自分のやりたいことやスキルを活かしてビジネスを始めたいけれど、果たして自分に起業なんてできるのだろうか? できたとしても生計を立てられるのだろうか? と悩む人も多いのではないでしょうか。
そんな不安を抱える方々が、起業家への一歩を踏み出せる最適な場所があります。それが、大分県中津市です!
最大100万円の補助金で起業志望の移住・定住者を応援
大分県中津市では、中山間地域(三光・本耶馬渓・耶馬溪・山国地域【一部除く】)へ移住・定住し、中山間地域の振興及び活性化に寄与する事業を始める方を対象に、「中山間地域創業支援事業補助金」を交付しています。
この補助金は、創業に必要な初期経費を支援するもので、限度額は最大100万円(対象経費の1/2以内)。自らのビジネスを立ち上げることで地域社会にも貢献できるチャンスです!
※年度ごとで予算の上限が決まっており、先着順での交付決定となります。お早めにご相談ください。
中山間地域創業支援事業補助金 概要
■対象者:中津市中山間地域で創業する移住者又は定住者で、一定の要件を満たす方
■対象事業:中山間地域の振興及び活性化に寄与すると認められる事業
■対象経費:
①工事費:事業所の新増築工事又は改築工事費、ケーブルネットワーク引込工事費及び屋内工事費
②設備費:備品購入費、設備費及び設備等運搬費、事業用車両購入費
③役務費:不動産契約仲介手数料、登記手数料、広告宣伝費等■補助率・補助限度額:
〈補助率〉対象経費の1/2以内
〈補助限度額〉100万円(千円未満切捨て)■手続き:申請にあたって、創業計画書を提出する必要がありますので、下記担当又は地域内の創業支援機関(中津市しもげ商工会・各金融機関)へご相談ください。
■申請期限:毎年3月31日(ただし、各年度の予算額を超えた時点で受付終了となります)
補助金交付のほかにも、こんなサポートがあります!
申請書類の作成を助けてもらえる!
中津市の中山間地域の創業支援機関の「中津市しもげ商工会」の経営指導員が、申請書類の作成をサポート。支援経験豊富な指導員が、しっかりと話を聞きながら、一緒に創業計画を作成してくれます。
中津市には創業支援機関がたくさん!
中津市には、「中津市しもげ商工会」をはじめ、商工会議所や各金融機関、セミナー開催事業者など創業支援機関がたくさんあります。創業前から、創業開始後も、状況に合わせた相談相手が、的確なアドバイスであなたの経営をサポートします。
\中津市で起業しました! 補助金利用者インタビュー/
中山間地域創業支援事業補助金を活用して起業に成功した人たちの事例を紹介します。地域の特産品を活かしたビジネスや地域住民と協力して展開するサービスなど、さまざまなアイデアが地域社会に新しい息吹をもたらしています。
brise de lune(ブリーズ・ドゥ・ルンヌ)
上西昭子さん
中津市耶馬渓町生まれ。4歳まで耶馬渓町で過ごし、家族の仕事の都合により大分市で生活。父の実家のある耶馬渓町に45歳でUターン。四季折々の豊かな大自然の中、6匹の犬達と狩猟しながら築200年の古民家で暮らしている。2018年に、川沿いの古家をリフォームしてカフェをオープン。
――Uターンしてカフェを開業するまでの経緯を教えてください。
祖父の住んでいた耶馬溪の古民家を父と住むため、大規模リフォームをしましたが残念ながら一緒に住む前に父は他界しました。その後、4~5年間の週末移住を経て、完全移住し生活を始めました。
家の近くで地元のおばあちゃんたちが雛祭りイベントを開催しており、200人もの人がやってきていました。高齢の方が増える中、自分にできることはないかと地域活性化のために作家さんの雛人形を集めて、雛祭り「笑覧」を企画。私は料理が好きで、そこに来られる作家さんのまかないとしてランチを出していました。それが好評で近所の方などにも料理を出しているうちに、食べに来る方が増えていきました。そんなときに、川沿いの古家を手放す方がいたので購入し、大規模改修してカフェをオープンすることにしました。
――どんな料理やサービスを提供していますか?
野菜をベースにした体に優しい食事です。下郷地域の減農薬の農家さんが作る美味しい野菜や、地元のお店で手に入る食材を取り入れています。また、放棄されている柚子の木から柚子を収穫し、友人たちと味噌やジャムに加工し、みそ汁として提供したりしています。リースづくりなど季節に応じたイベントやマルシェ、作家さんの展示会も行っています。
―どんなことに補助金を利用しましたか?
100万円の補助金をキッチンの設備導入に利用しました。
――中津市での経営や暮らしはいかがですか?
よく都会から来た方に、「福岡や東京にこんなお店があったらいいのに」と言っていただきます。でも、この山の景色や自然の空気感は都会に切り取ってもって行くことはできない。ここでやるから価値があると思っています。
春には、川沿いの桜が満開になり桜に包まれているような空間になりますし、初夏は川に蛍が沢山出て、星と蛍が一体化し光を生み出す景色に出逢えます。秋には紅葉、冬には雪景色と四季折々の季節を感じながら生きています。
カフェ経営の傍ら、犬を連れて猪の狩猟をするなど、自然と共に生きる生活を満喫中。今後は、雑貨屋もオープンできたらと思っています。
brise de lune(ブリーズ・ドゥ・ルンヌ)
〒871-0408 中津市耶馬渓町福土1296番地1
Instagram:https://www.instagram.com/brisedelune0427/
すっぽんカレー まる
渕野淑子さん・中西義信さん
渕野さんは、30年前に小倉から耶馬溪にUターン。習字の先生をしていたが、地元の良さを生かしてなにか地域おこしをできないかと考え、同郷で幼馴染の中西さんに声をかけ、元学習塾をリフォームして「すっぽんカレー まる」をオープン。営業は日曜、月曜のみ。渕野さんは、それ以外の曜日に今も習字教室を続けている。
――「すっぽんカレー まる」のカレー特徴を教えてください。
耶馬溪のお米、野菜をふんだんに使った栄養満点のカレーです。なんといってもこだわりは、「耶馬溪すっぽん養殖場」から直送されるすっぽん。源泉水で養殖されており、一年中安定した水温が保たれているため、冬眠せず早く大きく育ちます。そのためやわらかく、臭みがありません。これらの素材を使ったカレーは、健康・滋養強壮・美容・アンチエイジングなど、あげきれないほどの効能があります。
――どんなことに補助金を利用しましたか?
キッチンの改修工事のほか、テーブル・椅子などの備品の購入に充てました。
――中津市での経営や暮らしはいかがですか?
集客が難しいながら、楽しく営業しています。地元の人たちとの交流も多いですが、全く知らない人との出会いもたくさんあります。
この地域の最大の魅力は、四季折々の大自然を感じられることです。ただ道を歩くだけで、いつも違った風景を楽しめます。また、近くの小川には、よく鹿たちが水を飲みに来ています。癒しあふれる環境です。
中山間地域には、有名な観光スポットや魅力的なお店がたくさんあります。多くの人に耶馬溪の魅力に触れてもらうことで、さらなる集客につなげ、地域全体を活性化していければと思います。
すっぽんカレー まる
〒871-0404 中津市耶馬渓町大字戸原104番地
Instagram: https://www.instagram.com/supponcurrymaru/
中山間地域は人口減少や地域経済停滞などの課題に直面していますが、自らの夢や目標に挑戦したい人にとっては、無限の可能性が広がっています。今後、ますます多くの人が中山間地域への移住や起業に興味を抱き、地域が活性化することが期待されています。
あなたも中津市の中山間地域で、起業にチャレンジしませんか?
「中山間地域創業支援事業補助金」の詳しい内容や申し込みについては、中津市の公式ホームページをご覧ください。
https://www.city-nakatsu.jp/doc/2020040200084/
中津市では、中山間地域(三光地域、本耶馬渓地域、耶馬溪地域、山国地域)への移住やUターン移住を促進しています。補助金や、その他のサポート制度をご準備しています。詳しくは、ホームページをご覧いただくか、お問い合わせください。
「中津市移住・定住総合案内」https://www.city-nakatsu.jp/doc/2023080300059/
中津市ってどんなところ?
大分県北西部と福岡県との県境に位置しています。大分県と福岡県にまたがる周防灘地域の中心市として、大型商業施設や多くの自動車関連産業の工場が立地していますが、自然の美しさも兼ね備えています。
山国川が周防灘へ注ぎ、豊かな山の幸、海の幸に恵まれています。名勝耶馬渓や青の洞門など、都会では味わえない大自然が大きな魅力です。まさに、「まち」と「いなか」の良いとこ取りの場所です。
また、福澤諭吉の出身地としても知られる歴史と文化が残る城下町であり、複数の都市部や空港へのアクセスも抜群です。日本有数の温泉地である湯布院や別府も近隣にあります。多くの企業が立地しており、働きやすい環境も整っています。
【お問い合わせ】
中津市産業経済部 企業立地・雇用対策課
TEL.0979-62-9020(直通) FAX.0979-24-4020
メール:kigyo_koyo @city.nakatsu.lg.jp