【8/20発売】vol.42 特集
「有事に負けない、 『生きる守備力』を磨け」

2011年に起きた「東日本大震災」。
果たして自分は、人としての生きる力をもっているのだろうか?
有事に直面し、当時、多くの人の心にこんな疑問が湧きました。
そして、そこから各地で生まれた、移住をはじめとするローカルシフトの流れ。
現在も続くコロナ禍は、日々の暮らしにストレスを与え、整理されたかに見えた疑問が、再び湧いてきています。
いま暮らしている場所、働く場所、働き方、時間の使い方・・・今の自分の生き方は、本当に在りたい姿なのか?
そして、有事でもブレない生き方、変わらない価値とは?

有事は個人、集団、地域にとって、変革のチャンスでもあります。

TURNS vol.42では、日頃からそうした暮らし、ビジネスを実践している
各ジャンルのキーパーソンのお話を伺いながら、〝これからのライフデザイン〟の可能性を探ります!

特集1|有事に負けない、「生きる守備力」を磨け

〝乗り越えていない〟漁師たちは、有事に向き合い続ける

フィッシャーマン・ジャパン〘宮城県石巻市〙

東日本大震災後に宮城県石巻市にヤフーの復興支援室勤務として移住した長谷川琢也さんを中心に、
2014年に立ち上がった漁師団体「フィッシャーマン・ジャパン」。
震災後の漁業を支えるべく生まれた彼らは、〝有事〟に向き合い続け、
コロナ禍においても、変わらず真っ直ぐに一つの〝旗〟を目指す。
有事をものともしない、彼らのビジョンとは?

 

私たちの未来をつくるのは、私たちだ

H O T E L S H E , K Y O T O〘京都府京都市〙

新型コロナウイルス感染症の影響が拡大するなか、「HOTEL SHE, 」をはじめとする
全国五か所のホテル運営で知られる、龍崎翔子さんが打ち出したのは、
非感染者が自宅の代わりにホテルで安心・安全に暮らせるシェルターと、
旅ができるようになった未来で使える宿泊券。
逆風に怯まず、次々と新しい試みを打ち出す龍崎さんにお話を伺った。

 

仕事を見つめ続けた男の結論。「諦めることも、守備力」

リトルトーキョー〘東京都江東区〙

感染症の拡大により、様々な「仕事」がこれまで通りではいられなくなった今。
「日本仕事百貨」を運営するナカムラケンタさんは、「今必要なのは、諦めること」と言い切る。
企業が従業員と事業を守るために必要な「諦めるという守備力」とは。

 

藤山浩さんに聞く
これからの生き方、暮らしと仕事

人が密集して暮らすことの不安を今回のコロナ禍ほど浮き彫りにした状況はなかったかもしれない。
都会に暮らす中には、この先、ここに暮らしていて大丈夫だろうかと考えた人もいるだろう。
何年も前から都市生活の限界と、小さな単位での暮らしの重要性を説いてきた藤山浩さんに、これからの私たちは何を大切にして生きていけばよいのか、その糸口を共に考えてもらった。

 

特集2|有事で変わった仕事と暮らし
これからの未来

私たちの日常をガラリと変化させた、ウィルス禍。こんな日々を誰が予測していただろう?
収束したとしても、仕事も暮らしも〝もとどおり〟とはいかない。
でも、現実を凝視してみれば、必ずしも悲観的な状況だけではないことがわかる。
有事は私たちを否応無しに変化させるてくれるから。
各分野で活躍されている方々に、コロナの先に見えてくる未来についてお話を伺いました。

・コロナ時代のローカル大会議/佐賀県嬉野市
・命を守るシェルターとしての住宅論/秋田県大仙市 もるくす建築社
・アフターコロナの時代に描かれる『しごとのみらい』
/新潟県妙高市・NPO法人しごとのみらい
・僕らは「有事」を超えて強くなる/木下 斉

新潟県妙高市・NPO法人しごとのみらい

小特集
ピンチをチャンスに変えた地域事例集

来ない、売れない、集えない……。新型コロナウイルスの感染拡大で直面した未曾有の事態に地方はどのように対応したのだろうか。会えないからこその人との繋がりを大切に、既存のやり方を踏み越えることで見出した逆境の活路。
地方が踏み出した勇気ある、そして力強い一歩を紹介します。

 

                   

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