- この記事でわかること
- 銀行員のキャリアパスとその分岐点:総合職と専門職の違い、それぞれに向いている人
- 都市銀行・地方銀行のキャリアプランと求められるスキル
- 銀行業界への転職の魅力と転職理由
- 銀行員の中途入社のメリットと注意点を解説
- 銀行へのキャリアチェンジを成功させるための転職戦略と面接対策
銀行業界でのキャリアパスは、総合職や専門職など多様な選択肢があります。またデジタル化やグローバル化の進展により、新たなキャリアの可能性も広がっています。
この記事では、銀行員のキャリアパスについて、職種別の特徴や必要なスキル、転職のポイントまで詳しく解説します。
銀行員のキャリアパスは転職市場でも人気の高い選択肢です。これから銀行業界へのキャリアチェンジを検討している方は、ぜひ参考にしてください!
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Contents
銀行員のキャリアパスの概要
銀行員のキャリアパスは、総合職・専門職など職種によって大きく異なります。また昨今のデジタル化に伴い、新しいキャリアの選択肢も増えています。
- 新卒入社から定年までの一般的なキャリアパス
- 銀行でのキャリアパスの分岐点
それでは順に見ていきましょう。
新卒入社から定年までの一般的なキャリアパス
銀行員の一般的なキャリアパスは、入社後3〜5年間で基礎的な実務経験を積むところから始まります。この期間は主に窓口業務や融資業務など、銀行の基本的な業務を学びます。
その後、総合職であれば様々な部署をローテーションで経験し、マネジメント能力を養っていきます。一方、専門職のキャリアパスを選んだ場合、特定の分野で専門性を深め、エキスパートとしてのキャリアを築きます。
中堅社員(7〜10年目)になると、チームリーダーやプロジェクトリーダーとしての役割を担うようになり、管理職(支店長・部長級)を目指していきます。
銀行でのキャリアパスの分岐点
銀行員のキャリアパスには、いくつかの重要な分岐点がありますが、最も大きな分岐点は総合職と専門職の選択です。
総合職は幅広い業務経験を通じて将来の経営層を目指すキャリアパスで、転勤や異動が伴いますが、より大きな裁量と責任が与えられます。
専門職は特定分野(融資・運用・商品開発など)のスペシャリストとして活躍するキャリアパスです。また近年は、デジタル戦略部門やフィンテック関連部門などの新しい専門分野も増えており、キャリアの選択肢は更に広がっています。
銀行員のキャリアパス比較表
銀行員のキャリアパスは総合職と専門職で大きく異なる特徴を持っています。以下の表で比較してみましょう。
<銀行員(総合職)のキャリアパス>
特徴 | 幅広い業務経験を通じた総合的なスキル習得 |
キャリアパス | 支店営業 → 本部企画 → 支店長 → 部長 → 役員 |
強み |
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弱み |
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将来性 |
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<銀行員(専門職)のキャリアパス>
特徴 | 特定分野での専門性追求 |
キャリアパス | 専門分野の実務 → チーム責任者 → 部門マネージャー |
強み |
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弱み |
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将来性 |
|
これらの特徴や将来性を理解し、自身に合ったキャリアパスを選択することが重要です。
銀行員のキャリアパスはどっちを選ぶ?
銀行員のキャリアパスを選択する際は、自身の適性や目標に合わせて慎重に判断することが重要です。
ここではそれぞれのキャリアパスに向いている人について見ていきましょう。総合職と専門職では、求められる資質や将来のキャリアの方向性が大きく異なります。
- 総合職に向いてる人
- 専門職に向いてる人
それではひとつずつ解説します。
総合職に向いてる人
銀行の総合職は、幅広い業務経験を通じて経営感覚を養うキャリアパスです。
様々な部署での業務経験を通じて、銀行業務全般への理解を深めることができます。このため、新しいことへの挑戦を楽しめる人や、組織全体を見渡して課題解決ができる人に向いています。
また転勤や異動が多いため、環境の変化に柔軟に対応できる適応力も必要です。将来的に支店長や本部の管理職を目指したい人、さらには役員などの経営層として銀行業界を牽引していきたい人にとって、総合職は理想的なキャリアパスといえるでしょう。
- 銀行の総合職に向いているのはこんな人!
-
- 様々な業務を経験し、多角的な視点で物事を考えたい人
- 将来的に経営層を目指したい人
- 組織全体を動かすことに興味がある人
専門職に向いてる人
銀行の専門職は、特定の分野で専門性を極めていくキャリアパスです。たとえば融資審査やリスク管理、市場運用、商品開発など、自分の関心のある分野に特化してスキルを磨くことができます。
深い専門知識を活かして顧客に的確なアドバイスを提供することに喜びを感じる人や、特定の分野のエキスパートとして認められたい人に向いています。
また基本的に転勤が少ないため、地域に根差した生活を送りたい人や、ワークライフバランスを重視したい人にも適しています。
近年は特にフィンテックやデジタル戦略の分野で専門職の需要が高まっており、技術革新をリードする立場としても活躍が期待されています。
- 銀行の専門職に向いているのはこんな人!
-
- 特定の分野に興味があり、深く学びたい人
- 専門知識を活かして貢献したい人
- 安定して仕事を続けたい人
都市銀行のキャリアプラン例
ここまでは銀行の職種別にキャリアパスを解説してきましたが、都市銀行と地方銀行という選択肢の違いもあります。
都市銀行でキャリアを形成する場合、グローバルな視点と高度な専門性を兼ね備えた人材として成長することが求められます。特に大規模な組織ならではの充実した研修制度と、幅広いキャリア機会が特徴です。
- 特徴
- 求められるスキル
- キャリアプラン例
それでは順に見ていきましょう。
特徴
都市銀行のキャリアプランの特徴は、グローバルな環境での成長機会と充実した研修制度にあります。入社後は段階的なスキルアップを図りながら、国内外の様々な部署で経験を積むことができます。
特に総合職では、リテール部門、法人部門、市場部門など幅広い分野をローテーションで経験することで、銀行業務全般への理解を深めます。また海外拠点での勤務機会も豊富で、グローバルな金融ビジネスを肌で感じることができます。
専門職においても高度な専門性を活かしたキャリア形成が可能で、エキスパートとして市場価値の高いスキルを身につけることができます。
求められるスキル
都市銀行で活躍するためには、高度な金融知識とビジネススキルが求められます。
特に総合職では、財務分析力や企画立案能力、マネジメント能力が重要です。またグローバル展開を進める都市銀行では、英語力やクロスカルチャーコミュニケーション能力も必須となっています。
専門職においては、各分野での専門的知識やスキルが求められ、たとえばデジタル戦略部門であればIT技術やデジタルマーケティングの知識、市場部門であれば金融商品や市場分析のスキルが重視されます。
また近年は特にデータ分析やデジタル技術の活用能力が、職種を問わず重要視されています。
キャリアプラン例
都市銀行のキャリアプランは、入社後約3年間の基礎研修期間を経て、徐々に責任ある立場へとステップアップしていきます。
一般的な都市銀行の総合職のキャリアプランは、入社後まず支店での実務経験を積み、その後本部での企画業務や海外拠点での業務を経験します。
キャリア10年目前後ではチームリーダーやプロジェクトマネージャーとなり、15年目以降は支店長や本部の部長職を目指します。さらにその先には、執行役員や取締役といった経営層への道も開かれています。
専門職のキャリアプランでは、特定分野でのスペシャリストとしてキャリアを積み、部門の中核として専門性を活かした提案や助言を行う立場へと成長していく流れが一般的です。
地方銀行のキャリアプラン例
都市銀行のキャリアプランがグローバルな人材育成に注力しているのに対して、地方銀行では地域経済の発展に貢献する人材の育成を重視しています。
地域に密着したビジネスモデルを展開する中で、独自のキャリアパスを提供しているのが、地方銀行のキャリアプランです。
- 特徴
- 求められるスキル
- キャリアプラン例
それでは順に見ていきましょう。
特徴
地方銀行のキャリアプランの特徴は、地域密着型の業務を通じた成長機会にあります。地域の企業や個人との深い関係性を築きながら、金融のプロフェッショナルとしてのスキルを磨いていきます。
地方銀行の総合職のキャリアプランでは、支店業務を中心としながら、地域の経済活性化に向けた企画立案なども担当します。また都市銀行と比べて組織規模が小さいため、若手のうちから責任ある立場で業務に携わることができます。
専門職においても、地域特性を活かした商品開発や地元企業への経営支援など、地域に根差した専門性の高い業務に従事することができます。
求められるスキル
地方銀行で求められるスキルの中心は、地域経済への深い理解とそれを活かした提案力です。
地域の産業構造や企業の特性を理解し、適切な金融サービスを提供できる能力が重要です。また長期的な関係構築が重視されるため、コミュニケーション能力やリレーションシップマネジメント能力も欠かせません。
近年は地域のデジタル化支援なども重要な役割となっており、デジタル技術の知識やコンサルティング能力も求められています。さらに地方創生や事業承継支援など、地域特有の課題に対応できる専門知識の習得も必要です。
キャリアプラン例
地方銀行のキャリアプランは、入社後まず支店での基礎業務を経験することから始まります。
総合職の場合、5年目程度から融資担当や営業担当として実践的な経験を積み、キャリア10年目前後でチームリーダーや次長職に就きます。その後、支店長として地域の金融ニーズに応える立場を経験し、本部の部長職や役員を目指すことができます。
専門職のキャリアプランでは、融資審査や企業支援、商品開発などの分野で専門性を高め、地域経済の発展に貢献する専門家として成長していきます。また近年は、地域商社やコンサルティング子会社など、銀行本体以外での活躍機会も増えています。
銀行業界への転職の魅力とは
銀行業界は安定性と成長性を兼ね備えたキャリアパスを提供しており、転職を通して長期的なキャリアを形成する上で魅力的な選択肢です。
特に昨今のデジタル化やグローバル化により銀行員の役割も大きく進化しており、さまざまなキャリアアップの機会があります。
- 銀行で働く魅力
- 銀行へのよくある転職理由
それでは順に見ていきましょう。
銀行で働く魅力
銀行で働く最大の魅力は、金融のプロフェッショナルとして社会の発展に貢献できることです。
個人のライフプランから企業の成長戦略まで、お客様の多様なニーズに応えながら、専門的なスキルと知識を磨くことができます。また、充実した研修制度により継続的なスキルアップが可能で、キャリアの選択肢も豊富です。
総合職では様々な部署を経験しながらマネジメント職を目指すことができ、専門職では特定分野のエキスパートとして活躍できます。さらに安定した雇用環境と福利厚生の充実も、長期的なキャリア形成をサポートする重要な要素となっています。
銀行へのよくある転職理由
銀行への転職理由として最も多いのが、安定性と社会的信用の高さです。
特に金融業界での経験者は、培ったスキルを活かしながらより安定した環境でキャリアを築けることを期待して転職を選択します。
また銀行のデジタル化に伴い、IT業界からの転職も増加傾向にあります。システム開発やデジタルサービスの企画など、技術力を活かせる職域が広がっているためです。
女性の転職も増えており、ワークライフバランスの取りやすさや育児との両立支援制度の充実も大きな魅力となっています。
銀行員のキャリアパスを始めよう!中途入社の5つのメリット
銀行への中途入社は、これまでのキャリアを活かしながら新たな成長の機会も得られる選択肢です。特に近年は多様な人材を求める銀行が増えており、異業種からの転職のチャンスが広がっています。
具体的には、銀行への中途入社のメリットには以下の5つがあります。
- 経験やスキルを活かせる
- 責任ある立場で活躍できる
- 幅広いキャリアパスを選択できる
- 高い年収が期待できる
- 社会的なステータス
それでは順に見ていきましょう。
経験やスキルを活かせる
銀行への中途入社では、前職での経験やスキルを直接活かせる機会が多くあります。
たとえばIT業界からの転職者はデジタル戦略部門で技術力を活かせ、コンサルティング経験者は法人営業部門で専門知識を発揮できます。また会計や法務などの専門職経験者も、それぞれの専門性を活かした部門で活躍できます。
さらに顧客折衝やプロジェクト管理など、ビジネススキル全般も銀行業務で大いに役立ちます。このように前職での経験を土台としながら金融の専門性を加えることで、よりキャリアの幅を広げることができます。
責任ある立場で活躍できる
中途入社の場合、これまでの経験やスキルを活かして、比較的早い段階から責任ある立場での業務にすぐに携わることができます。
特に専門性の高い部門では、前職での経験を活かした提案や意思決定に関与する機会も多く、やりがいのある仕事に取り組むことができるでしょう。
また新しい視点や考え方を求められる場面も多いため、自身の強みを発揮しながら組織に貢献できます。このような環境はキャリアアップのスピードにも好影響を与え、より早期の昇進や昇給につながる可能性があります。
幅広いキャリアパスを選択できる
銀行への中途入社では、豊富なキャリアパスの選択肢があります。
総合職として幅広い業務経験を積みながらマネジメント職を目指すことも、専門職として特定分野のエキスパートとしてキャリアを築くこともできます。またデジタル化やグローバル化の進展により、新しい専門分野でのキャリア機会も増えています。
さらに銀行本体だけでなく、グループ会社でのキャリア展開も可能で、証券、信託、コンサルティングなど、より専門的な分野でのキャリアを選択することもできます。
高い年収が期待できる
銀行への中途入社では、前職での経験やスキルが評価され、それに見合った処遇が期待できます。
特に専門性の高い職種やマネジメント職での転職の場合、年収アップの可能性も高くなります。また基本給に加えて、業績連動型の賞与や各種手当も充実しており、総合的な待遇面での魅力も大きいといえます。
さらにキャリアパスを進めるにつれて段階的な収入アップが期待でき、長期的な視点での生活設計が可能です。
社会的なステータス
銀行員としての社会的信用は、個人のキャリア形成において大きな強みとなります。
銀行での業務経験は、金融知識だけでなく、ビジネスマナーやプロフェッショナリズムの証としても高く評価されます。また銀行での人脈形成は、将来のキャリア展開においても貴重な財産となります。
さらに銀行での経験は、独立や起業、他業界への転職など、次のステップに進む際にも有利に働きます。このように、銀行員としてのキャリアは、長期的な視点でも大きな価値を持つものといえます。
銀行員のキャリアパスの注意点!中途入社の3つのデメリット
銀行への中途入社にはメリットが多くある一方で、考慮すべき課題やリスクもあります。
具体的には以下の3つが、銀行への中途入社のデメリットと考えられます。
- 競争が激しい
- 既存の組織に馴染む必要がある
- 即戦力を求められる
これらを事前に理解し適切に対応することで、よりスムーズなキャリア形成が可能となります。それでは順に見ていきましょう。
競争が激しい
銀行業界では、特に優秀な人材の獲得競争が激しくなっています。
中途採用においても高いスキルと経験が求められ、選考のハードルも決して低くありません。また入社後も継続的な実績が求められ、昇進や昇給のための競争も厳しい環境です。
特に総合職では、マネジメント職への昇進をめぐって激しい競争があり、常に自己研鑽と実績の積み重ねが必要となります。さらに銀行業界全体の構造変化により、従来型の銀行業務は縮小傾向にあり、新しい分野での専門性や付加価値の創出が求められています。
既存の組織に馴染む必要がある
銀行は伝統的な企業文化を持つ組織が多く、中途入社者にとって既存の組織に馴染むことが大きな課題となることがあります。
特に意思決定プロセスや業務の進め方、社内コミュニケーションの方法など、前職との違いに戸惑う場面も少なくありません。また長年培われてきた独自の企業文化や価値観を理解し、それに適応することも重要です。
さらに新卒入社の社員が多い環境で、中途入社者としての立場を確立することも課題となります。このため、組織への適応には一定の時間と努力が必要であり、時にはストレスを感じることもあるでしょう。
しかし組織の文化や価値観を理解し、それを受け入れながら自身の強みを活かしていくことで、より効果的なキャリア形成が可能となります。
即戦力を求められる
中途入社者には、入社後すぐに成果を出すことが期待されます。
前職での経験やスキルを活かしながら、新しい環境での業務にも迅速に適応することが求められます。特に専門職では、高度な専門性と即戦力としての活躍が強く求められ、プレッシャーも大きくなります。
また銀行特有の業務知識や規制への理解も短期間で習得する必要があり、学習負荷も決して小さくありません。このため、入社前から銀行業務や金融知識の基礎を学んでおくことが重要です。
銀行へのキャリアチェンジを成功させるために
銀行への転職を成功させるためには、綿密な準備と戦略的なアプローチが重要です。
都市銀行と地方銀行では求められる要件も異なるため、自身の目標に合った転職戦略を立てることが必要です。
- 都市銀行と地方銀行の転職戦略の違い
- 転職市場で評価されるスキル・経験
- 面接対策
- 転職エージェントの選び方
それでは順に見ていきましょう。
都市銀行と地方銀行の転職戦略の違い
都市銀行と地方銀行では、次のように求める人材像や転職のアプローチ方法が大きく異なります。
- 都市銀行の転職戦略
-
- グローバルな視点とデジタル戦略の推進力を持つ人材が求められる。
- 高度な専門性や語学力が重視される。
- 転職時期は景気動向の影響を受けやすい。
- 地方銀行の転職戦略
-
- 地域経済への理解が求められる。
- 地元企業との関係構築能力が重要視される。
- 転職時期は比較的安定している傾向がある。
転職市場で評価されるスキル・経験
銀行への転職において高く評価されるスキルや経験には、業界を問わず活かせる基本的なビジネススキルと、銀行特有の専門スキルの両方があります。
特に財務分析力、リスク管理能力、プロジェクトマネジメント能力などは、多くの銀行で重視されます。
またデジタル技術の知識やデータ分析能力も、今後ますます重要性が高まっていきます。さらに顧客折衝経験やチームマネジメント経験も、実務での即戦力として評価されます。
面接対策
銀行の面接では、専門性の確認に加えて、人物面での適性も重要視されます。
特に重要なのは、銀行員としての適性や組織への適応力を示すことです。面接では、自身の経験をどのように銀行業務に活かせるかを具体的に説明できるよう準備が必要です。また銀行業界の動向や志望する銀行の特徴、経営戦略についても理解を深めておくことが重要です。
さらに長期的なキャリアビジョンを明確に示せることも、採用担当者の評価ポイントとなります。
転職エージェントの選び方
銀行への転職を成功させるためには、適切な転職エージェントの選択が重要です。特に金融業界に強いエージェントを選ぶことで、より多くの求人情報と的確なアドバイスを得ることができます。
転職エージェント選びは、以下の3つが特に重要です。
- 転職エージェント選びのポイント!
-
- 銀行業界での転職支援実績が豊富
- 志望する銀行の採用動向に詳しい
- 転職後のフォローアップ体制が整っている
また幅広く転職のチャンスを得られるように、複数のエージェントを併用するのもおすすめです。
みんなが使っている転職サービス上位6選 【1,382人に聞いた転職サービス利用状況】
実際に登録したことのある転職サービスについてアンケートをとりました。アンケート結果として、みんなが使っている転職サービスの上位6サービスは以下です。
- 1位|リクルートエージェント(821人)
- 2位|doda(564人)
- 3位|リクナビNEXT(389人)
- 4位|マイナビAGENT(312人)
- 5位|ビズリーチ(288人)
- 6位|エン転職(282人)
※転職サービスの利用アンケート(クラウドワークス) 回答数:1,382 / 集計期間:2024年09月19日~10月03日
1位|リクルートエージェント(利用回答数:821人) 圧倒的な求人数
「リクルートエージェント」は、株式会社リクルートによる転職エージェントです。求人数、安定したサービス品質でまずは登録が必須のエージェントです。
まず何と言っても求人数が多いことがおすすめの理由として挙げられます。転職成功の実績も多く、優れているのは求人の数だけではありません。業界に精通したアドバイザーが在籍しているので、ぴったりの求人を見つけ出してくれます。求人やサービスの質・量ともにトップクラスで転職エージェントとしては定番・王道のサービスです。
営業・技術系を中心にあらゆる業種・職種をカバー。総合型ながら条件ごとに特化したページもあり、使いやすいのも人気の理由です。
- リクルートエージェントのおすすめポイント
- 求人数が圧倒的に多い
- 業界に精通したアドバイザーが在籍
- 条件ごとに特化したページがあり使いやすい
基本データ
リクルートエージェント | |
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求人数 | 公開求人474,685件/非公開求人399,542件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス、提出書類の添削、面接対策、独自に分析した業界・企業情報の提供 |
拠点 | 東京・北海道・宮城・宇都宮・さいたま・千葉・横浜・金沢・新潟・長野・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・高松・福岡 |
URL | https://www.r-agent.com/ |
2位|doda(利用回答数:564人) エージェント/サイトの一体型で自分でも応募が可能
「doda」は、人材紹介・転職支援を行う大手「パーソルキャリア」が運営する総合型転職サイトです。エージェントサービスも利用できる点が人気の理由の1つになっています。
dodaも求人数が多く、非公開求人も条件が良いものが多いのが大きなポイントです。
また転職サイトと転職エージェントの一体型で、使い方の自由度が高いのもおすすめポイント。エージェントサービスでは専任のキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。なお企業との対応は採用プロジェクト担当が行い、求職者と企業とでそれぞれ別のプロフェッショナルが対応します。
- dodaのおすすめポイント
- 非公開求人も好条件多数
- 転職サイトと転職エージェントの一体型で自由度が高い
- 専任のキャリアアドバイザーがサポート、企業は別のプロフェッショナルが対応
基本データ
doda | |
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求人数 | 公開求人262,342件/非公開求人31.049件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、年収査定、合格診断、レジュメビルダー、「自己PR」発掘診断、転職タイプ診断、はたらく女性のためのモヤモヤ解消診断、オンライン仕事力診断 |
拠点 | 東京・横浜・札幌・仙台・静岡・名古屋・大阪・京都・神戸・岡山・広島・福岡・鹿児島 |
URL | https://doda.jp/consultant/ |
3位|リクナビNEXT(利用回答数:389人) 求人サイト群の中でも最大級の求人数と使いやすさ
「リクナビNEXT」は、大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイトです。サイトの見やすさや使いやすさにも定評があります。
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そのほか、公開求人・非公開求人の企業からオファーがもらえる「オファーを待つ」、自己分析ツール「グッドポイント診断」などがあります。
- リクナビNEXTのおすすめポイント
- サイトが使いやすい
- 狭義の転職サイトでは最大級の求人数
- 大手の株式会社リクルートによる定番の転職サイト
基本データ
リクナビNEXT | |
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求人数 | 公開求人824,000件以上(2024年10月22日現在) |
提供サービス | オファー、気になるリスト、グッドポイント診断 |
URL | https://next.rikunabi.com/ |
4位|マイナビAGENT(利用回答数:312人) 20代・30代の求人に強い
「マイナビAGENT」は、さまざまな転職サイトを運営している株式会社マイナビによる転職エージェントです。きめ細かいサポートが受けられると評価されています。
とくに20代・30代の求人が多いので、その世代の人にはおすすめです。また全国に拠点があり地方の求人も充実しているので、大都市圏以外で探している人にもぴったりです。
履歴書や職務経歴書のサポートも充実、初めての転職でも安心して利用できます。IT、営業など業種・職種別のサービスもあります。自分が探している業種と一致するならより探しやすくなるでしょう。
- マイナビAGENTのおすすめポイント
- 20代・30代の求人が多い
- 地方の求人も充実
- 履歴書や職務経歴書のサポートもあり安心
基本データ
マイナビAGENT | |
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公開求人数 | 非公開 |
提供サービス | エージェントサービス |
拠点 | 拠点情報はこちらをご確認ください |
URL | https://mynavi-agent.jp/ |
5位|ビズリーチ(利用回答数:288人) ハイクラス向けで企業からスカウトが受けられる
「ビズリーチ」は、ハイクラス求人が多いのが特徴の転職サイトです。厳密にはスカウト型のサイトで、エージェントではありません。登録するとヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられます。
最大の特長は、ハイクラス求人が多いことです。年収1,000万円以上の求人が1/3以上を占めています。一定以上の経験やスキルがある人が転職活動するのに役立つサービスです。
もう1つの大きな特徴として、登録するだけでヘッドハンターや企業からスカウトが届く点があります。以前は「スカウト」と「プラチナスカウト」の2種がありましたが、今は「プラチナスカウト」に一本化されています。プラチナスカウト経由での採用は全体の約70%。採用される可能性が高く、スカウトが届いたら大きなチャンスです。実際、企業からスカウトが届いた場合は書類選考が免除されます。
基本的にヘッドハンターはアドバイスをしませんが、場合によってはアドバイスをもらえることもあります。無料プランと有料プランがあり、有料プランは制限なく求人に応募できます。
- ビズリーチのおすすめポイント
- ヘッドハンターや企業からのスカウトが受けられるハイクラス向けサイト
- 企業からプラチナスカウトが来た場合は即面接が可能
- 有料プランなら制限なく求人に応募できる
基本データ
ビズリーチ | |
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求人数 | 公開求人138,081件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | スカウトサービス、有料プラン(プレミアムステージ) |
拠点 | 東京・大阪・名古屋・福岡・静岡・広島 |
URL | https://www.bizreach.jp/ |
6位|エン転職(利用回答数:282人) サイトが使いやすく情報も充実、利用者の満足度が高い
「エン転職」は、人材サービス大手の一つエン・ジャパン株式会社による転職サイトです。エージェントサービスも利用できます。
オリコン顧客満足度調査の転職サイト部門で、2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1となっています。サイトの使いやすさは定評があり、自力で検索・応募するのに適したサービスです。口コミなどの情報も充実しており、企業間の比較検討もしやすくなっています。
さらに転職サイトのほか転職エージェントとしても利用することができ、非公開求人も多数保有しています。大手ですが最大手ほどでない規模で、きめ細かいサポートを受けることが可能。また女性向けのページのほか、ミドルや若手ハイキャリアなどに特化した関連サイトもあります。
- エン転職のおすすめポイント
- 2018年から2024年まで7年連続で総合満足度No.1
- サイトが使いやすいほか情報も充実
- 非公開求人も多数保有
基本データ
エン転職 | |
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求人数 | 公開求人152,678件(2024年10月22日現在) |
提供サービス | エージェントサービス |
URL | https://employment.en-japan.com/ |
さいごに
この記事では、銀行員のキャリアパスについて、総合職と専門職の違い、都市銀行と地方銀行のキャリアプラン例、そして銀行への転職のメリット・デメリットまで詳しく解説しました。
銀行でのキャリアパスは、安定性と成長の両方を手に入れられる魅力的な選択肢です。しかし多様な選択肢がある中で、自分に合った道を見つけることは容易ではありません。
この記事で紹介した内容を参考にしながら、じっくりと自己分析を行い、長期的な視点で自分に合ったキャリアパスを選択することが重要です。
また銀行業界は日々変化しており、求められるスキルも多様化しています。自身の強みや興味関心に基づいて具体的なキャリアプランを立て、継続的な学習と自己成長を心がけることが大切です。
この記事の内容が、あなたのキャリア選択のヒントになれば幸いです。