- この記事でわかること
- 営業企画は市場分析や戦略立案を行い、営業活動を効率化する役割がある
- 求められるスキルは戦略的思考、顧客志向、問題解決能力など
- 営業企画のキャリアパス:IT、コンサルティング、メーカーなど異なる業界が選択できる
- キャリアアップにおすすめの資格は中小企業診断士やデータ分析士など
- 営業企画へ転職するための5つのステップを紹介
- 営業企画のキャリアパスを目指す!転職サービス上位6選 【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】
営業企画のキャリアパスは、企業の売上・利益向上をサポートする重要な職種として注目されています。
営業企画部門とは営業の現場と経営層をつなぐ架け橋です。そのため企業の「花形」部門と称されることも。しかし具体的なキャリアパスについては、意外と知られていないかもしれません。
この記事では、営業企画の仕事内容とキャリアパスの選択肢を紹介。さらに営業企画に向いている人、求められるスキル、おすすめの資格から年収事情まで徹底的に解説していきます。
未経験から営業企画への転職を考えている方も、すでに営業企画として働いている方も、ぜひキャリアプラン設計の参考にしてください!
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Contents
営業企画部は花形って本当?仕事内容と基本の役割
営業企画部は、企業の売上と利益を戦略的に向上させる重要な部門です。
データ分析に基づく戦略立案から具体的な施策の実行まで幅広い役割を担っている営業企画部は経営層とも関わりの深い仕事のため、花形部門と称されることもあります。
営業企画のキャリアパスを考えるために、まずは営業企画の仕事内容と役割について理解を深めておきましょう。
- 営業企画の主な仕事内容
- 営業企画の基本の役割
- 営業企画とマーケティングの違い
それでは順に解説します。
営業企画の主な仕事内容
営業企画の主な仕事は、営業戦略の立案と実行支援です。市場調査やデータ分析を行い、効果的な営業戦略を策定します。
具体的には、売上目標の設定、ターゲット市場の選定、商品・サービスの価格戦略、販売チャネルの最適化などを行います。また営業部門の生産性向上のための業務改善や、営業ツールの開発・導入なども重要な役割です。
さらに営業現場からのフィードバックを収集・分析し、戦略の修正や新たな施策の立案にも活かします。経営層への報告資料の作成や部門間の調整も日常的な業務の一つです。
営業企画の基本の役割
営業企画は、データと現場の声の両方を活用しながら実効性の高い戦略を練り上げていく役割を担っています。
特に重要な役割は、営業活動の効率化と最適化です。営業部門が効果的に活動できるよう、必要な環境整備やサポート体制の構築を行います。具体的には、営業プロセスの標準化、KPIの設定と管理、営業支援ツールの導入、営業マニュアルの整備などが含まれます。
また新規事業や新商品の企画立案、販売促進策の検討などの役割も担っています。市場動向や競合分析に基づいて新たな営業機会を見出し、具体的な施策として落とし込みます。
さらに営業部門と他部門(製品開発、マーケティング、カスタマーサポートなど)との連携強化も、営業企画の重要な責務です。
営業企画とマーケティングの違い
営業企画とマーケティングは、似て非なる役割を持っています。
マーケティングが市場全体を見据えた製品・サービス開発や、ブランド構築、広告宣伝を担当するのに対し、営業企画は具体的な販売戦略の立案と実行支援に重点を置きます。
マーケティングが「何を売るか」を考えるのに対し、営業企画は「どう売るか」を考えるのです。
またマーケティングが長期的な市場戦略を立案するのに対し、営業企画はより短期的な売上目標の達成に向けた具体的な施策を担当します。
ただし両者は密接に連携する必要があり、マーケティング戦略を実際の営業活動に落とし込む際は、営業企画が重要な役割を果たします。顧客接点の最前線である営業部門の声を製品開発やマーケティング戦略にフィードバックする役割も担っています。
営業企画に向いている人・求められるスキル
営業企画の仕事は、次のようなスキルを備えた人が向いています。
- 戦略的思考が得意
- 顧客志向の考え方を備えている
- 実行力がある
- 問題解決能力が高い
- 変化への適応力がある
それでは順に見ていきましょう。
戦略的思考が得意
営業企画には、市場環境や競合状況を分析し、効果的な戦略を立案する能力が不可欠です。
そのためデータや事実に基づいて論理的に考え、課題を整理し、解決策を導き出せる人が向いています。また短期的な視点だけでなく、中長期的な展望を持って戦略を描ける思考力も重要です。
将来の市場動向を予測し、そこから逆算して現在すべきことを考えられる人、様々な要素を総合的に判断して最適な選択ができる人が、営業企画で力を発揮できます。数字に強くKPIの設定や進捗管理を的確に行える人も、この職種との相性が良いでしょう。
顧客志向の考え方を備えている
営業企画では、常に顧客視点を持って戦略を立案することが重要です。顧客のニーズや課題を深く理解し、それに応える解決策を提案できる人が向いています。
また市場調査やユーザーインタビューから得られた情報を、具体的な施策に落とし込める能力も必要です。顧客からのフィードバックに真摯に耳を傾け、それを戦略に反映できる柔軟性も求められます。
営業現場の声に耳を傾け、現場と経営層の橋渡しができる人も営業企画での活躍が期待できます。
実行力がある
営業企画では、立案した戦略を確実に実行に移す力が求められます。
具体的には、計画を具体的な施策に落とし込み、関係者を巻き込みながらプロジェクトを推進できる実行力や、障害や予期せぬ事態が発生した際に臨機応変に対応できる判断力と行動力が必要とされます。
これらの能力があり、目標に向かって粘り強く取り組める人、周囲を巻き込んでプロジェクトを前に進められる人が、営業企画で成功しやすいでしょう。また期限とコストを意識しながら、効率的にタスクを進められる人も向いています。
問題解決能力が高い
営業企画では様々な課題に日々直面するため、それらの課題を適切に分析し、効果的な解決策を見出せる人が向いています。また表面的な問題だけでなく、その根本原因を特定して本質的な解決策を提案できる洞察力も重要です。
複数の選択肢の中から最適な解決策を選べる判断力、新しい視点でアプローチできる創造性を持つ人が、営業企画で力を発揮できます。また失敗を恐れずチャレンジする姿勢も問題解決には重要です。
変化への適応力がある
ビジネス環境は常に変化しており、営業企画にも柔軟な対応が求められます。新しい技術やビジネスモデルをキャッチアップし、戦略に反映できる適応力があり、市場環境の変化や競合の動きに応じて戦略を柔軟に修正できる判断力を備えた人に向いています。
また変化の波に乗り遅れないよう、学習意欲が高く、常に新しい知識やスキルを吸収しようとする姿勢を持つ人や、変化を脅威ではなく機会として捉えられる人が営業企画での成功につながります。
営業企画のキャリアパス【業界別】
それでは早速、営業企画のキャリアパスについて見ていきましょう。
業界によって求められるスキルや経験は異なり、それに応じて営業企画としてのキャリアの積み方も変わってきます。ここでは、以下の主要な業界における営業企画のキャリアパス事例について詳しく解説します。
- IT業界
- コンサルティング業界
- メーカー業界
それでは順に見ていきましょう。
IT業界での営業企画のキャリアパス
IT業界の営業企画では、テクノロジーの進化に合わせたキャリアパスを描くことができます。
一般的な営業企画のキャリアパスとしては、入社後3-5年は基礎的な営業企画業務を担当し、その後チームリーダーとして小規模プロジェクトを任されるようになります。
5-7年目からは営業企画マネージャーとして部門全体の戦略立案を担当し、10年目以降はIT営業企画部門の責任者や事業開発責任者としてのキャリアを築くことができます。
特にSaaS企業では、プロダクトマーケティングマネージャーやグロースマネージャーとしてのキャリアパスも開かれており、営業企画の経験を活かして製品戦略の立案や成長戦略の実行を担うことも可能です。
コンサルティング業界での営業企画のキャリアパス
コンサルティング業界における営業企画のキャリアパスは、専門性と経験値に応じて段階的に発展していきます。
入社後1-3年は営業企画アソシエイトとして基礎を学び、3-5年目からは営業企画コンサルタントとして独立したプロジェクトを担当します。さらに5-8年目でシニアコンサルタントとなり、大規模な営業改革プロジェクトのリードを任されるようになります。
8-10年以上のキャリアを積むと、営業戦略部門のディレクターやパートナーとしてのキャリアパスが開かれ、複数のクライアント企業の営業改革を統括する立場となります。
また独立して営業コンサルタントとして活動するキャリアパスも選択肢の一つです。
メーカー業界での営業企画のキャリアパス
メーカー業界での営業企画のキャリアパスは、製品特性や市場環境の理解を深めながら段階的にステップアップしていきます。
初級営業企画担当者(1-3年)として製品の基礎知識と市場分析スキルを習得し、中級営業企画担当者(3-5年)では製品カテゴリーの戦略立案を担当します。
その後、シニア営業企画マネージャー(5-8年)として複数の製品ラインの営業戦略を統括し、営業企画部門長(8年以上)として全社の営業戦略の責任者を目指すキャリアパスが一般的です。
また事業部門の責任者や営業本部長といった経営幹部へのキャリアパスも開かれています。
営業企画のキャリアプラン例
営業企画のキャリアプランは、個人の目標や強みに応じて複数の道筋があります。営業企画としての市場価値を高めるためには、計画的なスキルアップとキャリアアップが重要です。
ここでは、以下の代表的なキャリアプランと各ステージでのスキルアップ方法について解説します。
- 入社からベテランへのキャリアアップ
- 専門分野を深めるキャリアプラン
- マネジメントを目指すキャリアプラン
- コンサルタントへの転向プラン
それでは順に見ていきましょう。
入社からベテランへのキャリアアップ
営業企画のキャリアは、通常3つのステージを経て発展していきます。
入社後3年間は基礎スキルの習得期間として、データ分析や企画立案の基本を学びます。次の3-5年は、担当プロジェクトの規模を拡大しながら専門性を高め、市場価値の向上を図ります。その後、プロジェクトリーダーとしての実績を積み、10年目以降はマネージャーとして部門全体の戦略立案を担当します。
このキャリアプランでは、各キャリアステージで必要なスキルアップを意識的に行い、着実なステップアップを目指すことが重要です。
専門分野を深めるキャリアプラン
営業企画として専門性を高めるキャリアプランは、特定の業界や機能に特化したスキルアップが重要です。たとえばデジタルマーケティングやデータアナリティクスなどの専門分野を選択し、集中的に知識とスキルを深めていきます。
このキャリアプランでは、専門資格の取得や実践的なプロジェクト経験を通じて市場価値を高めていきます。5年程度の経験を積むと、その分野のエキスパートとして高い評価を得ることができ、より責任のある立場でのキャリアアップが可能となります。
マネジメントを目指すキャリアプラン
営業企画からマネジメント職を目指すキャリアパスでは、戦略的思考力とリーダーシップスキルの向上がキャリアプラン設計のポイントになります。
まず5年程度の営業企画経験を通じて事業戦略の立案能力を磨き、その後チームリーダーとして組織マネジメントの実践経験を積みます。
この過程で得たプロジェクトマネジメントスキルや部下育成のスキルが市場価値の向上につながります。マネージャーとしてのキャリアアップを実現するには、日々の業務に対して予算管理や人材マネジメントなど経営的な視点での取り組みが不可欠です。
コンサルタントへの転向プラン
営業企画からコンサルタントへのキャリアチェンジを目標とするキャリアプランは、営業企画での実務経験5年程度を基盤に、戦略コンサルティングのスキルを段階的に習得していきます。
営業企画経験者の市場価値を高めるには、業界分析手法の習得や提案力の向上が重要です。またMBA取得やコンサルティング関連の資格取得によるスキルアップも、キャリアアップの重要な要素となります。
営業企画のキャリアアップにおすすめの資格
営業企画担当者としての市場価値を高め、キャリアアップを実現するためには、資格取得が有効です。
ここでは、特に営業企画の実務とキャリアアップに直結する5つの資格を紹介します。
- 中小企業診断士
- マーケティング・ビジネス実務検定
- データ分析士
- プロジェクトマネジメント資格(PMP)
- ビジネス統計スペシャリスト
それでは順に見ていきましょう。
中小企業診断士
営業企画のキャリアパスにおいて、中小企業診断士は最も価値の高い資格の一つです。経営戦略、マーケティング、財務分析など、営業企画に必要な知識を体系的に習得できます。
資格取得により戦略的な視点からの企画立案能力が向上し、転職市場での価値も大きく高まります。またコンサルタントとしての独立も視野に入れたキャリアアップが可能となり、年収アップにもつながります。
ただし取得には1-2年の集中的な学習が必要で、実務経験と並行したスキルアップが求められます。
マーケティング・ビジネス実務検定
営業企画の実務に直結するスキルを証明する資格として、マーケティング・ビジネス実務検定があります。市場分析、顧客戦略、プロモーション計画など、営業企画の基本スキルを体系的に学べます。
特に1級取得は、専門的なマーケティング知識とスキルの証明となり、キャリアアップの重要な要素となります。実務での応用が効きやすく、資格取得の過程で学んだ知識はすぐに業務に活かせます。
通常6ヶ月程度の学習期間で取得が可能で、市場価値向上の近道となります。
データ分析士
データドリブンな営業戦略が求められる現代において、データ分析士の資格は市場価値を高める重要な要素です。統計分析の基礎からビジネス活用まで、実践的なデータ分析スキルを証明できます。
特に上級資格は、高度なデータ分析能力の証明となり、営業企画でのキャリアアップに直結します。Python、R、SQLなどのツールスキルも含めた総合的な分析力が身につき、より戦略的な企画立案が可能になります。
資格取得には半年から1年程度の学習期間が必要です。
プロジェクトマネジメント資格(PMP)
営業企画のキャリアパスにおいて、PMPは管理職へのステップアップを支援する重要な資格です。プロジェクト管理の国際標準を学べ、大規模な営業企画プロジェクトの運営にも対応できるスキルが身につきます。
資格取得により、チームマネジメントやステークホルダー管理の専門性が証明され、市場価値も向上します。またグローバルに認知された資格であり、国際的なキャリアアップにも有効です。
取得には3年以上のプロジェクト管理経験と、半年程度の学習期間が必要です。
ビジネス統計スペシャリスト
営業企画において、データに基づく意思決定を行うためのスキルを証明する資格です。基礎的な統計手法からマーケティングデータの分析まで、実務で必要な定量分析スキルを体系的に習得できます。
データ分析に基づく戦略立案能力が証明されるほか、BIツールやデータビジュアライゼーションの知識も含まれており、実践的なスキルアップが可能です。取得には3-6ヶ月程度の学習期間が必要で、段階的な資格取得が推奨されます。
営業企画の年収はどれくらい?
ここまで、営業企画の仕事内容とキャリアパスについて詳しく見てきました。
続いてこの章では、営業企画の年収相場について以下の側面から解説していきます。
- キャリアステージごとの年収推移
- 業界別の年収相場の比較
- 営業企画の年収に影響を与える要素
それでは順に見ていきましょう。
キャリアステージごとの年収推移
営業企画の年収は、キャリアステージに応じて段階的に上昇していきます。
新卒入社後3年程度の若手社員では、年収350万円~450万円程度が一般的です。中堅社員(経験5-10年)になると450万円~650万円程度となり、管理職(課長級)では650万円~850万円程度まで上昇します。
さらに上級管理職(部長級)では、800万円~1,200万円以上も視野に入ります。ただしこれらは大手企業の場合であり、中小企業では相場が異なることもあります。また業績連動型の賞与や、ストックオプションなどの追加報酬がある場合もあります。
業界別の年収相場の比較
営業企画の年収相場は業界によっても異なります。IT業界では比較的高水準で、経験者であれば500万円~800万円程度が一般的です。
特に大手IT企業やグローバル企業では、1,000万円以上の年収も珍しくありません。コンサルティング業界も年収水準は高く、経験者で600万円~1,000万円程度となっています。
一方、メーカーや小売業では400万円~600万円程度が中心となります。ただし業界トップクラスの企業や高い専門性を持つ人材には、より高い報酬が用意されています。また近年はスタートアップ企業でも、年収水準の高いポジションが増えています。
営業企画の年収に影響を与える要素
営業企画の年収を決定する要素は多岐にわたります。
まず企業規模が大きな影響を与え、従業員数1,000人以上の大手企業では中小企業と比べて20%から30%程度高い傾向にあります。また企業の業績や成長性も重要な要素となり、急成長企業では昇給やボーナスが充実している場合が多いです。
個人の実績や保有スキルも重要です。特にデジタルマーケティングやデータ分析のスキル、語学力などの専門性は年収アップにつながります。またプロジェクトの規模や責任範囲、部下の人数なども年収に影響を与える要素となっています。
営業企画へ転職するための5つのステップ
未経験から営業企画へのキャリアチェンジは、計画的な準備と段階的なアプローチが必要です。
ここでは、転職成功に向けた5つの具体的なステップについて解説します。
- 業界研究
- 自己分析
- スキルアップ
- 転職活動
- 面接対策
それでは順に見ていきましょう。
ステップ1|業界研究
営業企画への転職を成功させるには、まず志望する業界の特性や動向を深く理解することが重要です。
業界専門のニュースサイトや経済誌、各企業の決算資料などを通じて、市場規模や成長性、主要プレイヤーの動向などを研究します。また、その業界特有の商習慣や求められるスキルセットについても理解を深める必要があります。
業界研究では、単なる情報収集に留まらず、その業界が直面している課題や将来の展望についても考察することが重要です。可能であれば業界セミナーやイベントにも参加し、実際に働いている人の生の声を聞くことも効果的です。
ステップ2|自己分析
営業企画へのキャリアチェンジを成功させるためには、自身の強みと弱み、興味・関心を明確に把握する必要があります。
まずはこれまでの職務経験で培ったスキルや知識を棚卸しし、営業企画でどのように活かせるかを分析しましょう。また転職後のキャリアビジョンを明確にし、そこに向けて必要な準備を洗い出すことも重要です。
自己分析では、価値観やワークスタイルの希望なども含めて総合的に自身を見つめ直すことが大切です。また転職市場での自身の市場価値も客観的に評価し、現実的な転職プランを立てる必要があります。
ステップ3|スキルアップ
未経験からの転職では、必要なスキルを事前に習得しておくことが重要です。
基本的なビジネススキル(Excel、PowerPoint など)の習得はもちろん、データ分析やマーケティングの基礎知識なども必要です。オンライン学習プラットフォームやビジネススクールなどを活用し、計画的なスキルアップを図りましょう。
また資格取得も有効な手段です。営業企画に関連する資格(マーケティング検定など)の取得を目指すことで、体系的な知識を習得できます。
ステップ4|転職活動
転職活動では、複数の選択肢を持ちながら戦略的にアプローチすることが重要です。
特に転職エージェントの活用は、未経験からの転職に効果的です。エージェントを通じて、市場の動向や求人情報、企業の採用基準などの情報を得ることができます。
また応募書類の作成では、これまでの経験を営業企画で求められるスキルや人物像に合わせてアピールしましょう。作成には時間がかかりますが、一度に複数の企業に応募する場合でも、志望する企業に合わせて職務経歴書の内容をカスタマイズすることが大切です。
ステップ5|面接対策
営業企画職の面接対策としては、自身の強みや志望動機を明確に説明できるようにしておくことが重要です。
よく聞かれる質問に対して回答を事前に準備し、模擬面接を行ってスムーズに答えられるように練習しておきましょう。また業界知識や最新トレンドについても、しっかりと理解を深めておく必要があります。
営業企画職の面接では、論理的思考力やコミュニケーション能力、問題解決能力などが重点的に評価されます。それらのスキルを裏付けるエピソードを伝え、これまでの経験が営業企画でどのように活かせるかを説明できるようにしておきましょう。
また未経験であることをマイナスと捉えず、新しい視点で寄与できると前向きに考える心構えも必要です。
みんなが使っている転職サービス上位6選 【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】
実際に登録したことのある転職サービスについてアンケートをとりました。アンケート結果として、みんなが使っている転職サービスの上位6サービスは以下です。
- 1位|リクルートエージェント(821人)
- 2位|doda(564人)
- 3位|リクナビNEXT(389人)
- 4位|マイナビAGENT(312人)
- 5位|ビズリーチ(288人)
- 6位|エン転職(282人)
※転職サービスの利用アンケート(クラウドワークス) 回答数:1,382 / 集計期間:2024年09月19日~10月03日
1位|リクルートエージェント(利用回答数:821人) 圧倒的な求人数
「リクルートエージェント」は、株式会社リクルートによる転職エージェントです。求人数、安定したサービス品質でまずは登録が必須のエージェントです。
まず何と言っても求人数が多いことがおすすめの理由として挙げられます。転職成功の実績も多く、優れているのは求人の数だけではありません。業界に精通したアドバイザーが在籍しているので、ぴったりの求人を見つけ出してくれます。求人やサービスの質・量ともにトップクラスで転職エージェントとしては定番・王道のサービスです。
営業・技術系を中心にあらゆる業種・職種をカバー。総合型ながら条件ごとに特化したページもあり、使いやすいのも人気の理由です。
- リクルートエージェントのおすすめポイント
- 求人数が圧倒的に多い
- 業界に精通したアドバイザーが在籍
- 条件ごとに特化したページがあり使いやすい
基本データ
リクルートエージェント | |
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求人数 | 公開求人474,685件/非公開求人399,542件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供 |
拠点 | 東京・北海道・宮城・宇都宮・さいたま・千葉・横浜・金沢・新潟・長野・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡 |
URL | https://www.r-agent.com/ |
2位|doda(利用回答数:564人) エージェント/サイトの一体型で自分でも応募が可能
「doda」は、人材紹介・転職支援を行う大手「パーソルキャリア」が運営する総合型転職サイトです。エージェントサービスも利用できる点が人気の理由の1つになっています。
dodaも求人数が多く、非公開求人も条件が良いものが多いのが大きなポイントです。
また転職サイトと転職エージェントの一体型で、使い方の自由度が高いのもおすすめポイント。エージェントサービスでは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。なお企業との対応は採用プロジェクト担当が行い、求職者と企業とでそれぞれ別のプロフェッショナルが対応します。
- dodaのおすすめポイント
- 非公開求人も好条件多数
- 転職サイトと転職エージェントの一体型で自由度が高い
- 専任のキャリアアドバイザーがサポート、企業は別のプロフェッショナルが対応
基本データ
doda | |
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求人数 | 公開求人262,342件/非公開求人31.049件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、年収査定、合格診断、レジュメビルダー、「自己PR」発掘診断、転職タイプ診断、はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断、オンライン仕事力診断 |
拠点 | 東京・横浜・札幌・仙台・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
URL | https://doda.jp/consultant/ |
3位|リクナビNEXT(利用回答数:389人) 求人サイト群の中でも最大級の求人数と使いやすさ
「リクナビNEXT」は、大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイトです。サイトの見やすさや使いやすさにも定評があります。
エージェントなしの狭義の転職サイトの中では、求人数はトップクラス。新規の求人も多く、定期的にチェックすることで希望に合う求人に出会える可能性が高まります。
ツールが便利でサイトが使いやすいのも特長です。たとえば「気になるリスト」を使うと、気になる企業や後でゆっくりチェックしたい企業をリスト化できるほか、気になるに追加した企業から面接のオファーが来る可能性があります。
そのほか、公開求人・非公開求人の企業からオファーがもらえる「オファーを待つ」、自己分析ツール「グッドポイント診断」などがあります。
- リクナビNEXTのおすすめポイント
- サイトが使いやすい
- 狭義の転職サイトでは最大級の求人数
- 大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイト
基本データ
リクナビNEXT | |
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求人数 | 公開求人824,000件以上(2024年10月22日現在) |
提供サービス | オファー、気になるリスト、グッドポイント診断 |
URL | https://next.rikunabi.com/ |
4位|マイナビAGENT(利用回答数:312人) 20代・30代の求人に強い
「マイナビAGENT」は、さまざまな転職サイトを運営している株式会社マイナビによる転職エージェントです。きめ細かいサポートが受けられると評価されています。
とくに20代・30代の求人が多いので、その世代の人にはおすすめです。また全国に拠点があり地方の求人も充実しているので、大都市圏以外で探している人にもぴったりです。
履歴書や職務経歴書のサポートも充実、初めての転職でも安心して利用できます。IT、営業など業種・職種別のサービスもあります。自分が探している業種と一致するならより探しやすくなるでしょう。
- マイナビAGENTのおすすめポイント
- 20代・30代の求人が多い
- 地方の求人も充実
- 履歴書や職務経歴書のサポートもあり安心
基本データ
マイナビAGENT | |
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公開求人数 | 非公開 |
提供サービス | エージェントサービス |
拠点 | 拠点情報はこちらをご確認ください |
URL | https://mynavi-agent.jp/ |
5位|ビズリーチ(利用回答数:288人) ハイクラス向けで企業からスカウトが受けられる
「ビズリーチ」は、ハイクラス求人が多いのが特徴の転職サイトです。厳密にはスカウト型のサイトで、エージェントではありません。登録するとヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられます。
最大の特長は、ハイクラス求人が多いことです。年収1,000万円以上の求人が1/3以上を占めています。一定以上の経験やスキルがある人が転職活動するのに役立つサービスです。
もう1つの大きな特徴として、登録するだけでヘッドハンターや企業からスカウトが届く点があります。以前は「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種がありましたが、今は「プラチナスカウト」に一本化されています。プラチナスカウト経由での採用は全体の約70%。採用される可能性が高く、スカウトが届いたら大きなチャンスです。実際、企業からスカウトが届いた場合は書類選考が免除されます。
基本的にヘッドハンターはアドバイスをしませんが、場合によってはアドバイスをもらえることもあります。無料プランと有料プランがあり、有料プランは制限なく求人に応募できます。
- ビズリーチのおすすめポイント
- ヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられるハイクラス向けサイト
- 企業からプラチナスカウトが来た場合は即面接が可能
- 有料プランなら制限なく求人に応募できる
基本データ
ビズリーチ | |
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求人数 | 公開求人138,081件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、有料プラン(プレミアムステージ) |
拠点 | 東京・大阪・名古屋・福岡・静岡・広島 |
URL | https://www.bizreach.jp/ |
6位|エン転職(利用回答数:282人) サイトが使いやすく情報も充実、利用者の満足度が高い
「エン転職」は、人材サービス大手の一つエン・ジャパン株式会社による転職サイトです。エージェントサービスも利用できます。
オリコン顧客満足度調査の転職サイト部門で、2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1となっています。サイトの使いやすさは定評があり、自力で検索・応募するのに適したサービスです。口コミなどの情報も充実しており、企業間の比較検討もしやすくなっています。
さらに転職サイトのほか転職エージェントとしても利用することができ、非公開求人も多数保有しています。大手ですが最大手ほどでない規模で、きめ細かいサポートを受けることが可能。また女性向けのページのほか、ミドルや若手ハイキャリアなどに特化した関連サイトもあります。
- エン転職のおすすめポイント
- 2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1
- サイトが使いやすいほか情報も充実
- 非公開求人も多数保有
基本データ
エン転職 | |
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求人数 | 公開求人152,678件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス |
URL | https://employment.en-japan.com/ |
さいごに
この記事では、営業企画のキャリアパスや仕事内容、向いてる人、年収について詳しく解説してきました。
営業企画は、企業の売上・利益の向上を戦略的にサポートする重要な職種です。
キャリアパスの選択肢も多く、専門性を高めることで、より高度な役割へのキャリアアップや年収アップの機会にもつながります。さらに未経験からのキャリアチェンジも、計画的な準備と継続的な学習により十分に可能です。
この記事で紹介したキャリアパスや必要なスキル、実践的なアドバイスを参考に、あなたらしいキャリアプランを見つけてください!