴書・職務経歴書作成ツール、適性検査、リスキリング転職サービス
- 拠点:北海道・青森・岩手・宮城・福島・茨城・栃木・群馬・埼玉・千葉・東京・神奈川・新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・岡山・広島・香川・愛媛・高知・福岡・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄
- URL:https://www.workport.co.jp/
おすすめポイント
国内拠点44か所と数が多くカバーしているエリアが広いので、地方在住でも頼りになるでしょう。地元の案件が探しやすいほか、対面の相談を希望するときなども安心な体制となっています。
業界・業種でチームになった「転職コンシェルジュ」が専任で対応。2024年まで3年連続でオリコン顧客満足度調査 転職エージェント 高評企業となっています。IT特化型ではないにもかかわらずIT系に強いのが特長ですが、その他の求人はやや少ないのでご注意を。
口コミ
担当の方が、すごく親身になってくれて段取りも良くて!過去にも他に転職サイトを利用したが、だいたい嫌な気分で帰る事が多かった、、、ワークポート宮崎は、最高でした。ありがとうございました、(引用元:みん評)
面談が丁寧で基本的に対応のレスが早い。利用者専用サイトの使いやすさは断トツ。進捗はわかりやすいし、過去の面接感想とかも見られるし便利。(引用元:みん評)
年齢いってると紹介があまり無い、そして、No. 1と言われてる割には関東は都内ばかりで近県は難しい。(引用元:みん評)
【特化型】Uターン・Iターン・Jターンに強い転職エージェント
次に、Uターン・Iターン・Jターンに特化した転職エージェントをご紹介します。次の2つです。
- ヒューレックス
- リージョナルキャリア
地方での転職を希望するならぜひ登録しておきたいところです。順に見ていきましょう。
ヒューレックス
「ヒューレックス」は地方の転職に強い転職エージェントで、U・I・Jターンにも積極的に対応しています。
基本データ
- 公開求人数:23,865件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:応募書類の添削、面接トレーニング、企業への交渉
- 拠点:仙台・東京・名古屋・大阪・福岡
- URL:https://www.hurex.jp/
おすすめポイント
日本各地の地元企業の非公開求人を多数保有しています。仙台に本社があるためとくに東北の転職に強く、東北エリアの求人数は特化型としては最大級でしょう。またU・Iターンなどに特化しているだけあり、出張相談会やWeb相談会も実施。さらにU・I・Jターンでの転職決定後のサポートとして、連携する不動産会社を通じて転居先を案内するほか、さまざまな情報提供も行っています。
1人のコンサルタントがワンストップで対応してくれるのでやり取りもスムーズ。満足度の高い転職エージェントの1つです。
口コミ
東北地方の求人に強いとのことで応募したところ、希望条件とキャリアアップも含まれた他のサイトには掲載されていない求人を、数件ご紹介頂きました。地方で働きたい私にはマッチした転職エージェントだと思いました。(引用元:Google Map)
地域に密着した転職エージェントだからこそ、普通に探したら出てこないような「個別の条件に合った求人」を的確に提案していただけたり(←ここが一番の転職成功の要因だったと思います)、応募先の社内の雰囲気や社長の人柄などを事前に聞けたため不安も少なく、転職活動を進めることができました。(引用元:Google Map)
地元求人が豊富とか、地元で働きたい人は〜という文言だったので登録したことがあるがハイキャリアしか受け付けていないのか、カウンセリングすらしてくれなかった過去あり。(引用元:Google Map)
リージョナルキャリア
「リージョナルキャリア」は、創業以来一貫してU・Iターン転職の支援を行っている転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:12,466件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:エージェントサービス
- 拠点:北海道・宮城・茨城・栃木・群馬・東京・新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知・三重・大阪・岡山・広島・徳島・香川・愛媛・福岡・熊本・大分・沖縄
- URL:https://www.regional.co.jp/
おすすめポイント
全国に25の拠点を展開しており、地域の情報や生活情報の提供も行っています。エリア別に電話やオンラインの個別相談会を実施したり、セミナーを実施したりしています。
各営業所に別エリアにも対応できるコンサルタントが在籍していることもあり、コンサルティングの品質が高いのもU・I・Uターン希望者から広く信頼を得ている点です。
口コミ
Iターン・Uターンに対応する求人がかなり多かったので、私のように東京で就職しているタイプでも気軽にチャレンジできるように感じました。(引用元:みん評)
親が高齢になり、今後、介護する事も視野に入れて、地元に戻りたいと思っていました。大手の求人サイトにも地方の求人はありますが、数が限られており、応募したいと思える求人がなかなか見つかりませんでした。そんな時、ネットでみつけたのがこの求人サイトです。早速登録してみたところ、興味深い求人が多数あり、現在、数社に応募書類を提出している状況です。(引用元:みん評)
メールで簡単な項目だけ聞き取り、「その様な求人は限られます。もし求人があれば紹介します」と一言。その後、一切何の連絡もありません。(引用元:みん評)
【地元密着型】Uターン・Iターン・Jターンに強い転職エージェント
次に、地元密着型の転職エージェントをエリア別にご紹介します。
- 【北海道】ジョブキタ紹介
- 【東北】リブライト
- 【関東】type転職エージェント
- 【中部】ココカラ転職
- 【東海】パーソネル
- 【関西】タイズ
- 【中国】キャプラ転職エージェント
- 【山陰】鳥取・島根求人ドットコム
- 【四国】リージェント
- 【九州】ASO HUMANEY CENTER
- 【沖縄】ジョブアンテナエージェント
地元密着型の転職エージェントはその地域の商習慣や企業の傾向の情報を持っており、転職に役立つ情報を提供してもらえます。さらにそれだけでなく、生活面の注意点などにも詳しいのが一般的です。地元密着型のエージェントにも登録をおすすめします。では、順に見ていきましょう。
【北海道】ジョブキタ紹介
「ジョブキタ紹介」は、北海道で50年以上にわたり求人事業を展開する「北海道アルバイト情報社」の運営する転職エージェントです。
基本データ紹介
- 公開求人数:非公開
- 提供サービス:応募書類アドバイス
- 拠点:札幌・旭川・函館・恵庭・帯広・釧路・苫小牧・北見・小樽・室蘭・岩見沢
- URL:https://www.jobkita.jp/hrs/
おすすめポイント
ジョブキタ紹介は転職エージェントですが、姉妹サービスに転職サイトの「ジョブキタ」もあります。いずれも扱っている求人のほとんどすべてが北海道の求人です。東京・大阪・名古屋でU・I・Jターンの相談会を実施しており、北海道へのU・I・Jターン転職の強い味方です。
ITエンジニア・Web業界に強みがあるほか、介護や外国人向けの専門サイトもありそちらにも力を入れています。
【東北】リブライト
「リブライト」は、仙台で人材ビジネスを行っている東洋ワーク株式会社による転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:185件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:書類作成や面接のノウハウ提供、条件交渉、日程調整、入社後のサポート
- 拠点:仙台
- URL:https://www.rebright.co.jp/
おすすめポイント
仙台・大阪・東京の求人に強みがあります。転職活動スタート時のカウンセリングから転職後のサポートまで、コンサルタントによる総合的なサポートが受けられるので安心してU・I・Jターン転職の活動を進めることが可能です。
面談・相談は、対面のほか電話やSkypeにも対応。U・I・Jターン希望者に考慮した対応が受けられます。
【関東】type転職エージェント
「type転職エージェント」は、転職サイトでも高い信頼を得ているtypeが運営する転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:27,603件、非公開求人数:17,606件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:応募書類のサポート、応募手続き代行、面接対策、年収交渉、入社日交渉
- 拠点:東京
- URL:https://type.career-agent.jp/
おすすめポイント
type転職エージェントは総合型のエージェントとして大手とともに紹介されるほど評価の高いエージェントです。地方の求人もありますが、関東の首都圏にとくに強いのが特長です。
ジャンル特化のページがあるのも特色となっており、女性、IT・Web業界、ものづくり・メーカー、営業職、ハイクラスの求人は特化のページから確認できます。
【中部】ココカラ転職
「ココカラ転職」は、石川・富山・福井・新潟・長野のU・I・Jターン転職に強い転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:2,471件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:
- 拠点:金沢・富山・福井・新潟・高岡・長野
- URL:https://tenshoku.co-co-color.com/
おすすめポイント
上記5県はそれぞれ専門サイトがあります。地元密着型で、5県に本社がある企業の求人が90%以上となっています。もちろんU・I・Jターン転職も応援。手続きや面接の調整を代行してもらえるほか、家族構成や生活スタイルに合わせた住居や教育環境などの情報も提供可能です。
一次面接通過率は約70%、最終面接通過率は95%以上と非常に高い水準。手厚い準備のサポートが受けられる表れです。職種については技術職・エンジニアの転職に強いのが特色です。
【東海】パーソネル
パーソネルは、名古屋・東海エリアに特化した転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:637件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:職務経歴書添削、面接日程調整、面接指導、条件交渉、退職アドバイス、転職後の相談
- 拠点:名古屋・大阪・東京・浜松
- URL:https://www.perso.co.jp/
おすすめポイント
東京・大阪にはカウンセリングルームがあり、出張相談にも対応。名古屋など現地に向かわなくても相談が可能で、首都圏や関西圏在住で東海地方へのU・I・Jターン転職を希望する人なら効率的に転職活動することができるでしょう。
求人は東海4県に本社のある企業が全体の80%、さらに求人の85%が非公開求人です。また東海地区の企業が気にするポイントを押さえた面接指導が受けられるので、内定に大きく近づくことができます。
【関西】タイズ
「タイズ」はメーカー専門のエージェントで、大阪に本社があるため関西の求人を多数扱っています。
基本データ
- 公開求人数:7,629件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:応募書類の添削、面接アドバイス日程調整の代行、年収交渉、退職交渉のサポート
- 拠点:大阪・東京
- URL:https://www.ee-ties.com/
おすすめポイント
全国の求人を扱っていますが、約半分が関西エリアの求人で関西に強いのが特長。優良メーカーとの太いパイプがあり、上場企業の求人も多数保有しています。メーカー希望なら要チェックです。
また求人を紹介する際は、データ化しにくい「社風、働きごこち、会社の将来性、スピード感、やりがい」を重視する「アナログマッチング」で入社後のギャップが少ない提案をしてくれます。
【中国】キャプラ転職エージェント
「キャプラ転職エージェント」は、岡山・広島・香川・愛媛の瀬戸内エリアの求人に強い地域密着型の転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:2,047件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:web面接の依頼・調整、面談スケジュールの調整、給与・待遇など条件交渉、入社日調整
- 拠点:岡山・広島・愛媛・東京
- URL:https://www.capla-tensyoku.jp/
おすすめポイント
U・Iターンに力を入れており、U・Iターンの実績のある企業の求人を保有。また転職活動しやすいよう、首都圏・関西圏でU・Iターン転職の出張相談会も行っています。Iターン希望者向けには、通勤などに適した転居先の参考になる地元の情報も発信。さまざまな面でサポートを行っています。
マッチングについては、「コネ転」を謳い、地元有力企業との間に強力なパイプがあるからこその人脈を転職に利用してもらっています。
【山陰】鳥取・島根求人ドットコム
「鳥取・島根求人ドットコム」はその名の通り鳥取と島根の求人に特化した転職サイトですが、エージェントサービスも行っています。
基本データ
- 公開求人数:528件(正社員の求人のみ 2024年4月25日現在)
- 提供サービス:面接日程調整、書類作成アドバイス、面接対応、面接同席、入植後の定期的なカウンセリング
- 拠点:倉吉・鳥取・米子・松江
- URL:https://tottori-shimane-kyujin.com/
おすすめポイント
鳥取・島根エリアの地元密着・特化型としては最大級の求人数です。転職サイトとの併用型なので、自分で求人を探して応募することも可能です。
職場の基本条件のほか、雰囲気などの情報も提供。またサイトではU・I・Jターン転職に役立つ地元の情報も発信しています。
【四国】リージェント
「リージェント」は、四国の求人に特化した転職コンサルティングサービスです。
基本データ
- 公開求人数:非公開
- 提供サービス:エージェントサービス
- 拠点:香川・東京・大阪
- URL:https://www.r-regent.jp/
おすすめポイント
地元四国での転職はもちろん、四国の求人情報を四国以外のエリアに住んでいるUターン・Iターン希望者向けにも提供。Uターン・Iターン転職希望者向けに、オンラインセミナーを実施しています。もちろんコンサルタントは四国在住、四国の企業と独自のネットワークを持っています。
きめの細かいサポートが認められ、リクルート主催の『GOOD AGENT AWARD 2022』で特別賞を受賞、『GOOD AGENT AWARD 2021』では金賞を受賞しています。
【九州】ASO HUMANEY CENTER
「ASO HUMANEY CENTER」は、福岡に本社がある人材ビジネス企業による九州・福岡の求人に強い転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:197件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:応募書類添削、面接対策、面接日程調整、面接同行・同席、年収交渉
- 拠点:福岡・東京・大阪・神戸・京都・広島・山口・大分・長崎・熊本・宮崎・鹿児島
- URL:https://tenshoku.ahc-net.co.jp/
おすすめポイント
福岡ではU・Iターン転職希望者向けの個別相談会を随時実施。また福岡になかなか行けない首都圏在住のU・Iターン転職希望者向けに、東京でも相談会を定期的に実施しています。
U・Iターン歓迎の求人も保有しており、企業によっては引っ越し代支給の求人もあります。
【沖縄】ジョブアンテナエージェント
「ジョブアンテナエージェント」は、沖縄に特化した地域密着型の転職エージェントです。
基本データ
- 公開求人数:2,316件(2024年4月23日現在)
- 提供サービス:エージェントサービス
- 拠点:沖縄・福岡・熊本・京都
- URL:https://www.jobantenna.jp/agent/
おすすめポイント
沖縄県在住者向けだけでなく、U・Iターン転職もサポート。しかも転職プランナーは県内出身者だけでなくU・Iターン経験者が多数在籍しています。沖縄以外でも上記の拠点で地域密着型の転職エージェントサービスを提供中です。
サイトからは気になる企業に「いいかも!」「で~じいいかも!」を送ることができます。企業にアピールできるほか応募前のミスマッチを避けることが可能です。
Uターン・Iターン・Jターンに強い転職サイト
ここまでは転職エージェントについて解説してきましたが、次にU・I・Jターンに強い転職サイトについてまとめます。次の3つのサイトです。
- ビズリーチ
- リクナビNEXT
- はたらいく
遠隔地への転職はエージェントを利用するとコンサルタントのサポートが受けられて心強いですが、自分で仕事を探して応募できる転職サイトも組み合わせるのがおすすめです。では、順に見ていきましょう。
ビズリーチ
「ビズリーチ」は厳密にはスカウト型の転職サイトで、エージェントではありません。登録するとヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられます。
ハイクラス求人に強みがあるのが大きな特長。もちろんU・I・Jターン歓迎の求人もあり、相談すれば借り上げの住宅を用意してくれる場合もあります。
ヘッドハンターや企業からのスカウト経由で転職活動ができますが、もちろん自分で気になった求人に応募することも可能です。無料プランと有料プランがあり、有料プランは制限なく求人に応募することができます。
リクナビNEXT
「リクナビNEXT」は、大手の株式会社リクナビによる定番の転職サイトです。求人の数が多いのが特長で、全国の求人を扱っているだけでなくU・I・Jターン歓迎の求人も多数あります。
サイト上で利用できるツールが便利なのに加えて、サイトの見やすさや使いやすさにも定評があります。たとえば「気になるリスト」を使うと、気になる企業や後でゆっくりチェックしたい企業をリスト化できるほか、気になるに追加した企業から面接のオファーが来る可能性があります。
はたらいく
「はたらいく」は、各都道府県内に本社のある地元企業・中小企業の求人が多く地元で仕事を探す人向けの転職サイトです。U・I・Jターン、Jターン希望者にも最適です。
職歴やスキルといった目に見える条件だけでなく、人と仕事の出会いを大切にしています。求人のよいところだけでなく大変なところも正直に記載する「せきらら求人」など、ミスマッチをなくす仕組みもあります。運営は人材ビジネス大手のリクルート社です。
Uターン転職のやり方
次に、Uターン転職のやり方について解説します。以下の流れが一般的です。
- STEP①情報収集(Web・現地訪問)
- STEP②転職活動
- STEP③引っ越し・退職の準備
- STEP④移住・入社
それぞれのステップについて見ていきましょう。
STEP①情報収集(Web・現地訪問)
まず初めに、情報収集を行います。
U・I・Jターン転職では、生活環境について情報を集めることが大切です。家賃の相場や物価、交通機関や主な通勤手段などを調べましょう。Uターン転職ならその土地の事情も多少わかるかもしれませんが、IターンやJターンは事情を知らない環境へ転居して生活することになります。この作業は必須で、なおかつ念入りに行う必要があります。
自治体が発信している情報のほか、これまで見てきたように転職エージェントが情報を提供している場合もあります。また自治体によってはU・I・Jターンで移住すると補助金がもらえる場合もあるので、自分が条件を満たすかどうかも確認しましょう。
生活環境だけでなく、もちろん求人の情報収集も大切になります。希望エリアの求人もチェックして、雰囲気や傾向をつかみましょう。情報を集めたうえで、転職における希望の条件を整理します。
遠隔地からの情報収集になるため、方法はインターネットが中心になるでしょう。しかしインターネットだけでなく、実際に現地を訪問することも大切です。行ってみないとわからないこともあるからです。本格的に活動を始める前に下見に行くことをおすすめします。U・I・Jターン転職は、失敗したときのリスクが大きくなります。とくに家族とともに転居する場合はなおさらです。転職や転居の前に、本当に問題ないかよく相談・確認しておくことが成功の大前提です。
STEP②転職活動
情報収集と検討を済ませてから転職活動を始めます。離れた場所での転職活動となるため、転職エージェントや転職サイトの利用が中心になるでしょう。エージェントは、求人の多い大手の総合型と地域密着型を組み合わせるのがポイントです。遠さというハンデをカバーするためにも、地域密着型のエージェントは連絡のレスポンスのよいところを選びましょう。またエージェントを利用すると、企業にオンライン面接などを交渉してくれる場合もあります。
そのほか基本的な活動方法に関しては、深い自己分析を行い、企業研究をしたうえで会社を探すのは通常の転職活動と同じです。ただしとくにU・I・Jターンで求められることとして、企業への志望動機だけでなくなぜ地方での転職を決心したのか理由の説明があります。説得力のある説明ができるように準備しておきましょう。キャリアプランやライフプランニングを明確にしておく必要があります。
STEP③引っ越し・退職の準備
内定が出てから、引っ越しや退職の準備に着手します。春や秋など人事異動のシーズンはよい物件が埋まりやすく、転居先を見つけるのが大変なこともあります。内定が出たらできるだけ早く転居先探しを始めましょう。
現在の会社・転職先どちらにも迷惑のかからないよう、引っ越しなどの準備をしながら引継ぎして予定通り退職・入社できるようにしなくてはなりません。入社日の設定は注意して行いましょう。
STEP④移住・入社
退職したら、いよいよ移住・入社です。引っ越し先が近い場合はともかく、離れている場合は転居後は気楽に行き来できなくなります。もろもろの処理をやり残すことなく新しい生活に切り替えることが大切です。しっかりスケジュールを組んで、それに向けて準備するようにしましょう。
Uターン・Iターン・Jターン転職の注意点
最後に、U・I・Jターン転職の注意点についてまとめます。以下の点が挙げられます。
- 求人が少ない
- 企業文化の違いを理解、受け入れる
- 生活面でも地域のしきたりや価値観などを理解する
- 年収がダウンする可能性が高い
- 情報が得にくい中での活動を覚悟する
1つずつ見ていきましょう。
求人が少ない
都市部に比べ、地方は求人の数が少ないのが実情です。そのため、希望通りの条件の仕事が見つかるとは限りません。希望の条件をリストアップしたら優先順位をはっきりさせて、妥協できることとできないことを決めておきましょう。
なお年収が下がっても、地方は物価が安いところも多く生活水準は変わらない可能性もあります。条件を決める際はその点を考慮する必要があります。
企業文化の違いを理解、受け入れる
都市部と地方とでは、企業文化が違うこともあります。一般に都市部では専門的なスキルをもとに業務が細分化されていますが、地方ではオールマイティーに対応する必要があることが多い傾向があります。専門職であっても雑用もこなさなくてはならないケースは珍しくありません。
企業文化の違いの理解は、自己PRにもかかわります。「都会の先進的なやり方を地方に教えてやる」というような意識だと、地方の企業が求めるものとズレが生じやすくなるでしょう。その結果、採用される可能性が低くなってしまいます。仮に入社したとしても、反発を受ける可能性もあります。
優劣ではなく、考え方の差ととらえて受け入れるようにしましょう。意見したり改善したりしていくのは、職場に溶け込んでからの方がスムーズかつ実を結びやすくなります。
生活面でも地域のしきたりや価値観などを理解する
生活面でも同様に、都市部と地方とでしきたりや価値観に違いがあります。
よく言われるのは、地方は人間関係が密で温かみがある反面、都市部よりも深い近所づきあいが求められ時間も取られてしまうということです。要は自由にならないことも増えるということです。
地域に溶け込むためには、ある程度の妥協や協調性も必要になります。とくにIターン・Jターンの場合はそれまで縁のなかった土地で転職するので、価値観の違いが摩擦やあつれきを生んでしまう可能性が高くなります。その土地の価値観についても情報を集めて理解しておきましょう。
年収がダウンする可能性が高い
地方への転職では年収がダウンする可能性が高いと言えます。地方は物価が安い傾向があるからです。そのためすでに述べた通り、必ずしも生活水準が下がるとは限りません。
ただしライフプランや介護費用の捻出など、妥協できない事情があるケースもあるでしょう。そのような場合、都市部の会社でフルリモート可のところの方がよい可能性もあります。
情報が得にくい中での活動を覚悟する
U・I・Jターンの転職では、情報が得にくい中で転職活動しなければならずその覚悟をしておかなくてはなりません。遠距離からの転職活動になるため、自分で行って確かめるといったことが困難だからです。
それだけに、信頼できる現地のパートナーの存在が重要となります。転職エージェント選びはしっかり行いましょう。コンサルタントが合わないと感じたら、交代してもらえないか打診するべきです。
ただし良くも悪くも、コンサルタントがその土地の人の感覚を代表している可能性もあります。複数のエージェントに登録して、客観的に判断できる環境を整えておきましょう。自分にとって面白くないことを言うからといっても、場合によっては自分がそれを受け入れるべきかもしれません。
転職エージェントで地方での再スタートを
U・I・Jターンの転職では、現地で自分の代わりに動いてくれる転職エージェントは大変頼りになる存在です。自分に合った転職エージェントを見つけて、地方での新しい職場と生活のスタートに役立てましょう。その際はぜひこの記事をあなたの転職活動にお役立てください。