福島県浜通りの中部に位置する双葉郡大熊町。
震災と原発事故影響による全町避難を経て、2022年6月に町内中心部の避難指示が解除されたまちには現在約1,100名の人々が暮らし、ゼロからのまちづくりが本格的に始まっている。
便利さを求めたら足りないものがたくさんあるかもしれない。でも、ここには「原点」からのまちづくりに関われるチャレンジングな環境がある。
▸取材記事全文は、TURNS vol.62「まちづくりは小さなリノベーションから動き出す」に掲載中です!
https://turns.jp/88241
大熊町ってどんなところ?
次代の大熊町を担う産業を育成『大熊インキュベーションセンター』
旧大野小学校の校舎を改装し、2022年夏に開設された企業支援×地域交流拠点施設。24時間利用可能なコワーキングスペース、シェエアオフィス、レンタルオフィス、交流スペースなどを擁し、事業のスタートアップをサポートしている。
まちにあたらな価値を生み出す大熊町周辺の再開発
大熊町内における商業と交通の拠点・JR大野駅日地区エリアの再開発が2024年12月までに完了し、産業交流施設や商業施設がオープンする。さらに、駅西地区エリアには宅地や賃貸用住宅が整備され、大熊町復興のとなる拠点ができあがる予定だ。
食べる、泊まる、集まるがそろう複合施設『大熊町交流ゾーン』
2019年に先行して避難指示が解除された大川原地区にある交流ゾーン。商業エリア、宿泊温浴エリア、交流エリアから成り、住民や帰還者の交流拠点として機能している。『朝食・喫茶 レインボー』では、震災前から地元で愛されてきたメニューも味わえる。
”温故創新”の教育を未来へ『大熊町立 学び舎 ゆめの森』
認定こども園と小中一貫の義務教育学校、学童保育が一体となった、町立の教育施設。およそ2万冊の蔵書がズラリと並ぶ図書広場を中心に、11のエリアがつながるシームレスな造りの学び舎では、0から15歳までが共に学ぶ。
https://manabiya-yumenomori.ed.jp/
地域農業の復活をリードする『ネクサスファームおおくま』
震災前は農業が盛んで、梨やキウイなどの名産品があった大熊町。2019年に開園した『ネクサスファームおおくま』は、産業復興の先駆けとしてイチゴ栽培に取り組む。イチゴ栽培の農場面積としては東北一。ハウス栽培で年間を通じた生産が可能。
故郷を思う人との絆をつなぐ純米吟醸酒『帰忘郷』
大川原地区で作付けされた酒米『五百万石』を使い、震災後に多くの町民が避難した会津若松市の酒蔵で醸造された日本酒。『帰忘郷』という銘柄名は、避難先で故郷を思い暮す人々との絆を表現している。オンラインショップ『okuma store』で販売中。
移住に関する相談窓口
大熊町移住定住ポータルサイト
https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju
大熊町移住定住支援センター
住所:〒979-1308 福島県双葉郡大熊町大字下野上字清水307-1
TEL:0240-23-7103
受付時間:9時00分から17時45分(日、祝日を除く)
\最新情報を発信中/
Instagram:@okuma_ijuteiju
facebook:https://www.facebook.com/okumaijuteiju
移住者インタビュー
”大熊らしさ”を大切に、誰もが幸せに暮らし働ける新しいまちを創る
一般社団法人 おおくままちづくり公社
山崎大輔さん
山崎さんが勤める『おおくままちづくり公社』の主な業務は、2022年の春に開業した『大熊町移住定住支援センター』の運営や空き家バンク制度の利用促進、避難者も含めたコミュニティづくり支援などで、行政と連携しながら移住・定住支援と移住希望者を受け入れる環境づくりに取り組んでいる。
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小学校をリノベしたのびのび環境で、次世代の大熊を担う産業を育む
大熊インキュベーションセンター
直井勇人さん
2022年夏にオープンした『大熊インキュベーションセンター』(以下、OIC)は、震災前は農業とエネルギー産業が基幹産業だった大熊町に、未来を担う新産業を興す目的で設立された施設だ。現在の会員企業数は90社以上。直井さんは「学生起業家から大企業まで幅広い起業が同じ建物内で活動しているところも、OICの特徴」と話す。
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五感で感じ、好奇心を持って子ども自身が学びをデザインする
学び舎 ゆめの森
震災後の全町避難に伴い、福島県会津若松市に移転していた大熊町内の幼稚園と小中学校が、2023年に町内に復帰。同年4月に認定こども園や義務教育学校、預かり保育、学童保育などが融合した今日いう施設『学び舎 ゆめの森』が開校した。9月からは新校舎の運用も始まり、現在は30名近い園児や児童が通っている。
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