「食」を通して倉敷の「文化」と「人」に出会う
移住体験ツアーを開催!

災害が少なく気候も温暖。海と緑に囲まれた岡山県倉敷市は、恵まれた自然環境のなかで、豊かな食文化を育んできました。今回は倉敷の「食×文化」に触れるとともに、それらを担う「人」とも出会う移住体験ツアーを開催。

2023年12月9日〜11日まで2泊3日で、グルメを味わうだけでなく、その背景にある文化や生産者の思いに触れる、充実のプログラムを体験しました。その様子をレポートします。

【1日目】身近な食材から倉敷の食文化を知る

参加者は計11名。東京、埼玉、愛知、静岡、大阪、兵庫……と、関東から中部、近畿まで幅広いエリアの方が集まりました。

今回のツアーは株式会社ITONAMIの共同代表・山脇耀平(やまわき ようへい)さんがコーディネーターとして同行してくださいます。訪問先のなかには日頃から関わりのある方も多いそうで、どんなお話が伺えるのか期待が高まります。

最初に向かったのは、水島エリアにある「阪本鶏卵」です。実は、岡山県は卵の生産量が全国第4位(農林水産省 令和4年度「畜産物流通調査」)と、国内有数の卵の産地。「阪本鶏卵」は1966年に鶏卵の卸販売業として創業し、現在は自社の養鶏場で餌作りからこだわった卵を生産、加工品の開発・製造、販売まで一貫して行っています。

今回は阪本鶏卵の工場を、2代目の代表取締役社長である阪本晃好(さかもと あきよし)さんが案内してくださいました。

見学させていただいたのは、卵の選別やパック詰めを行うGPセンターです。自社・他社を問わず、生産された卵はすべてここに運ばれ、発送に向けた準備行います。

工場と聞くと機械による自動化が進んでいるのかと思いますが、卵に傷はないか、きちんとパッキングされているかなど、目視や手作業で行われる工程も多いことに参加者一同驚いていました。

見学後は敷地内の直売所にて、同社の人気商品である「卵サンド」やジェラートを購入。

「卵がふわふわ!」

「卵の味をしっかりと感じる!」

「自分も倉敷に住んだら、絶対に買いに来たい!」

と、あちこちから感嘆の声が聞こえます。参加者たちの緊張も、美味しい卵のおかげで少しずつほぐれてきたようです。

その後、阪本さんからさまざまなお話を伺うなかで、倉敷に対する思いを語られた部分がとても印象的だったので、ご紹介します。

「実はもともと阪本鶏卵を継ぐつもりはなかったのですが、父が体調不良になったのを機に『やるしかない』と、家業に専念することにしました。

私が継いでからは、販路の拡大や自社での養鶏、直売所の開設など、多くの取り組みを行ってきましたが、どれも『水島』というエリアや地元の方々なしではできませんでした。

たとえば、当社の人気商品である卵焼きは、もともと水島に働きにくる人たちのお弁当用のおかずとして作り始めました。水島は外から働きに来る人が多く、工業の発展に合わせて盛り上がってきた地域です。私たちもその発展があったからこそ、ともに続けてこられたのだと思っています。

また、直売所は新型コロナウイルス感染症の流行中のオープンとなったため、地元の方にはずいぶんと助けていただきました。

そのような経緯もあり、水島をはじめ倉敷に貢献したいという思いが年々強くなっていまして。最近はマルシェに参加したり、自らマルシェを企画したりすることで地域の方に楽しんでいただける機会を増やし、恩返しをしていきたいと思っています」

 

続いて向かったのは、倉敷市の玉島エリアにある産直市場「ぼっけぇ〜きて屋」。玉島を中心に、県南の農家さんと提携販売を行なっているお店です。

移住を考えるうえで、物価が気になる方は多いと思います。そこで今回のツアーでは、地元の産直市場で何が・どのくらいの価格で販売されているのかを、実際に見てみることにしました。

店内には地元農家から届いた採れたての野菜や果物がたくさん並んでいます。「普段行っているスーパーより安い!」と、さっそくお土産を買い求める方も。

ここでは農産物以外にも、地元企業が製造・販売する調味料やお菓子なども販売されていて、初めて目にするものの多さに、参加者たちもワクワクした様子で買い物を楽しんでいました。

 

あっという間に夕方となり、1日目最後の目的地へ。倉敷市の茶屋町エリアにある魚屋「魚春(うおはる)」に向かいます。魚春は1898年創業の老舗で、料理店や寿司屋などの飲食店だけでなく、学校や病院にも魚を卸し、倉敷の食を支えているお店です。

今回は特別に、目の前で新鮮な魚を捌いていただけるとのこと。魚春の5代目・光畑隆治(みつはた たかはる)さんから「自分も緊張してしまうので、飲みながらやりましょう!」との声かけがあり、和やかな雰囲気で夜のプログラムがスタートしました。

「倉敷の下津井エリアではタコが獲れる」「倉敷よりも東に位置する日生(ひなせ)は牡蠣が有名」など、手際よく調理をしながら、倉敷で味わえる海の幸について説明してくださいます。

光畑さんの見事な包丁さばきや美しい盛り付けを、息を飲んで見守る参加者たち。次第に調理も豪快になっていき、岡山県民にとって身近なサワラの解体ショーや、大きなウナギを炭火焼きにする様子に、歓声が上がる場面もありました。

出来上がった料理の数々は、その場ですぐにいただきます。新鮮な海の幸を味わった参加者は「おいしい!」「贅沢すぎる!」と、大満足の様子。会話も自然と弾み、どんどん打ち解けていくのがわかりました。

光畑さんのお話とパフォーマンスで、瀬戸内の恵みを目で、耳で、舌で思う存分味わった夜。参加者からの質問も止まらず、楽しいひとときとなりました。

【2日目】想いを受け継ぐ生産者を訪ねる

季節外れの暖かさとなった2日目。今回の滞在先である「DENIM HOSTEL float」で穏やかな朝を迎えました。ここは山脇さんが手がける海辺の宿泊施設で、目の前にはすぐに瀬戸内海が。窓いっぱいに広がる雄大な景色に、思わず見入ってしまいます。

この日、まず訪れたのは、倉敷市船穂(ふなお)町にある「GRAPE SHIP(グレープシップ)」。「ブドウの女王」とも呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」を育て、自然派ワイン(ナチュラルワイン)を作っている醸造所です。

案内してくださったのは、GRAPE SHIP代表であり、ブドウ栽培兼ワイン醸造家の松井一智(まつい かずのり)さん。倉敷市出身の松井さんは、関西のフレンチレストランでシェフとして働いたのち、ワインと料理の研究のためにフランスへ留学。そこで出会ったナチュラルワイン作りに感銘を受け、帰国後、醸造家になる決意をしたそうです。

「船穂町は『マスカット・オブ・アレキサンドリア』の生産地として約130年の歴史があります。しかし現在、ブドウ全体で見ると『シャインマスカット』が増えていて『マスカット・オブ・アレキサンドリア』を栽培する農家が減っています。

歴史あるブドウを後世に残すにはどうしたらいいか。そんなことを日々考えながら、ブドウやワイン作りに取り組んでいます」

今回は枝ごと発酵させたブドウを絞る「プレス」の工程と、ワインの瓶詰工程を体験させていただきました。どちらの工程も人の手による作業で、なおかつ力が必要なものばかり。参加者同士、声をかけ合いながらチームワークで作業を進めていきます。

「発酵したブドウが意外と重くて驚いた」

「ブドウやワインの香りを感じながら作業する貴重な体験ができた」

と、大変な作業ではありましたが、実りの多い体験となったようです。

作業中には絞る前のブドウの試食や、“ワインの赤ちゃん”とも言える搾りたてのワインを試飲させていただくことに。ワインは自然と発酵が進むため、この状態で試食や試飲ができるのは醸造所ならでは!

搾りたてのワインは透き通るような薄紫で、ワイン特有の渋みも少なく、フレッシュなブドウジュースのように甘くさわやかな飲み口です。

「ワインの赤ちゃんってこんなに飲みやすいんだ!」と参加者からは驚きの声が上がり、初めての体験に笑みがこぼれていました。

その後はブドウを栽培するビニールハウス内を見学したり、熟成中のワインを試飲したりと、各々がGRAPE SHIPを堪能。松井さんの「地元で歴史あるブドウを守り、後世につなぐ挑戦をする」という思いをさまざまな角度から感じ取ることができたようです。

ランチの時間には、floatから「スパイスカレー」が到着!サウナ飯として提供されている人気メニューに舌鼓を打ちつつ、倉敷の食を五感で満喫しました。

続いては、玉島エリアにある「チーズ工房ハルパル」へ。この工房は、1958年から続く「三宅牧場」に併設されています。 

案内してくださったのは三宅牧場の3代目、三宅春香(みやけ はるか)さん。幼少期から牛が好きで、自然と「祖父の代から続く牧場を継ぎたい」と思っていたそうです。

「牧場を継ぐため、岡山県内の農業高校に通っていたのですが、『いつかチーズを作りたい』という気持ちが芽生えまして。卒業後は北海道に進学し、大学に通いながら牧場などでも働いて、酪農やチーズ作りを学びました。

そして2018年に倉敷に戻って後を継ぎ、夢だったチーズ工房をオープンしました」

今回はその工房で、モッツァレラチーズ作りを体験します。

モッツァレラチーズは、チーズの元となる“カード”と呼ばれる素材に少しずつお湯を加えながら、伸ばしたり、重ねたりして練り上げていきます。

ある程度固まったところで特別にひと口試食させていただくと、いつも食べているチーズとはまったく異なる弾力にびっくり!噛みごたえはしっかりあるのに歯切れがよく、濃厚なミルクの香りがありながらも後味はあっさり。日頃いろいろなチーズを食べているというチーズ好きの参加者も、初めての食感に驚いていました。

その後は出来上がったチーズを食べやすい大きさに丸くちぎっていくのですが、弾力が強く、想像以上に強い力が必要に。「むずかしい!」と声も上がりましたが、楽しそうに自作のチーズを成型していました。

一部は今晩のメニューに使用するとのことで、ディナーを楽しみにしながら工房を後にしました。 

ここで倉敷市の中心部に戻り、「倉敷美観地区」で散策タイムに。

観光地としても人気のある美観地区には、倉敷らしいグルメやアイテム、文化がぎゅっと詰まっています。ドリンクを飲んだり街並みを観光したりと、それぞれが自由に倉敷の空気を感じていました。

 

さて、floatに戻る頃には、すでに陽が落ちる時間に。夜ごはんを待つ間、山脇さんが案内してくださったのは、float近くにある本屋「aru」でした。

「aru」がオープンしたのは2018年。エッセイ、小説、詩集、写真集など、店主のあかしゆかさんが「穏やかな場所で読んでほしい」と選んだ古本や新刊を扱っています。

現在、あかしさんは東京と倉敷で二拠点生活をしており、月に1週間から10日ほどをここで過ごしているそうです。

夕食までのほんの少しの間でしたが、波の音を聞きながら本をめくる時間はまるで自宅にいるかのように穏やかで「移住をしたら、こんなリラックスした時間を過ごせるのかな」という参加者の感想が印象的でした。

その後はfloatにて食事を兼ねた交流会が行われました。午前に訪れたGRAPE SHIPの松井さんもサーブ役として来てくださり、ツアーに合わせて特別に用意されたメニューとともに、美味しいワインを堪能!

提供されたプレートには、新鮮な農作物が豊富な倉敷らしく、野菜をふんだんに使ったアラカルトが盛りだくさん。ハルパルで作ったモッツァレラチーズは、づくし柿とタコレモンのソースでいただきます。

そのほかにも岡山県奈義町産の黒藪豚を使ったコロッケや、float内のレストラン「pile」の人気メニューである岡山県産小麦100%のラザニアなど、ここでしか味わえない料理の数々に、「今すぐ住みたい!」という声も。

またゲストとして先輩移住者3名も加わり、参加者と交流。倉敷の住み心地や移住の決め手、体験談など、さまざまな質問に答えてくれました。実際に移住した人たちのリアルな感想を聞き、移住についてより現実的な視点を持つことができたのではないでしょうか。

【3日目】暮らしのイメージを描く

最終日のプログラムは、floatで海苔の佃煮作り体験からスタート!児島エリアの下津井(しもつい)にある株式会社南條海苔の南條洋子(なんじょう ようこ)さんに来ていただき、佃煮の作り方を教わりました。

「瀬戸大橋のふもとに位置する下津井は、タコが獲れることで非常に有名ですが、高梁(たかはし)川から栄養豊富な水が流れ込むため、県内有数の海苔の産地でもあります。

私たちの会社は創業50年になり、下津井産の『鷲羽(わしゅう)のり』を製造・販売しています。下津井沖は流れが早く、食べ応えのあるしっかりとした海苔が育つのが特徴。なかでもシーズン初期に収穫された海苔は、色や艶、香り、柔らかさなどが優れていて、高品質です。

今日は当社の焼き海苔と児島のお醤油をお持ちしました。焼き海苔から作る海苔の佃煮はまた違った味わいなので、一緒に作っていきましょう」

佃煮をうまく仕上げるコツは、焼き海苔をできる限り小さくちぎることと、20分くらいの時間で水分が飛ぶように火加減を調整することだそう。役割分担しながら手際よく作業を進める参加者たち。初日の緊張はどこへやら、すっかり打ち解けて和やかな雰囲気です。

この日作った海苔の佃煮は、そのまま朝ごはんに!さっそく、ごはんとお味噌汁と一緒にいただきます。できたての佃煮は海苔の味がとても濃く、海苔本来のおいしさを感じられると大好評。残った分は持ち帰ることとなり、うれしいお土産がひとつ増えました。

 

朝食を楽しんだあとは、王子が岳の山頂付近までバスで向かい、散策を。王子が岳は絶景スポットとしても人気で、山頂付近から見る瀬戸内海の多島美は言葉に表せません。この日は雲に覆われていましたが、霧がかかった幻想的な風景もまた美しいものでした。

また、山頂近くにあるカフェ「belk」は移住者がオーナーを務めるお店で、店内からは瀬戸内海の景色をパノラマで一望できます。散策の合間にここでひと息ついたり、ゆったりと景色を眺めたりと、自由な時間を過ごしました。

続いて向かったのは「株式会社なんば建築工房」です。明治20年創業の同社は、新築の注文住宅や社寺・店舗の設計施工のほか、古民家再生やまちおこしにも携わっています。

私たちを迎えてくれたのは、代表取締役社長の正田順也(まさだ じゅんや)さんです。まずは併設の倉庫を見学させていただきました。

ここには古い家を解体したりリフォームする際に役目を終えた、5メートル以上ある太くて丈夫な梁(はり)や、タンス・扉などがあり、すべて再利用されるそうです。

続いて事務所内を見学。一角がショールームのようになっていて、参加者たちは各々カタログと見比べながら、倉敷での理想の暮らしに想いを馳せていました。

ランチは事務所の一室をお借りして、地元の方はもちろん先輩移住者からも好評な「いづつや」のお寿司をテイクアウト。いづつやのお寿司はそのネタの鮮度や大きさからコスパ最高と大人気!これまでの3日間でたくさんの食に触れてきた参加者ですが、そのネタの大きさを見て思わず「すごーい!」と歓声が上がっていました。

食事の間に、なんば建築工房の社員、長谷川達也(はせがわ たつや)さんが来てお話をしてくださいました。長谷川さんも2021年に東京から倉敷に来た移住者です。

「倉敷に移住してよかったと思うところは、地震が少ないこと。東京にいる頃は地震が多くて怖かったのですが、倉敷に来てからは地震がほぼなく、安心して生活できるようになりました。

あとは自然環境が豊かなことですね。とくに瀬戸内海の綺麗さに惹かれました。

今回はツアーのなかで瀬戸内海を見たと思いますが、ぜひまたゆっくりと、この綺麗さを味わいに倉敷へ来ていただけたらなと思います」

 

ランチの後は、下津井にある「シーサイドファームなんば牧場」を訪れました。案内してくださった酪農家の難波晃大(なんば こうだい)さんは、家族で酪農とジェラート屋の経営を行っていて、乳牛・和牛・子牛など合わせて約40頭ほどが飼育されています。

「飼育するうえで、牛にストレスがかからないようにしている」と話す難波さん。瀬戸内海を臨むロケーションのなかで悠々と草を食む牛の様子に、参加者一同、思わず笑顔になっていました。

併設のジェラート屋さんでは食後のデザートを。濃厚で新鮮なミルクの味わいが口いっぱいに広がります。おかわりをする参加者もいて「こんなにいいロケーションで美味しいジェラートを食べられる場所が、いつでも来られる距離にあるっていいですね!」と、うらやましそうな表情でした。

いよいよ次が最後の目的地です。同じ下津井にある「お試し住宅」に向かい、運営する「下津井シービレッジプロジェクト」の方にお話を伺います。下津井エリアは江戸時代から明治時代にかけて北前船の寄港地として栄え、その後は漁師まちとして現在まで続いてきましたが、現在は人口減少や高齢化が進んでいます。この下津井にかつての活気を取り戻そうと、3人の実業家により立ち上げられたのが「下津井シービレッジプロジェクト」です。

下津井には今でも古い街並みが残っていて、岡山県の町並み保存地区にも指定されています。お試し住宅はこの町並み保存地区にある、かつて豆腐屋さんとして愛された古民家をリノベーション。岡山県外在住で移住を検討している方が倉敷での暮らしを実際に体験できる場として市が設置し、「下津井シービレッジプロジェクト」が運営しています。

ちなみに、リノベーションを手掛けたのは先ほど訪れた「なんば建築工房」で、社長の正田さんはプロジェクト立ち上げメンバーの1人でもあります。

内部を見せていただきましたが、古民家らしさは残しつつも内装は綺麗に整えられているので、快適に過ごすことができそうです。実際に参加者からは「ぜひ利用したい」との声も上がっていて、移住を検討している方にはとても心強い制度だと感じました。

その後、中心メンバーの1人である牧信男(まき のぶお)さんからお話がありました。

「もともと漁協の事務所だったこの場所を軸に、下津井のまちおこしをやろうと2017年に『下津井シービレッジプロジェクト』を立ち上げました。現在は約40名が参加しており、自分たちができることは何かを考えながら活動しています。

これまで空き家や空き物件の活用、イベントの企画、倉敷市と連携して『せとうち古民家お試し住宅』の開設などを行ってきましたが、『まちおこし』という意味ではこれから本格的に取り組んでいきます。

もし移住して地域で活動したいという方がおられたら、ぜひ私たちと一緒に活動しましょう」

以上で、今回のツアーの全プログラムが終了!参加者の皆さんに感想を伺うと、

「生産者の思いをすごく感じたツアーだった。背景を知るとより美味しく味わえるし、倉敷にはそれだけ魅力的な『食』がたくさんあることもわかり、ますます移住したくなりました」

「何を食べてもおいしくてすごく楽しかったです。『食』は暮らしに欠かせないものなので、倉敷に住んだら毎日が充実しそう!」

「グルメを堪能したのはもちろんですが、さまざまな分野で地域の文化を大切に受け継いでいる方がたくさんいらっしゃって、人の魅力を知ることもできました」

と、『食』を通じて倉敷での暮らしをイメージしてもらえたようです。

食文化とそれを担う人を知ることは、地域での生活を知るためのひとつの入り口です。倉敷が気になっているみなさんも、ぜひ『食』から倉敷の暮らしを感じてみてください。

 

文:小溝 朱里 写真:菅野 亮  

 

                   

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