学生のチカラでふくしまの里山を活性化するアイデアを募集!
福島県の過疎・中山間地域と呼ばれるエリアで、学生向けのチャレンジプロジェクトが始動!
課題を抱えた集落と交流を深めながら、地域の課題解決や活性化へアプローチするプロジェクトです。ゼミやサークルなどの団体はもちろん、友人グループでの応募もOK!選ばれたグループには、委託料として活動資金最大50万円も支給され、現地のコーディネーターによるサポートもあります。自分たちのアイデアで、地域の課題を解決したい!まちづくりに関わりたい!そんな想いを持っている学生たち、この機会にぜひ想いを形にしてみませんか?
※この事業は大学生グループへの委託事業として実施します。(活動はコーディネーターがお手伝いします。)委託料:最大で約50万円(距離や企画内容によって変動します)
対象となる経費
・地区の方々との意見交換や現地確認(2回を想定)に係る宿泊費、交通費、その他雑費等
・企画の実行(2泊を想定)に係る宿泊費、交通費、材料費、その他雑費等 ・成果報告書の作成に係る経費 ・活動報告会旅費
プロジェクトの流れ
①大学生(5名程度)から企画案を募集(7/23応募締め切り)
②審査により採用案(採用グループ)を決定(7月下旬ごろ)
③対象地区の方々と意見交換・企画案のブラッシュアップ(8月ごろ)
④企画の実行・取材(~10月ごろ)
⑤成果報告書作成・活動報告会(2月ごろ)
募集エリア①
会津美里町 関山集落
より持続可能な運営方法を探り、
担い手確保に困っている古民家宿泊施設を救おう!
▶︎地域の課題
会津若松と観光名所・大内宿を結ぶ県道沿いにあり、かつて下野街道の要として栄えた関山集落。ここには「螢の宿こぶし荘」という古民家宿泊施設があり、これまで宿の運営を地域の住民が担ってきましたが、開業から10年が経過し、高齢化が進む中で、担い手の確保に苦労しています。これまで集落をリードしてきた「NPO法人あいづ関山倶楽部」では、田んぼオーナーを募り、農作業体験を通じて県外の方々との交流を図ってきました。そうした取り組みも活かしつつ、「螢の宿こぶし荘」の持続可能な運営方法を共に探りたいです。
↑NPO法人 あいづ関山倶楽部のお二人
↑螢の宿こぶし荘
↑田んぼオーナー
〇地区の歴史
会津は、会津藩が現在だと知られているが、会津藩(松平)以前の
会津中世蘆名からの歴史で重要な拠点となっていたのが、会津美里町並びに関山集落です。
古代からの営みの歴史が色濃く残りながら、新しい挑戦に積極的な人々が住んでいます。
〇人口・世帯
155人、50世帯(令和3年5月1日)
〇地域資源
・豊富な地域資源(米、野菜、えごま、柿、梅、りんご、竹、栗、その他山菜等、川魚等も)
・豊富な地域資源を知り尽くしたNPOあいづ関山倶楽部のメンバーに教えてもらいながら山仕事の知恵がつく
・野歩きを現地の方に教えてもらえる。
・野菜を加工する場所も集落内にあり、(合同会社アイスボール)そこで六次化体験も可能。
・豊臣秀吉が歩いた古道、下野街道にある宿場町であり、秀吉が宿泊したとされる家も現存する。
(伊達政宗も歩いた。)
・珍しいモリアオガエルの生息地がある。
・蛍の生息地もある(こぶし荘の枕詞「螢の宿」とあるほどに、ほたるが有名)
・郷土料理が上手なお母さんたちがいるので、教えていただける
▶︎コーディネーター/長谷川祥子さん
会津美里町出身。東京都で18年暮らした後にUターンし、地域おこし協力隊で3年間活動。任期中に一般社団法人TORCHを設立し、2020年から移住定住支援コーディネーターに就任。
募集エリア②
いわき市田人地区
多くの方々に田人地区を知ってもらい、来てもらうには?
▶︎地域の課題
東北の最南端にあり太平洋に面するいわき市といえば「フラガール」や「海」をイメージする人が多いですが、実は森林率が72%と広大な山間部が広がっていることも特徴。そんないわき市の山間部に位置する田人地区は、8つの集落にそれぞれ個性と魅力があるのですが、「田人地区と言えば?」というイメージが思い浮かびにくく、市内の方でも「行ったことがない」という声も聞こえてきます。もっと地区のことを知ってもらい、ファンやリピーターを増やしていくためにも、「多くの方々が訪れたくなるような仕掛け」を募集します!
↑地域資源が眠っている里山
↑高原大根の種まき作業
↑酉小屋づくり
左上 : 井戸沢断層 右上 : 三匹獅子舞 左下 : 念仏太鼓 右下 : 四時川渓谷
〇地区の歴史
いわき地方(浜)と白河などの(中)をつなぐ「道」であったことから、地名にも「入旅人」、「出旅人」などの名残がある。林業や養蚕業、炭鉱で盛んであった時期があったが、近年は地区外への通勤者が多い。
〇人口・世帯
1,383 人、568世帯 (令和2年4月1日現在)
〇地域資源
・井戸沢断層(東日本大震災の翌月(4.11)の最大級余震で出現した断層)
・日本最大級のクマガイソウの群生地
・四時川渓谷や仏具山(県立公園)などの山々
・湧き水が多い(耕土の清水、日無久保の清水)
・豊富な地域特産物(こんにゃく、手打ちそば、じゅうねん(えごま)、自然薯、
田人まんじゅう、いちご、凍大根、凍餅)
・地域住民が育てた野菜の直売(直売所「やさい館」等)
・ゆっくりとした時間を楽しめるカフェの数々
・伝統的な地域のお祭り(黒田不動堂・薬師尊・小土神社・熊野神社・多祁神社等の例祭、
酉小屋)
・地域の伝統芸能(念仏太鼓、三匹獅子舞、棒術等)
・伝統的な農村の暮らしにおいての知識や技術を持った人々
▶︎コーディネーター/下條由美子さん
東京のNPOで、都市部の学生が地方や海外を訪れる合宿型ボランティアの企画に携わる。現在はいわき市にUターンし活動。夫はいわき市の地域おこし協力隊で、一緒に外からの力を取り入れた里山保全の活動も行う。
応募する前に活動する地区がどんなところか知りたい!という方のために
コーディネーターの方に受入地区の説明をしていただくオンライン説明会の開催を予定しております。
【開催概要】
日時:7月14日(水)20時~21時予定(新たに追加しました)
方法:オンライン開催(Zoom)参加費無料
内容:会津美里町関山集落といわき市田人地区の紹介
お申込方法:E-maiで下記事項を明記の上、お申込ください。
(送付先:tiikishinkou@pref.fukushima.lg.jp)
メール件名:福島学生プロジェクトオンライン説明会参加申込み
①氏名 ②大学名 ③電話番号 ④メールアドレス
⑤聞いてみたいこと(現地に行ったら確認したいことなど)
※参加の際は7月13日(火)までを目安にお申し込みください。
(間際でのお申し込みの場合は、ご相談ください)
応募資格
◎全国の大学(大学院、短期大学を含む)の学生等
◎本事業に熱意を持って取り組み、対象集落の住民に敬意を持って接することができるグループ
◎自らの自動車で移動できるグループ(自動車は自己所有・リースを問いません)
応募方法
募集テーマを踏まえ、応募申請書に課題解決のための企画案を記入いただき、郵送又は電子メールで提出してください。
選考方法
◎関係者による審査会において企画内容を審査し、テーマごとに1グループを選考します。
◎選考結果については、7月下旬ごろを目処に、応募のあった各グループに文書でご連絡します。
その他
◎新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、各種活動に際してはマスク着用、手指消毒、体温測定など「新しい生活様式」の実践をお願いします。
◎感染症の状況によっては、委託契約の締結後であっても、事業の全部又は一部を中止することがあります。
応募先
福島県 企画調整部 地域振興課
〒960-8670 福島市杉妻町2-16 (郵送の場合、住所の記載不要)
【電話】 024-521-7114 【FAX】 024-521-7912
【メールアドレス】 tiikishinkou@pref.fukushima.lg.jp
この事業に関するご質問等ございましたら、メール等にてお問い合わせください。
令和3年福島特定原子力施設地域復興交付金事業