2021年11月3日、農業と豊かな自然があるまち・宮崎県新富町で、新富芸術祭がスタートします。

11月3日(水・祝)のオープニングプログラムを皮切りに、県内アーティスト4名によるまちなかでのアート作品制作・展示が開催期間を通して行われます。来年1月後半には新富町地域おこし協力隊による「LOCALCuration展」も予定されるなど、会期中は町内随所でアートによる情報発信が行われることに。

自然や豊かな暮らしが息づく新富町は、季節の移ろいや農業の風景も芸術そのもの。あなたもぜひ、地域のアートを感じてみませんか?

▼公式ウェブサイト

https://shintomi-art.jp/

★新富芸術祭の情報はこちら「こゆ財団Facebookページ」でも随時発信中!

https://www.facebook.com/koyu.miyazaki

 


 

“人が作り出した美を芸術と呼ぶなら

農業は芸術

360度芸術に囲まれた

このまちで育まれる

豊饒と感謝の芸術を

五感で体感する”

芸術祭に込めた想い “暮らしや営みは、アート”

新富町には様々な伝統や暮らし、営みが、時を超え生き続けています。

古代の息吹を今に伝える古墳群、田畑を耕し自然の恵をいただく農(みのり)、代々受け継がれる地域の祭事…。

歴史あるもの、新しいもの、不思議なもの、面白いもの。

この小さな町には、そんな魅力的なことがあふれんばかりに存在しています。

遥かな時代から連綿と紡がれてきた地域の暮らしや営み──自然と人間が共創するもの、それこそが「芸術」なのではないでしょうか。


Photo by Yuta Nakayama

Photo by Yuta Nakayama

 

テーマは「感謝」、合言葉は「ありがとう」

“農”とつながりの深い新富町では、晩秋から年末・年始にかけて祭りを行い神楽を奉納します。

わたしたちを取り巻くあらゆるものに感謝する暮らしが、今もなお続いています。

開催期間は、ちょうど収穫感謝祭の時期。

新富芸術祭では「感謝」というテーマのもと、「ありがとう」を合言葉に、アートと感謝の視点・観点から地域の魅力を見つめ直します。


Photo by Yuta Nakayama

Photo by Yuta Nakayama

 

地域に暮らす人にこそ、地域の魅力を伝えたい

新富芸術祭は、地域の魅力を外へ発信するためだけのものではありません。

新富・宮崎に暮らす人々が地域の魅力や価値を再発見し、再確認するきっかけとなることを目指しています。

感謝の心で日々の暮らしを振り返ったとき、他者や地域社会、自然環境に対する信頼や尊敬の念、さらには自己肯定感や共感といった思いが生まれ、幸福度が高まっていきます。

この芸術祭が、幸せな地域を生み出す一助となりますように。


Photo by Yuta Nakayama

– 開催イベント –

1.オープニングプログラム:「廣津留すみれ トーク&デュオコンサート in新富」

大分市出身の国際的バイオリニスト・廣津留すみれさんをゲストに迎え、世界各国で著名な音楽家たちと演奏するようになるまでのお話や、ハーバード大学、ジュリアード音楽院といった名門校で学び続けている理由について語っていただきます。

後半はピアニスト・河野紘子さんとのデュオコンサート。プロによる生演奏が無料で楽しめる貴重な機会を、地域の皆さんにお届けいたします。

日時 2021年11月3日(水・祝) 13:30〜15:30(開場:13:00)

場所 新富町文化会館 大ホール

※参加無料/定員300名※受付は終了しました

【第1部】廣津留すみれ・トーク
「地方から世界へ。廣津留すみれ流・キャリアの築き方と学び続ける理由」

【第2部】デュオコンサートwithピアノ
バイオリニスト・廣津留すみれ
ピアニスト・河野紘子

廣津留すみれ Sumire Hirotsuru

【プロフィール】大分市出身。12歳で九州交響楽団と共演、高校在学中にNY・カーネギーホールにてソロデビュー。小中高まで地元の公立学校に通い、ハーバード大学に現役合格、首席で卒業。ジュリアード音楽院にて首席で修士号を取得。ニューヨークにて音楽コンサルティング会社を起業。2015年より世界的チェリスト、ヨーヨー・マとの度々の共演を果たしたのを皮切りに、米国にて演奏活動を拡大。また『ファイナル・ファンタジー』シリーズなど名作ゲームの演奏・録音を数々担当。
近年では『題名のない音楽会』『あいつ今何してる?』(テレビ朝日)『セブンルール』(フジテレビ系)の出演でも話題に。著書に『超・独学術』(KADOKAWA)『世界最高の考える力』(ダイヤモンド社)など。成蹊大学客員講師・国際教養大学非常勤講師。

 

河野紘子 Hiroko Kohno

【プロフィール】桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学を経て同大学研究科を修了。「東京・春・音楽祭」などの音楽祭や、テレビ朝日『題名のない音楽会』などに出演。声楽・器楽などとのアンサンブルに定評があり、多くのアーティストとの共演を重ねている。ソプラノ歌手小林沙羅氏のアルバムや数々の合唱団との録音、また作曲家・池辺晋一郎氏の室内楽作品集III「さんごじゅの花」に、表題作とピアノソロ曲が収録されるなど、CD録音にも多数参加している。
桐朋学園大学声楽科嘱託演奏員、二期会研修所ピアニストとして勤務。また『のだめカンタービレ』の主人公(上野樹里)の手・音の吹き替え、現場での指導を担当するなど、多方面へ活動の幅を広げている。

 

2.新富芸術祭:ゲストトークセッション(※非公開イベント)

新富町に縁があり、様々な分野で活躍されている方々をゲストに迎え、新富芸術祭がこれから発信していくアートをテーマにトークセッションを展開します。

日時 2021年11月3日(水・祝) 10:30〜12:00

場所 新富町文化会館 イベントホール

島田由香さん(ユニリーバ・ジャパンホールディングス 取締役/人事総務本部長)

【プロフィール】1996年、慶応義塾大学卒業。パソナ、日本ゼネラル・エレクトリックを経て2008年ユニリーバに入社。営業部門のHRパートナー、リーダーシップ開発マネジャー、HRダイレクターなどを歴任し、13年取締役人事本部長に就任。2014年より現職。高校生の息子を持つ一児の母親。

*新富町とユニリーバは2019年7月に連携協定締結。「ユニリーバ・スタジアム新富」の名称が生まれた。

 

齋藤潤一(こゆ財団 代表理事/AGRIST株式会社 代表取締役)

【プロフィール】米国シリコンバレーの音楽配信会社でクリエイティブディレクターとして従事。帰国後、2011年の東日本大震災を機にソーシャルビジネスによる地域課題解決に取り組み、2017年4月新富町役場が設立した地域商社「こゆ財団」の代表理事に就任。1粒1000円ライチの開発や、ふるさと納税で累計50億円以上の寄附を集める。慶應義塾大学大学院非常勤講師。

 

3.クロージングイベント:書道家・武田双雲さん トーク&ワークショップ

3ヶ月にわたる芸術祭のラストをしめくくるのは、国内外で活躍する書道家・アーティストの武田双雲さんによるプログラムです。「ありがとう」をテーマにした双雲さんのトークの後、双雲さんが見守る中、同じく「ありがとう」をテーマとして子どもたちが感謝の気持ちを表現する作品づくりにチャレンジします。

日時:2022年1月30日(土)13:00-15:00(開場:12:30)

会場:新富町総合交流センター きらり 大集会室

対象:新富町内在住の小学5年生〜中学3年生

定員:20名(※事前申込制)

※参加のお申し込みは、新富芸術祭公式ウェブサイト内「お知らせ」をご確認ください。受付がスタートしたらお申込みフォームを掲載します。

 

■構成

12:30 開場
13:00 開演 第一部 トーク
13:30 第二部 ワークショップ
15:00 好評・終演

【第一部】武田双雲さんのトーク
テーマ:「ありがとう」

【第二部】ワークショップ
テーマ:「書いて夢を叶えるワークショップ」(仮)
進行:こゆ財団
講評:武田双雲さん

 

武田双雲さん

【プロフィール】書道家。1975年熊本生まれ。東京理科大学理工学部卒業後、NTT入社。書道家として独立後はNHK大河ドラマ「天地人」や世界遺産「平泉」などの題字を手掛ける。ベストセラーの『ポジティブの教科書』など著書も多数。
近年、現代アーティストとして創作活動を開始し、2019年アートチューリッヒに出展、2020年には、代官山ヒルサイドフォーラム・日本橋三越、大丸(心斎橋・京都)、GINZA SIX、新宿伊勢丹にて個展を開催し、盛況を博す。

■公式ホームページ  https://www.souun.net/
■公式ブログ【書の力】https://ameblo.jp/souun/
■LINEブログ https://lineblog.me/takeda_souun/
■Face book  https://www.facebook.com/souun.calligraphy
■Twitter    https://twitter.com/souuntakeda
■Instagram  https://www.instagram.com/souun.takeda/?hl=ja

 

4.まちなかアート 〜アーティストによるワークショップ・作品展示〜

県内に拠点をおき活動・作品制作しているアーティスト4人。新富町で受けたインスピレーションをもとに制作し、ワークショップで町民と一緒に作品を仕上げます。その作品は町内3箇所に展示したり、空間を使ったインスタレーション展開を行います。

■作品テーマ:地域の素材でつくる湖水ヶ池の化身

アーティスト/松下太紀

【プロフィール】宮崎日本大学高等学校 情報デザイン学科卒業。宮崎県を中心に、平面・立体・パフォーマンスなどジャンルを問わず活動している。2019年11月山口県の錦帯橋芸術祭にてワークショップ実施、2020年3月宮崎市で小戸之橋魚群アートプロジェクト参加。

日時:2021年11月3日(水・祝) – 2022年1月30日(日)
会場:水沼神社 境内

 

■作品テーマ:花をモチーフに彩りある創作

アーティスト/池部貴惠

【プロフィール】1984年日南市南郷町生まれ。宮崎大学芸術文化コース卒業。同大学大学院修了。宮崎のひょっとこやろ会PVお面デザイン、アパレルショップ壁画制作。国文祭・芸文祭2020さきがけプログラム南郷大島ミュージアム、アートショップ展示など、県内外で作品発表を続ける。

日時:2021年11月3日(水・祝) – 2022年1月30日(日)
会場:水沼神社 手水舎

 

■作品テーマ:生命をテーマにしたステンドガラス風ペイント

アーティスト/寺本香織

【プロフィール】1985年福岡県生まれ。2006年、ヘルシンキ芸術デザイン大学へ留学。2008年、京都精華大学芸術学部洋画学科卒業。2012年、上海アートフィッシュにて講師を務める。2020年、宮崎にて「絵画教室アトリエ三美」を開講し代表を務める。

日時:2021年11月3日(水・祝) – 2022年1月30日(日)
会場:日向新富駅 駅舎

 

■作品テーマ:水と人の物語(インスタレーション)

アーティスト/緒方智奈美

【プロフィール】1989年宮崎県⻄都市都於郡生まれ。2014年より 美術家・小松孝英氏に師事し、同年に個展「閉眼」を開く。2016年以降、インドネシアやマレーシア、台湾など海外のアート展にも出品。2018年宮崎県日南市飫肥のDENKEN WEEKにも参加している。

日時:12月11日(土)・12日(日)、25日(土)・26日(日)、2022年1月9日(日)・10日(月祝)、29日(土)・30日(日)

会場:新富町総合交流センターきらり 和室

 

5.地域おこし協力隊によるLOCAL Curation展

地域おこし協力隊として日頃から地域やまちに関わっている、ローカルキュレーター、俳人、カメラマン、デザイナーの4名で制作。新富町の魅力を発信する展覧会です。

参加協力隊
甲斐隆児、二川智奈美、中山雄太、増田悠太朗(協力隊OB)

作品内容
新富町にまつわる写真と俳句の展示
日時:2022年1月18日(火)〜1月23日(日)
場所:未定 ※後日公式サイト内でお知らせします

 

6ユニット「あんてな」のアートイベント

宮崎県を中心に活動している劇団・ユニット「あんてな」によるアートイベントを開催します。演劇、創作ワークショップ、ステージイベントなど、大人から子どもまで楽しめる、親しみやすい内容となっています。

・キッズアートインストラクターmiyuさんによるワークショップ

日時:2021年12月上旬(未定)
会場:新富町総合交流センター きらり

 

■ユニット「あんてな」プロデュース ステージイベント

日時:2022年1月16日(日)10:30〜11:30
場所:さくら南公園

 

■新富町ミュージカル同窓会&表現ワークショップ

日時:2022年1月16日(日) 13:30〜15:30
場所:新富町総合交流センター きらり 大集会室

 

【主催・問い合わせ】
ユニット「あんてな」事務局
090-7444-2050

unitantena@gmail.com

 

■ユニット「あんてな」とは?

宮崎で活動する役者や表現者にスポットを当て作品を創るプロデュースユニットとして2010年に本田誠人と本田泉が立ち上げた劇団。子どもから大人まで楽しめる作品をモットーに、新富町町民ミュージカルの指導にも関わる。2020年度は地方創生交付金事業である芸術家まちづくり事業の一環として町民とのワークショップを重ね、町を舞台にした4本のPRショートムービーを制作した。

ユニットあんてな公式サイト▶︎https://antenaweb.jp/


宮崎県新富町とは?

石器時代から現在まで、農を軸に伝統と風土が生き続けている新富町。そこには、神楽に代表される古典芸能から、古代の営みを今に伝える日本遺産指定の古墳群、約20年間上演され続けている町民ミュージカルなど、町内随所で多様な方々が今も紡ぎ続けらている芸術文化があります。

海・山・森など、自然豊かな新富町は県内有数の農業のまち。温暖な気候に恵まれ、豊かな大地からは野菜や果物、畜産物が生み出されています。太平洋に面した美しい海岸線「富田浜」は、県天然記念物・アカウミガメの貴重な産卵地です。

新富町は全国と比較しても若い農家が多く、新しい農業への取り組みが活発な地域です。「100年先も続く農業」を確立するため、伝統的な農業からアグリテック(農業×IT)まで、さまざまなスタイルの農業が行われています。

特に、国内にわずか1%しか流通していない国産ライチに関しては全国随一の産地。「1粒1000円の新富ライチ」のブランドは、銀座の一流菓子店に愛用されるなど、全国的に高い知名度を得ています。

古き良きものを受け継ぎながらも、新しい時代へ向けて富んでいくまちです。

宮崎県新富町へのアクセス

▼飛行機をご利用の場合

東京→宮崎へ 約1時間30分
大阪→宮崎へ 約1時間
福岡→宮崎へ 約40分

▼宮崎空港から

電車で日向新富駅まで 約35分
車で新富町まで 約30分

▼乗用車をご利用の場合

福岡→西都ICへ 約4時間
熊本→西都ICへ 約3時間
鹿児島→西都ICへ 約2時間20分
西都ICから
新富町役場まで 約10分 

                   
新富芸術祭2021
開催日 2021年11月3日(水) 〜2022年1月30日(日)
会場宮崎県新富町
お問い合わせ先新富芸術祭事務局(こゆ財団)
TEL.0983-32-1082
art@koyu.miyazaki.jp
※TURNSでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。

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