月収40万円の手取りがいくらになるのか、気になっていませんか?
結論からいうと、月収40万円の手取り額は約33万円で、年収は480万円~640万円前後です。また、「月収40万円は勝ち組」と評価されることもあります。
この記事では、月収40万円の手取り額の計算方法や税金・社会保険料の内訳、年収の目安、なぜ「勝ち組」といわれるのか、そして月収40万円の生活レベルや職業まで徹底解説します。
月収40万円を目指す方や、平均年収と比較して現在の収入レベルを客観的に知りたい方は必見です!
Contents
月収40万の手取りは約33万円!税金・社会保険料の内訳
月収40万円の手取り額は、税金や社会保険料を控除すると約33万円となります。ただし、手取り額を計算する場合、配偶者の有無などの状況によって控除される金額が変動します。
ここでは、月収40万円から税金や社会保険料がどのくらい控除されるのか、詳しく見ていきましょう。
- 月収40万円の独身者の手取り額と控除内訳
- 月収40万円の既婚者の手取り額と控除内訳
- 月収40万円の手取り額に影響する要素と節税ポイント
それでは順に見ていきましょう。
月収40万円の独身者の手取り額と控除内訳
月収40万円の独身者の手取り額は約33万円です。控除の詳しい内訳は、以下のようになります。
【月収40万の手取り額計算】
<独身の場合>
月収(額面) | 40万円 |
所得税 | 11,610円 |
健康保険料 | 20,459円 |
厚生年金 | 37,515円 |
雇用保険 | 2,400円 |
控除合計額 | 71,984円 |
手取り額 | 328,016円 |
※出典:ファンジョブ|【2025年度対応】手取り計算|月給シミュレーション
独身の人は配偶者控除などの恩恵を受けられないため、既婚者と比べると税金面での控除が少なくなります。そのため、手取り額も若干少なくなる傾向があります。
月収40万円の既婚者の手取り額と控除内訳
月収40万円の手取り額は、既婚者の場合は約33.1万円です。独身の人より約3,000円ほど、毎月の手取りが多くなります。
配偶者がいる場合の月収40万円の控除内訳は、以下のとおりです。
【月収40万の手取り額計算】
<配偶者ありの場合>
月収(額面) | 40万円 |
所得税 | 8,370円 |
健康保険料 | 20,459円 |
厚生年金 | 37,515円 |
雇用保険 | 2,400円 |
控除合計額 | 68,744円 |
手取り額 | 331,256円 |
※出典:ファンジョブ|【2025年度対応】手取り計算|月給シミュレーション
月収40万円の既婚者は、配偶者控除などの税制優遇を受けられるため、独身者と比較して所得税が減少します。これにより手取り額が若干増加するのです。
月収40万円の手取り額に影響する要素と節税ポイント
月収40万円の手取り額は、様々な要素によって変動します。
まず、扶養家族の有無が大きく影響します。配偶者や子どもを扶養に入れることで税金面での控除が増え、手取り額が増加します。また、生命保険や地震保険などの各種保険に加入していると、所得控除の対象となり税金が減少します。
月収40万円の場合、iDeCoや積立NISAなどの投資制度を活用することも効果的な節税方法です。特に月収40万円は税率が上がる境目に近いため、これらの制度を活用することで節税効果が高くなります。
月収40万円の年収はどのくらい?ボーナスの影響も解説
月収40万円の年収は、ボーナスの有無によって大きく変わります。
ここでは、月収40万円の基本的な年収計算から、ボーナスを含めた場合の総年収、さらに業種別の平均と比較した月収40万円の位置づけまで詳しく解説します。
- 月収40万円の年収シミュレーション(ボーナスなしの場合)
- 月収40万円でボーナスありの場合の年収計算
- 業種別の平均年収・平均賞与から見る月収40万円の位置づけ
それでは順に見ていきましょう。
月収40万円の年収シミュレーション(ボーナスなしの場合)
月収40万円の場合、ボーナスなしでの年収は単純に480万円になります。月収40万円を12ヶ月分計算するだけなので、40万円×12ヶ月=480万円という計算です。
この年収額は、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、全国の平均年収460万円をやや上回るレベルです。
また、月収40万円の手取り額は約33万円なので、ボーナスなしの年収の手取り額は約396万円になります。
月収40万円でボーナスありの場合の年収計算
月収40万円でボーナスがある場合、年収は大幅に増加します。
平均的なボーナスは月収の2〜3ヶ月分が相場で、年2回支給されることが多いです。月収40万円で年2回のボーナスがそれぞれ2ヶ月分とすると、ボーナス額は40万円×2ヶ月×2回=160万円となります。
基本給の480万円にボーナス160万円を加えると、年収(額面)は640万円になります。
月収40万円でボーナス込みの年収640万円は、先ほどの平均年収460万円と比較すると大きく上回り、恵まれた水準ということがわかります。
業種別の平均年収・平均賞与から見る月収40万円の位置づけ
月収40万円の年収を計算する場合、業種によってボーナスの平均額が異なる点に注意が必要です。
国税庁の統計データによると、全業種の平均月収は32万円、平均年収は460万円、平均賞与は71万円です。月収40万円はこの全体平均を上回っていますが、業界別に見ると
- 電気・ガス・熱供給・水道業
- 情報通信業、金融業・保険業
といった業界と比べると、やや低めであることがわかります。
一方で医療・福祉業界や卸売業・小売業などと比較すると、月収40万円は高い水準といえます。
【業種別の平均月収(額面)】
業種 | 月給 (給料・手当) |
年収 | うち賞与 |
---|---|---|---|
全体平均 | 32万円 | 460万円 | 71万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 53万円 | 775万円 | 139万円 |
情報通信業 | 44万円 | 649万円 | 120万円 |
金融業、保険業 | 42万円 | 652万円 | 149万円 |
建設業 | 39万円 | 548万円 | 81万円 |
学術研究、専門・技術サービス業、教育・学習支援業 | 38万円 | 551万円 | 100万円 |
製造業 | 36万円 | 533万円 | 103万円 |
複合サービス業 | 35万円 | 535万円 | 117万円 |
運輸業、郵便業 | 34万円 | 473万円 | 63万円 |
不動産業、物品賃貸業 | 34万円 | 469万円 | 63万円 |
医療、福祉 | 29万円 | 404万円 | 52万円 |
卸売業、小売業 | 28万円 | 387万円 | 54万円 |
サービス業 | 28万円 | 378万円 | 43万円 |
農林水産・鉱業 | 24万円 | 333万円 | 44万円 |
宿泊業、飲食サービス業 | 21万円 | 264万円 | 16万円 |
※出典:国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」の「(第 13 図)業種別の平均給与」より
※月給は「給料・手当 ÷ 12ヶ月」で算出
※正社員以外を含む
月収40万円が勝ち組といわれる4つの理由
続いて、月収40万円が「勝ち組」といわれる理由を、統計データをもとに見ていきましょう。
年収偏差値や年代別・男女別の比較、地域差など、さまざまな視点から月収40万円の価値を分析します。
- 月収40万円が勝ち組といわれる理由
-
- 月収40万円の年収偏差値は53.3
- 年齢層別の平均月収に比べて月収40万円は平均以上
- 月収40万円の女性はすごい!男女別の平均月収から見た高い価値
- 都道府県別の平均月収と比較して月収40万円の相対的価値が高い
それでは、ひとつずつ解説します。
理由① 月収40万円の年収偏差値は53.3
月収40万円の年収偏差値は53.3と、平均を上回っています。偏差値50が平均なので、月収40万円は「やや上」のレベルに位置することがわかります。
月収40万円を年収に換算すると、ボーナスなしでも480万円となり、これは全国平均の年収472.9万円をわずかに上回る水準です。
また学歴別に見ると、高卒者では偏差値60.9と非常に高く、大卒者では偏差値46.3とやや平均を下回ります。企業規模別では中小企業において偏差値54.3と高い評価となります。
このような評価が、月収40万円が「勝ち組」といわれる理由のひとつです。
【月収40万円の年収偏差値】
月収額面 | 40万円 | |
年収額面 | 480万円 | |
年収偏差値 | 総合 | 53.3 |
高卒 | 60.9 | |
大卒 | 46.3 | |
中小企業 | 54.3 |
※出典:年収偏差値チェッカー
※35歳の場合
理由② 年齢層別の平均月収に比べて月収40万円は平均以上
月収40万円は、ほとんどの年代で平均以上の水準です。
厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、20代前半の平均月収は23.3万円、20代後半は26.7万円で、月収40万円はこれらを大きく上回ります。
30代前半の平均月収は29.9万円、30代後半は32.9万円なので、月収40万円はこれらも上回っています。
40代前半の平均月収は35.1万円、40代後半は37.3万円で、月収40万円はこれらに近いか若干上回る水準です。
50代では平均月収が38〜39万円台となり、月収40万円はほぼ平均並みとなります。
【年代別・男女別の平均月収】
年齢層 | 賃金 | ||
---|---|---|---|
男女計 | 男性 | 女性 | |
全体 | 330,400円 | 363,100円 | 275,300円 |
~19 | 199,300円 | 203,600円 | 191,300円 |
20~24 | 232,500円 | 234,200円 | 230,600円 |
25~29 | 267,200円 | 274,700円 | 258,100円 |
30~34 | 299,500円 | 316,300円 | 271,600円 |
35~39 | 328,700円 | 352,300円 | 284,300円 |
40~44 | 351,400円 | 385,500円 | 288,400円 |
45~49 | 372,700円 | 416,000円 | 298,000円 |
50~54 | 380,400円 | 428,200円 | 295,400円 |
55~59 | 392,000円 | 444,100円 | 294,000円 |
60~64 | 317,700円 | 344,700円 | 259,900円 |
65~69 | 275,500円 | 294,300円 | 234,000円 |
※出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査 結果の概況」の「第2表 性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」より
理由③ 月収40万円の女性はすごい!男女別の平均月収から見た高い価値
月収40万円の女性は、統計的に見て非常に高い収入水準にあります。
前述の厚生労働省の「令和6年 賃金構造基本統計調査」のデータをまとめた表を見ると、女性の平均月収は全年齢で27.5万円です。
月収40万円はこれを12.5万円も上回っており、女性の中ではかなりの高収入といえます。
年代別に見ても、20代女性の平均月収は23〜26万円、30代女性は27〜28万円台、40代女性は29万円前後、50代女性も29〜30万円程度であり、月収40万円はいずれの年代でも平均を大きく上回ります。
また、男性全体の平均月収は36.3万円なので、月収40万円の女性は、男性の平均よりも高い水準にあることがわかります。
理由④ 都道府県別の平均月収と比較して月収40万円の相対的価値が高い
月収40万円の価値は、居住地域によって大きく変わります。
厚生労働省の統計データを見ると、東京都の平均月収は36.9万円、神奈川県は35.0万円で、月収40万円はこれらを上回ります。大阪府では平均34.0万円、愛知県は32.2万円なので、月収40万円は都市部でも高い水準です。
地方では平均月収が25〜30万円台のところが多く、特に東北や九州では平均25〜27万円台の県も多いです。たとえば青森県の平均月収は25.0万円、秋田県は26.1万円で、これらの地域では月収40万円は非常に高い水準となります。
地方の物価も考慮すると、月収40万円の相対的価値はさらに高まるため、月収40万円は勝ち組と言われる理由のひとつになっています。
【都道府県別の平均年収・平均月収】
都道府県 | 平均年収 | 平均月収(所定内給与額) | 都道府県 | 平均年収 | 平均月収(所定内給与額) |
---|---|---|---|---|---|
全国平均 | 472.9万円 | 31.8万円 | 三重県 | 455.3万円 | 30.5万円 |
北海道 | 422.4万円 | 28.9万円 | 滋賀県 | 455.5万円 | 30.3万円 |
青森県 | 357.4万円 | 25.0万円 | 京都府 | 470.0万円 | 31.6万円 |
岩手県 | 379.6万円 | 26.0万円 | 大阪府 | 510.3万円 | 34.0万円 |
宮城県 | 419.5万円 | 28.9万円 | 兵庫県 | 477.3万円 | 31.7万円 |
秋田県 | 381.6万円 | 26.1万円 | 奈良県 | 437.2万円 | 30.2万円 |
山形県 | 372.3万円 | 25.6万円 | 和歌山県 | 438.6万円 | 29.8万円 |
福島県 | 406.7万円 | 27.9万円 | 鳥取県 | 368.9万円 | 25.8万円 |
茨城県 | 465.5万円 | 31.2万円 | 島根県 | 395.8万円 | 26.9万円 |
栃木県 | 496.3万円 | 32.3万円 | 岡山県 | 430.4万円 | 29.1万円 |
群馬県 | 435.9万円 | 29.7万円 | 広島県 | 444.3万円 | 29.7万円 |
埼玉県 | 460.9万円 | 31.7万円 | 山口県 | 433.8万円 | 29.0万円 |
千葉県 | 453.0万円 | 31.0万円 | 徳島県 | 396.6万円 | 27.1万円 |
東京都 | 546.5万円 | 36.9万円 | 香川県 | 410.5万円 | 27.9万円 |
神奈川県 | 530.5万円 | 35.0万円 | 愛媛県 | 411.3万円 | 28.0万円 |
新潟県 | 396.7万円 | 27.0万円 | 高知県 | 399.7万円 | 27.3万円 |
富山県 | 437.2万円 | 29.4万円 | 福岡県 | 437.7万円 | 29.7万円 |
石川県 | 432.3万円 | 29.0万円 | 佐賀県 | 395.8万円 | 26.9万円 |
福井県 | 420.7万円 | 28.5万円 | 長崎県 | 376.2万円 | 25.7万円 |
山梨県 | 437.4万円 | 29.2万円 | 熊本県 | 394.1万円 | 26.9万円 |
長野県 | 428.7万円 | 28.8万円 | 大分県 | 399.9万円 | 27.1万円 |
岐阜県 | 435.9万円 | 29.2万円 | 宮崎県 | 368.0万円 | 25.4万円 |
静岡県 | 461.0万円 | 30.5万円 | 鹿児島県 | 389.5万円 | 26.8万円 |
愛知県 | 490.0万円 | 32.2万円 | 沖縄県 | 368.3万円 | 26.5万円 |
※出典:厚生労働省の2023年(令和5年) 賃金構造基本統計調査 をもとに算出
※平均年収は、「所定内給与額×12ヶ月+年間賞与その他特別給与額」により算出(所定内給与額は各種手当を除く)
※短時間労働者(パートタイム労働者)を除く
月収40万円の手取りでの生活レベルはどのくらい?世帯別に検証
月収40万円の手取り約33万円で実現できる生活レベルは、世帯構成によって大きく異なります。ここでは、一人暮らしから子育て世帯まで、具体的な家計モデルで検証します。
- 月収40万円の手取りでの一人暮らしの生活水準と貯蓄の目安
- 月収40万円の手取りでの夫婦二人世帯の家計モデル
- 月収40万円の手取りでの子育て世帯の生活レベルと教育費
- 月収40万円の手取りで選べる家賃と住宅ローン
それでは順に見ていきましょう。
月収40万円の手取りでの一人暮らしの生活水準と貯蓄の目安
月収40万円で手取り約33万円の一人暮らしは、かなり余裕のある生活が可能です。
一般的な一人暮らしの生活費は、首都圏で月15〜20万円程度といわれています。月収40万円の手取り33万円からこの生活費を差し引くと、13〜18万円ほどの余裕があります。
具体的な一人暮らしの生活費内訳として、
- 家賃8〜10万円
- 食費4〜5万円
- 光熱費・通信費2万円
- 日用品費1〜2万円
- 交際費2〜3万円
と見積もっても、貯金に回す余裕が十分にあります。
月収40万円で毎月コンスタントに10万円程度の貯蓄をした場合、年間で120万円の資産形成が見込めます。
月収40万円の手取りでの夫婦二人世帯の家計モデル
月収40万円で手取り約33万円の夫婦二人世帯では、配偶者の収入によって生活水準が大きく変わります。
配偶者が働いていない場合の生活費配分は、以下のようになります。
- 家賃10〜12万円
- 食費6〜7万円
- 光熱費・通信費3万円
- 日用品費2万円
- 交際費2〜3万円
これでも毎月5〜8万円の余裕があり、月収40万円の手取り33万円で、夫婦二人の生活レベルは一定以上を維持できます。
また配偶者がパートで月10万円程度の収入があれば、世帯収入は手取りで43万円程度となり、かなり余裕のある生活や積極的な資産形成が可能になります。
月収40万円の手取りでの子育て世帯の生活レベルと教育費
月収40万円で手取り約33万円の子育て世帯では、子どもの年齢や人数によって生活水準が変わってきます。
子ども一人の場合、基本的な生活費に加えて教育費が大きな支出となります。月収40万円の手取り33万円から、
- 家賃12万円
- 食費7〜8万円
- 光熱費・通信費3万円
- 日用品費2万円
- 教育費3〜5万円
などを差し引くと、残りは5〜7万円程度です。月収40万円では公立学校を選択すれば教育費の負担は軽減されますが、私立学校や習い事を多くさせる場合は厳しくなるでしょう。
子どもが二人以上になると、配偶者の収入がない場合には、月収40万円では厳しい生活レベルになる可能性があります。
月収40万円の手取りで選べる家賃と住宅ローン
月収40万円の手取り約33万円で選べる家賃や住宅ローンの目安は、手取りの3分の1程度とされています。
月収40万円の手取り33万円の場合、家賃は11万円前後が適正といえるでしょう。都市部では1LDKや2DKの物件、地方ではファミリータイプの物件も選択可能です。
住宅ローンについては、月収40万円であれば返済額は10〜12万円程度が無理のない範囲です。
年収480万円で住宅ローンの借入可能額を試算すると、金利1%、35年返済で約3,000万円の物件購入が可能です。地方であれば一戸建て、都市部でもマンションの購入が十分視野に入ります。
月収40万円(手取り33万円)の職業とは?必要なスキルや資格も解説
月収40万円(手取り約33万円)を実現するためには、どのような職業を選べばよいのでしょうか。
この章では、業界別の分析から必要なスキル、女性の高収入職、そして未経験からのキャリアパスまで詳しく見ていきます。
- 月収40万円以上が期待できる主な職種と業界
- 月収40万円を稼ぐために必要な資格とスキル
- 月収40万円を女性が達成しやすい職業の特徴
- 未経験から月収40万円を目指すキャリアパス
それでは順に見ていきましょう。
月収40万円以上が期待できる主な職種と業界
月収40万円以上が期待できる職種は多岐にわたります。
代表的な職種例として
- IT業界:プログラマー、システムエンジニア、AIやセキュリティなどの専門分野のエンジニア
- 金融業界:銀行員、証券アナリスト、保険営業の上位層
- 製造業:技術職、研究開発職
- 医療業界:医師、薬剤師、看護師の管理職クラス
などが挙げられるほか、電気・ガス・水道などのインフラ関連業界でも、月収40万円以上の職種が多いです。また、建設業や不動産業の営業職の場合、成績上位者は月収40万円を超えるケースも増えます。
月収40万円を稼ぐために必要な資格とスキル
月収40万円を稼ぐために役立つ資格は業界によって異なります。
たとえば、いかのような資格を取得すると月収アップにつながります。
- IT分野:情報処理技術者試験の上位資格(データベーススペシャリストやネットワークスペシャリストなど)やクラウド関連の認定資格
- 金融業界:証券アナリスト、FP(ファイナンシャルプランナー)1級、簿記1級など
- 建設業:一級建築士や技術士などの国家資格
また月収40万円を目指すなら、専門資格と汎用的なビジネススキルの両方を磨くことが重要です。ビジネススキルの中でも、
- 専門性の高い業務経験
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- マネジメント能力
- 語学力(特に英語力)
が、多くの業界で月収アップの要因となります。
月収40万円を女性が達成しやすい職業の特徴
月収40万円の女性の職業には、次の特徴があります。
- 専門性が高い仕事内容
- 営業職
- 管理職
- 公務員(上級職)
- 士業(国家資格)
まず、専門性の高い職種が目立ちます。医療分野では薬剤師や看護師長クラス、IT業界ではプロジェクトマネージャーやWebディレクター、金融業界ではファイナンシャルプランナーなどです。
また、営業職でも保険や不動産など成果報酬型の仕事で実績を上げている女性は、月収40万円を超えています。管理職に就いている女性も月収40万円以上のケースが多く、部長クラスならさらに高収入です。
公務員の上級職や国家資格を活かした士業(弁護士、公認会計士など)も、女性の高収入職として挙げられます。
未経験から月収40万円を目指すキャリアパス
未経験から月収40万円を目指すには、計画的なキャリア構築が必要です。
最も王道なのは、大手企業に新卒入社して5〜10年かけてキャリアを積むルートです。IT業界では、未経験からプログラミングスクールなどでスキルを習得し、3〜5年の実務経験を積むことで月収40万円に到達することも可能です。
営業職も未経験でも入りやすく、実績を上げれば月収40万円も視野に入ります。未経験からの転職では、まず入りやすい業界で基礎経験を積み、その後専門性を高めていく段階的アプローチが効果的です。
また、副業や独立も月収40万円達成の選択肢で、特にフリーランスのエンジニアやデザイナーは未経験からでも独学と実績を積み重ねることで高収入を得ています。
月収40万円からの手取りアップ戦略
月収40万円は勝ち組といわれるように高い収入水準ですが、さらなる収入アップを目指すための戦略を3つ、ご紹介します。
- 月収40万円からの手取りアップ戦略
-
- 社内で月収40万円から月収50万円へステップアップする
- 転職により年収アップを目指す
- 副業で収入アップを目指す
それでは順に見ていきましょう。
戦略① 社内で月収40万円から月収50万円へステップアップする
月収40万円から社内で月収50万円へステップアップするには、まず管理職への昇進を目指すことが効果的です。チームリーダーや課長などのポジションに就くと、役職手当がつき月収がアップします。
月収40万円の状態から社内評価を高めるには、目に見える成果を出すことが重要です。売上向上や業務効率化、コスト削減など数字で示せる実績を作りましょう。
また、社内で希少性の高いスキルを身につけることも有効です。月収40万円から50万円へのステップアップには、高度な専門知識や資格の取得も役立ちます。
戦略② 転職により年収アップを目指す
月収40万円からさらなる年収アップを目指す場合、転職は効果的な選択肢です。転職での年収アップのコツは、現在の市場価値を正確に把握することから始まります。
月収40万円の職種でも、業界や企業によって給与水準は異なります。転職エージェントなどを活用して、自分のスキルセットで狙える年収レンジを調査しましょう。
月収40万円から50万円以上へのジャンプアップには、転職前にスキルアップしておくことも重要です。特に需要の高いデジタルスキルやマネジメント経験などがあると、転職市場での評価が高まります。
戦略③ 副業で収入アップを目指す
月収40万円の本業に加えて副業を行うことで、総収入を大幅に増やすことができます。月収40万円の仕事で培ったスキルを活かした副業で、月5〜10万円の追加収入を得ることは十分可能です。
たとえばITエンジニアならフリーランスのプログラミング案件、営業職ならコンサルティングや講師業などが考えられます。
副業で人気があるのはWebライティングやSNS運用代行、オンライン講師などで、比較的参入障壁が低く始めやすいです。
ただし、月収40万円の本業を維持しながら副業を行う場合は、時間管理と健康管理に注意しましょう。また社内の副業規定の確認や、副業の収入は確定申告が必要なことも忘れずに。
まとめ
この記事では、月収40万円の手取り額や年収、勝ち組といわれる理由、生活水準、さらに月収40万円を実現できる職業とキャリアアップ戦略について解説しました。
月収40万円の手取りは約33万円で、年収は480万円から640万円(ボーナス込み)と、全国平均を上回る水準です。年収偏差値53.3と統計的にも平均以上であり、特に女性や地方在住者にとっては高い価値があります。
月収40万円の一人暮らしなら余裕のある生活レベルの実現と貯蓄が可能です。また、スキルアップや転職、副業を通じてさらなる収入アップも目指せます。
この記事を参考に、自分に合ったキャリア戦略を検討してみましょう。