【ツアーレポート】倉敷の「デニム×文化」に触れる移住体験ツアーに参加しました!

2023年9月30日(土)~10月2日(月)の3日間、岡山県倉敷市への移住に興味を持つ方に向けた移住体験ツアーを開催しました。

岡山県倉敷市は、災害が少なく温暖な地域といわれています。ほどよく田舎でほどよく都会なところが「住むのにちょうどいい」と、移住者から人気のまちです。本ツアーでは、倉敷市の主要産業のひとつ「繊維産業」のなかから「デニム×文化」をテーマに、さまざまな場所を巡りました。

テキスタイル製品の工場見学やデニムの加工・インディゴ染めなど「デニムのまち・倉敷」らしい体験に加え、先輩移住者との交流もたっぷりと行った3日間。観光とはひと味違う、倉敷の「デニム×文化」に触れる移住体験ツアーをレポートします。

【1日目】
伝統を受け継ぐ老舗メーカーを訪れ、
倉敷のものづくりの粋を知る

旅の始まりはJR倉敷駅。東京・愛知・大阪・兵庫など、各地から訪れた参加者たちがバスに乗り込みます。

向かったのは、国産デニム発祥の地「児島」エリアです。バスの中では、本ツアーのコーディネーターである、株式会社ITONAMIの共同代表・山脇耀平(やまわき ようへい)さんから自己紹介がありました。

「僕は兵庫県出身なんですが、ITONAMIの共同代表である弟が岡山の大学に進学し、デニム職人さんと出会ったのを機に、児島でデニムブランドを立ち上げました。現在は、みなさんにも宿泊いただく『DENIM HOSTEL float』の運営も行っています。

今回のツアーは『倉敷の繊維産業を知ろう!』ということで、floatもある児島エリアを中心に巡る内容にしました。先輩移住者との交流会もありますので、ぜひ楽しみにしていてください」

山脇さんが「倉敷に来たことはありますか?」と問うと、ほとんどの方が初めてか2回目でした。すでに縫製の仕事をしている方、縫製を学んだことがある方、テキスタイル製品が好きな方、倉敷のまちを知りたい方、子育て環境を確認したい方……。さまざまな方が参加しています。

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まず最初に訪問したのは株式会社ショーワです。

▲レトロかわいいショーワ本社ビル

デニムや衣服の生産は工程ごとに分業していることが多いですが、ショーワは染め・織りから仕上げ加工までを一貫して行っています。

最初に代表の片山雄之助(かたやま ゆうのすけ)さんより、「児島でなぜ繊維産業が発展したのか」についてお話しいただきました。

「『児島』という地名の通り、かつて児島は『島』でした。倉敷を流れる高梁(たかはし)川により上流から土砂が運ばれ、干拓によって陸地になった場所です。当時の土地は塩分が多く、米作りには向かない土壌でした。そこで育てられたのが、塩分に強い綿です。

その後、児島では学生服を主に作っていましたが、デニムが作られるようになったのは1960年ごろ。アメリカ文化が入ってきたことがきっかけでした」

ショーワの創業は1905年。積み重ねてきた技術力の高さは、フランス・パリで開かれる世界最高峰の生地見本市「プルミエール・ヴィジョン」にて、「ハンドル賞」を受賞されたほどです。

「仕事というのは、興味を持つことが大切だと思います。興味を持つと、昨日より今日、今日より明日と良くしていこうという気持ちが出てくる。すると、チャレンジしてみようと思えるわけです。

私たちは会社を大きくすること以上に、自分がやりたいことをやるのを大切にしています。そのうえで、お客さまから『ショーワは品質がいいよね』と言っていただけるような会社になりたいと思っています」(片山さん)

児島の繊維産業やショーワのものづくりを知った参加者たち。続いては、営業部の下畠広行(しもはた ひろゆき)さんのアテンドで工場見学へ向かいます。

参加者たちは、下畠さんが語るこだわりに興味津々の様子です。

▲最初の工程「ロープ染色」の機械。国内で保持している企業は4社しかないそうです

▲機械の高さに圧倒されます

「ロープ染色」とは、糸の中まで染めない染色方法。ところどころ白っぽい加工がされているデニムをお持ちの方がいるかもしれませんが、それはロープ染色で染め、生地の加工工程でこすっているからです。

▲ロープ染色をした糸を触らせてもらう参加者。その感想は「やわらかい!」「ふわふわ!」

染色した糸を分け(分繊)、糊付け(サイジング)し、経糸を作ります。これで糸の準備は終わり。ようやく織りの工程へ進みます。

織りの工程の工場には、何台もの織機が並んでいます。「ガシャン、ガシャン」と工場全体に布を織る音が響くなか、参加者は下畠さんの説明に真剣に耳を傾けていました。

さらに、敷地内にある綿花畑まで見学させていただけることに!花が咲いている貴重な瞬間にも立ち会えました。参加者は、「これが糸になり、デニムになるのか……」と感動した様子でした。

丁寧なものづくりに触れた参加者たちは、次の目的地へと向かいました。

続いて訪れたのは丸進工業株式会社 / 倉敷帆布株式会社。帆布生地の製造とその生地を使用した製品の販売を行っている会社です。

帆布とは、撚糸(よりいと)を使った厚手の平織物のこと。デニムは斜めに生地目が織られていますが、帆布は縦糸と横糸が垂直に並んでいる織物です。日本に帆布の製造技術が入ってきたときに、主な用途が船の帆だったため、「帆布」と呼ばれるようになったといわれています。現在では跳び箱の手をつく部分や体操マット、スニーカーやバッグなどさまざまな用途で使われています。

1888年の創業以来、135年にわたって織物の技術を受け継いできた丸進工業と倉敷帆布。1900年代前半からは帆布の製造を開始し、現在では国内産綿帆布の7割を供給しています。5代目の武鑓悟志(たけやり さとし)さんが、倉敷帆布のショップや工場内を紹介してくださいました。

「帆布とデニムとの違いは、縦糸に撚糸を使っていることです。撚り合わせる糸の本数によって、生地の厚さが変わります。帆布の規格は1号から11号まであり、1号ですとかなり分厚いです。

これだけ分厚いと織るのがむずかしく、天然の綿素材で作られた1号の帆布は、最極厚と言ってもいいくらい貴重な生地です。高度な技術が必要なため、1号帆布を作っている企業はめずらしいと思います」

▲号数の異なる生地を触り比べ。1号を触った参加者からは「硬い!」「こんな生地触ったことない!」と驚きの声が

綿糸に毛糸やリネンを合わせた生地もあり、撚糸の数や糸の種類によって変わる風合いの違いに、参加者は驚いていました。

倉敷帆布の生地の奥深さを知ったところで、いよいよ工場へ。

倉敷帆布の生地もデニム同様、一つひとつの工程を丁寧に経て製品が完成します。

工場では職人さんが「経通し(へとおし)」工程の作業を行っているところで、織り機に糸を通すため、3つの異なるパーツに縦糸を1本ずつ通していました。

経通しは、製織前の重要な工程のひとつ。手作業でひたすら縦糸を通すその数、なんと2000本!通し終えるまでに、9~10時間かかるそうです。細かな作業に、ものづくりへのこだわりを感じます。

また「製織」工程では、ショーワとはまた雰囲気の異なる織り機がずらり。製造後60年以上経つビンテージの機械が多く、1台1台個性があります。最新の機械を使うと、ボタンひとつで安定して数百~数千メートル織れますが、丸進工業の機械で1日に作れるのは、1台につきわずか50~70メートル だそうです。

▲「ほんの些細なことで不具合が生じるので、職人の手による日々の調整は欠かせません」(武鑓さん)

▲織ったあとの「仕上げ」工程。職人の目で帆布の傷や汚れを確認し、手作業で直します

人の手を介して、手間暇をかけて作られている倉敷帆布の生地を知った参加者たち。最後には倉敷帆布のショップに行き、バッグやエプロンなどのお土産を購入しました。

2か所の工場をたっぷりと見学したあとは、宿泊先の「DENIM HOSTEL float」(以下、float)へ向かいます。「floatに行きたくて申し込んだ」という方がいらっしゃるくらい、みなさん楽しみにされていました。

チェックインのためフロントに行くと、目の前には瀬戸内海が!穏やかで雄大な景色に、思わず息を呑みます。

少し休憩したあとは、お待ちかねの夕食タイムです。テーブルの上には、岡山県産の食材を使った料理がつぎつぎと並びました。

彩り豊かな食事に、参加者たちは満面の笑顔。「おいしい~!」「幸せ~!」と、倉敷の食の豊かさも感じているようでした。

また夕食には、先輩移住者2名が合流。floatに訪れたことをきっかけに、移住や二拠点生活を始めた経験を話してくださいました。実は今、お二方のようにfloatをきっかけに移住や二拠点生活を始める方が少しずつ増えているのだとか。

参加者たちも、気になる倉敷での仕事や暮らしについて積極的に質問。先輩たちからの具体的なアドバイスは、とても参考になったようです。

会話は盛り上がり、あっという間に1日目の夜が終了しました。

【2日目】
倉敷で、好きを仕事にしながら暮らす第一歩を

2日目の朝。最初に向かったのは、「⑤Deli Ojigadake(マルゴデリ オウジガダケ)」です。floatのすぐ後ろにそびえたつ王子が岳に、2023年6月にオープンしました。

マルゴデリは、岡山生まれのフレッシュジュースやコーヒーなどを楽しめるお店で、県内を中心に8店舗(2023年10月現在)を構えています。

ここではドリンクとサンドウィッチなどで朝食をとりつつ、瀬戸内海をバックに写真撮影を楽しんでいました。

ゆっくりと朝を過ごしたあとは、「倉敷市児島産業振興センター」へ向かいます。倉敷市の地場産業を多角的にサポートする施設として、2011年にオープンしました。

倉敷市内でアパレル関連産業のデザイナー・クリエイターなどを目指し、事業を行う意思がある個人や個人のグループで創業しようとする方を支援する、「デザイナーズインキュベーション」施設です。全7室あり、入居者は1室ずつ借りられるほか、共同の「繊維産業ワークスペース」では、工業用ミシンや裁断機などを自由に使うことができます。

案内してくださったのは、2023年に入居された篠原陽帆(しのはら あきほ)さんです。篠原さんは縫製工場に9年勤めたのち退職。現在は自身のデニムブランドを開業するため、倉敷市児島産業振興センターへ入居されています。

「ここは縫製に必要な基本の設備が整っていて、自由に使えるのはありがたいなと思っています。今はブランドの立ち上げ準備をしながら、ミシンを買うなどの初期費用を貯めているところです」

入居者の出身地は、岡山県内と県外で半数ずつくらい。服飾の仕事に興味がある参加者もいることから、みなさん積極的に質問をされていました。

児島の魅力を、「海が近くて、自然が豊かなこと。あとは人の個性が強くて、団結力があること」と話す篠原さんは、釣りが趣味だと言います。仕事でもプライベートでも、児島のよさを感じている藤原さんに、未来の自分を重ねている参加者もいるようでした。

倉敷市児島産業振興センターを後にし、ランチに立ち寄ったのは地元住民に愛されているお店「いしはるうどん」です。ここでは、大きな天ぷら付きの「スペシャルぶっかけ」を注文。

揚げたての天ぷらをつゆに付けると「ジュワジュワ」「パチパチ」と勢いのある音が!児島のディープな名物を堪能しました。

午後からはのんびりとした時間に。倉敷の中心部へ移動し、「倉紡記念館」を見学したのち「倉敷美観地区」を散策しました。

倉紡記念館は、日本の紡績産業の礎となった倉敷紡績株式会社の歩みを写真や模型、文書、絵画などで展示している施設です。紡績産業だけでなく、倉敷のまちの発展にも寄与しています。

紡績によって利益を生むだけでなく、学校教育制度の確立や支援、病院の設置、従業員の福利厚生など、市民や働く仲間に還元できることは何かを考え、実行していった創業者の家系である大原家の考え方に、参加者は感銘を受けていました。

倉敷美観地区では、それぞれが行きたい場所へ。ドリンクを買って、飲みながらまちをぶらぶらする方、裏道を散策する方、スタッフにおすすめの店を聞いて巡る方、お目当てのお店に一直線の方。倉紡記念館にて、倉敷のまちの歩みを知ってから歩く美観地区は、一度来たことがある方も違った視点で楽しめていたようでした。

さて、floatに帰ると待っていたのは、インディゴ染め体験です。アパレル事業を担当している能瀬大智(のせ だいち)さんに染め方を教わりました。

染料が入ったドラム缶に染めたいものを入れ、繊維全体に染料を浸透させていきます。そして、絞って広げる作業を2~3回繰り返します。

今回のために、パンツやワンピース、ストールや帽子、抱っこ紐などを持参されたみなさん。インディゴ染めは、乾かすときに色が浸透していくとのことで、完成は明日のお楽しみです。

時間帯は、ちょうど陽が沈むころ。夕陽に照らされながらインディゴ染めを体験しつつ、写真を撮ったり、他の参加者のお子さんと遊んだりと、すっかり仲良くなっていたみなさんでした。

その後は夕食タイムです。2日目のメニューは、瀬戸内海でとれた海鮮を中心とした「海鮮鍋」でした。この日も前日に引き続き、2名の先輩を囲んで交流を楽しんだ参加者たち。リラックスした雰囲気で、2日目を終えていきました。

【3日目】
倉敷での暮らしをぐっと身近に感じた最終日

3日目の朝は気持ちのよい快晴!floatで鯛めしの朝食を注文した方のなかには、海辺に持って行って食べる方も。瀬戸内海ならではの穏やかな風を全身で感じながら、最終日の朝を満喫していました。

旅もいよいよ終盤。最後の工場見学として向かったのは「株式会社WHOVAL」です。WHOVALはデニムづくりのなかでも「加工」を行う会社。取締役の猪野遼介(いの りょうすけ)さんが、工房内を案内してくださいました。

そして、WHOVALのブランドのひとつ「BLUE SAKURA」のロゴ入りバッグを加工させていただくことに!

型を選んで布地をこすると、その部分が白くなります。「白くなるということは、ロープ染色で染められているんだ」と、この3日間で学んだことを思い出しながら体験しました。

お互いの加工を見せ合い「可愛い!」「その加工いいですね!」と声を掛け合う参加者たち。倉敷市児島ならではの体験を、最後まで存分に楽しめたようです。

続いて訪れたのは「株式会社なんば建築工房」のショールーム。明治20年に創業した倉敷市児島にある工務店で、新築の注文住宅や社寺・店舗の設計施工のほか、古民家再生やまちおこしにも携わっています。

きれいな木造の外観が印象的でしたが、併設している古材倉庫も圧巻!代表取締役社長の正田順也(まさだ じゅんや)さんの案内で、5メートル以上ある太くて丈夫な梁(はり)や、タンス・扉などの古材を見学させていただきました。古い家を解体したり、リフォームしたりする際に役目を終えた古材を引き取り、再利用しているそうです。

木の温かみを感じながら、施設の一室をお借りしてランチをいただきます。この日は、児島に来たら必ず食べてほしい「いづつや」の寿司をテイクアウトしました。

本ツアー中に何度か海の幸を味わってきた参加者ですが、いづつやのネタの大きさを目の当たりにしてびっくり。「贅沢すぎる……」と思わず声が漏れていました。

食事を楽しみながら、なんば建築工房の社員である長谷川達也(はせがわ たつや)さんにお話をうがかいます。長谷川さんは、2021年に倉敷市へ移住したそうです。

「海がない県で育ったので、幼少期から『いつか海の近くに住んでみたい』と思っていました。移住先を探すなかで『下津井シービレッジプロジェクト』という町おこしや移住支援を行なっている団体と関わる機会があり、そこで活動されている、なんば建築工房の正田社長と出会ったんです。

そして、住まいのことを何から何まで紹介してくださった正田社長の姿や、倉敷で出会った人たちのあたたかさに触れて『ここに移住したい』と思いました。

移住した今はすごくハッピーです!東京にいたころより、心の余裕ができました」

 

旅の最後は王子が岳へ戻り、山頂付近にあるカフェ「belk」へ。ここではパティシエとして働いている和田みなみさんが、参加者を迎えてくださいました。

和田さんは、大分県出身。趣味だったお菓子作りを仕事にするため、2023年に倉敷に移住し「belk」のスタッフになったそうです。

「昨年の夏に旅行で岡山に来たとき、belkに行きたかったのですが時間がなくて。行けなかったのが心残りすぎて、2か月後にもう一度行く予定を立てました。その間、たまたまInstagramでbelkのお菓子作りのスタッフを募集する投稿を見て、オーナーに連絡したのが始まりです。

2か月後に訪れると、オーナーがbelkを案内してくださいました。belkの魅力はもちろん、そのとき出会った瀬戸内で活動する方々の人間関係が本当に素敵だなと思って。大分に帰るころには、belkで働きたい気持ちが強くなりました」

大分に帰ってから、お礼を伝えたくてオーナーに手紙を書いた和田さん。その後、オーナーから誘いがあり、転職と移住を決意したそうです。

その行動力に感銘を受けた参加者は、「知り合いがいない土地に移住して、寂しいと思ったことはありますか?」「好きなことを仕事にするようになって、成長したなと思うことは何ですか?」「休みの日はどのように過ごしていますか?」など、質問が止みません。

和田さんも先輩移住者の立場から、それらの質問に丁寧に答えてくださいました。

今回のツアーは、ここで終了です。参加者からツアーの感想をひと言ずつもらいました。

「倉敷で出会ったみなさんの目がキラキラしていた。人との繋がりを大事にされながら、生活されているんだなと思った」

「ものづくりはもともと好きで、でも仕事にはできないかもしれないと思って諦めていたけれど、『やっぱりやってみたい』と思えたことが何より幸せだった」

「観光で来るのとは違う、一歩踏み込んだ暮らしや仕事ぶりが見えたのがよかった。『実際に自分が住んだらこういう感じなのかな』と想像できたし、人との繋がりを感じられたのが貴重な体験だった」

「もうずっとここにいたいと思うくらいに素敵な環境だった。真剣に移住を考えてみたい」

倉敷なら自分の理想の暮らしができるかもしれない。そんな思いが、参加者たちの言葉から感じられました。

最後に、コーディネーターを務めた山脇さんから参加者へ、メッセージをいただきました。

「僕たち兄弟が倉敷に来たのは、『児島でデニム職人さんに出会ったから』。今思えば、きっかけは些細なことでした。それでも、決めたことに乗っかって、楽しんでいった結果、今回こうしてみなさんをお迎えする側になりました。

floatを始めて4年経ちますが、県外からいろいろな人が集まってくれて、移住や二拠点生活をする人が増えています。倉敷に魅力を感じてくれる人や関わる人が増えてくれたら、すごくうれしいです。また何かの機会でみなさんにお会いできたらと思っています」

floatに戻り、前日インディゴ染めをしたものをお渡ししてツアーは終了。参加者たちの充実した表情が印象的でした。


「デニム×文化」をテーマに過ごした、3日間の倉敷移住体験ツアー。繊維産業の奥深さ・食の豊かさ・移住者同士の繋がりやあたたかさなど、一歩踏み込んだ倉敷の魅力をさまざまな角度から感じられたのではと思います。

みなさんもぜひ、観光やレジャーだけではない「倉敷の仕事・暮らし」の魅力を、肌で感じてみてください。

 

文:小溝 朱里 写真:菅野 亮

                   

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