焼物といえば、益子や有田、備前…といった産地が有名ですが、
東北にある知る人ぞ知る焼物の産地をご存知ですか?
それは、福島県会津美里町にあります。
現在も登り窯が残るこのまちで、「会津本郷(ほんごう)焼」が生産されています。
文禄2年、鶴ヶ城(会津若松城)城主が、城の改修のために瓦職人を播磨から招き、瓦を焼かせたことが会津本郷焼の発祥と言われています。
会津の郷土料理、「ニシンの山椒漬け」を作るための「ニシン鉢」が代表例ではありますが、
会津本郷焼には陶器も磁器もあり、窯元によって素材も作風も様々。
多種多様な表情を持つ珍しい焼物なんです。
迷路のような小道と、勢いよく流れる水を湛えた水路や、昔ながらの水車、古い蔵が立ち並ぶ本郷地域。
そこに点在する窯元を訪ね歩くのは、まるで宝探しのようで、路地裏歩きが楽しい場所です。
そんな本郷地域をはじめ、会津美里町を「器」をテーマにめぐる旅を9月に開催します。
“見る” “使う” “創る”
様々な切り口で器を体験する1泊2日の旅です。
まずはツアーに先駆けて、ツアー当日もお世話になるゲストを迎え、都内でキックオフイベントを開催します!
凛とした白い磁器が特徴的な窯元、草春窯「工房 爽」の田崎宏さんと、会津美里町に移住した後に田崎さんのお宅を設計した建築家の竹内樹美さんをお招きし、会津美里町での器作りや暮らし良さについてなどお話を伺います。
少人数で行いますので、ツアーにも参加希望の方同士が事前に交流できる場になればと思います。
TURNS vol.30 の「お茶とうつわ」コーナーでも草春窯「工房 爽」さんを掲載していますので、そちらも併せてご覧ください。(p.86)
当日は、出張食堂などを行なっている「ハナハッカの庭 食堂 」さんがケータリングを担当。
会津美里町で有機野菜を育てている「会津自然塾」さんの食材をはじめ、会津の食材を使ったおいしい軽食をご用意してくれます。
会津美里町が好き・器が好き な皆さまのご参加、お待ちしています!!
\ツアーに関する情報はこちらから/
日程:9月22日(土)-23日(日)
宿泊:ほっとぴあ新鶴
参加費:15,000円
定員:15名(抽選)
対象:首都圏在住の20〜40代の方
https://turns.jp/21686
- TURNSカフェ会津本郷焼
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開催日 2018年8月29日(水) 時間 19:00〜21:30(18:30受付開始) 会場 TURNSコミュニティスペース 地図 住所 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル9階 株式会社第一プログレス内 アクセス JR有楽町駅 京橋口徒歩1分 定員 15名 参加費 500円 主催 会津美里町、第一プログレス(TURNS) 参加方法 下記お申し込みフォームよりご応募ください
- ゲスト
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草春窯 工房 爽 田崎 宏さん1964年会津若松市生まれ。
1983年まで会津美里町(旧本郷町)で過ごし、就職を機に埼玉県狭山市に移る。ホンダエンジニアリング(株)で生産加工機の組み立て設置業務を約10年経験して、1991年会津へUターン。以降、草春窯にて父の元修行。2001年父からの作風である染付上絵を廃し、白磁と形と細工の仕事に移行。2003年より個展を開催し、以後県内外各地で個展活動中。
2008年亡父の後を継ぎ、草春窯を継承し名前を「草春窯 工房 爽(こうぼう そう)」とする。建築家 竹内樹美さん1978年福島県耶麻郡磐梯町生まれ。
進学を機に県外へ転出。10年間栃木県で暮らした後、一級建築士の資格取得後、会津にUターン。結婚を期に会津美里町に移り住み、自ら設計した事務所「樹ie工房」を開設。
2016年には美里町の女性による情報発信団体「会津美里こらんしょwoman」を立ち上げ、「町民だからこそできる情報発信を」「無理せず楽しく!」をモットーに、飲食店から景色にいたるまで、まちのさまざまな情報を発信している。