【 スタッフ募集中 】 郡上八幡の空き家を町家に!
空き家再生プロジェクトスタッフ募集します。

400年以上の歴史ある城下町が変わらずに、変わり続けるために。

空き家対策チームまちやとは?

「チームまちや」が活動しているのは、岐阜県郡上市八幡町の中心市街地。
江戸時代から続く城下町には、1,000軒を超える町家が密集して建っており、その一部は伝統的建造物群保存地区という全国的にみても歴史的価値の高いエリアにも選定されています。

日本三大盆踊りである郡上おどりの開催地であり、水のまちとしても名高く、全国的にも有名な観光地である郡上八幡ですが、例に漏れず空き家問題がまちの大きな課題となっています。

平成12年、平成25年に実施された空き家調査では、それぞれ207軒、353軒の空き家が確認されました。
つまり、13年のあいだに146軒の空き家が発生、1年に約11軒ずつ空き家が増えていることが明らかに。

この状況を打開するため、郡上市が「10年間で50軒の空き家を改修する」プロジェクトを立ち上げました

それを担っているのが「チームまちや」です。

 

0から100まで! チームまちやの仕事とは?

チームまちやの仕事を一言で表すならば、「空き家を活用するために必要なことをすべてやる」です。
空き家が活用されない理由は様々あります。

相続登記がされていない、残置物の片付けに手が回らない。
改修費が工面できない、賃貸管理をするのが大変、そもそも遠くに住んでいる、などなど。

こうしたひとつひとつの課題がクリアされない限り、活用のスタートラインに立つことはできません。

そこで、所有者の方々が抱えている複数の課題を一手に引き受け、空き家を町家に再生するのが仕事になります


チームまちやの事業スキーム。詳しくはwebsiteをご覧ください。

そのなかでも、主な仕事になってくるのが『改修プランの設計』『移住者の誘致』の2つです。

まずは、改修プランの設計について。

図面がないことがほとんどなので、まずは測量し図面を製図するところからスタート。
ひとつひとつ寸法を測りながら、併せて建物の劣化状況や雨漏りなどを丁寧に観察し記録していきます。図面ができたら、いよいよ改修プランの作成です。

郡上八幡の空き家の多くが未下水化、中庭に面してお風呂・トイレがあることも珍しくありません。

限られた予算の中で水回りを室内に整備しつつ、町家ならではの仕上げや間取りを損なわないよう試行錯誤を繰り返します。また、入居者が店舗として利用する場合は、店舗部分との兼ね合いも考慮しながら全体の使い勝手を設計するため、より工夫し甲斐があります。

このようにお話しすると、建築を勉強していないとダメなのか…と思われるかもしれませんが、少々お待ちを!

現在働いているスタッフも建築未経験でチームに参画し、日々の業務の中で学んで仕事をこなしています。
なので、建築未経験の方でも大歓迎です!もちろん、建築経験があるに越したことはありません。

2つ目が「移住者の誘致」。実は、これが一番大事

元も子もない言い方ですが、いくら空き家を改修してもそこに住む人がいなければ綺麗な空き家をつくっているだけになってしまいます。空き家が町家に再生されるには、建物としての再生だけではなく、暮らしの再生も必要になります。

2020年は生憎のコロナ禍で実施できませんでしたが、毎年7月、11月、2月に空き家拝見ツアーを実施してきました。
これから改修予定の物件から改修済みまでの物件、合わせて10軒程の空き家を見て周り、参加者の皆さんに自分の暮らし方にあった町家のかたちや立地等を具体的にイメージしてもらえる機会となっています。

ツアーへの参加から移住に至るケースがほとんどのため、先輩移住者の話を聞く会や地元の郷土料理を味わう会を企画するなど、毎回力を入れて開催しています。

また、毎年11月には「町家オイデナーレ」という移住者誘致、空き家活用の啓発を目的としたイベントも開催。コロナ前には70店舗近い出店者が市内外から集まり、町中の空き家・町家が賑わいます。
町家オイデナーレでの出店を機に郡上八幡でお店を始めた起業者もおり、お店を始めたい人たちには貴重な機会となっています。今年で7年目を迎えますが、これからますます楽しみなイベントです、ぜひおたのしみに。

この他にも、空き家から出てきたものを活用した骨董市や町家オイデナーレのオンライン企画の一環としてラジオに取り組んでいたりもします。

空き家の改修から移住者の誘致、その他空き家を動かすための様々な業務を幅広くこなしていくのがチームまちやの仕事になります。空き家活用のいろはを学ぶにはうってつけの環境かもしれません。

 

7年目を迎えたチームまちやのこれまで

2015年にスタートした空き家プロジェクトも2021年で7年目に突入しました。
多くの方のご協力のおかげで、これまでの6年間に30軒を超える空き家を手掛け、60名以上の方が移住されてきました
そのうちの約6割の方たちが住居として利用し、約4割の方が住居兼店舗や工房として利用されています。
パン屋や木工、レストランに万華鏡工房、昨年度は新たにギター工房もオープンしました。
チームまちやが携わった物件以外でも空き家を使って実にさまざまなお店が出来てきています。
この5、6年で30軒以上の新規店がオープンしており、年々にぎわいを増している、過渡期を迎えているまちです。

移住を実現化するもっとも重大な要素のひとつが、住まいです。
当たり前のようですが、住まいがあるからこそ、そのまちに暮らすことができ、新たなことにチャレンジするチャンスを得ることができます。

それゆえに、チームまちやの仕事は、まさに郡上八幡で新たなことにチャレンジしようとしている人たちのチャンスを現実にすることだと言えます。
先述したように一軒の空き家を動かすには多くの課題を解決しなければならず易きことではありません。
それでも、空き家だった真っ暗な建物に明かりが灯り、そこで新たなチャレンジがはじまり、新たなまちの人たちにとっての居場所になっていく道程に携わることができたときの充実感は、言葉にし難いものがあります。

 

一緒に空き家からまちを大きく動かしましょう!

これまでの6年間は全速力で駆け抜けてきた感が強いですが、これからは単に空き家を改修するのではなく、 “空き家をどう改修するのか”  の「質」が重要になってくるように感じています。

これまでもそこを常に考えながら活動をしてはきましたが、コロナウィルスの影響による全国的な地方分散の加速、2拠点居住の一般化などの社会的なハヤリにどう向き合って空き家を町家に再生させるのがよいのか。環境負荷なども同様に考えていかなければいけないでしょう。地方の空き家施策はどこも岐路に立っているように感じています。そしてそれはもちろん郡上八幡も例外ではありません。

チームまちやでは、空き家の活用のいろはを学びたい方古民家や建築が好きな方はもちろん、誰かのチャレンジを実現させる仕事をしたい方まちをリアルタイムで変えていく現場に携わりたい方を募集しています。

基本的には空き家を借りて、直して、貸すというとてもシンプルでわかりやすい業務。
それゆえに、いろんなことにチャレンジできる余白があり、同時に頭を悩ませることが多い仕事でしょう。

ただ、一般的な仕事では得られないやりがいがあることは確かです!

たかが一軒、されど一軒。
空き家一軒でまちは、良くも悪くも、大きく変わります。

ぜひ、一緒に一軒の空き家からまちを大きく動かしましょう。

春の郡上八幡でお会いできるのを楽しみにしています。

多くの方のエントリーをお待ちしています。

 

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