地域課題解決の担い手となる、 2022年度 あいちの山里アントレワーク実践者募集!

応募締め切り:5月31日(火)17時まで

場所もある。支援もある。
必要なのは構想と情熱。

愛知県では、三河山間地域(※1)を舞台に、「アントレワーク実践者」として起業等により地域課題解決に挑戦する人を募集します!

「アントレワーク実践者」として採用されると、資金面での支援と、起業やビジネスに必要な知識やノウハウなど、さまざまな角度からの専門家やメンターによるサポートを受けながら、自身のビジネスプラン実現に向けた活動に挑んでいただきます。

(※1) 三河山間地域とは、岡崎市(額田地区)、豊田市(旭、足助、稲武、小原、下山、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村の6つの市町村からなる地域です。

具体的な応募条件・支援内容がこちら。

 

募集要項

▼ 事業の目的
「アントレワーク実践者」による地域課題解決に向けた継続的な取組
三河山間地域での活動に意欲的であり、地域の課題解決に向けて働きかけのできる「アントレワーク実践者」を支援し、地域課題の解決につながるソーシャルビジネスの創出や人材の育成・確保を目的としています。

 

▼ 求める人材
2022年度内に開業(もしくは事業拡大)により、三河山間地域での地域課題解決を目的とした実現可能で継続的な事業実施と、地域の人々との協業が見込める人材を募集します。

 

▼ 地域課題の例
〇環境・資源の保全(木材利用・森林保全、遊休農地等の活用、鳥獣害対策等)
〇地域資源の活用(農林漁業の6次産業化、空き家の活用、特産物等の開発等)
〇移住・関係人口の創出(ワーケーションの促進、レンタルスペース等の運営等)
〇観光・レクリエーション(ゲストハウス等の運営、体験型観光事業等)
〇育児・教育・就学支援(出産・育児支援、次世代人材の育成、就学支援等)
〇ネットワーク事業(ドローン等を活用した事業、地域情報の発信等)
〇食品・生活必需品等の販売(キッチンカーの活用、飲食店等の店舗開設等)
〇介護・福祉(高齢者支援、介護事業、福祉事業等)

 

▼ アントレワーク実践者の条件
・個人で起業(※)を目指す者は、三河山間地域に移住(住民票の写し提出)すること。
・法人で起業を目指す者は、三河山間地域に拠点を置く新規事業で雇用を生むこと。
※ 支援期間中の開業又はそれに準ずる成果(事業規模の拡大)を目指すこと。
※ 2022年1月以降の起業者も対象とする。
・本事業は、地方創生推進交付金の交付を受けている為、事業対象者が同一事業で、別の交付金・補助金を同時に受けることはできない。
・「三河の山里サポートデスク」(新城市 湯谷温泉「Hoo!Hoo!」地下1階シェアオフィス)を拠点に月10日以上活動すること。
・勤務は、週35時間を基本とし、日報や進捗に合わせた事業進捗の報告資料を提出すること。
・「三河の山里サポートデスク」の補助業務(集落活動支援、起業・就業支援、観光振興等)もあわせて行うこと。

 

▼ 雇用内容
アントレワーク実践者として選定された応募者は、株式会社CBCクリエイションの契約社員として、以下の期間雇用契約を結ぶ。

雇用期間:2022年7月1日から2023年3月31日
※ 採用から6か月は試用期間とし、勤務成績等が良好でない場合は契約を終了することがある。

勤務場所:愛知県新城市豊岡字滝上31-1(Hoo! Hoo!地下1階シェアオフィス)

休  日:原則 土曜日、日曜日、その他(年末年始特別休日 12/28~1/4)
※但し、業務の必要により変更する場合がある。

休  暇:付与日数0日
※但し、所定労働日数の8割以上勤務した場合、1月から有給休暇10日付与。

賃  金:月額20万円
(各種手当、通勤交通費等すべて含む。月額手取り金額は約14万円となる。)

賞  与:終了時に事業支援金として金40万円(諸経費含む)支給する。
(手取り金額は約29万円となる。)

社会保険:健康保険、介護保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険に加入。

 

▼ 支援内容
・研修、各種セミナー、合宿などを通じた実践トレーニング
・三河山間地域の事業者、住民との交流・関係づくり
・住宅や暮らしの情報提供
・事業のフォローアップ、各種制度の活用案内など

 

▼ 支援体制
三河の山里サポートデスク運営事務局(メンター3名、専従事務局員2名)を中心に、愛知県や地元市町村、関係団体、地元起業家などがタッグを組んで、アントレワーク実践者を支援します。

 

募集スケジュール

● 募集期間
4月18日(月)~5月31日(火)17時

● オンライン説明会及び個別ヒアリング申込期限
4月28日(木)17時

●オンライン説明会及び個別ヒアリング日程
5月6日(金)~5月16日(月)

●第1次審査(書類審査)
6月17日(金)午後

●第2次審査(面接)
6月下旬(決まり次第公式WEB上で掲載します)

●支援期間
2022年7月1日(金)~2023年3月31日(金)

 

過去の実践者の活動は、以下より確認することができます。
三河の山里サポートデスクfacebook:https://www.facebook.com/supportdeskmikawa

 

\異業種交流で地域課題に取り組む実践者の先輩たち/

〈野澤成裕さんの場合〉

獣害対策事業×ドローン事業=ドローンによる獣害調査・対策へ

山里において益々深刻化する野生のシカやイノシシなどによる農作物への獣被害。そして、現代社会の様々な分野での活躍が期待されているドローン。時代の潮流というべき、この2つのコンテンツを掛け合わせ、獣害問題にドローンを活用して取り組んでいるのが野澤成裕さんが立ち上げた『Clover Drone(クローバードローン)』である。

自身がドローンパイロット、元公務員の行政書士であることから、その経験と実績を活かし、『Clover Drone』では近く免許制となるドローンの操縦資格取得支援や技術者育成、体験セミナーといった教育事業をはじめ、ドローンに関わる制度の法的支援、ドローンの活用事業、ドローンとその関連機材の販売・レンタル・修理などの事業をおこなっている。

ドローンは幅広い分野での活用が見込まれているが、なかでも少子高齢化・人口減少による様々な作業の担い手不足、人の目や手が行き届かない山林調査や鳥獣害の調査・対策で大きな効果がもたらされることが期待されている。近年の技術革新に伴い、ドローンの小型化による羽根音の低減や赤外線カメラの性能向上によって鳥獣の生息状況の詳細確認が可能となったことから、猟師の資格も持つ野澤さんは山間地域での起業家や猟師とのネットワークを駆使し、鳥獣害調査を試験的に繰り返し実績を上げている。常緑樹豊かな山林では地面までクリアに透過できないなどの課題もまだまだあるが、今後はAIを活用した運用も検討しており、3Dマップの構築と併せ、さらにドローンは山間地域課題解決の一翼を担うものと推測される。

「山里でのドローンの活用方法はまだまだのびしろがあると考えています。過疎地域ではドローンが人的な業務の負担軽減にも繋がります。そして、それらの業務を私が受けるのではなく、その地域の住民自らが行っていくことが私の願い。例えば鳥獣害対策なら地域の猟師さん、農薬散布なら農家さん自らがドローンを飛ばすというように」と野澤さん。「そのために中山間地域での操縦資格取得支援を行うと共に、山里の様々な分野で頑張っている異業種の皆さんとも交流し地域課題の情報を共有していきたいと思っています。山里が新しい学びで笑顔に、学んだ人が担い手に、そしてまた次へ次へと伝えていく。そんな持続的な循環で地域課題に皆で取り組んでいけたら」と話す。羽根が4枚あるドローンを四葉のクローバーになぞらえ命名した『Clover Drone』の屋号には、人や地域に幸運を運ぶドローンであってほしいとの野澤さんの願いが込められている。

 

〈青木宏和さんの場合〉

着地型観光事業×フィットネス事業=ヘルスツーリズム事業へ

“楽しく遊びながら健康に”を合言葉に『SOTODE FITNESS』を立ち上げ、豊田市山間地域を中心にヘルスとレジャーの要素を組み合わせた野外フィットネス事業に取り組んでいる青木宏和さん。「自然にふれあう野外運動プログラムを通じて、個人、団体のつながりを生み、元気ある地域社会の場づくりをおこなっていきたい」と話す。

野外フィットネスにはランニング、トレイルランニング、ウォーキング、ハイキング、屋外ヨガなど様々な運動プログラムが考えられるが、青木さんが推すのはノルディックウォーキングだ。「2本の専用ポールを持って歩くノルディックウォーキングはバランスよく全身運動ができ、いつでも、どこでも、だれでもできるスポーツ」だという。膝や関節への負担も軽減でき高齢者にも向いている。「超高齢化社会では医療費の増加抑止は社会課題のひとつ。高齢者だけでなく誰もが健康増進や未病対策への努めが求められています。しかも、山間地域では地域交流を求めている方も多いと聞きます。気軽にできるノルディックウォーキングなら参加者の皆さんの交流の場にもなるのでは?」と青木さんは考えている。

しかし、健康増進や未病対策に関心がある人へはともかく、そもそも関心がない、何か運動はしたいと考えていてもきっかけがない人には、青木さんの想いや事業がなかなか届かないのが実情だ。そこで青木さんが一案を講じたのが地域の魅力を発掘しているツアー事業者との連携である。「三河山間地域には自然に恵まれた地域資源や観光資源が豊富にあります。気軽にできるノルディックウォーキングに観光やレジャーを組み合わせることで、運動が苦手な方でも観光ツアーをきっかけに参加してみよう!というニーズもあるのではないかと思いました。それで豊田市小原地区を拠点に『三河里旅』を運営する起業の先輩・鈴木孝典さんとコラボして古い町並みなどの観光地をコースに盛り込んだ、ノルディックウォーキングのツアープログラムを実施することにしました」。まさに、“楽しく遊びながら健康に”が具現化したかたちだ。

青木さんは今後も着地型観光事業×フィットネス事業で、ヘルスツーリズム事業を推進し、地域内外から三河山間地域に人を呼び、地域の魅力を広く伝えると共に、健康づくりを訴え続けることで地域の活性化と、地域の人々の健康増進に役立つことを目指している。

 

                   
都道府県+市町村愛知県三河山間地域
募集状況募集中
勤務地愛知県岡崎市(額田地区)、豊田市(旭、足助、稲武、小原、下山、藤岡の各地区)、新城市、設楽町、東栄町、豊根村
採用問い合わせ先三河の山里サポートデスク運営事務局
株式会社CBCクリエイション 営業戦略センター内
〒460-0007 名古屋市中区新栄一丁目2番8号CBCアネックスビル3F
TEL:052-251-1181(平日9:00-17:00)
FAX:052-252-0070
E-mail:info@spdesk.mikawayamazato.jp
担当者:出口・松本
※ 本事業の運営は、愛知県から株式会社CBCクリエイションに業務委託されています。
備考・その他▼オンライン説明会(事前申込制・個別実施)
申込期限4月28日(木)17時

以下の内容を記載の上、電⼦メールにてお申込みください。
5⽉2⽇中に詳細説明資料及びヒアリング⽇時を電⼦メールにてお知らせいたします。

<メールの件名>
2022年度アントレワーク実践者 詳細説明資料希望

※本⽂中に1〜3を記載してください。
 1.名前(団体・法⼈名)
 2.連絡先(携帯電話・メールアドレス)
 3.希望する個別ヒアリング⽇(5⽉6⽇(金)〜5⽉16⽇(月)のどれか1⽇)
※ 受領確認のメールを2日以内に返信いたします。返信がない場合は、確認のため「三河の山里サポートデスク運営事務局」まで電話を願います。
※ 個別ヒアリングは、各⼈約30分程度、オンラインソフトzoomを使⽤して実施します。通信環境の良い場所で、カメラ付きPCもしくは、スマートフォンにて御対応願います。

▼エントリー方法
「三河の山里サポートデスク」ホームページ内「アントレワーク実践者募集」よりエントリーシート・事業計画書・誓約書をダウンロードして、内容記載のうえ、電⼦メール(メールの件名「アントレワーク実践者申込」)にエントリーシート・事業計画書を添付して提出ください。

E-mail:info@spdesk.mikawayamazato.jp

※ 事業を計画する三河山間地域を理解のうえ応募願います。
※ 受領確認のメールを2日以内に返信いたします。返信がない場合は、確認のため「三河の山里サポートデスク運営事務局」まで電話を願います。
※ 誓約書は後日押印したものを提出いただきます。

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