23歳の平均年収は約323万、平均月収23.4万円！手取り額や業界別平均も解説

23歳の平均年収は323.2万円、平均月収23.4万円というのをご存知でしょうか。

本記事では、23歳の平均年収を男女別・業界別・地域別に詳しく分析し、手取り額の計算方法や年収アップのための具体的な戦略についても解説します。

23歳は大学卒業後1～2年目にあたり、初任給ベースの年収である一方で、将来の年収アップに向けた重要な基盤作りの時期でもあります。

ぜひ最後までご覧になって、これからのキャリア設計の参考にしてみてください！

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Contents

1 23歳の平均年収は323.2万円！全年齢・男女別の違い
2 23歳の平均年収と年収中央値から読み解く収入の実態
3 23歳の平均年収は最終学歴（大卒・高卒・専門卒）で格差あり？
4 23歳の平均年収を業種別・企業規模別に比較
5 23歳の平均年収の都道府県別ランキング
6 23歳の平均年収・平均月収の手取り額と生活レベル
7 23歳で平均年収を超えるための転職戦略は？
8 みんなが使っている転職サービス上位6選　【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】
9 まとめ

23歳の平均年収は323.2万円！全年齢・男女別の違い

23歳の平均年収は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査（令和5年）をもとに年収に換算すると、323.2万円です。

【23歳の平均年収・平均月収】

23歳
性別	平均年収	平均月収（所定内給与額）	年間賞与その他特別給与額
全体	323.2万円	23.4万円	42.0万円
男性	329.3万円	23.6万円	45.6万円
女性	316.3万円	23.2万円	37.9万円

【参考：全年齢の平均年収・平均月収】

全年齢
性別	平均年収	平均月収（所定内給与額）	年間賞与その他特別給与額
全体	472.9万円	31.8万円	90.9万円
男性	528.4万円	35.1万円	107.3万円
女性	377.9万円	26.3万円	62.8万円

※出典：厚生労働省の2023年（令和5年）賃金構造基本統計調査をもとに算出
※平均年収は、「所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」により算出（所定内給与額は各種手当を除く）
※短時間労働者（パートタイム労働者）を除く

まずこの章では、23歳の平均年収について、以下の観点から詳しく見ていきましょう。

23歳の平均年収と全年齢平均の比較
23歳の女性の平均年収は316.3万円！男性との比較
23歳の平均ボーナス額はいくら？

それでは順に解説します。

23歳の平均年収と全年齢平均の比較

厚生労働省の2023年（令和5年）賃金構造基本統計調査によると、23歳の平均年収323.2万円は全年齢の平均年収472.9万円と比較して約150万円低い水準となっています。

これは23歳は多くの大卒者が社会人1～2年目の段階であり、初任給ベースの年収であることが主な要因と考えられます。

23歳から30歳までの年収上昇幅を見ると、約148万円のアップが期待できるため、今後のキャリア形成が重要な時期といえるでしょう。

23歳の女性の平均年収は316.3万円！男性との比較

23歳の女性の平均年収は316.3万円、男性は329.3万円で、約13万円の差があります。23歳の段階では男女間の年収格差は比較的小さく、初任給の差が主な要因といえます。

しかし、全年齢で見ると女性377.9万円、男性528.4万円と約150万円の差に拡大します。23歳の女性にとって、この段階でのキャリア形成や専門性の向上が将来の年収に大きく影響することを示しています。

23歳の平均ボーナス額はいくら？

23歳の平均ボーナス額は42.0万円で、年収に占める割合は約13%となっています。男性は45.6万円、女性は37.9万円と、約8万円の差があります。

23歳のボーナス額は全年齢平均90.9万円の半分以下の水準ですが、これは勤続年数や評価が反映されるためです。

入社後の実績や成果によってボーナス額は変動するため、日々の業務に真摯に取り組むことが重要です。

23歳の平均年収と年収中央値から読み解く収入の実態

23歳の平均年収323.2万円に対し、年収中央値は300万円と20万円以上の差があります。

ここでは、この違いから見えてくる収入の実態を詳しく解説します。

23歳の年収中央値は300万円
そもそも年収の中央値とは何か
23歳の平均年収323万円は「おかしい」と言われる理由

それでは順に見ていきましょう。

23歳の年収中央値は300万円

23歳の年収中央値は、dodaの調査結果によると300万円で、平均年収323.2万円よりも23万円低い水準になっています。

この年収中央値は、23歳の半数が年収300万円以下、残りの半数が300万円以上の年収を得ていることを意味しています。

つまり23歳の年収中央値が平均年収を下回る理由は、一部の高年収者が平均値を押し上げているためです。多くの23歳にとって、年収中央値の方が実感に近い数値といえるでしょう。

そもそも年収の中央値とは何か

年収中央値とは？: 全体のデータを低い順に並べたときの真ん中に位置する値のことです。つまり、23歳の年収中央値300万円は、23歳の労働者を年収順に並べた際の中央値を示しています。

平均年収は極端に高い年収の人に引っ張られる傾向がありますが、年収中央値は外れ値の影響を受けにくく、より実態を反映した指標として重視されています。就職活動や転職の際の年収水準を判断する基準として活用できます。

23歳の平均年収323万円は「おかしい」と言われる理由

23歳の平均年収323万円が「おかしい」と感じる人が多いのは、実感との乖離があるためです。

23歳の多くは初任給ベースの年収であり、300万円を下回るケースも珍しくありません。平均年収が高めに出る理由は、外資系企業や大手IT企業など一部の高年収企業に勤める23歳が平均値を押し上げているからと考えられます。

そのため、年収中央値300万円の方が多くの23歳の実情に近い数値といえるでしょう。

【参考】年齢別平均年収と年収中央値

参考として、20歳から40歳までの年齢別平均年収と年収中央値をまとめました。

年齢	平均年収	年収中央値
20歳	295.0万円	250万円
21歳	314.9万円	250万円
22歳	297.4万円	300万円
23歳	323.2万円	300万円
24歳	359.7万円	320万円
25歳	387.9万円	350万円
26歳	407.3万円	353万円
27歳	426.7万円	380万円
28歳	439.8万円	390万円
29歳	466.6万円	400万円
30歳	471.7万円	400万円
31歳	491.7万円	400万円
32歳	507.8万円	400万円
33歳	529.3万円	400万円
34歳	539.1万円	420万円
35歳	557.3万円	420万円
36歳	582.2万円	420万円
37歳	602.5万円	430万円
38歳	626.2万円	440万円
39歳	625.0万円	450万円
40歳	654.4万円	450万円
20代	360万円	―
30代	451万円	―
40代	519万円	―
50代以上	607万円	―

年齢別平均年収：厚生労働省「賃金構造基本統計調査」より引用
年代別平均年収：doda「平均年収ランキング（年齢別・年代別の年収情報）【最新版】」より引用
中央値：doda「正社員の年収中央値は？男女別・年齢別・都道府県別にも解説平均年収ランキング【最新版】」より引用

23歳の平均年収は最終学歴（大卒・高卒・専門卒）で格差あり？

23歳の平均年収は最終学歴によって異なり、興味深いことに高卒が最も高い結果となっています。

【最終学歴別：23歳の平均年収・平均月収】

最終学歴別	23歳
最終学歴別	平均年収	平均月収（所定内給与額）
高校	343.6万円	22.2万円
専門学校	330.8万円	23.3万円
高専・短大	338.8万円	22.1万円
大学	316.7万円	23.8万円

ここでは、23歳の学歴別の平均年収格差の実態を解説します。

高卒23歳の平均年収は343.6万円
大卒23歳の平均年収は316.7万円
専門学校卒・高専・短大卒の23歳の平均年収

それでは順に見ていきましょう。

高卒23歳の平均年収は343.6万円

23歳における高卒の平均年収は343.6万円で、全学歴の中で最も高い水準となっています。23歳の高卒者は既に5年程度の勤務経験があり、技能職や現場職での経験を積んでいることが要因です。

製造業や建設業などでは高校卒業後すぐに現場で実務経験を積み、技能や資格取得によって着実に年収を上げているケースが多く見られます。

23歳の高卒者の平均月収は22.2万円となっています。

大卒23歳の平均年収は316.7万円

23歳の大卒者の平均年収は316.7万円で、高卒より約27万円低い結果となっています。23歳の大卒者は社会人経験1～2年目であり、初任給ベースの年収であることが主な理由です。

しかし、平均月収は23.8万円と高卒の22.2万円を上回っており、将来的な昇進や昇給の可能性を考慮すると、長期的には年収の逆転が期待できます。

23歳の段階では経験年数の差が年収に大きく影響していることが分かります。

専門学校卒・高専・短大卒の23歳の平均年収

23歳の専門学校卒の平均年収は330.8万円、高専・短大卒は338.8万円となっています。23歳の専門学校卒は大卒よりも約14万円高く、高専・短大卒は約22万円高い水準です。

これらの学歴では、専門的な技能や資格を活かした職種に就くケースが多く、即戦力として評価されていることが要因です。23歳の時点では実務経験の豊富さや専門性が年収に直結している傾向が見られます。

23歳の平均年収を業種別・企業規模別に比較

23歳の平均年収は業種や企業規模によって大きくも異なります。キャリアプランを検討したり転職による年収アップを目指すうえでも、参考にしてみましょう。

23歳の平均年収より高い業界トップ3とその特徴
23歳の平均年収より低い業界の実態
大企業と中小企業の23歳の平均年収の差

それでは順に見ていきます。

23歳の平均年収より高い業界トップ3とその特徴

厚生労働省の統計データをみると、23歳の平均年収を上回る業界トップ3は、不動産業（357.2万円）、建設業（343.2万円）、電気・ガス・熱供給・水道業（339.9万円）です。

【業種別：23歳の平均年収・平均月収】

主な業種	23歳
主な業種	平均年収	平均月収（所定内給与額）
不動産業，物品賃貸業	357.2万円	24.1万円
建設業	343.2万円	24.6万円
電気・ガス・熱供給・水道業	339.9万円	22.8万円
運輸業，郵便業	334.4万円	23.6万円
製造業	330.7万円	22.5万円
医療，福祉	328.5万円	24.0万円
情報通信業	323.9万円	24.8万円
教育，学習支援業	319.9万円	23.2万円
金融業，保険業	319.2万円	23.4万円
卸売業，小売業	316.4万円	23.3万円
生活関連サービス業，娯楽業	296.2万円	22.9万円
宿泊業，飲食サービス業	285.2万円	22.0万円

※出典：厚生労働省の2023年（令和5年）賃金構造基本統計調査をもとに算出
※平均年収は、「所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」により算出（所定内給与額は各種手当を除く）
※短時間労働者（パートタイム労働者）を除

23歳でも高年収を得られる不動産業は、営業成績による歩合給が大きな要因と考えられます。また建設業は技能職としての経験や資格取得が評価され、電気・ガス業界は安定した経営基盤と福利厚生の充実が特徴です。

これらの業界では23歳でも専門性や実績が年収に反映されやすい傾向があるといえます。

23歳の平均年収より低い業界の実態

一方で、23歳の平均年収を下回る業界には、宿泊業・飲食サービス業（285.2万円）、生活関連サービス業・娯楽業（296.2万円）があります。

23歳でこれらの業界を選択する場合、年収は平均を下回る傾向にありますが、接客スキルやマネジメント経験を積むことで将来的なキャリアアップが期待できます。

また、卸売業・小売業（316.4万円）や金融業・保険業（319.2万円）も23歳の平均年収をやや下回りますが、安定性や成長性の観点から魅力的な選択肢といえるでしょう。

大企業と中小企業の23歳の平均年収の差

23歳の平均年収は企業規模によっても明確な差があり、1,000人以上の大企業では336.5万円、10～99人の中小企業における23歳の平均年収とは約30万円の差があります。

また、100～999人の中堅企業では317.6万円で、23歳の時点では大企業と中小企業の中間的な位置づけとなっています。

【企業規模別：23歳の平均年収・平均月収】

企業規模別	23歳
企業規模別	平均年収	平均月収（所定内給与額）
1,000人以上	336.5万円	24.1万円
100～999人	317.6万円	23.2万円
10～99人	305.9万円	22.5万円

このように、23歳の段階では企業規模による年収格差は比較的小さいですが、昇進・昇給のスピードや福利厚生を考慮すると長期的には差が拡大する傾向があります。

ただし、中小企業のほうが早いうちから幅広く経験が積めたり、専門性の高い分野では高収入が期待できるといったケースもあるため、転職先を検討する際には単純に企業規模だけでなく業種や職種、将来性も考慮することが重要です。

23歳の平均年収の都道府県別ランキング

地域によっても平均年収は大きく異なります。

厚生労働省のデータをもとに換算すると、20代前半（20歳～24歳）の都道府県別の平均年収は、最高と最低で約60万円もの差があります。

【都道府県別：20～24歳の平均年収・平均月収】

地域別		20～24歳		地域別		20～24歳
地域別		平均年収	平均月収（所定内給与額）	地域別		平均年収	平均月収（所定内給与額）
1位	東京都	322.5万円	24.3万円	25位	福島県	294.5万円	21.0万円
2位	神奈川県	321.6万円	23.6万円	26位	広島県	293.6万円	21.1万円
3位	愛知県	316.6万円	22.8万円	27位	愛媛県	293.3万円	20.9万円
4位	滋賀県	315.0万円	22.3万円	28位	長野県	292.3万円	20.9万円
5位	千葉県	314.7万円	22.8万円	29位	鹿児島県	292.3万円	21.2万円
6位	埼玉県	313.7万円	23.2万円	30位	福井県	291.7万円	21.1万円
7位	兵庫県	313.6万円	22.3万円	31位	宮城県	289.8万円	21.3万円
8位	京都府	313.3万円	23.0万円	32位	香川県	289.8万円	20.9万円
9位	静岡県	312.0万円	22.5万円	33位	徳島県	289.3万円	21.5万円
10位	大阪府	311.2万円	23.1万円	34位	大分県	287.7万円	20.2万円
11位	奈良県	311.2万円	22.9万円	35位	佐賀県	285.4万円	20.3万円
12位	三重県	310.5万円	22.1万円	36位	熊本県	285.3万円	20.8万円
13位	茨城県	306.6万円	21.9万円	37位	山形県	281.4万円	20.2万円
14位	和歌山県	301.7万円	21.5万円	38位	新潟県	281.4万円	20.0万円
15位	山口県	301.3万円	21.1万円	39位	秋田県	281.1万円	19.8万円
16位	群馬県	299.8万円	21.6万円	40位	高知県	278.8万円	20.2万円
17位	岡山県	298.8万円	21.5万円	41位	宮崎県	278.1万円	19.8万円
18位	福岡県	298.1万円	21.9万円	42位	長崎県	277.4万円	20.2万円
19位	北海道	297.8万円	21.2万円	43位	島根県	276.6万円	20.0万円
20位	岐阜県	297.5万円	21.2万円	44位	岩手県	276.4万円	19.9万円
21位	栃木県	297.1万円	21.6万円	45位	青森県	264.9万円	19.5万円
22位	山梨県	296.8万円	21.1万円	46位	沖縄県	262.8万円	20.1万円
23位	富山県	296.4万円	21.1万円	47位	鳥取県	261.4万円	19.2万円
24位	石川県	295.9万円	21.2万円	–	–	–	–

ここでは、地域選択が年収に与える影響を詳しく解説します。

20代前半（20～24歳）の平均年収が最も高い都道府県・最も低い都道府県
都市部（東京都・神奈川県・大阪府など）の23歳の平均年収事情
地方の23歳の平均年収事情
地域間格差が生じる理由とメリット・デメリット

それでは順に見ていきましょう。

20代前半（20～24歳）の平均年収が最も高い都道府県・最も低い都道府県

23歳を含む20代前半の平均年収が最も高いのは東京都の322.5万円、最も低いのは鳥取県の261.4万円で、約61万円の差があります。

23歳の年収を考える際、この地域格差は重要な要素です。上位には神奈川県（321.6万円）、愛知県（316.6万円）が続き、下位には沖縄県（262.8万円）、青森県（264.9万円）が位置しています。

23歳で就職する地域選択は、初期年収だけでなく将来的なキャリア形成にも大きく影響します。

都市部（東京都・神奈川県・大阪府など）の23歳の平均年収事情

20代前半の都市部における平均年収は、

東京都322.5万円
神奈川県321.6万円
大阪府311.2万円

と高水準です。23歳で都市部を選択するメリットは、高年収企業の選択肢の多さと、キャリアアップ機会の豊富さにあります。

しかし、家賃や生活費も高いため、手取り額から生活費を差し引いた実質的な可処分所得では地方との差が縮まることもあります。23歳の段階では経験積み重ねを重視し、将来的な年収アップを目指すという視点も重要です。

地方の23歳の平均年収事情

20代前半の地方における平均年収は、多くの県で280万円台となっています。23歳で地方を選択する場合、年収は都市部より低くなりますが、生活費も大幅に安くなるため生活水準は必ずしも劣りません。

また、地方では23歳の若手人材への期待が高く、早期に責任ある役割を任される可能性があります。23歳から地方でキャリアを積むことで、将来的には地域の中核人材として活躍できる道筋も見えてきます。

地域間格差が生じる理由とメリット・デメリット

23歳の平均年収に地域間格差が生じる理由は、産業構造の違いと企業の集積度にあります。

23歳で東京などの都市部を選ぶメリットは、多様な業界・職種の選択肢と高い年収水準ですが、生活費の高さがデメリットです。一方、地方では年収は低めですが、生活費も安く、ワークライフバランスを重視できます。

23歳の段階では、単純な年収額だけでなく、将来のキャリアビジョンや生活スタイルを総合的に考慮した地域選択が重要となります。

23歳の平均年収・平均月収の手取り額と生活レベル

続いて、23歳の平均年収323.2万円から、実際に手元に残る手取り額を詳しく計算し、生活レベルや貯金の可能性について解説します。

23歳の平均年収の手取り額は約267万円（手取り月収19.4万円）
23歳で平均年収323.2万円（手取り月収19.4万円）の生活レベル
23歳の平均年収323.2万円で貯金はどのくらいできる？

それでは順に見ていきましょう。

23歳の平均年収の手取り額は約267万円（手取り月収19.4万円）

23歳の独身者の場合、平均年収323.2万円の手取り額は約267万円（ボーナス込み）で、手取り月収は約19.4万円となります。

額面から手取り額を計算する際には、健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、所得税などが控除され、月収23.4万円から毎月約4万円が差し引かれることになります。

23歳で配偶者がいる場合は扶養控除により所得税が軽減され、年収の手取り額は約270万円とわずかに増加します。

【23歳の平均年収・平均月収の手取り計算】
＜独身の場合＞

	年収	月収
額面	3,232,000円	234,000円
（うち賞与）	420,000円	–
健康保険料	143,712円	11,976円
介護保険料	0円	0円
厚生年金保険料	263,520円	21,960円
雇用保険料	16,848円	1,404円
源泉所得税	56,400円	4,700円
控除額合計	480,480円	40,040円
手取り	2,674,988円	193,960円
（うち賞与）	343,468円	–

＜配偶者ありの場合＞

	年収	月収
額面	3,232,000円	234,000円
（うち賞与）	420,000円	–
健康保険料	143,712円	11,976円
介護保険料	0円	0円
厚生年金保険料	263,520円	21,960円
雇用保険料	16,848円	1,404円
源泉所得税	36,840円	3,070円
控除額合計	460,920円	38,410円
手取り	2,701,860円	195,590円
（うち賞与）	350,780円	–

※出典：ファンジョブ｜【2025年度対応】手取り計算｜月給シミュレーション、【ボーナス(賞与)手取り】計算ツール

23歳で平均年収323.2万円・平均月収23.4万円の生活レベル

23歳で平均年収323.2万円、手取り月収19.4万円の生活レベルは、一人暮らしの場合、家賃6～7万円程度のアパートで生活することが可能です。

23歳の生活費内訳として、

食費3～4万円
光熱費1万円
通信費1万円程度

を見込むと、月15万円程度で基本的な生活が維持できます。

23歳の段階では贅沢は難しいですが、計画的な家計管理により充実した生活を送ることができるでしょう。実家暮らしの場合は、より多くの金額を自己投資や貯金に回すことが可能です。

23歳の平均年収323.2万円で貯金はどのくらいできる？

23歳で平均年収323.2万円、手取り月収19.4万円の場合、毎月の貯金目安は3～5万円程度です。

23歳の一人暮らしで生活費を15万円に抑えれば、月4万円の貯金で年間48万円を積み立てられます。実家暮らしの23歳であれば、家族への生活費負担を3万円程度として、月10万円以上の貯金も可能でしょう。

このように23歳の段階から計画的に貯金を行うことで、将来の結婚資金や住宅購入の頭金、自己投資資金として活用できます。早期からの資産形成が将来の選択肢を広げることにつながります。

23歳で平均年収を超えるための転職戦略は？

23歳の平均年収323.2万円を超えてさらなる年収アップを目指す場合は、計画的なキャリア戦略が重要です。

23歳からの転職による年収アップのポイントには、以下の3つがあります。

23歳で平均年収を超えるための転職戦略

スキルアップと資格取得で市場価値を上げる
平均年収の高い業界・職種への転職を狙う
転職エージェントを活用して年収底上げを図る

それでは順に見ていきましょう。

① スキルアップと資格取得で市場価値を上げる

23歳での年収アップには、現職でのスキルアップと資格取得が効果的です。

23歳は学習能力が高く、新しいスキルの習得に最適な年齢といえます。IT系では基本情報技術者試験やプログラミングスキル、営業職では営業士検定や簿記資格などが年収アップにつながります。

23歳の段階で専門性を高めることで、社内での評価向上や昇進の可能性が高まり、結果として年収アップを実現できるでしょう。資格取得は転職時のアピール材料としても活用できます。

② 平均年収の高い業界・職種への転職を狙う

23歳で大幅な年収アップを目指すなら、平均年収の高い業界への転職が効果的です。

23歳であれば第二新卒として扱われるケースもあり、未経験でも挑戦しやすい年齢です。

たとえば、不動産業界では営業職として高い歩合給が期待でき、建設業界では資格取得によるキャリアアップ、IT業界では技術スキルによる年収アップが可能です。

23歳という若さを活かして、将来性の高い業界に積極的にチャレンジすることで、中長期的な年収向上を実現できるでしょう。

③ 転職エージェントを活用して年収底上げを図る

23歳での転職活動では、転職エージェントの活用も年収アップの近道です。

転職エージェントを活用するメリット

23歳の市場価値や適正年収を客観的に評価してもらい、年収交渉のサポートを受けることができる
非公開求人へのアクセスも可能になり、23歳でも高年収のポジションに出会える可能性が高まる
第二新卒に特化したエージェントでは、23歳の転職事例や成功パターンの情報が豊富

さらに複数のエージェントを併用することで、より多くの選択肢を確保できるでしょう。

みんなが使っている転職サービス上位6選　【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】

実際に登録したことのある転職サービスについてアンケートをとりました。アンケート結果として、みんなが使っている転職サービスの上位6サービスは以下です。

1位｜リクルートエージェント（821人）
2位｜doda（564人）
3位｜リクナビNEXT（389人）
4位｜マイナビAGENT（312人）
5位｜ビズリーチ（288人）
6位｜エン転職（282人）

※転職サービスの利用アンケート（クラウドワークス）回答数：1,382 / 集計期間：2024年09月19日～10月03日

1位｜リクルートエージェント（利用回答数：821人）　圧倒的な求人数

「リクルートエージェント」は、求人数、安定したサービス品質で、まずは登録が必須のエージェントです。

まず何と言っても求人数が多いことがおすすめの理由として挙げられます。転職成功の実績も多く、優れているのは求人の数だけではありません。業界に精通したアドバイザーが在籍しているので、ぴったりの求人を見つけ出してくれます。求人やサービスの質・量ともにトップクラスで転職エージェントとしては定番・王道のサービスです。

営業・技術系を中心にあらゆる業種・職種をカバー。総合型ながら条件ごとに特化したページもあり、使いやすいのも人気の理由です。

リクルートエージェントのおすすめポイント: 求人数が圧倒的に多い; 業界に精通したアドバイザーが在籍; 条件ごとに特化したページがあり使いやすい

基本データ

リクルートエージェント
求人数	公開求人474,685件／非公開求人399,542件（2024年10月22日現在）
提供サービス	エージェントサービス、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供
拠点	東京・北海道・宮城・宇都宮・さいたま・千葉・横浜・金沢・新潟・長野・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡
URL	https://www.r-agent.com/

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2位｜doda（利用回答数：564人）　エージェント／サイトの一体型で自分でも応募が可能

「doda」は、人材紹介・転職支援を行う大手「パーソルキャリア」が運営する総合型転職サイトです。エージェントサービスも利用できる点が人気の理由の1つになっています。

dodaも求人数が多く、非公開求人も条件が良いものが多いのが大きなポイントです。

また転職サイトと転職エージェントの一体型で、使い方の自由度が高いのもおすすめポイント。エージェントサービスでは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。なお企業との対応は採用プロジェクト担当が行い、求職者と企業とでそれぞれ別のプロフェッショナルが対応します。

dodaのおすすめポイント: 非公開求人も好条件多数; 転職サイトと転職エージェントの一体型で自由度が高い; 専任のキャリアアドバイザーがサポート、企業は別のプロフェッショナルが対応

基本データ

doda
求人数	公開求人262,342件／非公開求人31.049件（2024年10月22日現在）
提供サービス	スカウトサービス、年収査定、合格診断、レジュメビルダー、「自己PR」発掘診断、転職タイプ診断、はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断、オンライン仕事力診断
拠点	東京・横浜・札幌・仙台・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島
URL	https://doda.jp/consultant/

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3位｜リクナビNEXT（利用回答数：389人）　求人サイト群の中でも最大級の求人数と使いやすさ

「リクナビNEXT」は大定番の転職サイトで、サイトの見やすさや使いやすさにも定評があります。

エージェントなしの狭義の転職サイトの中では、求人数はトップクラス。新規の求人も多く、定期的にチェックすることで希望に合う求人に出会える可能性が高まります。

ツールが便利でサイトが使いやすいのも特長です。たとえば「気になるリスト」を使うと、気になる企業や後でゆっくりチェックしたい企業をリスト化できるほか、気になるに追加した企業から面接のオファーが来る可能性があります。

そのほか、公開求人・非公開求人の企業からオファーがもらえる「オファーを待つ」、自己分析ツール「グッドポイント診断」などがあります。

リクナビNEXTのおすすめポイント: サイトが見やすく使いやすい; 狭義の転職サイトでは最大級の求人数; 多くの人が利用している定番の転職サイト

基本データ

リクナビNEXT
求人数	公開求人824,000件以上（2024年10月22日現在）
提供サービス	オファー、気になるリスト、グッドポイント診断
URL	https://next.rikunabi.com/

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4位｜マイナビAGENT（利用回答数：312人）　20代・30代の求人に強い

「マイナビAGENT」は、さまざまな転職サイトを運営している株式会社マイナビによる転職エージェントです。きめ細かいサポートが受けられると評価されています。

とくに20代・30代の求人が多いので、その世代の人にはおすすめです。また全国に拠点があり地方の求人も充実しているので、大都市圏以外で探している人にもぴったりです。

履歴書や職務経歴書のサポートも充実、初めての転職でも安心して利用できます。IT、営業など業種・職種別のサービスもあります。自分が探している業種と一致するならより探しやすくなるでしょう。

マイナビAGENTのおすすめポイント: 20代・30代の求人が多い; 地方の求人も充実; 履歴書や職務経歴書のサポートもあり安心

基本データ

マイナビAGENT
公開求人数	非公開
提供サービス	エージェントサービス
拠点	拠点情報はこちらをご確認ください
URL	https://mynavi-agent.jp/

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5位｜ビズリーチ（利用回答数：288人）　ハイクラス向けで企業からスカウトが受けられる

「ビズリーチ」は、ハイクラス求人が多いのが特徴の転職サイトです。厳密にはスカウト型のサイトで、エージェントではありません。登録するとヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられます。

最大の特長は、ハイクラス求人が多いことです。年収1,000万円以上の求人が1/3以上を占めています。一定以上の経験やスキルがある人が転職活動するのに役立つサービスです。

もう1つの大きな特徴として、登録するだけでヘッドハンターや企業からスカウトが届く点があります。以前は「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種がありましたが、今は「プラチナスカウト」に一本化されています。プラチナスカウト経由での採用は全体の約70%。採用される可能性が高く、スカウトが届いたら大きなチャンスです。実際、企業からスカウトが届いた場合は書類選考が免除されます。

基本的にヘッドハンターはアドバイスをしませんが、場合によってはアドバイスをもらえることもあります。無料プランと有料プランがあり、有料プランは制限なく求人に応募できます。

ビズリーチのおすすめポイント: ヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられるハイクラス向けサイト; 企業からプラチナスカウトが来た場合は即面接が可能; 有料プランなら制限なく求人に応募できる

基本データ

ビズリーチ
求人数	公開求人138,081件（2024年10月22日現在）
提供サービス	スカウトサービス、有料プラン（プレミアムステージ）
拠点	東京・大阪・名古屋・福岡・静岡・広島
URL	https://www.bizreach.jp/