【高知県中土佐町|地域おこし協力隊募集!】
小さな漁師町に、新しい風を。
久礼大正町市場の未来をつくる仕掛け人、求む!

年間40万人が訪れる”奇跡の商店街”

四国の南西部、太平洋の潮風に抱かれた高知県中土佐町。人口わずか6,000人ながら、この小さな町には年間40万人を惹きつける“大観光地”があります。

その名は久礼大正町市場くれたいしょうまちいちば

全長たった40メートル。普通に歩けば1分もかからない小さな商店街ですが、「カツオのたたきと言えば高知!」——そんな県民の誇りとも言える絶品カツオを求めて、全国から多くの観光客が足を運びます。

 

カツオを柱に、「カツオだけじゃない」商店街へ

地方の多くの商店街がシャッターを下ろすなか、久礼大正町市場には今も熱気があります。炙りたてのカツオが香ばしく香る店先。「よう来たねえ!」と迎えてくれる人々のあたたかさ。

ここには、『NO KATSUO, NO LIFE』という合言葉があります。カツオにこだわり、味と文化を守り続ける商店街の人たちが、生き生きと働いています。

それでも、店主の高齢化や後継者不足は避けて通れません。この場所の魅力をさらに広げ、次の世代につないでいくためには、「カツオだけじゃない」新たな価値も育てていく必要があります。事業の承継、新規出店支援、情報発信の強化など多方面からの仕掛けづくりが求められています。

 

地域おこし協力隊募集! ミッションは…

地域おこし協力隊として、久礼大正町市場の“未来の仕掛け人”になってください!

これからの中土佐町には、「地元の人々の知恵と経験」×「よそ者の視点と情熱」のコラボレーションが欠かせません。そこで中土佐町では、久礼大正町市場を次のステージに導く地域おこし協力隊を募集します!

あなたにお願いしたいのは、「大正町市場協同組合」の運営サポートをはじめ、商店街全体を元気にするためのさまざまな取り組みです。

業務内容

◇ 大正町市場協同組合の支援業務

◇ 観光客向け休憩スペースの管理

◇ 商店街関連情報の発信(HP 運営・SNS など)

◇ マスコミ取材対応(取材問い合わせ・ロケの対応など)

◇ イベント企画・運営

など、幅広く活躍いただけます!

 

応募・募集内容の詳細はこちら

 

こんな方をお待ちしています!

こんな思い、スキルを持つ方を歓迎します!

✅ 小さな町に眠る可能性にワクワクできる人

✅ 変化や挑戦を前向きに捉えられる人

✅ 「商店街って面白そう」とピンと来た人

✅ 情報発信(SNSやWEB)が得意 or 挑戦してみたい人

✅ 観光客と地元住民、どちらにも誠実に向き合える人

✅ イベントや企画を自ら仕掛けたい人

✅ 「NO KATSUO, NO LIFE」にちょっとでも共感できる人

 

メンター制度も導入!協力隊OBが活動をサポート

安心して活動に取り組めるよう、元地域おこし協力隊の飯島 賢(さとし)さんがメンターとしてサポートします。月1回の定期面談を行い、仕事の進め方から私生活の相談まで幅広く寄り添っています。充実した3年間を過ごせるよう、経験者ならではの視点で中土佐町での暮らしを支えています。

さらに、町役場でも新たな事業の立ち上げや起業を目指す方への支援を行っており、挑戦を後押しする体制を用意しています。

 

先輩に聞いてみよう! 現役地域おこし協力隊員&OBインタビュー

はじめての土地、はじめての仕事。地域おこし協力隊として移住するって、なんだか大きな決断に思えるかもしれません。でも、実際に中土佐町に来た先輩たちも、最初はみんな手探りでした。中土佐町での暮らし、仕事、地域の人との関わり…そのリアルな声をご紹介します。

 

\地域おこし協力隊2年目・髙橋健悟さんに聞きました!/


(プロフィール)
福岡県福岡市出身。佐賀県の大学・大学院で現代美術を専攻。修了後は大阪の企業にて社内システムエンジニアとして勤務。2024年5月に地域おこし協力隊として中土佐町大野見地区に移住し、現在2年目。ミッションは、農産物の6次産業化と地域の文化イベントの企画・運営。自らも美術家として創作活動を行う。2025年5月には旧大野見北小学校でコミュニティ喫茶の運営をスタート。

 

――中土佐町の地域おこし協力隊に応募したきっかけは?

大学院を卒業後、大阪で会社員をしていたのですが、「このままずっとサラリーマンでいいのかな?」という迷いが出てきて。そんな中、移住フェアに参加した際に中土佐町の担当者と出会い、お話を伺ったことがきっかけで、中土佐町について初めて知りました。

最終的に中土佐町への移住を決めたのは、「のらしごと舎」という地域団体の代表・下村具裕さんの人柄に強く惹かれたからです。下村さんは「下村農園」を営み、有機農業に取り組みながら丁寧な暮らしを実践されていて、その生き方に感銘を受けました。「この人と一緒に働いてみたい」と思ったんです。

 

――現在の活動内容について教えてください。

主に、農産物の6次産業化と地域の文化イベントの企画・運営を担当しています。勤務地の「下村農園」では、生姜やブルーベリーを無農薬で育て、加工品として商品化しています。僕は農業未経験だったので、草刈りなどの作業から始め、現場の仕事を手伝いながら学んでいます。

地域の文化イベントの活動では、「のらしごと舎」が以前から開催していた音楽と食のイベント「Riverside Holiday」の運営を手伝うほか、自主企画として昨年、「中土佐ー現代美術プログラム」を企画・開催しました。大野見地区で2〜3週間のアーティスト・イン・レジデンスを実施し、僕自身も作家の一人として参加。県内外から集まった作家とともに滞在制作と発表を行いました。今年も開催予定で、県内外の芸術関係者と協力して準備しています。

また、今年の5月からは旧大野見北小学校で、大学時代の後輩と毎週金曜日に「喫茶 kita」を営業しています。中土佐町に根付く「モーニング文化」を取り入れた喫茶で、毎回20人ほどのお客さんが来てくれます。地元の方が食材を分けてくださることもあり、本当にあたたかい地域だなと感じています。将来的には町内の別の場所で、喫茶とアートスペースを融合させた文化的な拠点に育てていきたいと思っています。


撮影:iijima studio

 

――今後の展望について教えてください。

文化芸術活動を通して、“交流人口”を増やすことに取り組んでいきたいです。定住人口の増加も重要ですが、それだけでは地域の活性化や魅力向上には限界があると感じています。多様な人々が行き交うことで地域に新たな活力が生まれるのではないでしょうか。

地域おこし協力隊の任期終了後も、このまちで生まれた“ご縁”を大切にしながらコミュニテ喫茶を発展させていきたいですし、宿泊業など小さな商いにも興味があります。

 

――中土佐町の好きなところは?

地域のおじいちゃんおばあちゃんと話す時間がすごく好きです。大野見地区では、高齢の方がのんびりと町を歩いていたりして、自然と立ち話が始まるような穏やかな時間が流れています。

僕が家を購入した際には、「家渡やわたり(引越し祝い)せなあかんね」と言って、地域の方々がお酒やお祝いの品を持って訪ねてきてくれました。親戚でもないのに、新参者をそうやって迎え入れてくれることに驚きました。日頃から気にかけてくださる、そんな人とのつながりが暮らしの支えになっています。

 

\地域おこし協力隊OB・飯島 賢さんに聞きました!/

(プロフィール)
静岡県熱海市出身。東京での就職を経てUターン。市役所に勤務した後、2021年5月に地域おこし協力隊として妻とともに中土佐町に移住。現在は1児の父。

地域おこし協力隊時代は外商支援を担当。2024年7月に「iijima studio」を開設し、ホームページおよびEC制作・運用、商品撮影、バックオフィス事務手続き、デジタル化導入サポートなどを行う。2025年からは中土佐町役場の委託を受け、地域おこし協力隊のメンターとしても活動を開始。

 

――中土佐町との出会いや、移住のきっかけについて教えてください。

きっかけは東京で開催されていた移住フェアです。その当時は市役所に勤めていたのですが、忙しい部署にいて「このまま定年まで働き続けるのか…」「環境を変えたいな…」と考えていた時期で。そんな時に高知県の担当者に声をかけてもらい、中土佐町の話を聞いたのが始まりでした。まずは1回行ってみようと思ったんです。

 

――実際に初めて中土佐町を訪れた時の印象は?

コンパクトな町で、生活の動線がとてもスムーズだと感じました。気候や海の雰囲気も熱海と似ていて親しみが持てましたし、何より驚いたのは地元の人たちがとてもフランクに接してくれたこと。「せっかく来てくれたんだから」と初対面にもかかわらず飲み会を開いて歓迎してくれて、嬉しかったですね。

 

――協力隊時代は、どのような活動をしていましたか?

中土佐町の特産品や事業を町外にどう知ってもらうか、どう売っていくかという外商支援が主なミッションでした。具体的にはイベントの企画・開催や商品の写真撮影、WebやSNSでの情報発信、Google検索の最適化など、販路拡大のためのサポートをしていました。インターネットに不慣れな高齢の事業者さんも多かったので、丁寧に寄り添いながら進めていくことを大事にしていました。

 

――印象に残っている仕事はありますか?

商工会の職員さんと一緒に、高知市でイベントを企画して開催したことですね。事業者さんに声をかけて説明会を開いたり、着任1年目から地域の皆さんと手を取り合って動けたことは自信になりました。そのイベントは今でも続いていて、やって良かったなと思っています。

 

――3年間の活動の中で意識していたことは?

1〜2年目は、とにかく人との関係づくりを第一に考えていました。自分が地域に溶け込んでいないうちは、どんな良い提案をしても届かないと思っていたので。頼まれたことは断らずに何でも引き受けました。3年目は独立に向けて、Webやデザインのスキルを磨いた時期でした。実務で期待以上の成果を出せるよう必死に取り組みました。

 

――昨年起業されたiijima studioでは、どんなお仕事をされていますか?

地域の事業者さんを対象に、Web制作やデジタル導入支援、撮影やプロモーションなど、幅広いサポートを行っています。協力隊時代に築いた地元の方々との関係が今の仕事につながっていて、ありがたいことに自分から営業をかけなくても「飯島くんなら頼みたい」と相談をいただける機会が増えています。

 

――協力隊退任後も、中土佐に定住を決めた理由は?

やっぱり、ここで築いた“ご縁”があったからです。「残ってくれるなら仕事を頼むよ」とたくさんの方に言っていただけて、その言葉が後押しになりました。地域に必要とされている実感が持てたんです。

 

――地方でITやクリエイティブ系の仕事をする難しさは感じませんか?

むしろ、地方の方がやりやすさを感じますね。中土佐のように人との距離が近い場所では、相手の求めていることが直接聞けるぶん、提案がしやすいんです。必要とされているものを肌で感じながら仕事ができる環境は、自分にとても合っています。

 

――今は協力隊のメンターを担当されているそうですね。

はい。月に一度、現役隊員の方と直接会って、仕事や私生活の相談に乗っています。基本は「聞く」姿勢を大切にしていますが、本人が望めば人を紹介したり、関係機関との橋渡しもしています。協力隊の3年間って本当にあっという間なんですよ。その先を見据えた手助けができればと思っています。

 

――中土佐町での暮らしで気に入っていることは?

とにかく、ご飯が美味しい。そして人との距離が近くて、野菜や魚をいただくこともしょっちゅうあります。仕事で訪ねたのに、お土産をもらって帰ることもよくあります(笑)。そういうあたたかい人とのやりとりがすごく好きです。

 

中土佐町地域おこし協力隊への応募を考えている方へ

\ 髙橋さんからのメッセージ /

今回募集するのは商店街活性化のミッションなので、商売に熱意がある人、でも、協調性もある人には、とてもやりがいがある仕事だと思います。

そして中土佐町は、とにかく“おせっかい”なほど人情味にあふれています。都会の感覚では少し驚くかもしれませんが、誰かを助けたいという思いが強い地域です。「よそ者」とか「移住者」といった線引きはほとんどなく、自然に迎え入れてくれる懐の深さがあります。自信を持って「あたたかい町です」とお伝えできます。

\ 飯島さんからのメッセージ /

特別なスキルがなくても大丈夫。明るく挨拶ができて人としっかり向き合える方なら、3年間楽しく活動していけると思います。久礼大正町市場は、町の人との関わりが多い場所です。いろいろな業務を任されることもあると思いますが、それだけやりがいを感じられるはずです。

私自身、これまで協力隊として現場で活動してきた経験を活かし、メンターとして皆さんをしっかりサポートします。「どんなふうに仕事を進めたらいいか」「どんな考え方で取り組んでいたか」など、具体的なこともお話しできます。少しでも不安を減らし、皆さんの活動がスムーズに進むようにバックアップします!

\ 中土佐町からのメッセージ /

中土佐町には、カツオを中心にした文化と歴史があります。毎日カツオを焼き、魚をさばき、お客さんと笑い合う。ずっと小さな漁師町で培ってきたものを、当たり前のことと考え、自慢するでもなく、偉そうにすることもなく、ひたすら純粋に今まで紡いできた人たちがたくさんいます。この町であなたが感じたこと、考えたことを、そのまま形にしてほしいと思っています。


【関連サイト】

▼中土佐町 移住ポータルサイト「なかとさLIFE」
https://iju-nakatosa.jp/ 

▼中土佐町 公式サイト
https://www.town.nakatosa.lg.jp/

都道府県+市町村高知県高岡郡中土佐町
募集状況募集中
勤務地中土佐町久礼地区
募集職種大正町市場協同組合のサポート業務
雇用形態地域おこし協力隊(商店街組合職員としての採用)
給与経験やスキルによって応相談
福利厚生健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険。協力隊期間中は家賃補助あり
仕事内容・商店街組合支援
・観光客向け休憩施設の管理
・商店街関連情報の発信(HP 運営・SNS など)
・マスコミ取材対応(取材問い合わせ・ロケの対応など)
・イベント企画・運営
など
勤務時間週4日
応募資格地方・地域・ローカルに強い関心をお持ちの方
募集期間随時
選考プロセス担当者面談⇒申し込み⇒面接
(面接までに来町し、町の環境などをご理解いただいている場合には、オンライン面接で対応)
採用問い合わせ先中土佐町役場 まちづくり課 
〒789-1301 高知県高岡郡中土佐町久礼6663-1
TEL:0889-52-2365
E-mail:machi@town.nakatosa.lg.jp
備考・その他来町に関しては、移住体験住宅(1泊1,500円)を利用可能

人気記事

新着記事