SE(システムエンジニア)からキャリアチェンジを考えていませんか?
この記事では、SEのキャリアチェンジにおすすめの転職先を10個挙げてご紹介します。またキャリアチェンジで活かせる強みや年代、性別による転職戦略など、SEの転職に必要な情報を徹底解説します。
技術の急速な進化や、ワークライフバランスの見直しなど、様々な理由でキャリアの転換を検討するエンジニアが増えています。実は、SEの経験とスキルは、多くの職種で大きな強みとなります。
この記事を読むことで、あなたの次のキャリアステップを見つけるヒントが必ず見つかるはずです。
Contents
SEとは?キャリアチェンジを考える前に知っておくべきこと
SEからキャリアチェンジを検討する前に、現在の立ち位置と市場価値を正確に把握することが重要です。
まずこのセクションでは、SE職の特徴や現状を理解しキャリアチェンジを考えるための基礎知識を解説していきます。
- SEの仕事とは
- SEがキャリアチェンジを検討する一般的な理由
- 転職市場におけるSEの需要と将来性
それでは順に見ていきましょう。
SEの仕事とは
システムエンジニア(SE)は、顧客の要望を理解しシステムの設計から開発までを担う専門職です。プログラミングスキルだけでなく要件定義やプロジェクトマネジメントなど、多岐にわたるスキルが求められます。
近年では、クラウドやAIの台頭によりSEの役割も大きく変化しています。従来型の受託開発中心の仕事から、クラウドサービスの活用やアジャイル開発など、新しい開発手法への対応が必要となってきました。
またグローバル化の進展により英語力やクロスカルチャーコミュニケーション能力も重要視されるようになっています。このような環境変化は、キャリアの方向性を考える上で重要な要素となっています。
SEがキャリアチェンジを検討する一般的な理由
SEがキャリアチェンジを考える理由は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、技術の急速な進化についていくことへの負担です。常に新しい技術を学び続ける必要があり、特に年齢が上がるにつれて、この負担は大きくなります。
2つ目は、ワークライフバランスの改善希望です。プロジェクトの締切に追われる働き方や、突発的な障害対応による残業など、生活との両立に課題を感じる方が少なくありません。
3つ目は、キャリアの成長機会の模索です。マネジメント職への転換や、より事業に近い立場での仕事を希望する場合、職種の転換を検討することがあります。
転職市場におけるSEの需要と将来性
IT人材の需要は依然として高く、SEとしての市場価値は総じて安定しています。特に、DXの推進やデジタル化の加速によりIT人材の不足は今後も続くと予測されています。
一方で、ローコード・ノーコードツールの普及や、AIによる開発支援の進化により従来型のSEスキルの需要は変化しつつあります。今後は、より上流工程や、ビジネス課題の解決に携われる人材への需要が高まると考えられます。
このような市場動向を踏まえると、SEとしてのキャリアを継続するか、異なる職種にチャレンジするかの判断材料として、市場のトレンドを把握することが重要です。
SEのキャリアチェンジにおすすめの転職先10選
SEのキャリアチェンジにおすすめの転職先10選をご紹介します。
- プロダクトマネージャー
- ITコンサルタント
- プリセールスエンジニア
- テクニカルアーキテクト
- 事業会社のDX推進担当
- データアナリスト
- UXデザイナー
- AIエンジニア/データサイエンティスト
- IoTソリューションアーキテクト
- ブロックチェーンエンジニア
SEのスキルと経験を活かせる転職先は、想像以上に幅広く存在します。10個の職種を以下の3つに分類して、それぞれの職種の特徴や求められるスキルを解説していきます。
- IT業界内での転職先候補
- 強みを活かせる異業種の転職先
- 将来性の高い新興産業への転身
それでは順に見てみましょう。
IT業界内での転職先候補
IT業界内では、以下のような職種がおすすめです。
プロダクトマネージャー
SEとしての開発経験を活かし製品開発の中心的役割を担います。要件定義からリリース後の改善まで、プロダクトのライフサイクル全体をマネジメントします。技術知識に加えて、マーケティングやユーザー心理の理解も求められます。
ITコンサルタント
システム開発の知見を活かして、企業のIT戦略を支援します。クライアントの業務課題を理解し最適なソリューションを提案する役割です。提案力とコミュニケーション能力が重視されます。
プリセールスエンジニア
技術的なバックグラウンドを活かした営業支援を行います。顧客のニーズを技術的な視点で理解し適切なソリューションを提案します。営業チームと開発チームの橋渡し役として重要な存在です。
テクニカルアーキテクト
システム全体の設計を担当します。インフラからアプリケーションまで、技術面での最適な構成を設計・提案します。高度な技術力と設計経験が求められます。
強みを活かせる異業種の転職先
IT業界以外でも、SEのスキルを活かせる職種が多く存在します。
事業会社のDX推進担当
自社のデジタル化戦略を推進します。業務プロセスの分析から、最適なITソリューションの選定・導入までを担当します。SE経験を活かしながら、より事業に近い立場で活躍できます。
データアナリスト
データベースの知識を活かして、ビジネス分析を行います。データの収集・分析から、経営判断に役立つインサイトの提供まで行います。統計知識とビジネス感覚の両方が求められます。
UXデザイナー
システム開発の経験を活かして、ユーザー体験を設計します。技術的な制約を理解した上で、最適なユーザー体験を提案できる点が強みとなります。
将来性の高い新興産業への転身
今後成長が期待される新興産業では、以下のような職種が注目されています。
AIエンジニア/データサイエンティスト
機械学習やディープラーニングの知識を活かした開発を行います。プログラミングスキルと数理統計の知識を組み合わせ、AIソリューションの開発や導入を推進します。
IoTソリューションアーキテクト
モノのインターネット化に関する提案や支援を行います。センサー技術からクラウドまで、幅広い技術知識を活かしてIoTソリューションを設計します。
ブロックチェーンエンジニア
分散型システムの開発や導入を支援します。暗号技術やP2Pネットワークの知識を活かしブロックチェーン技術を用いたシステム開発を行います。金融技術への理解も重要です。
SEのキャリアチェンジで活かせる強みとは
SEとして培ってきた次のスキルや経験は、他の職種へのキャリアチェンジ時にも大きな武器となります。
- SEとして培った技術スキル
- プロジェクトマネジメント経験
- 論理的思考力・問題解決能力
それでは順に見ていきましょう。
SEとして培った技術スキル
SEとして身につけた技術スキルは、様々な職種で応用が可能です。たとえばプログラミングスキルは、マーケティング職でのデータ分析や、営業職での技術的な提案力として活かせます。
システム開発の経験は、IT商品の企画職やプロダクトマネージャーとして強みになります。技術的な実現可能性を理解した上で、製品企画ができる人材は重宝されます。
またデータベースの知識は、データアナリストやビジネスインテリジェンス担当者として転職する際の大きなアドバンテージとなります。
プロジェクトマネジメント経験
SEとして携わったプロジェクトマネジメントの経験は、多くの職種で求められるスキルです。スケジュール管理、リスク管理、チームマネジメントなどの経験は、どの業界でも高く評価されます。
特に、複数の利害関係者との調整経験や、予算管理の経験は、事業企画職やプロジェクトマネージャーとしての転職時に重要な強みとなります。
またアジャイル開発やスクラムなどの新しい開発手法の経験は、組織のプロセス改善やチェンジマネジメントの実務でも活用できます。
論理的思考力・問題解決能力
SEの仕事で培われる論理的思考力は、あらゆるビジネスシーンで活かせる強みです。システム設計で必要な構造化された思考は、事業戦略の立案やビジネス課題の解決にも直接応用できます。
問題解決能力も、SEの重要なスキルの一つです。システムの不具合対応で身につけた原因分析力や解決策の導出能力は、コンサルタントやビジネスアナリストとして活躍する際に大きな武器となります。
さらに複雑な要件を整理し実現可能な解決策を提示する能力は、商品企画や新規事業開発などの職種でも高く評価されます。
SEから異業種へのキャリアチェンジ成功のポイント
SEから異業種への転職は、多くの方が実際に成功を収めています。
このセクションでは、SEのキャリアチェンジ事例から学べる転職成功のポイントを解説します。
- IT業界内での職種転換例
- 異業種転職での成功事例
- キャリアチェンジ成功者の共通点
それでは順に見ていきましょう。
IT業界内での職種転換例
IT業界内でのキャリアチェンジは、比較的スムーズに進めやすい選択肢です。多くのSEが、プロジェクトマネージャーやITコンサルタントへと転身しています。
特に要件定義やプロジェクト管理の経験が豊富なSEは、顧客折衝力を活かしてプリセールスやITアーキテクトとして活躍しています。また技術営業への転換も人気のキャリアパスの一つです。
PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)やサービスマネージャーなど、管理系の職種へのシフトも増加傾向にあります。
異業種転職での成功事例
SEのスキルは、IT以外の業界でも高く評価されています。たとえば製造業のDX推進担当や、金融機関のフィンテック部門など、デジタル化を推進する部門への転職事例が増えています。
また自身の開発経験を活かして、プロダクトマネージャーやサービス企画職として活躍する人も多くいます。データ分析の知識を活かして、マーケティング部門のアナリストとして転職するケースも見られます。
起業してIT関連のコンサルティング会社を立ち上げたり、フリーランスとして独立したりするケースも増加しています。
キャリアチェンジ成功者の共通点
キャリアチェンジを成功させた方々には、いくつかの共通点があります。
まずSE時代から意識的に視野を広げ、技術以外の知識やスキルの習得に努めていた点です。
次に転職先の業界や職種について、十分な研究と準備を行っていることです。関連する資格の取得や、副業での経験蓄積など、計画的なアプローチを取っています。
また人脈形成にも積極的で、異業種の勉強会やコミュニティに参加するなど、新しい領域とのつながりを持つ努力をしていた点も特徴的です。
20代のSEのキャリアチェンジ戦略
20代でのSEからのキャリアチェンジは、人生における重要な転換点となります。
このセクションでは、若手SEが持つ独自の優位性と早期キャリアチェンジのメリット、そして具体的な転職戦略について解説していきます。
- 若手SEが持つアドバンテージ
- スキル転換に最適な時期の見極め方
- 20代でキャリアチェンジすべき理由
それでは順に見ていきましょう。
若手SEが持つアドバンテージ
20代のSEは、キャリアチェンジにおいて多くのアドバンテージを持っています。
まず年齢的な柔軟性が高く、新しい環境や役割への適応力に優れています。
また最新の技術トレンドに精通していることも強みです。クラウドやAI、アジャイル開発など、近年注目される技術やメソッドを実務で経験していることは、多くの企業で評価されます。
さらに給与面でも柔軟な対応が可能です。キャリアの初期段階であるため、一時的な収入減少を長期的なキャリア投資として捉えることができます。
スキル転換に最適な時期の見極め方
キャリアチェンジのタイミングを見極めるポイントは、主に3つあります。
1つ目は基本的な実務経験の蓄積です。最低でも2~3年のSE経験を積み、基礎的なスキルセットを確立することが望ましいでしょう。
2つ目は市場価値の評価です。転職サイトやエージェントへの登録を通じて、自身の市場価値を客観的に把握することが重要です。
3つ目は新しいスキルの習得状況を見極めます。目指す職種に必要なスキルの習得目標を立て、ある程度の準備が整ってからの転職を検討しましょう。
20代でキャリアチェンジすべき理由
20代でのキャリアチェンジには、複数のメリットがあります。
最大の利点は、新しいキャリアパスでの成長期間を十分に確保できることです。30代以降と比べて、専門性を築く時間的余裕があります。
また失敗しても再チャレンジが容易です。年齢的な制約が少ないため、必要に応じて方向転換することも可能です。
さらにライフイベントとの両立も考慮しやすい時期です。結婚や育児などのライフイベント前に、新しいキャリアを確立できる可能性が高くなります。
女性SEのキャリアチェンジ事情
女性SEのキャリアチェンジには、独自の強みと課題があります。
このセクションでは、女性ならではの視点を活かしたキャリア戦略と、ワークライフバランスを重視した転職先の選び方について解説します。
- 女性SEならではの強みと活かし方
- ワークライフバランスを重視した転職先選び
- 女性活躍推進企業への転職戦略
それでは順に見ていきましょう。
女性SEならではの強みと活かし方
女性SEは、技術力に加えて女性特有の強みがあります。特にコミュニケーション能力の高さや、きめ細かな配慮が求められる要件定義での活躍が注目されています。
またユーザー目線でのシステム設計や、UI/UXへの深い理解は、商品企画やサービス開発職への転職時に大きなアドバンテージとなります。
さらにチーム内での調整力や、多様な価値観への理解力は、プロジェクトマネジメントやビジネスアナリストとしての活躍につながります。
ワークライフバランスを重視した転職先選び
女性SEが転職に際してワークライフバランスを重視する場合、以下の点に注目して転職先を選ぶのがポイントです。
まず残業時間や休暇取得率などの労働条件を確認することが重要です。
またテレワークや時短勤務などの柔軟な働き方制度の有無も重要なポイントです。特に家庭との両立を考える場合は、これらの制度が整備されているかどうかを確認しましょう。
社内の女性管理職比率や育休取得後の復職率なども、企業の働きやすさを判断する重要な指標となります。
女性活躍推進企業への転職戦略
女性活躍推進企業への転職では、以下の戦略が効果的です。
まず「なでしこ銘柄」や「くるみん認定」などの各種認定制度を参考に、候補企業をリストアップします。
転職活動では、女性向けの転職イベントや専門エージェントの活用も検討しましょう。女性の働き方に理解のある企業との出会いが期待できます。
また社内の女性コミュニティの有無や、メンター制度の整備状況なども確認すると良いでしょう。長期的なキャリア形成をサポートする体制が整っているかがポイントです。
SEのキャリアチェンジ成功のための準備
キャリアチェンジを成功に導くためには、計画的な準備と実効性のある対策が不可欠です。
このセクションでは、転職までのロードマップと具体的な準備のステップを解説していきます。
- 必要なスキルの棚卸しと習得計画
- 転職活動の進め方とスケジュール管理
- 転職エージェントの活用方法
それでは順に見ていきましょう。
必要なスキルの棚卸しと習得計画
まず現在のスキルセットを客観的に評価することから始めましょう。SE経験で得た技術スキル、ビジネススキル、ヒューマンスキルを整理し強みと弱みを明確にします。
次に目指す職種で求められるスキルとのギャップを分析します。転職サイトの求人情報や、職種経験者へのヒアリングを通じて、必要なスキルを特定しましょう。
スキル習得には、オンライン講座の受講や副業での実践など、様々な方法があります。無理のない学習計画を立て、着実に実行することが重要です。
転職活動の進め方とスケジュール管理
転職活動は、以下のような段階を経て進めていきます。まず情報収集と市場調査から始め、希望する職種や企業の選定を行います。
並行して職務経歴書の作成と添削を行います。SE時代の経験を、新しい職種に関連付けて表現することがポイントです。
面接対策では、経験の棚卸しと志望動機の整理が重要です。特にキャリアチェンジの理由と今後のビジョンを説得力のある形で説明できるよう準備しましょう。
転職エージェントの活用方法
転職エージェントの活用は、キャリアチェンジ成功の重要なポイントです。
まずキャリアチェンジに強いエージェントを複数選び、面談を行います。エージェントとの面談では、キャリアプランを具体的に相談し実現可能な転職プランを策定します。
転職エージェントを利用することで非公開求人や業界の最新動向などの有益な情報も得られます。ただし複数のエージェントを並行して活用する場合は、情報の管理と選考状況の共有を適切に行うことが重要です。
SEからキャリアチェンジ後の年収・待遇の変化
続いて、このセクションではSEからキャリアチェンジ後の年収相場や待遇面での注意点を詳しく解説します。
- 業界・職種別の年収相場
- 転職後の待遇変更への対応
- 中長期的なキャリアプランの立て方
それでは順に見ていきましょう。
業界・職種別の年収相場
SEがIT業界内でキャリアチェンジした場合、比較的年収水準を維持しやすい傾向にあります。プロダクトマネージャーやITコンサルタントへの転身では、場合によって年収アップも期待できます。
一方で、SEから異業種への転職では一時的な年収ダウンを伴うことがあります。ただしDX推進やデータ分析などの専門職は、経験を積むことで年収の回復・向上が見込めます。
キャリアチェンジにより新興産業へ参入した場合、リスクとリターンの両面があります。AIやブロックチェーン関連職種は、スキル次第で高年収が期待できます。
転職後の待遇変更への対応
SEからキャリアチェンジすると、給与以外の待遇面でも様々な変化が予想されます。
まず勤務時間や休日、福利厚生など、企業によって制度は大きく異なります。特に裁量労働制や成果報酬型の給与体系など、SE時代とは異なる働き方に直面することもあります。事前に詳細を確認し生活設計に反映させることが重要です。
また試用期間中は通常より給与が低く抑えられることもあるため、資金計画には余裕を持たせて準備しておきましょう。
中長期的なキャリアプランの立て方
SEのキャリアチェンジは長期的な視点で評価します。転職先を選ぶ際に、目先の条件だけに惑わされないように注意が必要です。
キャリアプランは、3年後、5年後の目標を設定し、そこに向けたスキルアップ計画を立てましょう。また業界のトレンドや技術の進化を見据えた自己投資も必要です。セミナーや資格取得などを行い、継続的な学習機会を確保することが望ましいでしょう。
10年後以降の将来的な独立やさらなるキャリアチェンジの可能性も視野に入れ、柔軟なキャリアプランを描いておくことをおすすめします。
SEからキャリアチェンジする際のよくある質問と回答
最後に、SEからのキャリアチェンジでよくある不安や疑問への回答と、実践的なアドバイスを紹介します。
- 転職活動における不安と解決策
- 書類選考・面接対策のポイント
- 転職後の適応期間の過ごし方
それでは順に見ていきましょう。
転職活動における不安と解決策
Q1: 年齢的に遅すぎませんか?
A1: キャリアチェンジに年齢制限はありません。ただし自身の市場価値を見極め、現実的な目標設定が重要です。
Q2: SE以外の職種に適性がありか不安です
A2: 副業やインターンシップを通じて、実際に経験を積んでみることをおすすめします。
Q3: 収入面での不安があります
A3: 転職市場の調査と、最低限必要な生活費の算出を行い、現実的な収入目標を設定しましょう。
書類選考・面接対策のポイント
履歴書・職務経歴書では、SE時代の経験を転職先の職種に関連付けて表現することが重要です。具体的な成果とそこで得たスキルを明確に示しましょう。
面接では、キャリアチェンジの動機と将来のビジョンを説得力のある形で説明できるよう準備します。また業界研究や企業研究も入念に行いましょう。
特に重要な質問については、STAR形式(状況・課題・行動・結果)で回答を準備しておくことをおすすめします。
転職後の適応期間の過ごし方
SEから転職直後は新しい環境に慣れることを最優先します。業務の進め方や社内コミュニケーションのルールなど、基本的な事項から着実に学んでいきましょう。
分からないことは積極的に質問し、同僚との関係づくりも大切です。SE時代の経験を活かせる場面では、積極的に提案することも心がけましょう。
また定期的に上司とのコミュニケーションを取り、期待値のすり合わせや成長課題の確認を行うことが重要です。
みんなが使っている転職サービス上位6選 【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】
実際に登録したことのある転職サービスについてアンケートをとりました。アンケート結果として、みんなが使っている転職サービスの上位6サービスは以下です。
- 1位|リクルートエージェント(821人)
- 2位|doda(564人)
- 3位|リクナビNEXT(389人)
- 4位|マイナビAGENT(312人)
- 5位|ビズリーチ(288人)
- 6位|エン転職(282人)
※転職サービスの利用アンケート(クラウドワークス) 回答数:1,382 / 集計期間:2024年09月19日~10月03日
1位|リクルートエージェント(利用回答数:821人) 圧倒的な求人数
「リクルートエージェント」は、株式会社リクルートによる転職エージェントです。求人数、安定したサービス品質でまずは登録が必須のエージェントです。
まず何と言っても求人数が多いことがおすすめの理由として挙げられます。転職成功の実績も多く、優れているのは求人の数だけではありません。業界に精通したアドバイザーが在籍しているので、ぴったりの求人を見つけ出してくれます。求人やサービスの質・量ともにトップクラスで転職エージェントとしては定番・王道のサービスです。
営業・技術系を中心にあらゆる業種・職種をカバー。総合型ながら条件ごとに特化したページもあり、使いやすいのも人気の理由です。
- リクルートエージェントのおすすめポイント
- 求人数が圧倒的に多い
- 業界に精通したアドバイザーが在籍
- 条件ごとに特化したページがあり使いやすい
基本データ
リクルートエージェント | |
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求人数 | 公開求人474,685件/非公開求人399,542件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供 |
拠点 | 東京・北海道・宮城・宇都宮・さいたま・千葉・横浜・金沢・新潟・長野・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡 |
URL | https://www.r-agent.com/ |
2位|doda(利用回答数:564人) エージェント/サイトの一体型で自分でも応募が可能
「doda」は、人材紹介・転職支援を行う大手「パーソルキャリア」が運営する総合型転職サイトです。エージェントサービスも利用できる点が人気の理由の1つになっています。
dodaも求人数が多く、非公開求人も条件が良いものが多いのが大きなポイントです。
また転職サイトと転職エージェントの一体型で、使い方の自由度が高いのもおすすめポイント。エージェントサービスでは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。なお企業との対応は採用プロジェクト担当が行い、求職者と企業とでそれぞれ別のプロフェッショナルが対応します。
- dodaのおすすめポイント
- 非公開求人も好条件多数
- 転職サイトと転職エージェントの一体型で自由度が高い
- 専任のキャリアアドバイザーがサポート、企業は別のプロフェッショナルが対応
基本データ
doda | |
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求人数 | 公開求人262,342件/非公開求人31.049件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、年収査定、合格診断、レジュメビルダー、「自己PR」発掘診断、転職タイプ診断、はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断、オンライン仕事力診断 |
拠点 | 東京・横浜・札幌・仙台・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
URL | https://doda.jp/consultant/ |
3位|リクナビNEXT(利用回答数:389人) 求人サイト群の中でも最大級の求人数と使いやすさ
「リクナビNEXT」は、大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイトです。サイトの見やすさや使いやすさにも定評があります。
エージェントなしの狭義の転職サイトの中では、求人数はトップクラス。新規の求人も多く、定期的にチェックすることで希望に合う求人に出会える可能性が高まります。
ツールが便利でサイトが使いやすいのも特長です。たとえば「気になるリスト」を使うと、気になる企業や後でゆっくりチェックしたい企業をリスト化できるほか、気になるに追加した企業から面接のオファーが来る可能性があります。
そのほか、公開求人・非公開求人の企業からオファーがもらえる「オファーを待つ」、自己分析ツール「グッドポイント診断」などがあります。
- リクナビNEXTのおすすめポイント
- サイトが使いやすい
- 狭義の転職サイトでは最大級の求人数
- 大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイト
基本データ
リクナビNEXT | |
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求人数 | 公開求人824,000件以上(2024年10月22日現在) |
提供サービス | オファー、気になるリスト、グッドポイント診断 |
URL | https://next.rikunabi.com/ |
4位|マイナビAGENT(利用回答数:312人) 20代・30代の求人に強い
「マイナビAGENT」は、さまざまな転職サイトを運営している株式会社マイナビによる転職エージェントです。きめ細かいサポートが受けられると評価されています。
とくに20代・30代の求人が多いので、その世代の人にはおすすめです。また全国に拠点があり地方の求人も充実しているので、大都市圏以外で探している人にもぴったりです。
履歴書や職務経歴書のサポートも充実、初めての転職でも安心して利用できます。IT、営業など業種・職種別のサービスもあります。自分が探している業種と一致するならより探しやすくなるでしょう。
- マイナビAGENTのおすすめポイント
- 20代・30代の求人が多い
- 地方の求人も充実
- 履歴書や職務経歴書のサポートもあり安心
基本データ
マイナビAGENT | |
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公開求人数 | 非公開 |
提供サービス | エージェントサービス |
拠点 | 東京・神奈川・北海道・宮城・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡 |
URL | https://mynavi-agent.jp/ |
5位|ビズリーチ(利用回答数:288人) ハイクラス向けで企業からスカウトが受けられる
「ビズリーチ」は、ハイクラス求人が多いのが特徴の転職サイトです。厳密にはスカウト型のサイトで、エージェントではありません。登録するとヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられます。
最大の特長は、ハイクラス求人が多いことです。年収1,000万円以上の求人が1/3以上を占めています。一定以上の経験やスキルがある人が転職活動するのに役立つサービスです。
もう1つの大きな特徴として、登録するだけでヘッドハンターや企業からスカウトが届く点があります。以前は「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種がありましたが、今は「プラチナスカウト」に一本化されています。プラチナスカウト経由での採用は全体の約70%。採用される可能性が高く、スカウトが届いたら大きなチャンスです。実際、企業からスカウトが届いた場合は書類選考が免除されます。
基本的にヘッドハンターはアドバイスをしませんが、場合によってはアドバイスをもらえることもあります。無料プランと有料プランがあり、有料プランは制限なく求人に応募できます。
- ビズリーチのおすすめポイント
- ヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられるハイクラス向けサイト
- 企業からプラチナスカウトが来た場合は即面接が可能
- 有料プランなら制限なく求人に応募できる
基本データ
ビズリーチ | |
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求人数 | 公開求人138,081件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、有料プラン(プレミアムステージ) |
拠点 | 東京・大阪・名古屋・福岡・静岡・広島 |
URL | https://www.bizreach.jp/ |
6位|エン転職(利用回答数:282人) サイトが使いやすく情報も充実、利用者の満足度が高い
「エン転職」は、人材サービス大手の一つエン・ジャパン株式会社による転職サイトです。エージェントサービスも利用できます。
オリコン顧客満足度調査の転職サイト部門で、2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1となっています。サイトの使いやすさは定評があり、自力で検索・応募するのに適したサービスです。口コミなどの情報も充実しており、企業間の比較検討もしやすくなっています。
さらに転職サイトのほか転職エージェントとしても利用することができ、非公開求人も多数保有しています。大手ですが最大手ほどでない規模で、きめ細かいサポートを受けることが可能。また女性向けのページのほか、ミドルや若手ハイキャリアなどに特化した関連サイトもあります。
- エン転職のおすすめポイント
- 2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1
- サイトが使いやすいほか情報も充実
- 非公開求人も多数保有
基本データ
エン転職 | |
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求人数 | 公開求人152,678件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス |
URL | https://employment.en-japan.com/ |
さいごに
この記事では、SEのキャリアチェンジにおすすめの転職先10選と転職で押さえるべきポイントを詳しく解説しました。
SEからのキャリアチェンジは、技術の急速な進化や働き方の変化を背景に多くのエンジニアが検討しています。
この記事で紹介したように、SEのスキルと経験はプロダクトマネージャーやITコンサルタントといったIT業界内の職種だけでなく、DX推進やデータアナリストなど、幅広い分野で活かすことができます。
SEのキャリアチェンジを成功させるポイントは、自身の強みを活かせる職種を選択し計画的な準備を進めることです。必要なスキルの習得や転職エージェントの活用、そして年齢や性別に応じた戦略的なアプローチが重要となります。
転職後には待遇面での変化にも目を向けつつ、中長期的なキャリアプランを描くことで、よりやりがいのある新たなキャリアパスを築くことができるでしょう。SEの経験は、どのような職種にキャリアチェンジしても必ず強みとして活きてくるはずです!