TURNS

茨城県那珂市で“ 農に出会う”
体験ツアーレポート

茨城県那珂市は、水戸市の北部に位置する自然豊かな街。

平地で形成された市内は、火山灰由来の”黒ぼく土“を多く含む肥よくな土地で、農業に適しています。

東京から電車で約90分、車で百分とアクセスの良さも魅力の那珂市を舞台に、7月の那珂市の農家や移住者を招いた交流会からスタートし、8月の定植体験、11月の収穫体験と、3回に渡って “農に出会う” 体験ツアーが開催されました。


ツアー1回目は那珂市に集合し、ブロッコリーやキャベツの種まき・定植体験を行い、ランチ交流会、ピザ作りで盛り上がりました。

回目

定植体験

木内酒造でのランチからスタート。『なかひまわりフェスティバル』を見学した後、種と苗の定植体験、トウモロコシの収穫体験を楽しみました。

小林さんの畑で種まきと定植を体験。「ブロッコリーは約95日で、キャベツは約110日で収穫できる」と説明を受けます。2人1組になって、1株ずつていねいに植えました。

木内酒造本店の大正蔵にある『蔵+蕎麦 な嘉屋』にてランチ。香り豊かな常陸秋そばをいただきました。食後に、試飲を楽しんだり、「常陸野ネストビール」をお土産に買う人も。

会沢さんの畑でトウモロコシの収穫体験をした後は、交流会へ。暑さをビールでねぎらいつつ、和気あいあいとした雰囲気の中、農家や市の職員との交流を楽しみました。

釜を使ったピザ作りでは、那珂市で穫れたトマトを使ったドライトマトやバジルをトッピング。

穫れたてのトウモロコシは、そのまま蒸して食べる。「甘くてみずみずしくて、おいしい!」と参加者もびっくり。

 


 

ツアー2回目は、苗を植えた野菜やトマトの収穫、常陸牛や那珂市で穫れた野菜を使ったバーベキューを楽しみながら農家と交流を深めた。

2回目

収穫体験

澄み切った快晴に恵まれ、収穫体験はスタート。中玉トマト、前回苗を植えたブロッコリーとキャベツを収穫。交流会ではバーベキューが行われました。

綿引さんが育てるトマトはハウス栽培で、巨大なビニールハウスの中に入って収穫。すずなりに育った中玉トマトがいっぱい! トマトは片手で簡単にもぎ取れ、フルーティーな香りが広がりました。

前回苗を植えたブロッコリーとキャベツを収穫。やり方を農家の小林さんから教わった後、自分の植えた苗を探しました。「予想以上に大きくなった!」と畑からは歓声が。穫れたてのキャベツは水滴がしたたるほど新鮮です。

バーベキューでは、那珂市で穫れた野菜を中心に「峯島畜産」の常陸牛をいただきました。絶品の常陸牛に「おいしい〜!」とみんなも大喜び。名物の干し芋やネギの丸焼きも振る舞われました。

すべての回に参加した六名には記念品が手渡され、「那珂市の魅力が伝わり、ご縁がつながるといい」と那珂市長からメッセージも。

 


 

イベントを終えた参加者からは「2度訪れたことで、違う季節の那珂市が体感できた」「立派に育った野菜に感動した」などの声があり、満足度の高さが伝わってきました。

 

那珂市は、農家を目指す人への支援体制も整っており、先輩農家からのサポートも手厚い場所です。土地の魅力を体感しながら”農“に触れることができます。

 

新しい暮らしのきっかけは、そこから始まっていくのでしょう。

 

〜  今回のツアーで協力してくれた方々  〜

 

アグリビジネスネットワーク「フェルミエ那珂」会長 綿引桂太さん
トマトやナ ス、アスパラガスなどのハウス栽 培を行う。親子3代で農業に従事

アグリビジネスネットワーク「フェルミエ那珂」副会長 会沢留美さん
稲作を はじめ、西洋野菜なども育てる。 那珂市初の女性農業委員に就任

農業組合法人「那珂アグリス」代表/「フェルミエ那珂」副会長 峯島勝則さん
稲作 と合わせて、「峯島畜産」を経営。那珂市唯一の常陸牛指定生産者

「那珂アグリス」「フェルミエ那珂」会員 小林大輔さん
実家の4代目として就農、 米やニンジンに加え、新たにブロ ッコリーやキャベツを栽培

木内酒造合資会社 杜氏 山田淳さん
大学ま で東京で過ごし、卒業後福島の東 日本酒造共同組合へ就職。2013 年に木内酒造入社、18年に杜氏に

 

(文/武田由紀子 構成/編集部 写真/齋藤さだむ+竹内慎)