【求人|令和6年4月採用】
熊本県南阿蘇村で地域おこし協力隊を募集中!
農業と観光が基幹産業の村に新たな創造力を!

阿蘇山と外輪山の間に位置し、標高300メートル以上の高地に広がる熊本県南阿蘇村。世界最大級の阿蘇カルデラの南部にある村では、2016年の熊本地震を境に著しく人口減が進み、そこからの復興が果たされつつある今、積極的な移住者受け入れを行っています。約1万人が暮らす村では、2017年から地域おこし協力隊の募集をスタート。これまでにOB・OG含めて40名以上が活躍し、協力隊員の力が地域を元気にする重要なキーになりつつあります。

南阿蘇村では現在、新たな地域おこし協力隊員を募集中です!

次の4つのプロジェクトで、地域の発展のために活躍いただける方を求めています。

①新規就農プロジェクト(募集人員:5名)

②有機農業推進プロジェクト(募集人員:2名)

③そば振興プロジェクト(募集人員:1名)

④地域経営組織推進プロジェクト(募集人員:若干名)

⑤移住・定住プロジェクト(募集人員:1名)

 

活動内容とミッション

①新規就農プロジェクト(募集人員:5名)

手厚いサポートで農業を学びながら独立就農を目指そう!

全国的な高齢化により、約1万人が暮らす南阿蘇村でも農業従事者の高年齢化が進み、村の基幹産業である農業の担い手不足が深刻になりつつあります。そうした状況を改善するため、2021年に村の100%出資による「南阿蘇村農業みらい公社」を設立。小学校の旧校舎をリノベーションしたこの施設は、担い手のいなくなった耕作地と農地取得希望者との橋渡しを行っているほか、新規収納希望者を育成する場としても機能しています。

「新規就農プロジェクト」では、この南阿蘇農業みらい公社を拠点に、公社主導による作物の栽培で農業の基礎を学びつつ、将来的な村内での独立就農を目指していただきます。

<主な業務>

・村内の農地を活用した栽培技術習得研修
(米・麦・大豆・雑穀・露地野菜等の土地利用型作物を中心とし、施設園芸は除く)

・有機農業に関する研修

・村内の中核農家や農業生産法人等での実践研修(30時間/月以内)

・旧両併小学校での座学研修

・村内の農業者との交流

・熊本県農業アカデミー等への参加

・田舎ぐらし研修(地域の行事や共同作業に参加)

▼詳しい募集条件は南阿蘇村公式ホームページの募集要項をご覧ください▼
https://www.vill.minamiaso.lg.jp/kiji003809/index.html

 

②有機農業推進プロジェクト(募集人員:2名)

「有機農業に携わる夢」を南阿蘇で果たそう!

南阿蘇村は2022年に、全国に先駆けて「オーガニックビレッジ宣言」を行いました。現在、村を挙げて有機農業の推進に力を入れています。標高400m以上の高冷地に位置し、害虫の発生が比較的少ない村は、有機農業や環境保全型農業に適した環境であり、既に、水稲、ソバ、ゴマ、ニンニク等の栽培で環境にやさしい農業を実践する方も少なくありません。

「有機農業推進プロジェクト」では、有機農業の推進や生産物の販売拡大に力をお貸しいただける方を求めています。食の安心・安全志向から、今後ますますニーズの高まりが予測される有機農業について学ぶ意欲があり、広報・PRの一環を担いたいという方をお待ちしています。

<主な業務>

(1)南阿蘇村環境保全農業推進協議会事務
・水田オーナー制度
・フォトコンテスト、講演会などの計画及び関係者との調整
・ホームページの更新
・環境保全型農業直接支払交付金に関する事務

(2)有機農産物の推進事務
・有機農産物の実態把握及び推進計画の策定
・「あそ望の郷みなみあそ」等での有機農産物販売計画及び関係者との調整

▼詳しい募集条件は南阿蘇村公式ホームページの募集要項をご覧ください▼
https://www.vill.minamiaso.lg.jp/kiji0032800/index.html

 

③そば振興プロジェクト(募集人員:1名)

「食のブランディング」に興味のある方は必見!

九州と蕎麦というとあまりイメージが結びつかないかもしれませんが、南阿蘇村は西日本でも有数の蕎麦産地です。標高400m以上の高冷地にあり、排水の良い火山灰土壌と「日本名水百選」の白川水源に代表される清らかな水に恵まれた村は、上質な蕎麦の生産に適しており、村内の農家では古くから各家庭で蕎麦が栽培され、そばがきにして食べられるなど、郷土食に蕎麦が根付いてきました。また、観光の中核施設「道の駅 あそ望の郷くぎの」には、そば打ち体験ができる「そば道場」があり、在来品種である「くぎのそば」は重要な観光資源になっています。

2019年には蕎麦専用の加工施設が新設され、低温加工による高品質な蕎麦粉の大量生産が可能になり、2020年は118トンの蕎麦を生産。その量は年々増えつつあります。そのような中、「そば振興プロジェクト」では、南阿蘇ブランドの蕎麦の生産と販売の拡大など、産業振興を担ってくださる方を求めています。

<主な業務>

・南阿蘇村産そばの販売

・販路拡大のための営業活動及び商品開発

・そば生産に係る事務処理及び現場管理

・村内の農業者との交流

・田舎ぐらし研修(地域の行事や共同作業に参加)

▼詳しい募集条件は南阿蘇村公式ホームページの募集要項をご覧ください▼
https://www.vill.minamiaso.lg.jp/kiji0032799/index.html

 

④地域経営組織推進プロジェクト(募集人員:◯名)

年間約300万人が訪れる村で観光業に関わるチャンス!

観光業は農業と並ぶ南阿蘇村の基幹産業です。村内には、“五岳五湯”からなる「南阿蘇温泉郷」、阿蘇の草原の雄大さを実感できる「草千里ヶ浜」、洞窟にできた空洞が猫のシルエットに見える「免の石トレッキング」のほか、多彩なキャンプサイトが点在し、自然を満喫できる観光資源が数多くあります。2016年の熊本地震により観光業にも大きな打撃を受けた村では、2017年に発表した「観光客V字プロジェクト」の推進により再び観光客が増加中。現在は宿泊を含んだ滞在型観光に向けた魅力発信や、外国人旅行者がストレスなく観光できる環境づくりに力を入れています。

「地域経営組織推進プロジェクト」では、観光の発信基地「みなみあそ観光局」の運営に協力し、南阿蘇観光案内所での観光案内や観光誘致のための情報発信などを担っていただきます。

<主な業務>

・地域経営組織「みなみあそ観光局」における運営業務

・外国人を含む観光客への対応、情報発信

・観光素材の発掘、磨き上げ、情報発信

・アクティビティ、観光商品の企画、開発

・地域と連携する支援企画の立案、調整、実施

・その他、事業に付随する業務全般

※募集条件等は詳細が決まり次第、南阿蘇村公式サイトでお知らせします。

 

⑤移住・定住プロジェクト(募集人員:1名)

※詳細が決まり次第、南阿蘇村公式サイトでお知らせします。

 

南阿蘇地域おこし協力隊の実際の活動内容をお知りになりたい方は、南阿蘇村のホームページに公開されている地域おこし協力隊タブロイド紙『ヒトコト録』をぜひご覧ください。現役協力隊員の家入明日美さんが編集・執筆したこちらの冊子には、先輩協力隊メンバーのリアルな声がまとめられています。また、雑誌『TURNS vol.63』に掲載されている「地域ルポ 南阿蘇村」でも、隊員たちの活躍を詳しくご紹介しています。

▼南阿蘇村・地域おこし協力隊タブロイド紙「ヒトコト録」は画像をクリック!▼

 

活動に必要な車両やパソコンなどは南阿蘇村で準備いたします。また、活動期間中に企画し、村が必要と決定した経費は助成します。任期後も起業を目指す方向けの補助制度を設けており、そのほかにも定住に向けたさまざまな支援制度で移住者の方々をサポートしています。

南阿蘇村は暮らしの魅力もいっぱい。見渡す限りの山岳風景に囲まれ、世界最大級のカルデラという特異な地形にある村の景色は一度訪れたら魅了されること間違いなし。そんな素敵な村で地域の力になってみませんか?

 

南阿蘇村ってどんなところ? 数字で分かる、南阿蘇村の暮らし

ここまでの記事を読んで、「地域おこし協力隊の活動について興味を持ったけど、南阿蘇村での暮らしについても気になる」と思った方は少なくないはず。そこで、ここからは村の暮らしを象徴する数字をピックアップしながら、もう少しだけ南阿蘇村について紹介していきましょう。

豊かな暮らしを生む37の行政区

阿蘇郡白水村、久木野村、長陽村が合併して2005年に生まれた南阿蘇村。「水が生まれる郷」をキャッチフレーズとする村には、2024年1月現在、10,093人の人々が暮らしています。阿蘇五岳と外輪山に囲まれた南郷谷に位置する村は、面積の大部分が標高400m以上の高冷地。一年の平均気温は14.6℃で、年間降水量は全国平均の2倍程度と、涼しく雨の多い気候が特徴です。

一方で、村内には37の行政区があり、それぞれの区で特色のある文化が育まれてきました。なかでも、長野地区で行われる「長野の岩戸神楽」は国選択無形民俗文化財の指定を受けている伝統芸能。毎年5月と10月の年二度行われる神楽では、日本書紀と古事記に残る伝説をテーマにした33座の演目が披露されます。各行政区の特徴については、南阿蘇村移住サイトで詳しく説明されているので、ぜひご参照ください。


長野岩戸神楽

世界農業遺産に認定された、1000年つながる農業システム

村の基幹産業のひとつが農業。総面積約137㎢のうち、5分の1程度を田畑が占めており、15歳以上の村民のうち2割程度が農業従事者です。稲、雑穀、野菜類などの土地利用型農業が中心で、園芸農業ではトマトやアスパラガス、イチゴの栽培が盛んです。 また、南阿蘇は熊本のブランド牛・あか牛の生産地でもあり、130以上の酪農家が約3000頭の肉用牛を飼育しています。

そうした豊かな農業を支えてきたのが、景観の美しさのもとでもある日本最大級の草原を利用した農業システムです。毎年2月下旬から3月初旬に行われる野焼きに始まり、放牧、採草と続く一年のサイクルは、牛馬の餌となる牧草を持続的に生育。そして刈り取られた草や牛の糞は畑の肥料となる循環的な農業が行われてきました。奈良時代から続いてきたとされるこうした営みは、2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産(GIAHS)」に認定されています。

あか牛のお肉

11の水源からなる「南阿蘇湧水群」

「水の生まれる郷」である村には、阿蘇の山々の伏流水による湧水地が点在。環境省の「名水百選」に選ばれた「白川水源」をはじめ、11か所の湧水地を総称して「南阿蘇湧水群」と呼んでいます。エメラルドブルーの景色が神秘的な「塩井社水源」や、“モネの池”と例えられる「明神池名水公園」など、美しい水辺風景は草原と並ぶ南阿蘇を代表する景観です。

水源ごとに硬度が異なる湧水は村の暮らしとも密接につながり、村民の中には「ここの水源の水じゃないと飲めない」というこだわりを持っている人もいるそう。ちなみに、昨年、震災からの完全復活で話題になった南阿蘇鉄道の「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」は、一時期、日本一長い名前の駅だった“ロングネーム駅”として有名です。


白川水源

 

取材・文:鈴木 翔 写真:南阿蘇村、内藤正美

                   
都道府県+市町村熊本県阿蘇郡南阿蘇村
募集状況募集中
募集職種①新規就農プロジェクト(農政課)
②有機農業推進プロジェクト(農政課)
③そば振興プロジェクト(農政課)
④地域経営組織推進プロジェクト(産業観光課)
⑤移住・定住プロジェクト(移住促進か)
雇用形態会計年度任用職員
給与月額160,000円
期末手当(ボーナス)年2回支給
※住居手当・通勤手当支給
福利厚生社会保険(健康保険、厚生年金)
雇用保険
非常勤職員等公務災害補償制度
勤務時間月115時間(※週29時間以内、必要に応じて休日勤務あり)
※勤務外で、本村に定住するための地域活動、就業起業に向けた活動等に取り組んでください。
募集期間応募があり次第随時面接等を行い、定員に達し次第締め切ります。
選考プロセス(1)1次審査(書類審査)
提出書類に不備がないようご確認願います。
 
(2)2次面談
1次審査(書類審査)合格者については、本村で面接を行います。
 
(3)最終選考結果の通知
最終面接終了後、合格者には速やかにお知らせします。
 
※南阿蘇村までの着任に関する費用は各自の負担となります。
※令和6年度当初予算の都合により内定を取り消す場合があります。
採用問い合わせ先①新規就農プロジェクト
②有機農業推進プロジェクト
③そば振興プロジェクト
<南阿蘇村役場 農政課>
TEL:0967-67-2707
E-mail :nosei@vill.minamiaso.lg.jp
 
④地域経営組織推進プロジェクト
<南阿蘇村役場 産業観光課>
TEL:0967-67-1112
E-mail :sangyo@vill.minamiaso.lg.jp

⑤移住・定住プロジェクト
<南阿蘇村役場 定住促進課>
TEL:0967-67-2705
E-mail :teijyu@vill.minamiaso.lg.jp
備考・その他※副業も可能ですが、事前にご相談願います。

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