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熱い想いの大学生、集まれ!
「ローカルワーク編集合宿」2019
地域で働くヒトの魅力・シゴトの魅力を映像で発信しよう!

ここは岐阜県白川村。合掌造り集落が有名な世界遺産地区であり、日本有数の観光地です。真っ白な積雪の中にかやぶき屋根の家がひょっこりと顔を出す冬景色を、皆さんも一度はテレビや雑誌で見たことがあるかもしれません。


そんな白川村で、地域とワカモノを繋ぐ活動を行なっているのが「白川郷ヒト大学」というソーシャル大学。様々な地域課題をテーマに、既存の大学で行う学び方とは一風違ったポップなアプローチ方法で課題の解決に取り組んだり、地域内外の若者が新たな時代の生き方・働き方について考えるための学びの場づくりを行なっています。

今回は、そのヒト大学の学長・柴原孝治さんにお話を伺ってみました。

 

「みんながありのままに生きられる社会を作りたい」

— まず、「白川郷ヒト大学」がスタートした背景とは?

現在では年間180万人もの観光客が訪れる白川村ですが、年々迫ってくる「高齢化」や「人口減少」の波は、他の中山間地域と同様に大きな課題になっています。

そんな中で「自分たちが住む村の未来をよりよくしよう」と考えたときに必要だと思ったのが、新たな世代のための学び舎や、地域の有益な情報が集まったプラットフォーム、年齢や立場に関係なく誰もが安心して発言できる優しいコミュニティであり、そこから生まれたのが「白川郷ヒト大学」でした。

白川郷ヒト大学の学長・柴原孝治さん

— 村の未来を見据えて始まった活動なんですね。

僕たちは、先細りする村の未来は「主体的に地域に関わるヒト」が増えていかない限り、変わらないと思っています。もしも万が一、結果的に今の状況を変えることができなかったとしても、「やらずに終わる」よりは「やってみてもダメだった」という方を選びたいと思っていて、そのために活動しています。

この姿勢は、いま自分たちがこの瞬間をどう生きていくかの議論と同じなような気がしていて。

— 「今この瞬間をどう生きるか」ですか?

手探りで始めたヒト大学の活動も、これまでの3年間つづけてきた中で、少しずつ地域内外の若者たちにとって学びの場になっていると感じています。周りに集まってきた人の多くが「よりよく生きるってどういうことだろう?」「自分らしい働き方って一体何だろう?」と模索しはじめていて、そういった機会を提供できているのかなって。

白川郷ヒト大学で開催している「シゴトを作る」講座の様子

ただ、講座に来てくれた参加者1人1人とゆっくり対話を重ねてみると、誰もが素敵な個性を持ち合わせているのに、自分の生き方や暮らしに満足出来てない人が余りにも多くて。正直、そのギャップには驚きました。

そして、その実感が強くなるほど「自分の個性を抑圧せずにありのままに生きるヒトが増えるためには、何が必要なんだろう」って。メンバー内でも話題に上がるようになりまして。

「面白く生きる合宿」での野外講座の様子

— まさに、生き方を学ぶ「ヒト大学」!

白川村だけでなく、現代社会全体に思い悩んでいる人は一定数いて、その人達と手を取り合える環境を作っていくこともヒト大学の役割の一つだと、自然と考えるようになりましたね。

そうやって試行錯誤を重ねてきたヒト大学も、今年に入り沖縄や三重に新たな拠点が増えたり、新規事業に挑戦したりと、ゆっくりゆっくり、じわりじわりと輪が広がってきました。

前回の「ローカルワーク編集合宿」に参加した学生の様子

1600人の村で「白川村で主体的に活動する人を増やす」という目的を掲げて始まった活動が、継続する中で社会全体へと視野が広がって、「誰もがありのままに生きられる社会をつくる」という理念にいつの間にか変化して。

社会全体を変えるなんて、そんな大それた事が出来るとは思っていませんが、少なくともこれまでの活動を通して、自分達の想いや考え方が変化してきた事実は素直に受け止めようと思っています。

— 村について社会について、自分ごととして考えてきた結果かもしれませんね。

実践した積み重ねにより言語化されてきた言葉を否定してしまうと、今までの自分たちの取り組みを否定することにも繋がる。だから青臭くても、安っぽくても、自分達から生まれてきた言葉を大事にしたい。そんな人間らしさを大切にしていこうと、仲間同士でもよく話しています。

 

大学生に地域で生きる力を伝授!
「ローカルワーク編集合宿2019」とは?

そんな白川郷ヒト大学がお送りする「ローカルワーク編集合宿」が、今年も開催されます。

前回も色濃い学生たちが集まり、参加者と受け入れ事業者の間でその後も続くご縁が生まれたり、学生同士の新たなコミュニティが作られたりと、お互いの求めていた要素がうまくマッチしたことで良い出会いの場にもなったそう。

この合宿を行う上でヒト大学のメンバーが何よりも大切にしていることは、”参加学生の主体性” を尊重すること。

一般的な学生向けの講座は、事前にある程度の台本やタイムスケジュールが決まっていて、参加者はそれに合わせて行動し、予定通りに作業を進めて、最終日にきちんと作品を完成させるというプロセスが多い気がしますが、私たちはそういう合宿はあまり本質的でないなと感じていて。

今回の合宿でも、実際に地域に入っていくためのきっかけづくりや作品を制作していく上でのサポートなど、最低限のプロセスやスキルは、プロの講師によるコーディネートも行いながら進めていきます。

しかし、そのあとの具体的なストーリーづくりや取材先・受け入れ事業者との関係性づくりなどは、限られた時間の中ですが、全て一から参加学生が現場に足を運んで、自分の力で作り上げていって欲しいと思っていて。そうすることで、参加学生にとっても、受け入れ事業者さんにとっても、実際に対話を重ねることから、お互いの “伝えたいメッセージを言語化” していく作業が生まれ、何より価値のある学びになると考えています。

そのため、こちらから提供する内容も、一方的に伝える講義ではなく、”対話の時間を充実させることを心がけています。

「白川村の静かな時の流れと豊かな自然の中では、講師や運営者側が一方的に伝えるだけの講座は波長が合わない気がしていて。毎回、その場に集まってくれた1人1人が、対等な関係で対話できる学びの場づくりを心がけているので、ゆっくりと自分の気持ちに向き合いたい、というタイミングの人や、1つの地域にじっくりと関わってみたいという方に、ぜひ来ていただければ嬉しいです。」

ヒト大学事務局長の前盛よもぎさんは、そんな風にお話されていました。

白川郷ヒト大学・事務局長の前盛よもぎさん

 

地域を知る。シゴトを知る。ヒトの思いを伝える。
「ローカルワーク編集合宿2019」

▼ 内容
世界遺産合掌集落に滞在し、地域内外のヒトと関わりながら、ローカルワーク(いわゆる村の仕事)を取材して事業者の魅力発信を目的とした映像を作るインターンシッププログラム。学生2~3名のチームにヒト大スタッフ1名のチーム制で、 村内事業所への取材を行い、魅力を切り取り、多くの人に届く形である映像に編集し直す体験をしてもらいます。また、日頃から地域での日々の暮らしや活動を映像に収めている元映像制作会社に勤務していたスタッフによって、期間中はしっかり実践的なサポートが受けられます。また、プロカメラマンによる映像講座もあります。

※本講座は現役大学生・大学院生を対象とした講座です。

▼ ”こんなヒト” にオススメ!
・就職・転職の節目で、今後の生き方働き方について考えているヒト
・新しい挑戦を始めようとしているヒト
・背中を押して欲しいヒト
・面白いヒトと出会いたいヒト
・何かしたいけど何がしたいか分からんヒト
・ちょっと最近疲れていて、山や湖畔でのんびり対話したいなというヒト
・ヒト大学に興味があるヒト
・講師に興味があるヒト

 

▼ ゲスト講師:カメラマン
(ただ – Tada Koji- )
1981年神奈川県横須賀市生まれ。2007年「ゆかい」に所属。主にポートレイト写真から物撮りまで、書籍、雑誌、広告、CDジャケットWebなどの分野で幅広く活躍している。また近年は、スチールだけではなく映像のカメラマンとしても活動を開始。
https://yukaistudio.com/

▼ 撮影サポート:カメラマン
(長坂風子 – Nagasaka Fuko – )
愛知県生まれ。大学卒業後、映像制作会社に勤務。地域の“今”を残したいと思い、岐阜県白川村に移住。白川村の美しい景色や文化を切り取り、情報発信を行っている。好きなことは、映画を観ること、おいしいものを食べること。

(中桐由起子 – Nakagiri Yukiko – )
岐阜県出身。多摩美術大学情報デザイン学科卒。メディアアート、映像、写真を主に専攻。卒業後、TVCM制作会社に勤務し、コピー、映像、音楽、サウンドが調和する広告宣伝にのめり込む。その後、海外留学を経て下呂市地域おこし協力隊となり、現在は下呂市でゲストハウスを経営しながら、地域の魅力発信等を行なう。

 

▼ スケジュール
3月3日(日)
14:00 開講・学長挨拶・自己紹介等
15:00 インターンプログラム諸連絡・白川村紹介(座学)他
16:00 白川村案内
17:00 閉講
19:00 交流会

3月4日(月)
10:00 開講・講師紹介・<仮>ローカルにおける映像講座(座学)
11:00 映像を撮影してみよう(屋外)
12:30 休憩
13:30 班決め・取材対象事業者説明・取材日程調整他
17:00 閉講

3月5日(火)〜8日(金)15:00まで
終日 取材・構成作り・撮影・編集(班行動)

3月8日(金)
15:00 作品発表会
17:00 終了
19:00 慰労会

3月9日(土)
適宜解散

 

最後に、学長の柴原さんからのメッセージをいただきました。

「”面白そう!”と思われた方はぜひ、直感を信じて参加してください。それは直感を裏付けている「感覚」が、自分に蓄積されてきた膨大な経験の中から割り出された1番可能性のある判断で、すごく合理的なもののはず。きっと、そのヒトの人生経験に基づいた、最善の選択だと思います。

もし、その「直感」で判断して何か間違ったと感じた場合は、自分のそれまでの経験の幅や深みが足りなかっただけで、その経験すら次の直感の精度を高めるのに寄与してくれるはずですから。」

かなり熱いメッセージに、直感でビビッときてしまった方は、柴原さんの言葉通り、その感覚に全力で体と心を預けてみる機会として、白川村に足を運んでみてはいかがでしょうか?

※この記事は、「面白く生きる合宿2018」の紹介記事を再編集してお届けしています。

「ローカルワーク編集合宿2019」映像編
開催日 2019年3月3日(日) 〜2019年3月8日(金)
会場合掌家屋 旧花植家(滞在施設)※男女別相部屋
地図
住所岐阜県大野郡白川村荻町2609
アクセス■公共交通機関でお越しの方
名古屋・金沢・富山・高山(予約要)、高岡(予約不要)から高速バスをご利用ください。
名古屋~白川郷 岐阜バス予約センター(058-240-0489)
金沢~白川郷 北陸鉄道バス予約センター(076-234-0123)
富山~白川郷 富山地方鉄道バス予約センター(076-433-4890)
高山~白川郷 濃飛バス(0577-32-1688)
高岡~白川郷 加越能バス高岡営業所(0766-21-0748)
■お車でお越しの方
駐車場が限られているため、車でお越しの方は別途その旨ご連絡ください。個別にご連絡をいたします。
定員最大9名
参加費1000円
参加費補足※白川村までの交通費は実費負担ください。
※滞在中の食費は実費負担ください。(滞在施設にて自炊可能)
主催白川村・白川郷ヒト大学
参加方法「詳細・問い合わせ」ボタンより、リンク先にて内容をご確認の上、問い合わせ先へお申込ください。
お問い合わせ先白川郷ヒト大学事務局
shirakawa★human-university.com(★→@に変えてください)
当日の持ち物

・ノートパソコン

・映像が撮れるもの(スマホ・一眼カメラなど)

持ってこれない場合はご相談ください。    

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