年初めに、映画を見ながら
自分の暮らしを問い直してみては？

みなさん、2017年に制作された映画「おだやかな革命」をご存知ですか？

TURNSでも取材させていただいたことのある方々が多数出演しているこの映画は、自然と向き合い、人と向き合い、地域と向き合いながら、これからの暮らしを自らの手で作り、本当の豊かさを取り戻していく、地域の姿を追ったドキュメンタリー映画です。

この映画を通して、これからの暮らしを考えたり、岐阜を知ってもらうきっかけになればと、岐阜県主催の移住セミナーの一環で上映会が開催されるそう！

しかも、なんと無料！ということなので、映画を見逃してしまっている方には絶好のチャンスですよ！

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上映会で伝えたいこと

映画の中では、岐阜県郡上市にある人口250名ほどの小さな集落が舞台のひとつとなっています。

いわゆる限界集落と呼ばれる石徹白（いとしろ）地区では、集落存続のため、100世帯全戸が出資をした「小水力発電」が行われており、その取り組みが作中で紹介されています。

現代において、食べ物ひとつ取っても、どこでどんな風に作られてきたのか分からないのに、ましてや自分が毎日使っているエネルギーがどこからやってきたのかなんて、知る由もありません。

それは、果たして持続可能なのか。

私たちの暮らしは一体どうやって作られているのか。

あなたは、考えてみたことはありますか？

もし少しでも “自分の暮らしがどうやって作られてきたのか” 気になった方は、ぜひ映画を一度見ていただきたいです。

そして、持続可能ってなんだろう？これからの豊かさってなんだろう？と、ひとりひとりが考えるきっかけになれたら、もしかすると移住の醍醐味が見えてくるかもしれません。今回は、そんな映画上映会です。

石徹白のような小さな集落で、そこに暮らす人々と移住した若手が、力を合わせて「持続可能」な実践をはじめている。その事実を知ってもらえるだけでも、岐阜を知るひとつの材料としては、とても大きいです。さらに、これをきっかけに、岐阜に興味を持ってもらえたら、なお嬉しいです。

年初めにぜひ、自分の暮らしを見つめなおしてみましょう。家族や友人、大切なひとをお誘い合わせの上、会場に足を運んでみては？

■石徹白とは…

石徹白は平安時代から鎌倉時代にかけての白山信仰が盛んな時代には「上り千人、下り千人、宿に千人」と言われるほど修験者の出入りで栄えた土地であり、近世（明治）まで神に仕える人が住む村としてどの藩にも属さず、年貢免除・名字帯刀が許されたところです。ゆえに「中世的支配体制」が明治になるまで維持され、独特の文化が形成されました。（石徹白地区公式ホームページより）

映画「おだやかな革命」詳細

【見どころ・解説】
自然と向き合い、人と向き合い、地域と向き合いながら、これからの暮らしを自らの手で作り、本当の豊かさを取り戻していく地域の姿を追ったのは、前作「よみがえりのレシピ」で、伝統野菜のタネをめぐる物語を描いた渡辺智史監督。「暮らしの選択」、その先にある、「幸せな社会」に向けての取り組みが各地で始まっている。ナレーションを女優の鶴田真由が務める。

【あらすじ】
原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力。放射能汚染によって居住制限区域となった飯館村で畜産農家が立ち上げた飯館電力。岐阜県郡上市の石徹白、集落の存続のために世帯全戸が出資をした小水力事業。さらに、首都圏の消費者と地方の農家、食品加工業者が連携して進めている秋田県のにかほ市の市民風車。自主自立を目指し、森林資源を生かしたビジネスを立ち上げる岡山県西粟倉村の取り組み。都市生活者、地方への移住者、被災者、それぞれの「暮らしの選択」の先には、お金やモノだけでない、生きがい、喜びに満ちた暮らしの風景が広がっていた。成長・拡大を求め続けてきた現代社会が見失った、これからの時代の「豊かさ」を静かに問いかける物語。

【スタッフ】
ナレーション：鶴田真由
企画・製作・監督・編集：渡辺智史
撮影：佐藤広一
音楽：鈴木治行
演奏：瀬川裕美子
MA：中野坂上スタジオ
アドザイザー：高橋真樹
製作会社：有限責任事業組合いでは堂

【映画HP】
http://odayaka-kakumei.com/