【求人|長野県小海町 地域おこし協力隊】
自由なアイデアで駅前のにぎわいを復活させる!

東京から新幹線と在来線で約2時間。山と湖、澄んだ空気と星空を誇る長野県小海町で、JR小海駅と駅前コミュニティ施設を使って町の活性化に取り組む地域おこし協力隊員を募集中です!

活動内容やミッション、小海町で暮らす魅力について、小海町総務課の篠原潤さん、駅窓口を担当する屋比久やびくあいりさん、先輩協力隊員の浅田恵里子さんに伺いました!

小海町ってどんな地域?

長野県の東部、北八ヶ岳の麓に広がる小海町。北陸新幹線の停車駅がある佐久市にほど近く、リゾート地として知られる軽井沢町と山梨県清里の中間に位置する、緑豊かで静かな町です。

海がないのに町名に「海」がつく理由は、平安時代に八ヶ岳の大崩落で千曲川がせき止められ、今はなき大きな湖ができたことから。町の中心部には千曲川が流れ、ボートやワカサギ釣りなどが楽しめる松原湖やスケートリンク、天然温泉が自慢です。


小海町のシンボル、松原湖

晴天率が高く、長野県内では降雪量は少なめ。夏はクーラーいらずの冷涼な気候で、白菜、レタス、キャベツなど高原野菜の生産が盛んです。冬は-10度を下回る寒さ厳しい地ですが、澄んだ青空と満点の星空に包まれる美しい町です。


満点の星空

映画『君の名は。』や『天気の子』で知られるアニメーション監督・新海誠さんの出身地であり、新海監督が高校時代に通学で使っていたのが「八ヶ岳高原線」の愛称を持つJR小海線。新海監督は列車の車窓から四季折々の美しい風景を眺めていたのだそう。年々少子高齢化と過疎化が進む小海町ですが、小海線は通学や通勤、通院など、町民の貴重な足として地域の暮らしを支えています。今回は、この小海線の駅にまつわるミッションのご紹介です!

 

小海駅と隣接するコミュニティ施設を町内外の交流拠点に。

自由な発想の地域おこし協力隊を募集します!

今回募集するのは、小海町の拠点であるJR小海駅の2階スペースと、隣接する「コミュニティ施設アルル」を活用するアイデアを生み出し、実行する地域おこし協力隊です。


小海駅舎と小海線

募集概要

<活動内容>
小海町が管理する小海駅2階スペースおよび「コミュニティ施設アルル」を活用して、世代を超えて交流する場やイベントの企画運営。

<活動地域>
小海駅、コミュニティ施設アルル(小海駅横)

<ミッション>
①エキウエ自習室/コミュニティスペースの管理運営
②学生向けの教育プログラムの企画・実施

<雇用形態、給与>
【雇用形態】
地域おこし協力隊(小海町会計年度任用職員)として、町長が任用します。 任用期間は、令和6年4月1日以降委嘱日から令和7年3月31日です。
※任用期間は最大で3年まで延長を行う場合があります。但し、毎年年度末に報告会等を行い、継続採用について判断します。

【給与】
月額233,000円
※年2回(6月と12月)の賞与あり。

採用問い合わせ先
電話:0267-78-5147
MAIL:ikoumachi-koumi@koumi-town.jp

小海町総務課渉外戦略係 採用担当

応募フォーム
https://forms.gle/4Rv9rLudymSx774m8


「コミュニティ施設アルル」のフリースペース


駅舎2階のスペース。現在は学生の自習室として活用中

募集の背景について、町の総務課渉外戦略係長・篠原潤さんにお話を伺いました。


小海町総務課の篠原潤さん。現在は小海駅事務所に常駐

-小海駅と隣接する「コミュニティ施設アルル(以下、アルル)は、現在、小海町が管理・運営する公共施設だと伺いました。

2023年の4月から小海町が駅を管理・運営しています。隣接する「アルル」はもともと、昭和期に完成したショッピングセンターなんです。私は小海町で生まれ育ちましたが、子どもの頃は駅横アルルも商店街もにぎやかで、駅周辺が町の中心でした。けれど時代の変化と共に商店の郊外流出が続き、駅前はどんどん寂しくなっていって。アルルもテナントがどんどん減って運営も厳しくなり、3年の議論を経て町が取得することとなりました。


JR小海駅前にあるアルル

-今回募集する協力隊員のミッションを教えてください。

小海駅を町の皆さんが気軽に集い交流できる場として再生させたいと考えています。今回募集するのは、駅2階のスペースとアルルの具体的な活用方法を柔軟に考えて、運営してくれる方。駅2階は現在は実験的に中高生の自習室として活用していますが、駅上というアクセス環境の良さを活かして、さらなる利用方法を提案いただけたらと思います。

-これから協力隊になる方にどんなことを期待していますか?

子どもから学生、子育て世代や高齢者など、できるだけ多くの世代が交流できるような場所を創りたいと考えています。駅前が寂しくなったとはいえ、県立小海高等学校へ通う学生や近隣駅に通勤・通学する方の利用もありますし、休日には北八ヶ岳や白駒池などを訪ねるアウトドア好きな観光客の利用もあります。多世代向けのイベントを開催しても良いと思いますし、自由でフレッシュな発想を形にしてもらえたらと思います。

-こんな人に来てほしい、という人物像はありますか?

一番大事なのはコミュニケーション能力。むしろ、それさえあれば大丈夫だと思っています。場づくりにしてもイベント運営にしても、一人で完結するものではありません。町内外の人と接点を持ちながらミッションの成功を目指してほしいと思います。

先輩隊員に聞く、小海町での暮らしと仕事

続いて、沖縄・那覇市から小海町に移住し、町の職員として小海駅で働いている屋比久やびくあいりさんに、町での暮らしや隊員に期待することを聞きました。


移住してきて2年目となる屋比久あいりさん。移住前は沖縄県那覇市内のホテルで働いていた

-那覇から移住されて、小海町の暮らし心地はどうですか?

山に囲まれているので町内のどこから見ても紅葉が綺麗で、移住後初めて迎えた秋は感動しました。松原湖へ行った時は、降り注いできそうなくらいの星々が見えて『こんなに星が見えるの!』と驚きましたね。特に毎年8月に開催される『松原湖灯篭流し花火大会』は水面にたくさんの花火が映って、とても綺麗ですよ。冬の寒さは沖縄とは全然違うので(笑)さすがに大変でしたが、ストーブとコタツを買ってなんとか耐えています。スノーボードにも行くようになり、新しい冬の楽しみができました。

町の人の印象はどうですか?

初めての移住なので不安でしたが、皆さん温かく迎えてくださりホッとしました。ご近所の方が野菜を分けてくれたり、「何か困ったことない?」と気にしてくださったり。スーパーで売っている野菜も安くて新鮮で驚きました。

-新しい協力隊員に期待することを教えてください。

私は現在、主に駅の窓口で切符販売を担当しています。毎日駅を見ていて思うのは、もっと人が集まったり過ごしたりできる場所になればいいなということ。電車は1時間に一本程度ですが、電車を待つお客様が過ごせる場所が待合室しかなくて。「近くに何かありますか?」とよく聞かれるのですが、案内できる場所が少ないのがもったいなく感じるので、アルルや駅に楽しく過ごせるスペースを作って、新しい人の流れが生まれるといいなと思います。

続いてお話を伺ったのは、2022年に地域おこし協力隊として東京から小海町に移住した、浅田恵理子さん。小海町の豊かな自然や食文化を生かした独自のヘルスツーリズム事業を推進する「憩うまちこうみ」の事務局を担っています。


浅田恵理子さん。関東で生まれ育ち、東京のマーケティング会社に就職。コロナ禍を機に移住を考え始め、小海町の協力隊に応募

-現在、どんな活動をしていますか?

都市部の企業をターゲットに、小海町の自然や食を活用した社員研修やワーケーション、チームビルディングなど、目的に合わせたセラピープログラムの企画提案と運営を担当しています。東京から新幹線と小海線を使って2時間以内でアクセスできる利便性と自然資源を生かして、関係人口を創出することが狙いです。プログラムのガイド役は町民の皆さん。ガイド育成を通じて、町民の方のなりわいの創出や町の魅力を再発見してもらうことも目指しています。

-前職とは違う仕事内容で苦労も多いと思いますが、周囲のサポート体制はどうですか?

全面的に応援していただいていて、困ったことがあれば何でも相談でき、力を貸してもらえる環境です。活動内容についてはもちろん、暮らしや家に関することまで、小さなことでも困ったことがあれば対応してもらえます。今は小海駅事務所にデスクを置いているので、常駐の篠原係長とも何かあればすぐに相談に乗ってもらっています。

-東京から移住して、環境の変化に戸惑うことはありましたか?

それが、思ったよりもすんなり溶け込めたんです。協力隊の活動を通して町中の様々な方と知り合うことができ、色々な情報を教えてもらったり仕事の協力をしてもらったりしていますね。皆さんとても優しい方ばかりで、仕事でも暮らしでもみなさんに助けられています。

住まいは役場に紹介してもらった中古の一軒家を借りています。小さな庭もあってとても快適で、都会ではなかなか叶えられない住環境ですね。小海町の協力隊員は役場が住まいも車も準備してくださるので自己負担はありません。車があれば買い物にも困らないし、電車で東京に行きやすいアクセスの良さも魅力。東京の友達もよく遊びにきてくれて、夏はコテージでBBQ、冬はワカサギ釣り等。どの季節でも喜んでもらえます。


小海駅近くにあるテイクアウトハンバーガー専門店「Irie Burgers」もおすすめ。小海町出身の店主が東京からUターンして開業した

―協力隊員になって、自分自身の変化を感じることはありますか?

東京を離れたというよりも、「フィールドが広がった」という感覚ですね。東京とゆるやかにつながりながら、行動範囲が広がったことが嬉しいです。それに、知らない地域に移住して協力隊員になるという大きな変化を通して「どこにでも住めるし、なんとかなるものだな」という自信が持てた気がします。

-今後はどんなことをしてみたいですか?

去年、移住してから知り合ったパートナーと結婚して、今年出産を予定しています。協力隊員は産休育休制度があるので、任期を延期して一旦は子育てに専念するつもりです。将来的にやりたいのは、小海町にゲストハウスを作ること。旅先で人とのつながりが生まれるとぐんと楽しくなると思うので、一人で訪れた人も楽しめるような場所を作れたらと思っています。役場はミッション以外の活動もサポートしてくれるので、色々と相談に乗っていただいて、とても心強いです。

エキウエスペースとアルルを活用してどんな賑わいを生み出すのかは、あなたの自由なアイデア次第。

自然・観光資源に加え、人のあたたかさも魅力の小海町で、町と自分の新しい未来を切り拓いてみませんか?

 

取材・文:石井妙子 写真:渡辺 慎一郎

                   
都道府県+市町村長野県小海町
募集状況募集中
勤務地小海駅エキウエスペースとコミュニティ施設アルル
雇用形態地域おこし協力隊(小海町会計年度任用職員)として、町長が任用します。 任用期間は、令和6年4月1日以降委嘱日から令和7年3月31日です。
※任用期間は最大で3年まで延長を行う場合があります。但し、毎年年度末に報告会等を行い、継続採用について判断します。
給与月額233,000円
※年2回(6月と12月)の賞与あり。
福利厚生【社会保険等】社会保険等(雇用保険、厚生年金、健康保険)に加入します。
【住居】任用期間中に生活する住居は、小海町が準備した住居又は賃貸住宅(町が費用負担)になります。(転居費用、共益費、光熱水費等は除く。)
【交通費等】任用期間中の必要な旅費は町で負担し、活動用自動車は用意します。※通勤に係る費用については、支給いたしません。
【活動費】自動車燃料及びその他活動に要する経費(消耗品、研修負担金等)は町が負担します。
【副業】 勤務時間外や休日で業務に支障がなければ、規則内で副業を認める場合があります。
仕事内容小海町が管理する小海駅2階スペースおよび「コミュニティ施設アルル」を活用して、世代を超えて交流する場やイベントの企画運営。
勤務時間1日7時間00分(休憩時間1時間)
※休日及び時間外勤務については振替可能。
休日休暇【休暇】 週休2日を原則として、業務内容によっては調整することとなります。
【有給休暇及び特別休暇】 年次有給休暇及び夏季休暇等の特別休暇については、小海町会計年度任用職員の勤務時間、休暇等に関する規則の定めるところにより、任用期間に応じた日数が付与されます
応募資格〇総務省が定める三大都市地域をはじめとする都市地域等(※1)に在住しており、任用後は住民票を小海町に移動し居住できる方。ただし、在住地の要件がこの限りでない場合がありますので、詳しくは担当までお問い合わせいただくか、総務省の地域おこし協力隊の地域要件(※2)をご確認ください。
※1「三大都市地域をはじめとする都市地域等」とは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、岐阜県、愛知県、三重県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県、並びに札幌市、仙台市、新潟市、静岡市、浜松市、岡山市、広島市、北九州市、福岡市及び熊本市のうち、過疎地域自立促進特別措置法、山村振興法、離島振興法及び半島振興法に指定された地域以外の都市をいいます。
※2 ①「地域おこし協力隊員の地域要件について」 ②「特別交付税措置に係る地域要件確認表」

〇 普通自動車免許を所得しており、実際に自動車の運転ができる方。
〇パソコンの一般的な操作(Word、Excel、Power Pointなど)ができる方
〇SNSなどを活用して情報発信のできる方。
〇小海町の条例及び規則等を遵守し、職務命令等に従うことができる方。
〇地方公務員法第16条の欠格事項に該当しない方。
〇暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号 に規定する暴力団その他反社会的団体又はそれらの構成員に該当しない方。
選考プロセス書類選考

1次面接

2次面接

採用
・取得した個人情報は、採用選考にのみ使用します。
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
採用問い合わせ先採用問い合わせ先
電話:0267-78-5147
MAIL:ikoumachi-koumi@koumi-town.jp
小海町総務課渉外戦略係 採用担当
備考・その他小海町HP
https://www.koumi-town.jp/
小海町観光協会
https://www.koumi-kankou.jp/
ながの人事室
https://nagano-jinji.jp/job/2569/
憩うまちこうみ事業
http://ikoumachi-koumi.jp/

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