
こんな想い、ありませんか?
\ まちづくりに関心がある /
\ 誰かの役に立ちたい/
\ 自分のスキルを地域で試してみたい/
そんなあなたに紹介したいのが、新潟県が取り組む
「ニイガタコラボレーターズ」です。
「ニイガタコラボレーターズ」とは、新潟県内全域をフィールドに、地域の課題や可能性に向き合う“地域おこし協力隊”の広域連携モデル。
単なるボランティアでも、就職でもない。
言うなれば「実践型の地域プロジェクトワーカー」。
2025年度は、次の5つのミッションに取り組む人材を募集します!
2025年度の募集ミッション(各1名ずつ)
①外国人材の県内定着や地域活動への参画促進
②地域と連携した伝統的繊維産業の継承と新展開
③中小企業の魅力発信及び若者の職業能力開発による県内への定着促進
④インバウンドの誘致促進を通じた地域の活力向上
⑤海業の推進 ブルーツーリズムによる誘客拡大
※ 令和7年7月7日(月)17:00応募締め切り
取材場所は新潟県十日町市。県内でも多くの地域おこし協力隊が着任している地域
週4日の勤務だから副業もOK。
月額報酬29万1千円に加えて、活動費も支給!(※1)
あなたの「やってみたい」が、誰かの暮らしを変えるかもしれません。
※1 ミッションによって、支給方法に違いがあります。
新潟県では、地域を横断して多種多様なミッションに取り組む「ニイガタコラボレーターズ」が各地で活躍中。自治体や中間支援組織と連携しながら、しっかりとしたサポート体制のもと、隊員一人ひとりのプロジェクトが社会と繋がり、実を結んでいます。
【先輩隊員に聞いてみよう①|松井千枝さん】
学びを地域にひらく、新しい探究学習のかたち
一般社団法人にいがた圏 所属
探究・キャリア教育コーディネーター
松井千枝さん(十日町市・津南町)
【Mission】
4つの高校と地域を繋げて、生徒の探究学習を支援せよ!
大阪出身。教育大学卒業後、高校英語教師に。海外の社会と教育を学ぶため、スペインへ渡航。日本語教育能力検定を取得し、スペインの私立小学校に勤務。その後、デンマークに渡り、ノーフュンスホイスコーレで日本文化教師を務める。帰国後に「高校と地域を繋げたキャリア教育の推進」というミッションに興味を持ち、新潟県の地域おこし協力隊・ニイガタコラボレーターズに応募。2023年9月に着任。
「ニイガタコラボレーターズなら、自分の経験を活かしつつ、新しい教育の可能性を試せると思って飛び込みました」
大阪の高校教員を経て、北欧の教育体系「フォルケホイスコーレ(※2)」を学び、これからの教育現場に必要な「探究学習」の観点を得た松井さん。ニイガタコラボレーターズのミッションを見つけた時、「これは自分のために用意された仕事だ」と感じたという。
※2 17.5歳以上が対象の北欧独自の教育機関。全寮制でテストや成績がなく、民主主義的思考を育てることと、学びたいことを学ぶことに重点が置かれている。
「同じ日本であれば、大阪も新潟も同じだと思って、すぐに応募しました。一度も新潟には来たことがなかったので、着任日当日が初めての新潟来訪になりましたね」
着任直後の9月、さっそく担当エリアの5つの高校を訪ね、現場の課題のヒアリングを行った。業務多忙な教員にとって、探究学習の推進という新しい業務は、なかなか手が回らない分野となっていた。
明るいトーンで着任時の苦労話を語ってくれた松井さん
「着任当時、教育指導要領が改定されたばかりで、高校には探究学習を進めることが求められていました。生徒にとっては重要な学びの機会ですが、教員には余裕がない。そうした課題に対して『探究学習』を軸にして、ミッションである『高校と地域の連携』にアプローチできるのではないかと考えました」
松井さんは高校からヒアリングした内容をもとに、生徒が生徒のために探究学習を進められる人材の育成を目的にした「探究学習委員会」を各高校に設置。地域サポーターや大学生の力を借りて連携をする仕組みを、受け入れ団体と共に提案した。着任して2ヶ月後には、新潟県庁へ政策提言も行った。
「私が所属している『まちづくり会社』が、元々高校のキャリア教育や地域活動をしていたこともあって、着任地域の自治体や事業者、議員の方や中間支援組織の協力も得やすく、すぐにプロジェクト化することができました」
受入団体の協力を得ながら、ミッションの達成を目指す
松井さんの構想は事業化され、着任して半年後の2024年4月には高校に探究学習委員会が設置され、その委員会を軸に高校連携を達成。近隣の上越教育大学の大学生をはじめ、県内の学生を長期インターン生として受け入れを開始。地域サポーターを増やすことで高校生の学びへのアクセスを整備していった。
「探究学習委員会だと堅いので『ゆきぐに探究委員会』、略して『ゆきたん』と呼んでいます。年に2回は地域の方々を呼んで発表会を開催し、プロジェクトの成果を発表しています。少しずつプロジェクトの認知度も広がって、協力したいと言ってくださる方々も増えてきました」
2025年3月には、ゆきたんの1期生の最終発表会が開催された。最後の振り返りでは、1年間伴走してきた松井さんの瞳も潤んだ。何をやったらいいか分からないという状態から、一つの世界を1年半で作りあげた成果は地域だけではなく、県内でも高く評価されている。
地域内の高校生が一堂に集まり、探究学習の成果を発表する
「2年目は地域の中学生との連携や教育大学との連携を強化していきたいと思っています。地域サポーターも増やしていき、最終的には探究委員会で育った生徒が自分のクラスに経験を持ち帰って、探究学習のリーダーとして学校全体を引っ張っていけるようになってくれたら嬉しいです」
松井さんは、場作りの専門家としてさらなるキャリアアップを目指して青山学院大学のプログラムに参加しながらミッションに取り組んでいる。副業でオンラインの日本語教師を外国人向けに実施したり、着任地域と交流がある国の大使の通訳をしたりと、経験を活かしながら新潟での活動を続けている。
「最終的な目標は教育支援のNPO法人を設立することです。探究を通じた教育支援が持続的な取り組みになるように、試行錯誤の毎日です」
ゆきたんの生徒、先生、松井さん、受入団体のスタッフが協力して作りあげた
▼松井さんの活動はコチラ
・教育系地域おこし協力隊🌾ニイガタ | 松井千枝note https://note.com/chie_matsui
・新潟県高校生ゆきぐに探究委員会note https://note.com/yukitan_niigata
【先輩隊員に聞いてみよう②|丸山雄也さん】
難病支援×ICTで、福祉業界をアップデート
株式会社雷神 所属
難病ICTコーディネーター
丸山雄也さん(長岡市・柏崎市 他)
【Mission】
ICTの力を使って、難病支援の仕組みをつくれ!
神奈川県横浜市出身。フォントメーカー勤務時にユニバーサルデザインフォントの営業、JICA海外協力隊等の経験を経て、2023年11月にニイガタコラボレーターズ2期生として着任。難病患者の在宅環境におけるICT機器利用促進支援(新潟県内全域)、学生と連携した難病支援の仕組み作り(長岡・柏崎地域)、新潟県内外への広報活動をミッションに活動中。
丸山さんのミッションは、「ICTを活用した難病支援の仕組みづくり」。ALS(筋萎縮性側索硬化症)や脊髄性筋萎縮症などの難病を抱えながら在宅生活を続ける方々に対して、スマートスピーカーなどの市販のICT機器を一定期間自宅で無料で活用していただき、本人と家族の生活の質の向上と安心を届ける仕組みをつくる。全国的に見ても前例の少ない挑戦だった。
「年間の支援者数は約10名。県内の大学サークルや保健所と連携をしながら、活動をしています。制度や仕組みで“できないこと”を減らすより、ICTで“できること”を増やす。その挑戦を地域でやってみたいと感じて応募しました」
これまでのキャリアで培ってきた知識と技術を注ぎ込む
着任当初は「地域の中にニーズがあるのに、表面化していない」という壁に直面した。対象は、重度の難病や障がいにより、在宅で過ごさざるを得ない方々。一見、医療や福祉の支援体制は整っているように見えるが、日常生活の質を高めるための仕組みがなかった。
「実際に活動を始めてみると、現場では、ICTの活用が想像以上に進んでいないことがわかりました。スマートフォンの使い方を少し工夫したり、スマートスピーカーのような市販の機器を取り入れるだけでも、解決できる課題は意外と多くあります。こうした知識や情報を患者さんや支援者に伝えるのも私の役割です」
市販の製品を福祉の分野で活用。取り組みは企業からも注目されている
支援の中で一定期間無料で活用いただいているスマートスピーカー。設定すれば、「音声」を通じて遠隔で安否確認や簡単な意思疎通ができる。ただし、それを「家庭に置く」までには、もう一つの壁が立ちはだかった。
「この活動を通じて改めて認識したのは、機器の導入に対する心理的ハードルの高さです。患者会などで実際に機器に触れる体験の場を設けても、「自分には使いこなせないのではないか」「機械は苦手だ」という不安が強く、試す前に諦めてしまうケースがほとんどです」
難病患者の中には将来的に高機能な専門機器を必要とする場合があり、未経験のまま移行すると心理的・技術的負担が大きくなる可能性がある。そのため、早期から機器に触れ、操作に慣れておくことは、病状進行に伴う環境変化に柔軟に対応するためにも重要であるが、機器を使用する患者本人がその存在を受け入れ、納得していなければ活用されない。
「機器導入の不安を和らげるきっかけとして大きいのが、機器を活用している同じ病気の患者さんの存在です。実際、支援の現場では、すでに私から支援を受けた患者さんから新たな患者さんへの紹介で、支援に繋がるケースも生まれています。一人ずつ丁寧に向き合った結果が、少しずつですが広がっているのを感じます」
活動が注目され、講演や出演を通して啓発や情報発信をしている
活動2年目に入り、丸山さんは「個人」ではなく「チーム」で動くフェーズへと移行しようとしている。
「ICTを使った支援は、どうしても一人の力では限界があります。地域の福祉関係者、教育機関、行政、企業、それぞれの視点とリソースを結集しないといけません」
その想いから、任意団体の難病ICTサポーターズを立ち上げ、同じ志を持つ仲間を募っている。福祉の現場とテクノロジーを繋ぐ中間支援機能として、新潟県を拠点に、広域的なネットワークづくりを目指す。
活動の広域化、組織化が今後の課題
「制度の外側にいる人を、制度に無理やり当てはめるんじゃない。外側の人が『ちゃんといる』ことを前提に、対話をしながら支援をしていく仕組みをつくっていきたいです」
その視線の先には、すでに新潟県内外の複数自治体との連携の構想もある。現場の声と、テクノロジーの進化、そして地域の優しさ。それを繋ぐインターフェースとなるべく、丸山さんの挑戦は続いている。
▼丸山さんの活動はコチラ
・note|難病支援の地域おこし協力隊|丸山雄也
https://note.com/niigata_nanbyou
あなたの「やりたい」が、誰かの暮らしを変える
地域の課題は、ただの「困りごと」ではなく、誰かの「やってみたい」が活かされるフィールドです。教育も、福祉も、産業も、観光も。ミッションは違っても、ニイガタコラボレーターズの隊員たちはそれぞれの持ち場で、地域と未来を繋ぐ「仕事」をつくりだしています。
あなたの経験やスキルが、誰かの暮らしを動かす力になります。もし少しでも心が動いたなら、今、募集されている「ミッション」をのぞいてみませんか? 運命の仕事に出会えるかもしれません。
松井さんの受入団体である一般社団法人にいがた圏は、丸山さんのメンターとしても活動をサポートしている
募集中のミッション(各1名ずつ)
❶外国人材の県内定着や地域活動への参画促進
<活動拠点>新潟市
新潟県初!外国籍の「県版地域おこし協力隊」として、外国人目線で、新潟県の国際化を推進してくれる方を募集!
外国人材の県内定着等を目的として、日本人と外国人との相互理解を深めるとともに、外国人材の受け入れ体制づくりを図るため、外国人目線を取り入れた事業の企画・運営等を任務として活動します。
❷地域と連携した伝統的繊維産業の継承と新展開
<活動拠点>十日町市
「雪とアートと着物のまち」を拠点に、伝統的な繊維産業の継承と新展開の仕組みづくりに取り組んでみませんか?
受け継がれてきた伝統的な繊維産業について、持続的な発展に繋げていくため、継承が危ぶまれる伝統技術の担い手の確保や発展を目的として、伝統的な繊維産業の活性化に向けた新規プロジェクトの企画立案や地域の企業や団体、職人等との関係構築等を任務として活動します。
❸中小企業の魅力発信及び若者の職業能力開発による県内への定着促進
<活動拠点>上越市
若者の背中を押すのはあなた!「ユースキャリアコーディネーター」になって活躍する協力隊を募集中!
若者の県内就職・定着や中小企業の人材確保を図るため、県内中小企業の魅力の発信や、若者に対する職業能力開発に係る理解促進等を任務として活動します。
❹インバウンドの誘致促進を通じた地域の活力向上
<活動拠点>新潟市
英語力を生かして新潟の魅力を世界へ!インバウンド推進の協力隊募集!
インバウンド誘致を通じた地域経済の好循環の創出を目的として、観光事業者等と連携した観光コンテンツの発掘・磨き上げや、国内外の旅行会社、メディア等とのリレーション構築、観光プロモーションの展開等を任務として活動します。
❺海業の推進 ブルーツーリズムによる誘客拡大
<活動拠点>佐渡市
新潟の「海」を活かしてオリジナルの観光ツアーを開拓せよ!(ブルーツーリズムコーディネーター募集)
高齢化や人口減が進む漁村において、地域資源の価値や魅力を活かした、ブルーツーリズム等を含む「海業(※)」を推進することで、新たなにぎわい(需要)を創出し、雇用機会の確保や地域の所得向上を図る。ため、「海業」に取り組む企業の誘致や現地住民と連携した実践活動の支援等を任務として活動します。
※海や漁村の地域資源の価値や魅力を活用する事業であって、国内外からの多様なニーズに応えることにより、地域のにぎわいや所得と雇用を生み出すことが期待されるもの
※ 令和7年7月7日(月)17:00応募締め切り
カジュアル面談のご希望はこちら
どんな仕事をするの? どんな人がいるの? 新潟の暮らしの魅力は?
応募する前に知っておきたい、ミッションに関する説明や魅力を聞くことができる『カジュアル面談』への申し込みも別途受け付けています。
※面談実施期限:令和7年7月7日(月)
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都道府県+市町村 新潟県 募集状況 募集中 勤務地 新潟市、十日町市、上越市、佐渡市 募集職種 ①外国人材の県内定着や地域活動への参画促進
②地域と連携した伝統的繊維産業の継承と新展開
③中小企業の魅力発信及び若者の職業能力開発による県内への定着促進
④インバウンドの誘致促進を通じた地域の活力向上
⑤海業の推進 ブルーツーリズムによる誘客拡大給与 月額報酬:29万1千円 仕事内容 任務の詳細は、各リンク先からご確認ください。
①外国人材の県内定着や地域活動への参画促進
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/65543
②地域と連携した伝統的繊維産業の継承と新展開
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/65522
③中小企業の魅力発信及び若者の職業能力開発による県内への定着促進
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/65528
④インバウンドの誘致促進を通じた地域の活力向上
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/65529
⑤海業の推進 ブルーツーリズムによる誘客拡大
https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/65530募集期間 令和7年7月7日(月)17:00締め切り