既卒者の面接での自己紹介は、第一印象を決める重要な場面です。どのような内容を含め、どう話せば好印象につながるのか悩む方も多いでしょう。
この記事では、既卒面接での自己紹介のポイントや構成、具体的な例文、そして自己紹介後によく聞かれる質問への対策までを詳しく解説します。
短時間で印象に残る自己紹介のテクニックを身につけて、面接を成功させましょう。
【まずはチェック!!】求人数の多い大手転職サービスが人気!おすすめの求人数比較表!
大手転職サービスの取り扱い求人件数を独自調査。転職サービスの専任担当者が最新の取り扱い求人情報を確認し、求人数比較表にまとめています。転職活動にあたってはエージェントやサイトを積極的に活用しましょう。まずは一通りサービスを体験してみて自分にあったサービスを見つけることをおすすめします。比較表はこちら。
右にスクロールできます
おすすめ | リクルートエージェント | doda | マイナビAGENT | リクナビNEXT | パソナキャリア | ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト | マイナビ転職 | エン転職 | JACリクルートメント | type |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
特色 | 全年代・全業界 | 全年代・全業界 | 全業界 | 全年代・全業界 | ハイクラス・女性向け | ハイクラス全年代・業界 | ハイクラス・全年代 | 全年代・全業界 | 全年代・全業界 | ハイクラス | 全業界・首都圏 |
求人数 | 557,813件 | 249,933件 | 非公開 | 1,176,000件以上 | 46,538件 | 150,516件 | 476,322件 | 非公開 | 85,670件 | 21,138件 | 2,476件 |
求人の豊富さ | |||||||||||
ポイント | 非公開求人も多数 | エージェント・サイト両方の利用が可能 | 地方の求人も充実 | 企業からのオファーあり | オファーも受けられる | 2種類のスカウトあり | 登録するとスカウトが多数届く | スカウトサービスあり | 利用者の満足度が高い | コンサルタントのサポートが手厚い | とくにエンジニア、20代、女性の求人に強み |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
2025年3月21日調査:各転職エージェントの取り扱い求人件数・各転職サイトの掲載求人数
Contents
既卒面接で自己紹介を求められる理由
既卒面接では、最初に自己紹介を求められることがほとんどです。自己紹介は、面接官があなたの人柄や話し方、コミュニケーション能力を短時間で把握するための最初のステップになります。
面接官が自己紹介を求める主な目的は、以下の3つです。
- あいさつ
- アイスブレイク
- 次の質問につなげるため
それでは順に見ていきましょう。
あいさつ
既卒面接での自己紹介が求められる理由の一つは、お互いにあいさつをして面接の基本的な流れを作り、場の雰囲気を整えるためです。
また既卒者は新卒と異なり、すでに学校を卒業している分、社会人としての振る舞いが評価されます。
面接官は「自己紹介をお願いします」という質問で、応募者の基本情報を改めて確認すると同時に、ビジネスマナーや受け答えの姿勢を見ています。
アイスブレイク
既卒面接における自己紹介は、面接官と応募者の間の緊張をほぐす「アイスブレイク」の役割も果たしています。面接官は自己紹介を通じて、あなたのコミュニケーション能力や表現力を見ているのです。
既卒者の場合、学校を卒業してからの期間をどのように過ごしてきたかに特に注目されます。話し方や目線、姿勢などの非言語コミュニケーションも重要な評価ポイントとなるため、自然体でありながらも礼儀正しい態度を心がけましょう。
次の質問につなげるため
既卒面接での自己紹介は、その後の質問へと話を展開させるための布石でもあります。面接官はあなたの自己紹介の内容から、さらに掘り下げたい情報を選び、質問を組み立てます。
たとえば「留学経験がある」と自己紹介すれば、その経験から学んだことや身についたスキルについて質問される可能性が高いでしょう。
自己紹介で触れた内容については、詳細な質問に答えられるよう準備しておくことが大切です。既卒者の場合は特に、卒業後の期間の過ごし方について説明できるようにしておきましょう。
既卒面接の自己紹介で伝える項目
既卒面接の自己紹介は、以下の項目で構成しましょう。
- 既卒面接の自己紹介で伝える項目
-
- あいさつ
- 名前と最終学歴
- 学生時代の活動(ガクチカ)
- 卒業後の活動内容
- 新卒で就職しなかった理由
- 就職しようと思った理由
必要な情報を簡潔に伝えることで、次の質問への良い流れを作ることができます。それでは順に解説します。
あいさつ
既卒面接での自己紹介は、まずはあいさつから始まります。
面接という初対面の場で、お互いの名前や基本情報を交換することは、社会人としての基本的なビジネスマナーです。特に既卒者の場合、社会人としての基本的なマナーや振る舞いができるかどうかをチェックされる意味もあります。
きちんとした挨拶、適切な声の大きさや話し方、相手に対する敬意を示す言葉遣いなどは、この段階で評価されるポイントです。
また、自己紹介の冒頭で「本日はお時間をいただきありがとうございます」などの感謝の言葉を述べることで、謙虚さや社会人としての基本的なマナーを示すことができます。
名前と最終学歴
既卒面接の自己紹介では、名前に続いて最終学歴を伝えます。「○○大学△△学部を20XX年に卒業しました」という形式で十分です。
この際、特に優れた学業成績があれば簡単に触れても良いでしょう。ただし、学歴を過度に強調することは避け、あくまでもバックグラウンドの一部として伝えるのがポイントです。
面接官はあなたの学歴よりも、その後どのように時間を過ごし、どのようなスキルや経験を積んできたかに関心があります。
学生時代の活動(ガクチカ)
既卒面接の自己紹介では、学生時代に力を入れた活動について簡潔に触れましょう。
部活動やサークル、ボランティア、インターンシップなど、あなたの人柄やスキルが伝わる経験を1〜2つ選びます。ただし、詳細な説明は別の質問で行うことが多いため、「大学ではマーケティング研究会に所属し、企業との共同プロジェクトに取り組みました」程度の説明で十分です。
既卒者の場合、学生時代から現在までの一貫性やストーリーが重要なため、現在の志望動機につながるような活動を選ぶと効果的です。
卒業後の活動内容
既卒面接の自己紹介では、卒業後の活動内容を説明することが特に重要です。
「卒業後は、語学力を高めるために1年間オーストラリアにワーキングホリデーで滞在し、現地のレストランで働きながら英語を学びました」など、空白期間の過ごし方を簡単に伝えましょう。
アルバイトやボランティア、資格取得のための勉強など、卒業後にどのような活動をしていたかを説明します。
面接官は、卒業後にどのような経験や学びがあったのかを知りたいと考えているため、ポジティブな成長につながったことを中心に話すことが大切です。
新卒で就職しなかった理由
既卒面接の自己紹介では、なぜ新卒で就職しなかったのかという理由を簡潔に説明することが欠かせません。
「スキルアップのため」「海外経験を積むため」など、ポジティブな理由を述べるのが理想的です。もし病気や家庭の事情など避けられない理由がある場合は、正直に伝えつつも、その経験から学んだことや成長した点を付け加えると良いでしょう。
自己紹介の時点では詳細まで話す必要はありませんが、言い訳のように聞こえないように前向きな表現を心がけ、その選択が今の自分にどのような良い影響をもたらしたかを伝えることが重要です。
就職しようと思った理由
既卒面接の自己紹介では、なぜ今就職しようと思ったのかという理由も必ず伝えましょう。
「海外で培った語学力とコミュニケーション能力を活かして、グローバルに活躍できる仕事に就きたいと考えました」など、卒業後の経験やスキルを仕事に活かしたいという意欲を示します。
単に「就職したいから」ではなく、なぜ今このタイミングなのか、どのようなキャリアを築きたいのかという将来展望も簡潔に伝えると良いでしょう。
この部分は志望動機にもつながるため、企業研究をしっかり行い、自分の希望と企業の求める人材像が合致していることを示せるとベストです。
既卒者が面接で自己紹介するときの基本のポイント
続いて、既卒者が面接で自己紹介する際の基本的なポイントを解説します。
- 1分で簡潔に伝える
- 新卒で就職しなかった理由を伝える
- 企業の求める人物像を意識する
それでは順に見ていきましょう。
1分で簡潔に伝える
既卒面接での自己紹介は、1分程度で簡潔にまとめることが重要です。長すぎる自己紹介は面接官の集中力を低下させ、要点が伝わりにくくなります。
特に面接官が気になっている「新卒で就職しなかった理由」や「卒業後の活動内容」といったポイントを中心に、簡潔に話しましょう。
事前に話す内容を整理し、何度か練習しておくことで自信を持って話せるようになります。時間を意識することで、不必要な情報を省き、アピールポイントを強調できる自己紹介になります。
新卒で就職しなかった理由を伝える
既卒面接の自己紹介では、なぜ新卒で就職しなかったのかという理由を明確に伝えることが必須です。面接官は既卒者に対して、この点を最も気にしていると言っても過言ではありません。
「資格取得に専念するため」「海外経験を積むため」など、前向きな理由を述べるようにしましょう。また、その選択によって得られた経験や成長についても簡潔に触れると良いでしょう。
例えば「TOEICで900点を取得し、ビジネス英語のスキルを磨きました」など、具体的な成果を示すことで説得力が増します。正直に話しつつも、ポジティブな側面を強調することがポイントです。
企業の求める人物像を意識する
既卒面接の自己紹介では、応募企業が求める人物像を意識することが重要です。企業のホームページや求人情報から、どのような人材を求めているのかをしっかりリサーチしておきましょう。
例えば、グローバル展開している企業であれば、あなたの海外経験や語学力をアピールポイントにすると効果的です。また、「チームワークを重視する企業」「創造性を求める企業」など、企業の価値観に合わせた自己紹介を心がけましょう。
自分のスキルや経験と企業のニーズを結びつけることで、「この会社で活躍できる人材である」というイメージを与えることができます。バイト経験しかない場合でも、そこから得た学びを企業の求める要素に関連付けて伝えましょう。
既卒面接で好印象を与える自己紹介のテクニック
既卒面接で最初の自己紹介は採用担当者への第一印象を決める重要な瞬間です。
たった1分の自己紹介でも、適切なテクニックを活用することで好印象を与え、面接の流れを有利に進めることができます。
ここでは、既卒者が面接で好印象を与えるための具体的なテクニックをご紹介します。
- 目線を合わせる
- 適度に笑顔を見せる
- ハキハキと話す
- 面接を設けてもらったことへの感謝を示す
それでは順に見ていきましょう。
目線を合わせる
既卒面接で自己紹介をする際、目線を合わせることは基本中の基本です。視線を合わせることで、誠実さや自信を示すことができます。緊張して下を向いたり、視線を泳がせたりすると、自信がないという印象を与えてしまいます。
面接官が複数いる場合は、質問した人を中心に時々他の面接官にも視線を配りましょう。ただし、じっと見つめすぎるのも避けるべきです。自然な目線のやり取りを心がけ、既卒者としての熱意と誠実さを伝えましょう。
適度に笑顔を見せる
既卒面接での自己紹介では、適度な笑顔を心がけましょう。緊張していても、軽く口角を上げるだけで印象は大きく変わります。笑顔は相手に好印象を与えるだけでなく、自分自身の緊張も和らげる効果があります。
ただし、作り笑いや過度な笑顔は不自然に見えるため避けましょう。特に既卒者は真面目さもアピールポイントになるので、シーンに合わせた自然な表情変化を意識すると良いでしょう。自己紹介の開始時と終了時に特に笑顔を見せると、好印象を与えることができます。
ハキハキと話す
既卒面接の自己紹介では、声の大きさやスピードに注意してハキハキと話すことが重要です。小さな声やモゴモゴとした話し方は自信のなさを感じさせてしまいます。適切な声の大きさで、クリアに発音することを心がけましょう。
また、話すスピードも重要です。緊張すると早口になりがちですが、適度なスピードでゆっくり話すと落ち着いた印象を与えられます。
既卒であることへの不安を感じているかもしれませんが、堂々と自己紹介することで、その不安を払拭し、前向きな姿勢をアピールできます。
面接を設けてもらったことへの感謝を示す
既卒面接では、面接の機会を設けてもらったことに対する感謝の気持ちを示すことが印象アップにつながります。
例えば「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます」などの一言を自己紹介の冒頭や締めくくりに入れると良いでしょう。
丁寧な言葉遣いと謙虚な姿勢は、既卒者としての誠実さや社会人としての基本的なマナーを備えていることをアピールできます。感謝の気持ちを伝えることで、面接官との良好な関係構築にもつながります。
好印象を残す!既卒者向け面接の自己紹介例文5選
既卒者が面接で自己紹介をする際は、新卒時に就職しなかった理由や卒業後の活動内容を適切に伝えることが重要です。
ここでは、既卒者の状況別に面接での自己紹介の例文を5つご紹介します。これらの例文を参考に、自分自身の経験や強みを活かした自己紹介を作成してみてください!
- 留学・ワーホリ経験がある既卒者
- 資格取得に時間を費やした既卒者
- フリーランス経験がある既卒者
- 家庭の事情で就職が遅れた既卒者
- バイト経験を活かしたい既卒者
それでは順に見ていきましょう。
自己紹介の例文1|留学・ワーホリ経験がある既卒者
例文
本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は○○大学○○学部を卒業した△△と申します。
大学卒業後、語学力を高めたいという思いからオーストラリアへのワーキングホリデーを経験しました。1年間の滞在中、現地のカフェでバリスタとして働きながら、多国籍の同僚や顧客とのコミュニケーションを通じて英語力を向上させました。
この経験で培った語学力や異文化理解の能力を、御社のグローバルな事業展開において活かしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
留学やワーホリの経験は、グローバルな視点や語学力のアピールになります。
単に「海外に行っていた」だけでなく、その経験から何を学び、どのようなスキルを身につけたかを明確に伝えることが重要です。また、その経験が志望企業でどう活かせるかまで言及すると、より説得力が増します。
自己紹介の例文2|資格取得に時間を費やした既卒者
例文
本日は面接のお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学○○学部を卒業した△△と申します。
大学卒業後は、IT業界で活躍するために必要なスキルを身につけるため、プログラミングの学習と資格取得に注力してきました。これまでに基本情報技術者試験やJavaプログラミング能力認定試験に合格し、実践的なプログラミングスキルも独学で習得しました。
御社では、これらの知識とスキルを活かして、システム開発チームの一員として貢献したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
資格取得に時間を費やした場合は、その資格が仕事にどう活かせるかを明確に伝えましょう。
単に「資格を取った」だけでなく、その過程で身につけた知識や能力、そして志望業界での活用方法まで言及すると良いでしょう。また、資格取得に向けた努力の過程も、自己管理能力や目標達成能力のアピールになります。
自己紹介の例文3|フリーランス経験がある既卒者
例文
お時間をいただき、ありがとうございます。○○大学○○学部を卒業した△△と申します。
大学卒業後は、Webデザインのフリーランスとして活動してきました。これまで20社以上のクライアントのWebサイト制作を担当し、デザインからコーディングまで一貫して手がけてきました。
しかし、より大きなプロジェクトに携わりたい、チームで協力して成長していきたいという思いから、今回正社員として就職を希望しました。フリーランスで培った技術力と顧客折衝経験を御社で活かしたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
フリーランス経験者は、自立して仕事を進める能力や専門スキルをアピールできます。
具体的な実績数や代表的な成功事例に触れると説得力が増します。また、なぜフリーランスから正社員を目指すのかという動機を明確に伝えることで、長期的なキャリアビジョンを持っていることをアピールしましょう。
自己紹介の例文4|家庭の事情で就職が遅れた既卒者
例文
本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学○○学部を卒業した△△と申します。
大学卒業後は、家族の介護のため、すぐに就職活動を行うことができませんでした。その間、在宅でできる事務のアルバイトをしながら、家族の支援に努めてきました。
現在は家庭の状況も落ち着き、本格的に社会に貢献したいと考え、就職活動を始めました。限られた状況の中でも時間管理や責任感を養ってきたことを、御社での業務に活かしていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
家庭の事情は正直に伝えつつも、その期間に得た経験や学びにフォーカスしましょう。
介護や家族の支援といった経験から培われた責任感、忍耐力、時間管理能力などは、仕事においても有用なスキルです。また、現在は就業に支障がない状況であることを明確に伝えることも重要です。
自己紹介の例文5|バイト経験を活かしたい既卒者
例文
面接のお時間をいただき、ありがとうございます。○○大学○○学部を卒業した△△と申します。
大学卒業後は、飲食店でアルバイトリーダーとして3年間勤務してきました。新人スタッフの教育や、シフト管理、在庫発注など、店舗運営の様々な業務を任されてきました。
この経験を通じて、チームマネジメントやお客様対応のスキルを磨いてきました。特に、お客様からのクレーム対応を通じて培った問題解決能力は、営業職として御社でも活かせると考えております。
未経験業界ではありますが、真摯に学び、成長していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
ポイント
アルバイト経験でも、リーダーシップやマネジメント、顧客対応などの経験は大いにアピールポイントになります。
具体的にどのような役割を担い、何を学んだのかを明確に伝えましょう。また、そのスキルが志望職種でどう活かせるかまで言及することで、未経験業界であっても前向きな姿勢をアピールできます。
既卒面接でよくある自己紹介後の質問10選と回答例文
既卒面接では、自己紹介の後に特有の質問が続くことが多いものです。
ここでは、既卒面接でよくある質問10選とその対策、回答例をご紹介します。
- なぜ新卒で就職しなかったのですか?
- 卒業後は具体的に何をしていましたか?
- その経験はどのように仕事に活かせますか?
- 学生時代に力を入れたことは何ですか?
- なぜこの業界を志望するのですか?
- 当社の志望理由を教えてください
- あなたの強みと弱みは何ですか?
- どのような仕事をしたいと考えていますか?
- 既卒ということで不安はありませんか?
- 何か質問はありますか?(逆質問)
それでは順に見ていきましょう。
質問1|なぜ新卒で就職しなかったのですか?
既卒面接で最もよく聞かれる質問の一つです。この質問に対しては、誠実に答えつつも、前向きな理由を強調することが重要です。
OK回答例文
NG回答例文
質問2|卒業後は具体的に何をしていましたか?
既卒面接では、卒業から現在までの期間をどのように過ごしてきたかを説明する必要があります。空白期間について具体的に説明することで、自己成長への意欲をアピールしましょう。
OK回答例文
NG回答例文
質問3|その経験はどのように仕事に活かせますか?
既卒面接では、これまでの経験が志望する仕事にどう活かせるかを問われることが多いです。特に未経験の業界や職種を志望する場合は、経験の転用可能性を明確に伝える必要があります。
OK回答例文
NG回答例文
質問4|学生時代に力を入れたことは何ですか?
既卒面接でも、学生時代のエピソードは重要なアピールポイントになります。この質問では、自分の強みや人柄を示すエピソードを選び、簡潔に伝えることが大切です。
OK回答例文
NG回答例文
質問5|なぜこの業界を志望するのですか?
既卒面接では、なぜその業界に興味を持ったのか、きっかけや理由を問われることがあります。しっかりとした業界研究に基づいた回答が求められます。
OK回答例文
NG回答例文
質問6|当社の志望理由を教えてください
既卒面接では、なぜ他社ではなくその企業を選んだのかを明確に説明する必要があります。志望動機は、企業研究に基づいた具体的な内容であることが重要です。
OK回答例文
NG回答例文
質問7|あなたの強みと弱みは何ですか?
既卒面接では、自己分析に基づいた強みと弱みを伝える必要があります。特に弱みについては、その克服への取り組みや工夫も伝えることが大切です。
OK回答例文
NG回答例文
質問8|どのような仕事をしたいと考えていますか?
既卒面接では、将来のキャリアビジョンや希望する職務内容について質問されることがあります。具体的かつ現実的なビジョンを示すことが重要です。
OK回答例文
NG回答例文
質問9|既卒ということで不安はありませんか?
既卒面接では、新卒と比較したハンデやキャッチアップに対する心構えを問われることがあります。不安を認めつつも、前向きな姿勢を示すことが重要です。
OK回答例文
NG回答例文
質問10|何か質問はありますか?(逆質問)
既卒面接の最後に、面接官から質問を求められることが多いです。この機会を活用して、入社への意欲や志望度の高さをアピールしましょう。ただし、初回面接で待遇面(給与、休日、福利厚生など)にのみ言及するのは避けた方が無難です。
OK回答例文
ありがとうございます。2点ほど質問させてください。まず御社では入社後の教育制度として、既卒者向けに特別なフォローアッププログラムなどはありますか?また、実際に既卒入社された方は現在どのように活躍されているのか、差し支えなければ教えていただきたいです。私自身、できるだけ早く戦力になりたいと考えておりますので、ぜひ先輩方のご活躍を参考にさせていただきたいです。
NG回答例文
既卒面接の自己紹介でやってはいけないNG行動
既卒として面接で自己紹介する際に、避けたほうがいいNG行動もあります。
- 既卒面接の自己紹介でやってはいけないNG行動
-
- 自己紹介が長すぎる
- 新卒で就職しなかった理由を言い訳する
- 目線が合わない・声が小さい
- 準備不足が伝わる曖昧な自己紹介をする
それでは順に見ていきましょう。
自己紹介が長すぎる
既卒面接での自己紹介は、簡潔さが重要です。長すぎる自己紹介は面接官の時間を奪い、要点が伝わりにくくなります。
自己紹介の中で自分の経歴や経験をすべて語ろうとせず、面接官が知りたいポイントに絞って話すことが大切です。特に既卒の場合は、新卒で就職しなかった理由と卒業後の活動内容、そして志望動機の要点を中心に構成しましょう。
事前に話す内容を整理し、面接の場で時間を気にしながら話せるよう準備しておくことがポイントです。
新卒で就職しなかった理由を言い訳する
既卒面接で自己紹介をする際、新卒で就職しなかった理由を言い訳がましく説明するのはNGです。
「就職活動がうまくいかなかった」「やりたいことが見つからなかった」などのネガティブな表現は避けましょう。代わりに、その期間に何を学び、どう成長したかをポジティブに伝えることが重要です。
自分の選択に自信を持って説明できる内容を準備しておきましょう。面接官が知りたいのは、言い訳ではなく、その選択から得た学びや強みです。
目線が合わない・声が小さい
既卒面接の自己紹介は緊張しますが、目線が合わない・声が小さいといった対応は印象が悪くなるだけでなく、コミュニケーション能力に不安を抱かせてしまいます。
面接官と適度に目線を合わせ、明るくハキハキとした声で話すことで、自信と熱意を伝えることができます。事前に友人や家族の前で練習したり、スマートフォンで自分の様子を録画して確認したりすると効果的です。
準備不足が伝わる曖昧な自己紹介をする
既卒面接での自己紹介において、準備不足が伝わる曖昧な内容は避けるべきです。
「えーと」「あのー」といった言葉が多い、話の筋が通っていない、質問されると詳細が答えられないなどの状況は、準備不足のサインです。
特に既卒者は新卒者よりも厳しく見られる傾向があるため、自己紹介の内容を論理的に組み立て、卒業後の空白期間の説明を明確にしておく必要があります。転職エージェントの模擬面接を受けるなど、事前にしっかり準備しておくことが大切です。
既卒面接の自己紹介の注意点
既卒面接での自己紹介は、ただ内容を準備するだけでなく、どのように伝えるかも重要です。
以下の注意点を意識することで、より効果的な自己紹介が可能になり、面接成功の可能性が高まります。
- 既卒面接の自己紹介の注意点
- 原稿を丸暗記しない
- 自己PRにならないようにする
- 志望動機の詳細までは話さない
それでは順に見ていきましょう。
原稿を丸暗記しない
既卒面接の自己紹介で暗記した内容を機械的に話すと、不自然さが出てしまい、誠実さが伝わりにくくなります。
特に既卒者は新卒と比べて様々な経験をしているため、その経験から生まれる言葉の方が説得力があります。重要なのは、伝えるべきポイントを箇条書きにして整理し、それを自分の言葉で表現できるよう準備することです。
面接では、面接官の反応を見ながら話すことで、より自然なコミュニケーションが取れます。暗記に頼らず、自分の経験や思いを自分の言葉で語ることを心がけましょう。
自己PRにならないようにする
既卒面接での自己紹介は、自己PRとは明確に区別する必要があります。
自己紹介ではあくまで基本情報と簡単な経歴を伝えることが目的であり、自分の強みや能力を詳しくアピールするのは自己PR質問の時に行うべきです。
「私の強みは〇〇です」「私はこんなに優れています」といった内容が自己紹介に含まれると、質問の意図を理解していないと判断されかねません。詳細な自己PRは面接官から質問があったときに展開するよう心がけましょう。
志望動機の詳細までは話さない
既卒面接の自己紹介では、志望動機の詳細まで話し過ぎないよう注意しましょう。自己紹介はあくまでも基本情報を伝える場であり、志望動機は「志望理由を教えてください」という質問で詳しく答える機会があります。
自己紹介では「御社の〇〇という点に魅力を感じ、応募しました」程度の簡潔な言及にとどめるのが適切です。面接の流れを考え、各質問に対して適切なタイミングで情報を提供することで、面接官に良い印象を与えることができます。
まとめ
この記事では、既卒面接での自己紹介について詳しく解説しました。
面接官が自己紹介を求める理由や伝えるべき項目、1分で好印象を与えるポイント、さらに具体的な例文や自己紹介後によく聞かれる質問への対策まで幅広く紹介しています。
既卒者の面接では、「なぜ新卒で就職しなかったのか」という点を自信を持って説明できるよう準備することが最も重要です。また、長すぎる自己紹介や言い訳がましい説明、目線が合わないといったNG行動を避けて、好印象を残せるように工夫します。
既卒でも面接で自信を持って自己紹介ができるように、準備と練習をしておきましょう!