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新しいくらしが見つかる場所(前編)  
【福島県】福が満開、福しま暮らし情報センター

東日本大震災や新型コロナウイルス。
未曾有の事態に直面する度、都市の脆弱性を思い知り、足元の暮らし見つめ直す。

テレワークを導入する企業が増え、場所を問わずに働けるようになった今、高い生活コストを掛けて強いストレスを抱えてまで都会暮らしを続ける必然性は薄れ、改めて地方に目を向けている方も多いだろう。

JR有楽町駅から徒歩1分。
東京交通会館ビル8階にある「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」は、全国の自治体と連携してUIJターンを希望する方に地域の情報を届ける活動を行っている。

中でも福島県が運営する「福が満開、福しま暮らし情報センター」は、「ふるさと回帰支援センター」内で初めて専任の移住相談員を配置。
地方への移住を望む方の新しい人生の実現をサポートしてきた、豊富な実績を持つ。

移住相談員2名と就職相談員2名の4名体制で幅広い相談に対応している「福が満開、福しま暮らし情報センター 」では、どのようなサポートが受けられるのだろうか。
相談員さんの元を訪ねた。

 

叶えたい暮らしを導き出す
移住相談員のサポート

左/移住相談員の新妻稚子さん。福島県富岡町出身。右/移住相談員の佐藤晋さん。福島県南相馬市出身。

-どのような方が相談に来られていますか?

新妻さん
「相談に来られる方は20代から70代くらいまで幅広く、福島県出身の方もいれば 、ご家族や知人の故郷が福島県だったり、観光やお仕事で訪れたことがあったり、9年経った今でも震災当時は何もできなかったので今何かできないかとご相談に来られる方もいます。福島県に対して漠然と良いイメージを持って来られる方がとても多いです。
どのような理由で来られた方に対しても、まず初めに福島県で叶えたい暮らし方をじっくり聞くことを大切にしています。
私たち相談員と話すことで『自分はこんな暮らしがしたかったんだ』と、これまで考えていたことを整理できたとおっしゃる方が多いですね。まず考えを整理することが移住に向けた大切な最初のステップです。そのために私たち相談員を上手く活用していただけたらと思います。」

移住相談員の新妻さん。福島の好きなところは、暮らしと自然が近く、季節の移ろいを肌で感じられるところ。

佐藤さん
「福島県は広くて地域性が様々なので、相談に来られる方の叶えたい暮らしが非常に多種多様だと感じます。
福島県は、浜通り、中通り、会津 と大きく3つの地域に分けられるのですが、浜通りの南側は比較的温暖で海に近い暮らしが叶うエリアですし、北の方に行くと震災の関係もあって若い方々を中心に地域振興に向けた新しい動きが活発です。中通りは新白河、郡山、福島と新幹線の停車駅を中心に栄えていて都会的な暮らしができ、仕事の求人も多く、特に新白河は東京から1時間20分程でアクセスできるので交通の便も良いです。自然豊かな地域で子育てをしたい方やいわゆる田舎暮らしがしたい方には、会津をおすすめしています。
福島県は東北地方の中で一番東京に近く、海、山、川、湖、温泉も揃っているので、暮らしの選択肢がとても多いです。漠然と移住したい、東京を離れたいと考えている方も、私たち相談員と話す中で望む暮らしが明確になれば、その暮らしを叶えられる地域と出会えると思います。」

移住相談員の佐藤さん。福島の好きなところは、とにかく食べ物がおいしいところ。特に、浜通りの魚介類、中通りの果物、会津のお米やお酒がおすすめ。

-嫁ターンや旦那ターン(※) のように、ご自身ではなくご家族の事情で移住される方も相談に来られますか? (※嫁ターン:奥さんの地元に移住すること 旦那ターン:旦那さんの地元に移住すること)

新妻さん
「20~40代のご夫婦でご相談にいらっしゃる方の大半はそうですね。例えば、旦那ターンの方の場合、ご主人は生まれ故郷なので現地の暮らしに馴染みやすいですし、職場を通じての コミュニティーが自然にできると思うんです。
ですが、奥様は移住後に一人ポツンと孤立してしまう可能性もありますよね。このように移住後の人間関係に心配や不安を抱えている方が一番多いですね。不安を抱えている方に対しては、何に心配や不安を 感じているのかをじっくりお聞きしています。
その上で、県や各市町村が主催する移住セミナーなどがあればお越しいただいて、県内で活動している移住コーディネーターや各市町村の職員、現地の移住者コミュニティーの方々とお繋ぎするようにしています。移住前から現地の方々と繋がりを築いておくことで、移住への不安や心配も少し和らぐと思いますし、移住してからも何かあった時に相談できる人や頼れる人が身近にいる環境を作りやすくなると思います。」

地方暮らしの始め方から求人情報に至るまで、豊富な資料を取り揃え、幅広い相談内容に対応している。

-相談対応や情報提供を行うだけでなく、相談者さんと現地の方々を繋ぐ役割も担われているんですね。

新妻さん
「福島県では県内を7つのエリアに分け、各エリアに移住コーディネーターがいます。それぞれ地元の方々と深い繫がりを持っていて、各地の移住者コミュニティーにも積極的に参加しています。
やはり現地の情報は現地に埋まっているケースが多いですし、人づてに得ていく情報が一番新しい生きた情報だと思います。
私たち相談員が相談者さんと移住コーディネーターを直接お繋ぎすることもできますし、私たちが各地のコーディネーターから得た暮らしに関する情報や、ハローワークや求人票には上がらないような求人情報、現地の新しい動きなど、その方に合う情報をお伝えすることもできます。
現地の最新の情報は個人では中々手に入れにくいと思うので、福島県への橋渡しをしてもらえる場所だと思って気軽にお越しいただきたいです。」

柔らかな笑顔が印象的なお2人。親身に相談に乗っていただけそうな雰囲気が伝わる。

佐藤さん
「市町村の職員と繋がれば移住や仕事、住まい、子育てに関する支援制度の情報も得やすくなると思いますし、現地の移住者コミュニティ-と繋がると、実際に移住を経験された方々から福島県でのリアルな暮らしの違いや地域の方々との付き合い方などを聞けるので、とても参考になると思います。
移住者コミュニティーには、福島に移住した転入女性のコミュニティーや、東京にいながら参加できるコミュニティーもあります。『福が満開、福しま暮らし情報センター』は、福島の人と繋がり、様々な角度からの情報を得られる場所ですので、移住に対して何か不安や悩みを抱えている方は、ぜひ一度お越しください。」

相談者を迎える福島県の愛らしいご当地キャラクターたち。左から、「あかべぇ」、「ももりん」、「キビタン」、「あいづじげん」

-移住後の人間関係に不安を感じている方も多いと思うのですが、福島の地域コミュニティーに馴染むには、どんなことに気を付けたらいいですか?

新妻さん
「福島県には控えめで慎重な人が多いので、最初は外から来た人に対して様子を伺うようなところもあると思います。そうした人柄を理解した上でゆったり待っていられると良い関係性を築けると思いますね。関係性を築くためにアクションを起こすことも大切ですが、一方的に働きかけるよりは、お互い徐々に時間をかけて歩み寄れるスタイルの人だと馴染みやすいと思います。
最初は時間が掛かりますが、その分長く関係性が続くような、心根が温かい、芯の強い人が福島県には多いです。移住コーディネーターも市町村の職員も、人間関係を簡単に諦めてしまう人は少ないと思います。そういう人柄も福島県の魅力の一つかも知れません。」

佐藤さん
「最初はぶっきらぼうでとっつきにくいと感じるかもしれないですけど、福島の人はみんな真面目でいい人ですよ。何度も顔を合わせ、時間を掛けて少しずつ関係性を築いていくことが大切だと思います。」

「福が満開、福しま暮らし情報センター 」ではWEB面談も実施し、コロナ禍で外出を自粛されている方からの相談にも対応している。
(ご予約はこちらのページから)

 

\\後編に続く!//

 

【福が満開、福しま暮らし情報センター】
住所:〒100-0006
東京都千代田区有楽町2-10-1東京交通会館8F ふるさと回帰支援センター内
電話:03-6551-2989
メール:fukushima@furusatokaiki.net
電話が繋がらない場合は、ふるさと回帰支援センター(03-6273-4401)までご連絡ください。
営業時間: 10:00〜18:00 火〜日曜(定休: 月・祝)
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