手取り24万の月収額面は約29万、年収346万！生活レベルや全国平均とも比較

手取り24万円は、額面の月収で約29万円、年収にすると約346万円に相当します。

この収入水準ではどのような生活レベルになるのか、また平均と比べてどのくらいの位置にあるのか、気になっていませんか？

この記事では、手取り24万円の内訳や生活レベル、全国平均との比較、さらには都道府県別の評価まで徹底解説します。

また、効果的な貯金方法や家賃の目安、キャリアアップ戦略などもご紹介しますので、是非参考にしてみてください！

手取り24万円の内訳と年収の実態

手取り24万円の額面金額やどのような控除があるのかについて、まず最初に見ていきましょう。

それでは順に解説します。

手取り24万円の月収・年収は額面でいくら？

手取り24万円の実際の月収額面は28.8万円で、年収に換算すると約346万円となります。

【手取り24万円の月収・年収】

手取り	24万円
月収（額面）	288,000円
年収（額面）	3,456,000円

※月収額面は「給与試算」（給与ねっと）を使用して算出

手取り額とは？

健康保険料や厚生年金保険料、雇用保険料、所得税、住民税などの法定控除が差し引かれた後の実際に受け取ることができる金額のことです。

手取り24万円というのは決して低い水準ではなく、特に20代前半の若手社会人にとっては平均よりやや高めと言えるでしょう。

後ほど詳しく説明しますが、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、全年齢層の平均年収は460万円ですので、手取り24万円の年収346万円はやや下回りますが、20代の平均年収と比較するとほぼ同水準となっています。

手取り24万円の控除内訳と計算方法

手取り24万円の場合、月収額面である約28.8万円からは約4.8万円の控除があることになります。その控除内訳は、次のようになります。

【手取り24万円の総支給額と控除内訳】

総支給額	288,000円
控除合計額	47,477円
健康保険	14,000円
厚生年金	25,620円
雇用保険	1,437円
所得税	6,420円
差引手取額	240,523円

※控除額の内訳は「給与試算」（給与ねっと）を使用して算出

手取り24万円の計算方法

まず総支給額（額面給与）から社会保険料（健康保険、厚生年金、雇用保険）を差し引き、そこから所得税を差し引くという流れになります。また、前年に所得があればその金額に応じて、住民税も控除されます。

ただし税金の計算には、配偶者の有無や扶養家族の人数、各種控除なども影響するため、同じ総支給額でも個人の状況によって手取り額は変わってきます。

手取り24万円とボーナスの関係性

手取り24万円の給与にボーナスが加わると、年間の総収入はさらに増加します。

日本の平均的なボーナス支給額は、国税庁の「令和５年分 民間給与実態統計調査」によると年間で71万円程度です。つまり、手取り24万円の月収にこのボーナスを加えると、年収は約417万円（3,456,000円+710,000円）になります。

また業種によってもボーナスの金額は大きく異なり、電気・ガス・熱供給・水道業や金融業・保険業では年間139万円〜149万円と高額になる一方、宿泊業・飲食サービス業では16万円程度と低くなります。

そのため、手取り24万円の基本給に対して、どの程度の年収が期待できるかは業界選びも重要といえます。

手取り24万円は多い？少ない？全国平均との比較

手取り24万円という給与水準は、日本全体で見るとどのような位置づけなのでしょうか。

この章では、年収偏差値や性別・年齢層別の比較、業種別の評価、そして地域ごとの生活水準の違いから分析していきます。

それでは順に見ていきましょう。

手取り24万円の年収偏差値はどのくらい？

手取り24万円（年収約346万円）の年収偏差値は、全体で約54.3と平均よりやや高めの水準となっています。

特に25歳の若手社会人で見た場合、高卒者では58.5と高い評価になる一方、大卒者では51.3とほぼ平均的な水準です。手取り24万円が多いか少ないかの判断は、比較する対象によって大きく変わります。

日本の年収中央値が約432万円であることを考えると、手取り24万円の年収346万円はやや下回りますが、20代前半であれば十分高い水準と言えるでしょう。

企業規模別に見ると、中小企業では手取り24万円の年収偏差値は55程度となり、中小企業内では平均以上の給与水準であることがわかります。

【手取り24万円の正社員の年収偏差値】

手取り額		24万円
月収額面		288,000円
年収額面		3,456,000円
年収偏差値	総合	54.3
	高卒	58.5
	大卒	51.3
	中小企業	55

※出典：年収偏差値チェッカー
※25歳の場合

男女別・年齢層別に見る手取り24万円の立ち位置

手取り24万円の評価は、性別や年齢層によって大きく異なります。

20代前半の平均年収は267万円（男性279万円、女性253万円）であり、手取り24万円（年収換算で約346万円）はこの年齢層では高水準と言えます。

一方、30代になると平均年収は400万円を超え、手取り24万円では男性では低め、女性ではほぼ平均的な水準となります。

さらに40代になると平均年収は501万円（男性612万円、女性343万円）まで上昇するため、手取り24万円では男性としてはかなり低い水準に位置することになります。

このように手取り24万円の評価は、性別や年齢層によって評価が大きく変動します。

【男女別の平均年収】

	平均年収	うち
		正社員	正社員以外
全体	460万円	530万円	202万円
男性	569万円	594万円	269万円
女性	316万円	413万円	169万円

※出典：国税庁「令和５年分 民間給与実態統計調査」の「（第８表）平均給与」より

【年代別の平均年収】

年齢層	平均年収	男性	女性
全体	460万円	569万円	316万円
～19歳	112万円	133万円	93万円
20～24歳	267万円	279万円	253万円
25～29歳	394万円	429万円	353万円
30～34歳	431万円	492万円	345万円
35～39歳	466万円	556万円	336万円
40～44歳	501万円	612万円	343万円
45～49歳	521万円	653万円	343万円
50～54歳	540万円	689万円	343万円
55～59歳	545万円	712万円	330万円
60～64歳	445万円	573万円	275万円
65～69歳	354万円	456万円	232万円
70歳以上	293万円	368万円	197万円

※出典：国税庁「令和５年分 民間給与実態統計調査」の「（第 14 図）年齢階層別の平均給与」より
※正社員以外を含む

業種別の平均年収から見る手取り24万円の評価

手取り24万円（年収約346万円）は、以下の表のとおり、業種によっても評価が大きく変わります。

【業種別の平均年収】

業種	平均年収	内訳
		給料・手当	賞与
全体平均	460万円	388万円	71万円
電気・ガス・熱供給・水道業	775万円	636万円	139万円
金融業、保険業	652万円	503万円	149万円
情報通信業	649万円	529万円	120万円
学術研究、専門・技術サービス業、教育・学習支援業	551万円	451万円	100万円
建設業	548万円	467万円	81万円
複合サービス業	535万円	418万円	117万円
製造業	533万円	430万円	103万円
運輸業、郵便業	473万円	410万円	63万円
不動産業、物品賃貸業	469万円	406万円	63万円
医療、福祉	404万円	351万円	52万円
卸売業、小売業	387万円	333万円	54万円
サービス業	378万円	335万円	43万円
農林水産・鉱業	333万円	290万円	44万円
宿泊業、飲食サービス業	264万円	248万円	16万円

※出典：国税庁「令和５年分 民間給与実態統計調査」の「（第 13 図）業種別の平均給与」より
※正社員以外を含む

電気・ガス・熱供給・水道業（平均年収775万円）や金融業・保険業（652万円）、情報通信業（649万円）などの高収入業界では、手取り24万円は平均を大きく下回る水準です。

一方、宿泊業・飲食サービス業（平均年収264万円）では、手取り24万円は業界平均を上回る好条件と言えます。卸売業・小売業（387万円）やサービス業（378万円）でも、手取り24万円はほぼ業界平均に近い水準となります。

このように、手取り24万円が「多い」か「少ない」かの判断は、どの業界と比較するかによって大きく変わることを理解しておくことも重要です。また自分のキャリアパスを考える際には、現在の業界の平均水準と自分の給与を比較し、キャリアアップの可能性を検討することが求められます。

都道府県別に見る手取り24万円の価値

手取り24万円の価値は、住んでいる地域によっても大きく違ってくることにも注目しましょう。

東京都の平均年収は546.5万円（月収36.9万円）で、手取り24万円は都内では平均を下回りますが、地方では十分な水準となることが多いです。たとえば青森県（平均年収357.4万円、月収25.0万円）や宮崎県（368.0万円、月収25.4万円）では、手取り24万円は地域平均を上回る水準となります。

また、生活コストの違いも重要で、東京都の家賃相場は地方の1.5〜2倍程度であるため、手取り24万円でも地方では東京よりも豊かな生活ができる可能性があります。

 
【都道府県別の平均年収・平均月収】

都道府県	平均年収	平均月収（所定内給与額）	都道府県	平均年収	平均月収（所定内給与額）
全国平均	472.9万円	31.8万円	三重県	455.3万円	30.5万円
北海道	422.4万円	28.9万円	滋賀県	455.5万円	30.3万円
青森県	357.4万円	25.0万円	京都府	470.0万円	31.6万円
岩手県	379.6万円	26.0万円	大阪府	510.3万円	34.0万円
宮城県	419.5万円	28.9万円	兵庫県	477.3万円	31.7万円
秋田県	381.6万円	26.1万円	奈良県	437.2万円	30.2万円
山形県	372.3万円	25.6万円	和歌山県	438.6万円	29.8万円
福島県	406.7万円	27.9万円	鳥取県	368.9万円	25.8万円
茨城県	465.5万円	31.2万円	島根県	395.8万円	26.9万円
栃木県	496.3万円	32.3万円	岡山県	430.4万円	29.1万円
群馬県	435.9万円	29.7万円	広島県	444.3万円	29.7万円
埼玉県	460.9万円	31.7万円	山口県	433.8万円	29.0万円
千葉県	453.0万円	31.0万円	徳島県	396.6万円	27.1万円
東京都	546.5万円	36.9万円	香川県	410.5万円	27.9万円
神奈川県	530.5万円	35.0万円	愛媛県	411.3万円	28.0万円
新潟県	396.7万円	27.0万円	高知県	399.7万円	27.3万円
富山県	437.2万円	29.4万円	福岡県	437.7万円	29.7万円
石川県	432.3万円	29.0万円	佐賀県	395.8万円	26.9万円
福井県	420.7万円	28.5万円	長崎県	376.2万円	25.7万円
山梨県	437.4万円	29.2万円	熊本県	394.1万円	26.9万円
長野県	428.7万円	28.8万円	大分県	399.9万円	27.1万円
岐阜県	435.9万円	29.2万円	宮崎県	368.0万円	25.4万円
静岡県	461.0万円	30.5万円	鹿児島県	389.5万円	26.8万円
愛知県	490.0万円	32.2万円	沖縄県	368.3万円	26.5万円

※出典：厚生労働省の2023年（令和5年） 賃金構造基本統計調査 をもとに算出
※平均年収は、「所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」により算出（所定内給与額は各種手当を除く）
※短時間労働者（パートタイム労働者）を除く

手取り24万円の生活費の内訳目安

それでは、手取り24万円でどのような生活が送れるのか、具体的な生活費の内訳から貯金や車の所有コストまで、実践的な家計管理のポイントを解説します。

それでは順に見ていきましょう。

手取り24万円の標準的な生活費の内訳

手取り24万円の場合、標準的な生活費の内訳の目安は以下のとおりです。
 

家賃	7〜8万円
食費	4〜5万円
光熱費・通信費	2〜3万円
交通費	1〜2万円
日用品・被服費	1〜2万円
趣味・交際費	2〜3万円
保険・医療費	1万円程度

 
手取り24万円の一人暮らしであれば、これらの基本的な生活費を賄った後にも、毎月3〜5万円程度の余裕が生まれる計算になります。

ただし、この内訳は住んでいる地域や生活スタイルによって大きく変動します。先述したとおり、たとえば都心部に住んでいる人は、家賃が手取り24万円の3割より高いことも少なくありません。その場合は他の項目を節約する必要が出てきます。

手取り24万円で貯金はいくらする？

手取り24万円から貯金する場合、理想的には毎月3〜5万円程度が貯蓄できると良いでしょう。これは収入の12〜20％に相当し、一般的に推奨される貯蓄率の目安（収入の20％程度）に近い水準です。

手取り24万円で効率的に貯金するためには、固定費のなかでも特に家賃を収入の30％以内に抑えることが重要となります。また、「先取り貯金」の習慣をつけ、無理なく貯金を続けるようにしましょう。

手取り24万円で自動車を所有するための予算組み

手取り24万円で車を所有する場合、月々の維持費として2〜3万円程度の予算を確保する必要があります。

具体的には、

が主な出費となります。

手取り24万円で車を所有する場合は、維持費を含めた総額が手取りの15％程度（約3.6万円）を超えないよう計画するのが理想的です。特に都市部では駐車場代が高額になるため要注意です。

手取り24万円で無理なく車を所有するためには、

といった工夫が必要になるでしょう。

手取り24万円の生活レベルを男女別にシミュレーション！

手取り24万円の実際の生活水準は、性別や年齢によっても異なります。

ここでは男女別・年代別の典型的な生活レベルをシミュレーションし、実際にどのような暮らしができるのかを具体的に見ていきましょう。

それでは順に解説します。

手取り24万円の一人暮らし男性の生活レベル

手取り24万円の一人暮らし男性の生活レベルは、

が家賃目安になります。食費は自炊中心なら月4万円程度、外食が多めでも5〜6万円程度で賄えるでしょう。

また、手取り24万円の男性の場合、

これらも、計画的に貯金すれば実現可能です。

手取り24万円の男性一人暮らしであれば、特に贅沢はできないものの、不自由なく充実した生活を送ることが可能な水準といえるでしょう。スマートフォンや衣類、家電などへの出費も無理なく行え、特に趣味にお金をかけたい場合は他の支出を抑えることで対応できる生活レベルです。

手取り24万円の一人暮らし女性の生活水準

手取り24万円の一人暮らし女性の場合、男性よりも住居費が高くなる傾向があります。

たとえば安全面を考慮した立地の良い物件を選ぶと、一人暮らしでも都市部では家賃8〜9万円程度、地方では6〜7万円程度の物件を選ぶことになるでしょう。

一方、食費は健康志向の食材を選んで自炊をすると月4〜5万円程度、美容や衣服代に月1〜2万円の予算を確保できます。

また手取り24万円の女性の場合、

これらを楽しむ余裕があります。

貯金も月3〜4万円程度は可能で、将来の結婚資金や海外旅行などの特別な出費に備えることができます。

つまり手取り24万円の女性一人暮らしであれば、美容や健康に気を配りながらも、適度に余暇を楽しむゆとりのある生活水準といえるでしょう。

手取り24万円・30代女性の典型的な家計事情

手取り24万円の30代女性の場合、結婚しているケースも多く、共働き世帯の一方の収入として考えると世帯全体では中流以上の生活水準を維持できることが一般的です。

しかし、手取り24万円の30代シングル女性の場合は、安定した生活は送れるものの、将来に向けた貯蓄や投資、スキルアップのための学習費用などを考慮すると、やや厳しい面もあります。

特に30代は結婚や出産、住宅購入などのライフイベントに備えるべき時期です。手取り24万円では月5万円程度の貯蓄を心がけると、日々の生活費は19万円程度に抑える必要があります。

手取り24万円で実現できる住居と家賃の目安

手取り24万円の収入で、どの程度の住居環境を確保できるのでしょうか。

ここでは、適切な家賃設定から都市部と地方の違い、そしてマイホーム購入の可能性まで詳しく解説します。

それでは順に見ていきましょう。

手取り24万円で住める家賃はいくら？

手取り24万円の場合、一般的に推奨される家賃の上限は収入の30％程度、つまり約7.2万円となります。

金融機関の家賃審査基準では、手取り収入の1/3（約8万円）程度を上限とすることが多いため、この範囲内であれば無理なく家賃を支払うことができるでしょう。

Point！

都市部では7〜8万円の家賃でワンルームや1Kの物件が中心となりますが、地方であれば同じ家賃で1LDKや2DKといった広めの物件も選択できます。また、新築か築古か、駅からの距離、設備の充実度などによっても住める物件の条件は大きく変わります。

手取り24万円で家賃にどのくらい支払うかは、自分のライフスタイル、立地、広さ、設備と、収入とのバランスを考慮することが大切です。

都市部と地方での手取り24万円の家賃相場の違い

手取り24万円の収入で実現できる住宅環境は、都市部と地方で大きく異なるため、快適な住環境を確保するなら、家賃相場の低い地方都市の方が有利となります。

たとえば東京都と青森県では平均月収に約10万円の差がありますが、家賃相場には2倍以上の開きがあるため、手取り24万円の価値は地方の方がはるかに高いといえます。

またテレワークの普及により地方での就労も増えている昨今では、手取り24万円の生活水準を上げるための選択肢として、居住地の見直しを検討する価値があるでしょう。

手取り24万円でマイホーム購入は可能か？

手取り24万円の収入でもマイホーム購入は可能ですが、いくつかの条件があります。

手取り24万円からのキャリアアップ戦略

手取り24万円から収入を増やすには、計画的なキャリア戦略が重要です。

手取り24万円からのキャリアアップ戦略

1. 収入アップを目指せる業界を研究する
2. 市場価値を上げるためにスキルアップする
3. 転職エージェントを活用して転職活動を行う

それでは順に見ていきましょう。

ステップ① 収入アップを目指せる業界を研究する

手取り24万円からの収入アップには、まず高収入が期待できる業界を調査することが重要です。

先述のとおり、国税庁のデータによると

が特に高収入な業界として知られています。

このように現在の手取り24万円の仕事と比較して、どの程度の収入アップが見込めるかを具体的に調査しましょう。

ただし、平均年収だけでなく、業界の成長性や将来性も重要な要素です。AI・IoT関連、再生可能エネルギー、ヘルスケアなど、今後の成長が期待される分野では、スキルさえあれば年収アップの可能性が高くなるからです。

手取り24万円から年収を上げるためには、単に今より給料の高い会社を探すだけでなく、長期的に需要が見込まれる業界を選ぶことがポイントです。

ステップ② 市場価値を上げるためにスキルアップする

手取り24万円から収入アップを実現するためには、週末や平日の夜間を活用して計画的にスキルアップを進めることが、年収アップへの王道といえるでしょう。

特に注目すべきは、デジタルスキルです。プログラミング、データ分析、デジタルマーケティングなどのスキルは業界を問わず需要が高く、習得することで年収アップの可能性が大きく広がります。

また、語学力（特に英語）も市場価値を高める重要な要素です。TOEIC 800点以上のスコアがあれば、外資系企業への転職も視野に入り、年収500〜600万円も十分狙えます。

業界特有の専門資格（金融であればFP資格、IT業界であれば情報処理技術者試験など）も、市場価値向上に直結します。

ステップ③ 転職エージェントを活用して転職活動を行う

手取り24万円からの年収アップを実現する最も効果的な方法の一つが転職です。

特に同業種の中での転職では、一般的に20〜30％程度の年収アップが見込めます。つまり手取り24万円（年収約346万円）であれば、転職によって年収400〜450万円を目指せる可能性が高いでしょう。

効率的な転職活動のためには、転職エージェントの活用がおすすめです。エージェントは非公開求人も含めた多数の求人情報を持っており、あなたのスキルや経験に合った好条件の求人を紹介してくれます。

また、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、条件交渉のサポートなど、転職活動全般をバックアップしてくれる心強い味方です。

手取り24万円から年収アップするためには、まず複数の転職エージェントに登録し、現在の市場価値を確認することから始めると良いでしょう。自分の強みを最大限にアピールできる職務経歴書の作成と、志望動機の明確化が転職成功の鍵となります。

【参考】年収の額面と手取り早見表

年収の額面と手取りの関係が一目でわかる早見表を作成したので、参考にしてみてください。ただし年齢やお住いの地域などで変動します。だいたいの参考とお考えください。

手取りから額面をチェック

手取り	年収額面	月収額面
10万円	143万円	12万円
11万円	157万円	13万円
12万円	172万円	14万円
13万円	187万円	16万円
14万円	201万円	17万円
15万円	216万円	18万円
16万円	230万円	19万円
17万円	245万円	20万円
18万円	260万円	22万円
19万円	272万円	23万円
20万円	289万円	24万円
21万円	305万円	25万円
22万円	317万円	26万円
23万円	334万円	28万円
24万円	346万円	29万円
25万円	361万円	30万円
26万円	378万円	32万円
27万円	390万円	33万円
28万円	406万円	34万円
29万円	419万円	35万円
30万円	434万円	36万円
35万円	509万円	42万円
40万円	590万円	49万円
45万円	670万円	56万円
50万円	752万円	63万円
60万円	911万円	76万円
70万円	1066万円	89万円
80万円	1230万円	103万円
90万円	1408万円	117万円
100万円	1601万円	133万円

月収額面は「給与試算」（給与ねっと）を使用して算出、千の位を四捨五入。

額面から手取りをチェック

額面	手取り
13万円	11万円
14万円	12万円
15万円	13万円
16万円	13万円
17万円	14万円
18万円	15万円
19万円	16万円
20万円	17万円
21万円	17万円
22万円	18万円
23万円	19万円
24万円	20万円
25万円	21万円
26万円	22万円
27万円	22万円
28万円	23万円
29万円	24万円
30万円	25万円
31万円	26万円
32万円	27万円
33万円	27万円
34万円	28万円
35万円	29万円
36万円	30万円
37万円	30万円
38万円	31万円
39万円	32万円
40万円	33万円
45万円	37万円
50万円	41万円
60万円	48万円
70万円	55万円
80万円	63万円
90万円	71万円
100万円	78万円

手取り額は「月給•年収/手取り計算機」（funjob）を利用して算出、千の位を四捨五入。

まとめ

この記事では、手取り24万円の月収額面や年収の実態、全国平均との比較、生活費の内訳目安、男女別の生活レベル、住居と家賃の目安、そしてキャリアアップ戦略について解説しました。

手取り24万円は全国平均と比較して標準的な収入であり、計画的な資金管理と将来を見据えたスキルアップによって、充実した生活とキャリア形成が可能です。