不思議な魅力を持ついすみ。
最高の夏をいすみ鉄道で追いかけて。

[この記事は、いすみ市起業家発掘及び情報発信業務の一環として、事業受託者のTURNS(第一プログレス)がPhotoliと協力して制作しております]

2019年夏、写真のメディア「Photoli」のメンバーと一緒に、千葉県いすみ市へまちの魅力に出会う取材に行って来ました!3本に渡って、その様子をお伝えいたします。

1本目は、レトロなローカル線、「いすみ鉄道」にスポットを当ててお届けします。
季節は秋を迎えようとしていますが、キラキラした夏の記憶にぜひお付き合いください。

 


 

こんにちは!

Photoliでは、日頃から写真のコツやフォトスポットなどをご紹介しているのですが、今回はとびきり夏が似合うこんな地域のご紹介をさせてください。

どどん!!!

それが「千葉県いすみ市」です。

僕、夏になってからというもの、写真欲が渦巻いているんです。
かき氷に、海に、キャンプに、川に、無人駅に。……そう、無人駅に!!

無人駅に、ずーーーっと行きたかったんですよ。

と、そんな話をしていたら「いすみ鉄道」というナイスなところがあるよとお聞きしまして。

今回は、TURNSメンバーとPhotoliの編集部メンバー、有志メンバーで千葉県いすみ市に足を運んでまいりました!

 

……と、本編に入る前にいすみ市の概要をちょこっとご紹介させてください。

いすみ市は、千葉県南東部に位置する市です。市内には海と山とが共存しているので、農業(米、野菜、梨など)、漁業(イセエビ、タコ、ヒラメなど) などの第一次産業が盛んです。

年間を通して温暖な気候で、イスミスズカケ、ミヤコタナゴ、アカウミガメなど、初めて耳にする生物もたくさん生息しているのだそうです……! まさに自然あふれる街です。加えて、サーフィンの発祥地とも言われています。いすみ市、ポテンシャル高すぎる……!

 

今回の記事では、いすみ市を走り抜けるいすみ鉄道沿線をフィールドとして「いすみ鉄道で夏のポートレートをたくさん撮ろう!!」をテーマに、いろいろな顔をした、いすみ鉄道のスポットをご紹介します!!

写真たっぷりでお届けします! やや通り過ぎつつある夏を感じながら、ぜひご覧くださいね!!


空と踏切と田んぼで味わう夏

いすみ鉄道は、千葉県の大原駅〜上総中野駅間を運行している鉄道です。大原駅までは、東京駅から特急わかしおに乗ること、約70分で到着。都心からもサクッとアクセスできちゃう距離感が魅力です。

そして、いすみ鉄道はなんと、駅のほとんどが無人駅! 田んぼの中を走る区間や、森の中を走る区間があり、乗っているだけで大自然を感じられる路線なんです。

ぜひ一度乗ってみてほしい……。途中で「あ、ここ降りたい」「あ、ここでも」と思うこと間違いないです。

そんな中でまずご紹介したいのは、上総中川駅と国吉駅の間にあるレトロofレトロな「第二五之町踏切(だいにごのまちふみきり)」です!

何がイイって、空と踏切とで描く壮大な景色!!

第二五之町踏切は両面を田んぼに囲まれた踏切です。田んぼから見上げた位置に踏切があるため、下から踏切を見上げるようにカメラを構えると空と踏切だけを切り撮ることができるんです!

写真を見ているだけで、風が吹き抜けていく瞬間とか、じとっと汗をかいた真昼とか、いすみでの1日の記憶が蘇ってきました。

瞬間瞬間の思い出をぎゅっと閉じ込めてくれるから、写真ってイイなあと思います。

はてさて、景色に見惚れながら写真をパシャパシャと撮っていたら、いすみ鉄道がやってきました……!

黄色い車体が田舎道を走っていく様子が、なんとも綺麗です。

空の青、草っぱらの緑、鉄道の車体の黄色。3色のコントラストがどうにも美しくて好きなんです。

去りゆく列車を撮影したあとは、目の前の田んぼの方へ。

あぜ道って、なんだか思いっきり風を感じながら走りたくなりませんか?

わーって手を広げたくなるのも、たぶん夏のせいです。

もうすぐやってくる、稲穂が黄金色になった景色を想像しながら、「また来たいな」「それぞれの季節の良さを肌で感じてみたいな」と思わせられる、そんな景色でした。


列車を待つ夏の駅で

お次は「上総中川(かずさなかがわ)駅」にやってきました!

単線でとてもホームが長いこの駅。駅自体はとても小さいですが、夏っぽさがそこら中に転がっています!

無人駅らしさを感じる、木で作られた待合室。なぜか惹かれませんか?

ホームを散歩してみました!(線路に降りて撮影するのは危険なのでおやめくださいね……! 約束ですぞ……!)

はい、お散歩していたら列車がやってきました!
どこにいても目を引く黄色い車体……。

ちなみに、撮影中、構図に迷ったら「視線誘導構図」と「三分割構図」を組み合わせてみましょう!

車両の後方部と線路の交点に視線を誘導させつつ、写真を縦に三分割したときの右部にモデルさんに立ってもらう構図です。車両が、画角を三分割した際の左部を占拠しています!

いろいろなシーンで使えるので、構図に困ったら使います。

そして!!!


木漏れ日と無人駅で味わう夏

最後に降りたのは「国吉(くによし)駅」です!

この駅も同じく無人駅です! 単線ではなく、上り線にも下り線にもホームがあります。
ただ、そうはいっても、さすがいすみ鉄道。枕木の連絡通路です。かわいい。

とことこと渡り廊下のような踏切を渡ると、すぐに向かいのホームに到着。反対側のホームからは、向かいに見えるホーム全体を撮ることができます!

ちなみに、フルサイズ換算50mmのレンズで撮影しました!

そして! 国吉駅の何よりの推しポイントは、木漏れ日とベンチです。

ホームの奥に行くと大きな木があるのですが、そこの木漏れ日が良すぎるのなんのって。

駅で列車を待っている間にも、こんな穏やかなひとときが過ごせるいすみ、最高ですよね。広々とした駅には、心地よい風が吹き抜けるんです。ついつい長居してしまいました。

さてと、ゆっくりいすみ鉄道を満喫したところで、ホームに入ってきた列車に乗って大原駅へと戻りますっ!

帰りは大自然を味わいながら、写真を撮りながら、ついでに冷房で火照った身体を冷ましながら帰りました。

外での撮影の際には熱中症に気をつけてくださいね! 水分補給も忘れずに!!


夏のいすみのご紹介でした!!

いすみ鉄道を巡った夏の一日。撮った写真を眺めながら記事にまとめていくと、灼けるような暑さも、髪をゆするそよ風も……とにかく素敵な風景に魅せられました。

実は、この日、いすみ鉄道以外にもいくつかフォトスポットを教えていただき、夏をがっつりと味わってきました。


▲撮影:いすみ市大原「八幡岬」

高台から街を見下ろせる場所だったり、


▲撮影:いすみ市作田

奥まですっと続いている道だったり。

イイところがありすぎて、一日じゃ1%くらいしか味わえませんでした。

そこで、今回はいすみ鉄道の他にも、マルシェの「ホーフ市」や「大原漁港 港の夕市」にもおじゃましました。その様子は他の記事にてまた詳しくお届けしますね! お楽しみに!!

ちなみに11月には一泊二日でまたいすみ市におじゃまします。大原漁港「港の朝市」でおいしいグルメを探したり、星空を撮ったり、朝焼けを撮ったり。今回に負けないくらい楽しい取材になるんだろうなと今からワクワクしています。

また、秋の始まり頃には取材メンバーを募集しますので、いすみ市に興味を持った方はぜひご一緒しませんか?

それでは、今回はこのへんで!最後までご覧いただきありがとうございます。

 

写真・文:横尾 涼(Photoli) モデル:橘ありさ

 

 

\関連ページ/

フォトスポット溢れるいすみ市の「小商い」自分らしい生き方に触れる。
手づくりマーケット「ホーフ市」レポート
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