“採れたて”の暮らし、はじめませんか?
地方に移住するメリットのひとつは、食の鮮度です。みずみずしい野菜や果物が身近にある日常は、想像以上に幸せなもの。さらには、収穫や栽培に携わることで苦労の先にある清々しさや、ひと味違った美味しさに出会えることもあります。
もし、あなたが「いつか移住して農家にキャリアチェンジしたい」もしくは「農が盛んな地域に住みたい」と思うなら、温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、果物を中心に野菜や花など多数の農産物を生産する農業県・和歌山で“採れたて”の暮らしを送る実践者の話を聞いてみませんか?
さあ、和歌山の「農」に会いに行きましょう。
まずは雑誌『TURNS』のページをめくるような気軽さで、大阪の会場にて。
「TURNS×W(ターンズ・バイ・ダブリュー)-体感する雑誌-」は、実際に『TURNS』で反響の高かったさまざまな特集をテーマに掲げ、ゲストとして毎回異なる移住者2名を都心の会場にお迎えし、移住希望者と和歌山県(=W)との接点をつくるシリーズ企画です。
大阪開催の最終回となる2月15日(土)は、「農に会いに行く」をテーマに開催します。
ゲストは、和歌山県北部の紀美野町で柑橘系の果物を中心に栽培している「きみのフルーツ」の吉瀬雄也(よしせゆうや)さんと、県南部にある白浜町で野菜や観賞用の花を栽培している「和歌山しらはま農家遠藤」の遠藤賢嗣(えんどうけんじ)さんです。
お二人とも関西出身のIターン移住者で、まさに“畑違い”の職業から農家へキャリアチェンジしたという共通点を持っています。
【guest#01 吉瀬 雄也(よしせ ゆうや)さん】 < きみのフルーツ >
吉瀬さんは大阪府高槻市のご出身です。東京大学を卒業後、東京にあるITベンチャー企業や外資系医療機器メーカーなどに勤務。2017年1月、妻・りえさんとともに人口約9200人の紀美野町に移住し、柑橘農家だった叔父の果樹園を継ぐ形で農業をはじめました。
▲現在は雄也さんが生産を担当し、りえさんが販売や商品開発を担当しています(photo:WAKAYAMA LIFE)
「きみのフルーツ」の社名に込められているのは「大切な家族へ、友人へ贈り物をするように、特別おいしいモノを送りたい。そしてあなたの大切なあの人にも、笑顔になってもらいたい」という “Made for you” の想いです。
その理念のもと徹底した品質管理を行い、生産から販売に至るまで自ら行っています。栽培には厳選されたカツオを主としたオリジナルの有機肥料を使用し、鮮度を極力保つべく選別には機械を一切使わず、ひとつひとつ手作業で仕分けしています。さらに驚くべきことに、初めて購入する人も安心できるように商品は全額返金保証付きとし「おいしい」を約束しています。
手掛けている柑橘は、紀美野町の山間部の傾斜地で日差しをたっぷり浴びて育ったハッサクやミカン、濃厚な甘みと酸味のバランスが特徴のシラヌイ、防腐剤やワックス不使用の純国産レモンなど種類も豊富。他に、ジュースやお菓子などの加工品もオンラインで販売しています。
▲鈴なりのミカン。タイミングが合えば「きみのフルーツ」の農業体験に参加することもできます。
▲手掛けている商品の数々。ハッサクジュースのラベルに描かれているのは、紀美野町の鳥「セグロセキレイ」です。
▲2児のパパでもある吉瀬さん。お子さんを連れて家族みんなでイベントに出店することもあります。
【guest#02 遠藤 賢嗣(えんどう けんじ)さん】 < 和歌山しらはま農家遠藤 >
2人目のゲストである遠藤さんは、京都府宇治市のご出身です。帝京科学大学を卒業後、2009年4月に人口約2万1300人の白浜町に移住。意外なことに最初は、和歌山県を代表するテーマパークのひとつである「アドベンチャーワールド」で動物園の飼育係をしていたそうです。
より自然と交わる仕事がしたいとキャリアチェンジをして、地元の農家のもとで1年間修行。2019年3月「和歌山しらはま農家遠藤」という屋号で独立し、自ら農業をはじめました。
▲鮮やかな赤色が美しいケイトウの花を収穫する遠藤さん(photo:美海 修)
遠藤さんが栽培しているのは、レタスやトウモロコシなどの野菜と、ケイトウやストックなどの花卉です。農業を介して地域を盛り上げていきたいとの思いから「人と人、人と自然を農業でつなぐ」を経営ビジョンとしています。
今では青々としたレタスや真っ赤なケイトウで埋め尽くされている畑も、以前は雑草の生えた空き地でした。トラクターを使って耕し、堆肥を撒いて、種を植えることからスタート。忍耐を要する孤独な作業の中でも、収穫期には地元の農家や前職の仲間がボランティアで駆けつけてくれるなど、地域の人々の優しさに触れる場面も多々あったとのことです。
▲約40,000玉が育つほどの面積を持つ、遠藤さんのレタス畑。
▲収穫期を迎えたケイトウ。一本一本の状態を丁寧に確かめ、抱き抱えるように採っていきます。(photo:美海 修)
▲趣味でスキューバも行う遠藤さん。自然豊かな海との近さも紀南暮らしのメリットです(photo: 佐久間 琴子)
イベント当日は、ゲストトークだけでなく交流会も行います。加えて、和歌山県庁の農林水産部農業生産局経営支援課から就農の研修機関・各地域の農業・就農に向けた手順などもご案内します。会場には紀美野町や田辺市の移住相談担当者もいますので、和歌山県への移住を具体的に検討されている方に対し、職や住に関する支援制度をご案内することもできます。
「就農の経験談から支援制度まで詳しく知りたい!」という方はもちろん、「なんとなく農に関心がある!」という方まで、どなたもお気軽にご参加ください。
「TURNS×W」を介して知らなかった和歌山のベールをめくるうちに、あなたの人生にふと、和歌山暮らしという選択肢のページが増えるかも?
東京5回・大阪4回と全9回にわたって開催している「TURNS×W」。いつも満員御礼のお申し込みをくださり、誠にありがとうございます。今回が大阪開催のラストです。
ぜひ会場でお会いしましょう。
\2019年度TURNSx和歌山県の事業全体はこちら!/
https://turns.jp/28803
- TURNS×W|和歌山の「農に会いに行く」@大阪
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開催日 2020年2月15日(土) 時間 13:00~16:00(12:30開場) 会場 シティプラザ大阪 4階「温」 地図 住所 大阪市中央区本町橋2-31 シティプラザ大阪 4階 アクセス 地下鉄堺筋線「堺筋本町駅」12号・1号出口より徒歩7分、地下鉄谷町線「谷町四丁目駅」4号出口より徒歩10分 定員 30名(先着順) 参加費 無料 参加費補足 「きみのフルーツ」が手掛ける柑橘の果物付き 主催 和歌山県 参加方法 下記、申し込みフォームよりご応募ください。 お問い合わせ先 第一プログレス 和歌山県移住PR事業係
tel:03-6269-9732
mail:event★turns.co.jp
※★を@にかえてご使用ください。スケジュール 12:30[開封]開場
13:00[表紙]はじめに「TURNS×Wとは」
13:10[目次]和歌山県ってどんなところ?「和歌山のキホン」
13:20[特集]ゲストトーク「農に会いに行く」
14:30[補足]和歌山県内の地域と農を紹介「エリア&就農ガイド」
15:00[付録]交流会
16:00[読了]閉場
※スケジュールは変更になる場合もありますのでご了承ください。
- 司会・進行
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和歌山移住会議|岩倉 昂史(いわくら たかし)大阪府出身。株式会社Kozacara代表取締役。北海道や京都を経て、2015年に和歌山県古座川町に移住。「古座地方から新しい価値をつくっていく」をコンセプトに企画から制作までの一連の作業を担うデザイン会社、Kozacaraを設立。地域のイベント企画のサポートなども行っている。2016年には株式会社あがらとを仲間と共に設立し、完全植物性栽培の野菜や米、食用バラを育て加工し販売も実施。和歌山移住会議|前田 有佳利(まえだ ゆかり)和歌山市出身。全国200軒以上のゲストハウスを旅する編集者。2011年よりゲストハウス情報マガジン「FootPrints」を運営。京都・大阪・東京を経て、2014年にUターン。2015年にフリーランスとして独立。2016年に書籍『ゲストハウスガイド100 -Japan Hostel & Guesthouse Guide-』(ワニブックス)を出版。2017年より月刊誌『地域人』で連載。2018年より「ローカルクリエイター交流会 -Guesthouse Caravan-」を毎月開催。