【求人】新潟県小千谷市が「地域おこし協力隊」を募集!
テレワークステーションおぢやで人・まち・企業をつなぎ地域の新しい価値をつくる仕事

日本一の大河、信濃川の両岸に中心市街地が広がる新潟県小千谷市。昨夏、小千谷市本町の商店街の中心にオープンしたコワーキングスペース兼サテライトオフィス「テレワークステーションおぢや」は、さまざまな目的を持った人々が集まる交流拠点として、地域活性化に取り組んでいます。この度、当施設の運営・管理を担うコミュニティマネージャーとして地域おこし協力隊を募集します!  日本一の大河にかかる虹のように、人と人、まちと企業、都市と地域をつなぐ仕事にチャレンジしてみませんか?


花火と熱気球が夜空を盛大に彩る「風船一揆」は小千谷の冬のお祭り。

 

募集するポジション

【小千谷市コミュニティマネージャー】
今回募集する地域おこし協力隊は、地方創生に関わる支援事業を行う民間企業「株式会社あわえ」の社員として「テレワークステーションおぢや」の業務にあたります。地元の高校生を含めた地域住民の交流を促すイベントやセミナーを開催したり、小千谷市でビジネスをしたい企業のサテライトオフィス進出をサポートしたり、地域に関わる人や事業者と一緒に地域課題解決に取り組んだりするなど、地域コミュニティを開拓して商店街を盛り上げ、地域の可能性を拡大することがコミュニティマネージャーのミッションです。来年には「テレワークステーションおぢや」の真向かいに図書館が新設される計画で、これを機に人の流れや新たな動きを加速させるべく、新しい仲間を募集します!

\ POINT /
全国の地域活性化の支援をしている「ローカル・インテグレーター」が活動をサポート。他地域で活躍するあわえメンバーから情報を得たり、意見交換をしながら業務を進められます。

【活動内容】

○テレワークステーションおぢや(コワーキングスペース+サテライトオフィス)の管理、運営、利用促進

○サテライトオフィス進出検討企業の視察対応

○サテライトオフィス進出企業の支援

○商店街活性化に寄与するイベントなどの企画、実施

○高校生を含めた地域住民向けのイベント、セミナーの企画、運営

○地元事業者の課題解決に資するイベントや県外企業マッチングの企画、実施

○地域コミュニティづくり

○小千谷市での活動のPR

など

【雇用形態など】

雇用形態:契約社員

勤務日:週5日勤務( 土、日、祝日、年末年始休日)

勤務場所:テレワークステーションおぢや(新潟県小千谷市本町1丁目11番1号)

任期:2023年10月1日から3年間までとする。
※ただし隊員としてふさわしくないと判断した場合には、期間中であってもその職を解くことがあります。
※任用日は最終選考合格者と相談のうえ決定します。

報酬:月額22万円~(通勤手当・賞与別途支給)

応募締切:2023年7月31日まで
※応募状況により、受付期間が変更になる場合があります。

\詳しい募集対象・条件・応募方法などはこちら/
小千谷市 地域おこし協力隊募集ページ

 

先輩コミュニティマネージャーの谷口さんにお話を聞きました!

2022年8月から、生まれ故郷である小千谷市にUターンし、「テレワークステーションおぢや」でコミュニティマネージャーを務めている谷口 諒(たにぐちりょう)さんに、Uターンの理由や活動内容について伺いました。

【プロフィール】
小千谷市出身。大学卒業後、東京で広告制作やウェブディレクター、アプリ開発の会社を経て、前職でコワーキングスペースの運営に携わり、コロナ禍を機にUターンを決意。株式会社あわえに社員として所属しながら、地域おこし協力隊として現地でコミュニティマネージャーを務める。

谷口さんは小千谷市内の小中学校を経て、お隣の長岡市の高校を卒業後、広い世界を見たくて東京の大学へ進学しました。東京に暮らした12年ほどの間に、広告やウェブ、アプリ制作の会社を経験する中で、いつしか「もっと地域に関わりたい」と思うように。コロナ禍に転職し、都内のコワーキングスペースを運営している会社でコミュニティマネージャーを務めていた時、住む環境も含めて今後の働き方・生き方を見直すことになりました。

東京ではプライベートで古い一軒家を仲間とリノベーションし、住み開きイベントなども行っていた谷口さん。「地域に関わる活動を東京だけじゃなくて、地元でやりたい。小千谷に貢献したい」と機会をうかがっていたところ、株式会社あわえが小千谷オフィス(テレワークステーションおぢや内)のコミュニティマネージャー職を募集していることを知り、応募。施設のオープンと同時に小千谷市の地域おこし協力隊(兼あわえの社員)に着任し、現地で立ち上げ期を切り拓いてきました。

肌で感じた課題と挑戦

「高校以来、久しぶりに小千谷に腰を据えてみると、商店街の知っているお店がいつの間にかなくなっていたり、閉まっているお店も多く、これはどうにかしなければと思いました」

まちに新たな動きを生み出しつつ地域課題を解決するため、谷口さんは1年足らずの間に7回もの多彩なイベントを企画・開催。どのイベントも予想を上回る賑わいでしたが、中でも高校生を対象にしたVRの体験イベントは特徴的です。

高校生に向けたVR体験イベントは、小千谷市に誘致したVR・アプリコンテンツ・広告制作をしている企業との協働によって実現。

「小千谷市内には大学や専門学校がないので、高校卒業後に市外へ出てしまう人が多く、Uターンする人が少ないという課題があります。18歳までの間に、このまちでどんな体験ができるかが非常に重要で、もし市外に出てしまったとしても、いつか戻ってきたい、また小千谷に関わりたいという愛着を持ってもらえる多様な体験をしてほしい。その一歩として、最新のテクノロジーを地元で体験するというイベントを企画しました」

高校生が運営に携わったイベントもあります。商店街の空き店舗を活用して、1日限定でいろんなお店が出店するポップアップイベントを開催。いつもは商店街には足を運ばない人もこのイベントを目当てに集まり、新たな人の流れが生まれました。


昨年12月に開催したイベント「Holiday Popup Shop」の様子。

また、地元の女性のスキルアップに貢献するこんな講座も。

「育休中のママさんから、デザインスキルを高めたくてオンラインで学んでいるけれどなかなか上達しないという相談を受け、帰省時にテレワークステーションおぢやを利用していた、東京で活躍している小千谷出身のデザイナーの方にお願いしてデザイン講座を開いていただいたところ、多くの方が参加してくださり好評でした」

デザインセミナーの様子。

一緒にアクセルを踏んでいくための仲間

何かしらの仕掛けをつくることで、まちに眠っていた可能性が動き出すことを実践で証明した谷口さん。他地域に広がるあわえのネットワークを活かせることも大きな強みです。

「こうしたイベント企画は今年も続けていきたい。同じことをするのではなく、工夫を加えていきたいですし、一方で地元企業のIT化がなかなか進んでいかないなど他の課題もありますので、あわえのネットワークを使っていろんな企業を小千谷に呼び、新たな挑戦もしていきたい。活動の拡大と充実のために仲間が必要なんです」

仲間になる人に求めることは? と尋ねると、

「人とのコミュニケーションを面倒がらずに楽しめる方。『テレワークステーションおぢや』には、地域の方はもちろん、企業の方や議員さんなどいろいろな人が、しかも急に来たりします。そういう時のちょっとしたコミュニケーションが後々チャンスにつながったりするので非常に大切。それを疎かにせず、自分事として捉え、周りの人のために動ける行動力が、コミュニティマネージャーの大事なスキルではないかと思います。立ち上げはそろそろ終わる時期でゼロからやっていく負担は少ないと思うので、ここからは一緒に企画をどんどん実行していきたい。実際、一つのアクションがまちに大きな影響を与える実感があります」

Uターンして再認識した小千谷の魅力

谷口さんに、東京からUターンして改めて気づいた小千谷市の良さを伺いました。

「やはり自然との距離感が圧倒的に近いこと。仕事を終えた夕方にちょっとした山に登って見る景色が最高だったり。この時期はみずみずしい若葉の向こうに白い雪を戴いた越後三山が見えるんですよ。それから、個人経営のおいしい飲食店がまだちゃんと残っていること。昔からのお店に加えて、最近は30代・40代が経営する新しいお店も増えてきました。足繁く通いたいお店が地域にあるって、とても豊かですよね」

見えてきたまちの可能性

あわえのローカル・インテグレーターとして、谷口さんの支援役を務める香月 達蔵さんにも、谷口さんと共に取り組む中で見えてきた小千谷市の可能性についてお話しいただきました。

「小千谷市では予想以上にいろいろなことができそうだと分かってきました。とにかくイベントの反応が良い。 “自分が参加できるチャンスがある”ことに惹かれて足を運んでくれる人が多い印象です。小千谷でビジネスをしたい企業にとっても反応がすぐに分かり、ここでビジネスをしても人が来ることを感じてもらえると思いますし、そうした企業の参入は地域の人にとっても新たな出会いとなりますよね。谷口の人柄だと思いますが、就任から1年も満たないのに企業の小千谷視察がやたらと多いんです。今後は小千谷市と企業、住民がさらに結び付いていくようなイベントもやっていきたいですね」

昨年実施した”ホリデイポップアップショップ”というイベントでは、閉店が目立つ商店街に、外部の企業の力もお借りして、周知やデジタルスタンプラリーを実施し、のべ700名を超えるたくさんの地元の方にご参加いただきました。

ミスマッチを防ぐために

日本各地で地域おこし協力隊の採用や活動支援に携わるあわえだからこそ、地域も、協力隊を志す人も、双方のやりたいことが実現できるように、知見を生かして採用のプロセスにはきめ細かな工夫をしているそう。

「小千谷市の協力隊に興味を持った方に対しては、あわえがどんな会社なのか、何を大事にしているのか、配属されたらやっていただく活動などを現地のコミュニティマネージャーも交えて対話した上で、志望の意志がある方に次の選考へと進んでいただきます。非常に手間のかかることではありますが、人が地域に入るというのはどちらにとっても影響力の大きいことですから、そこを丁寧に行うのが私たちのやり方です」

最後に、香月さんにコミュニティマネージャーに求める人材像を聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

「地域柄、運転免許は必須ですが、資格というより、やはり人とコミュニケーションを取るのが好きな方が向いていると思います。地域住民の方とはもちろん、地元や都市部の企業との関わりも今後は重要度を増していきます。自分が真ん中ではなくても、地域に小さな変化を起こしていくことに携わりたいという思いがあり、自分事として責任を持ってやり抜ける方が良い。そして最も大事なのは、小千谷市を好きになっていただけること。自分のやりたいことを小千谷市での環境を活用して、実現していける方と一緒に取り組みたいと思います」

小千谷市はこんなまち!

小千谷市は新潟県のほぼ中央に位置し、東京からは新幹線で約2時間と意外に好アクセス。市の真ん中を雄大な信濃川が流れているのも特徴で、この大河によって形成された河岸段丘という特殊な地形の上にまちが広がっています。昔は信濃川の水利を使って柏崎の港へ物資を輸送していた歴史があり、川を挟むようにしてまちが発展し、現在の中心市街地へと続いてきました。山本山から望む市街地。小千谷市は人口約3万3,000人。越後平野と内陸部の山々の間に位置する豪雪地帯だが、平野側と山側では雪の量も大きく違い、エリアによって多彩な景観や特色を見せる。

産業としては、ユネスコ無形文化遺産でもある「小千谷縮」、半導体等の精密機器の製造、米菓子製造、世界一の打ち上げ花火「四尺玉」に代表される花火産業、江戸時代から盛んな錦鯉の養鯉などがあります。

新潟県小千谷市の特産品である麻織物「小千谷縮」の雪さらしの様子。

 

地域おこし協力隊とは?

都市部から過疎地域などに移住し、地方自治体から委嘱を受けてその地域に貢献する活動を行う取り組みで、隊員数は現在、全国で約6,000名にのぼります。活動内容は地域ブランドや地場産品の開発、販売、PRといった地域おこし支援、農林水産業、住民支援など自治体によってさまざま。隊員の任期はおおむね1年以上3年未満ですが、任期満了後もその地域に定住する人が多くいます。

 

新潟県小千谷市地域おこし協力隊の募集の詳細はこちらへ

▼株式会社あわえ「コミュニティマネージャー追加募集!|小千谷オフィス」
https://awae.co.jp/column/8903/


小千谷のまちについてもっと知りたくなったら、以下のリンクからチェックしてみてください。

▼小千谷市ホームページ
https://www.city.ojiya.niigata.jp/

▼小千谷市移住・定住支援サイト「おぢやにスムスム。」
https://www.city.ojiya.niigata.jp/site/iju/

▼小千谷市観光サイト「おぢやにおいでよ!」
https://www.city.ojiya.niigata.jp/site/kanko/

▼小千谷観光協会
https://www.ojiyakanko.com/


▼株式会社あわえの情報はこちら
https://awae.co.jp/invite-local/


 

文・森田マイコ

                   
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