LINEから約400件の地域おこし協力隊の募集情報にお手軽アクセス
全国の地域おこし協力隊の募集情報をLINEでチェックできるマッチングツール「みらいと」がリリースされました。 専用アプリのインストールは不要。LINEで約400件の隊員募集情報の中から希望する条件に合ったものをピックアップして、詳細を閲覧・問い合わせることができます。
「みらいと」を開発・運営するのは、地方への移住・交流希望者への情報発信、地域活性化のサービスを提供している一般社団法人 移住・交流推進機構(Japan Organization for Internal Migration、通称JOIN)。具体的な機能や活用方法について、開発担当の門脇知史さん、髙木明大さんにお話を伺いました。
◆地域おこし協力隊とは?
2009年度から総務省によって定められた制度で、地域おこしや地域の暮らしなどに興味のある都市部の人材を、地方自治体が「地域おこし協力隊員」として募集・委嘱。隊員には地域ブランド化や地場産品の開発・販売・プロモーション、都市住民の移住・交流の支援、農林水産業への従事、住民生活の維持のための支援などの「地域協力活動」に従事してもらい、あわせて隊員の定住・定着を図るというもの。隊員の期間は概ね1年以上最長3年まで。報償、活動費等の支給を受けながら移住の取り組みを進められるとあって、移住を希望する人たちから注目を集めている。
全国の自治体の約9割をカバー。
地域おこし協力隊を募集している地域と隊員希望者をマッチング
「私たちはひとことで言えば、企業と自治体が力を合わせて地方を元気にすることを目的とした組織です。全国で約1,700ある自治体のうち、約1,500の自治体が会員となっており、JOINのウェブサイトでは、地方自治体からの地域おこし協力隊の募集情報を約400件掲載しています。この情報をもっとみなさんの手元に届きやすくしたいと考え、LINEによるマッチングサービスを始めました」(門脇さん)。
「みらいと」は利用・登録無料。スマートフォンでQRコードを読み込んで、LINEで「友だち追加」をタップ。メールアドレスとパスワードを登録すればすぐに利用を開始できます。
興味を持った募集情報は「お気に入り」登録。
自治体への問い合わせもスムーズに
希望する活動地域や業種、報酬などマッチング条件の項目にチェックを入れていけば、準備完了。JOINに寄せられている全国の地域おこし協力隊の募集情報約400件のなかから、自動で希望に沿ったものだけをピックアップして、一覧表示してくれます。マッチング条件は何度でも変更できるので、条件を変えながらさまざまな募集情報を探していくことが可能です。
内容を見て気になった募集情報は「お気に入り」に登録。あとで何度でも読み返して、じっくりと検討できます。また、不明点についてはアプリを通じて自治体へLINEやメールフォームで手軽に問い合わせることもできます。
\\「みらいと」ここがPOINT//
◇ 利用・登録は無料
◇ 専用アプリのインストール不要。LINEで閲覧・問い合わせが可能
◇ 希望する条件に合わせ募集情報を自動でピックアップ
◇ 自治体への問い合わせもLINEでできる
「自治体への問い合わせは気を使うという方も多いようです。そこでスムーズに連絡できるように、問い合わせ用のメールフォームもご用意しています。LINEで連絡できる自治体もどんどん増えていますので、アプローチしやすくなっていると思います」(髙木さん)。
「みらいと」の使い方を解説!
それでは実際に、「みらいと」の操作方法を見ていきましょう。
① LINEともだち追加・会員登録
まずはスマートフォンでQRコードを読み取ります。
「みらいと[milight]」からメッセージが届いたら、「会員登録をする」をタップ。
会員登録・ログイン画面に進みます。
「会員登録する」を選んでユーザー登録画面でメールアドレスとパスワードを設定。
以上で会員登録が完了しました。次に閲覧方法についてご説明します。
②マッチング条件の登録
マイページから「マッチング条件の登録・変更」をタップ。
希望する地域、活動カテゴリー、報酬月額などマッチング条件の項目にチェックを入れていけば、準備完了。
マッチング条件を変更したい場合も、こちらページから変更できます。
⑤募集一覧
マッチング条件に合った地域おこし協力隊の募集情報の一覧が表示されます。
⑥募集詳細
詳しい募集情報をチェック。
内容を見て気になった募集情報は「お気に入り」に登録。あとで簡単に再アクセスできます。
⑦LINE or メールフォームで募集情報へ問い合わせ
関心のある募集情報があれば、募集詳細ページから、メールフォーム又はLINEで問合せできます。
「地方自治体と協力隊の隊員の未来を明るく照らす、そんな願いを込めて、アプリを『みらいと(milight)』と命名しました。ぜひ『みらいと』を利用して、ご自分の条件や希望に合った“地域”と出会ってほしいですね」(門脇さん・髙木さん)。
総務省では2026年までに地域おこし協力隊を1万人まで増やそうという方針を掲げており、全国の自治体でも積極的に募集をかけるようになってきています。地方への移住を考える人たちからの問い合わせも活発になってきており、地域おこし協力隊の仕事はこれからさらに幅広く展開されていくはず。地域おこし協力隊や地方移住に関心のある方は、ぜひLINEで「みらいと」をお友だち追加してみてください。
文・渡辺圭彦 写真・内田麻美
「みらいと」に関するお問い合わせ
一般社団法人移住・交流推進機構(JOIN)
電話:03-3510-6581 Eメール:info@iju-koryu.jp
【INFORMATION】
JOIN移住・交流&地域おこしフェア2023開催
全国から200を超える自治体が集まり、各地域のリアルな移住情報を直接聞くことができる「JOIN移住・交流&地域おこしフェア2023」が2023年1月14日(土)、 15日(日)の2日間、東京ビッグサイト南1ホールにて開催されます。「地域おこし協力隊ブース」では、協力隊員を募集する約60の自治体が出展。活動内容や待遇など個別にご相談に応じます。また、移住・交流希望者を積極的に受け入れている自治体が出展する「移住・交流相談ブース」も設置されているので、興味のある地域の魅力や住環境、仕事、移住支援のことなどについて情報収集することができます。
その他、トークショー やクイズラリーなど楽しんでいただけるコンテンツが盛りだくさん!ご家族、お友だちなど、みなさんでお気軽にご来場ください。