[この記事は、いすみ市起業家発掘及び情報発信業務を受託したTURNS(第一プログレス)がPhotoliと協力して制作しております]
2019年夏、写真のメディア「Photoli」のメンバーと一緒に、千葉県いすみ市へまちの魅力に出会う取材に行って来ました!3本に渡って、その様子をお伝えいたします。
3本目の本編は、取材全体のレポートになります。
起業して自分らしく生きるいすみの方々や、美しい風景など、1日を通じて出会ったいすみの魅力をお届けしていきます。
それでは、ぜひ最後までご覧ください!
めいっぱい手を広げても届くことのない、高い空。
どこまでも続く、あぜ道と田んぼ。
東京都のお隣、千葉県いすみ市には、伸びやかな風景がどこまでも続いています。
東京駅から、特急電車で約70分。到着した瞬間に、肺の奥まで空気を届けるように深呼吸したくなってしまうこのまちに、カメラ片手に取材へと出かけてきました。
お盆の始まりに訪れた、真夏の陽気のいすみ市は、太陽がチカチカと踊る絶好の取材日和。この記事では、取材レポートとして、いすみ市で過ごした丸一日の様子をお届けします。
夏の日の、風景・人、とっておきの魅力に包まれたいすみ市を、みなさんにもお裾分けさせてください!
取材ルートマップとメンバーをご紹介
それでは早速……といきたいところですが、その前に、今回の取材メンバーとルートを簡単にご紹介させてください。
取材メンバーはこちら。
Photo by – 横尾涼(左から、中村文香さん・鄭恵美さん・橘有沙さん・安田利那さん)
今回は、魅力的な情報を多くの人に届けようと取材メンバーを募りいすみ市へ。 みんな、こぼれ落ちそうな笑顔です。
Photo by – 橘有沙
Photo by – 横尾涼
Photoliからは、フォトグラファー4名と、編集者1名、もちろんTURNS(第一プログレス)メンバーも一緒です。
次に、取材ルートです。今回の取材は日帰りとはいえ、1日とは思えないほどの充実度合い……! 朝からいすみ鉄道を撮り、こだわりランチをいただき、夕方には海やマーケットにお邪魔しました。
● 10:00 JR外房線大原駅集合
● 10:00〜11:30 いすみ鉄道散策
● 11:40〜12:10 昼食 in 星空スペース
● 13:00〜14:00 八幡岬
● 14:00〜16:30 ホーフ市
● 17:00〜19:30 「大原漁港」港の夕市
● 19:30 解散!
豊かな自然にたくさん触れ、いすみ市の温かな人々に囲まれて。たった1日過ごしただけで「ああ、好きだな、いすみ」って感じられる、そんな取材でした。それでは、たくさんの笑顔が弾けた取材レポートのスタート!
青空と緑といすみ鉄道と
まず、JR外房線大原駅に集合後、マイクロバスに乗り込んでいすみ市を横断するローカル線「いすみ鉄道」の撮影に向かいました。
上総中川〜国吉駅間の「第二五之町踏切」でスタンバイし、列車を撮影。天気がものすごく良くて、列車と青空と緑とのバランスが最高でした。
Photo by – 古性のち
黄、青、緑。幾度見返しても、コントラストが素敵すぎます。写真から感じられる夏らしさもたまりません。
撮影時の様子はこんな感じ。みんな全力でスタンバイしています。
というのも、列車の撮影って、一刻を争うものなのです……。写真ではゴトゴトとゆったり走っているように見える列車も、実際のところはものの数秒で目の前を通り過ぎてしまいます。
しかも、いすみ鉄道は上下線合わせても30分に1本の頻度で走るレアな列車。タイミングを逃すまいと、みんなが息を潜めながら列車を待つ姿がとっても印象的でした!
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(※お昼を挟んだ後に、実は再びいすみ鉄道の取材に訪れるシーンが登場します。記事の後半もお見逃しなく!)
夏を満喫したお昼と八幡岬
いすみ鉄道をパシャパシャと撮影した後は、いすみ市で暮らす三星さんご夫婦の元へ。
いすみ市に移住して、地域に眠る資源を活用し、場をつくり“今あるもので、まだないことを紡ぐ”をモットーに古民家シェアハウス「星空の家」、納屋を改修した「星空の図書館」などを運営されています。
この日は、寄合いカフェ&シェアオフィス「星空スペース」で地元素材をふんだんに使用した、夏を感じるこだわりのおいしいごはんをいただきました!
Photo by – 横尾涼
Photo by – 横尾涼
本物の竹を使った流しそうめん……!! 最高に夏……! みんなで「取れない!」「速い!」「おいしい〜〜〜!」と歓喜しながらいただきました。
Photo by – 横尾涼
他にも、サラダや炒めものなど、いすみの食材を使った料理がたくさん……。食べて、話して、笑って、とにぎやかな時間となりました。
Photo by – 横尾涼
おいしいごはんを用意してくださった、三星さん、ごちそうさまでした。ありがとうございました!
星空スペース ▼
HP:http://hoshizora-space.koto.blue/
さてさて、お腹もたっぷり満たされたところで、続いていすみの海が一望できる「八幡岬」に行ってきました!
Photo by – 横尾涼
木漏れ日たっぷりの入り口を抜け、
てこてこ階段を上って、岬のてっぺんまでやってきました。すると、そこには……
Photo by – 古性のち
いすみ市街と!
Photo by – 中村文香
太平洋が遠く一面に広がっていました!
あまりの絶景に、思わず息を飲みました……。階段を頑張って上った甲斐があります……!!!
Photo by – 横尾涼
別アングルからは、こんな感じに。漁港の様子までくっきり見えるの、なんだか贅沢です。
ちなみに、この八幡岬からはイセエビ漁の様子を眺めることもできちゃいます。6月、7月と禁漁期間を待ち、解禁日の8月1日 午後1時。一斉に漁へと出向く光景は圧巻だそう。
マルシェ「ホーフ市」といすみ鉄道、再び
八幡岬を後にして、ここからは、取材班を2つのグループに分けて別行動を。
まずは、ホーフ市取材班の様子をお届けします。
ホーフ市とは、いすみ市近辺で「小商い」を行う人々を集めて行うマルシェです。丹精込めてつくられた、おいしいもの、かわいいものが豊富に並びます。
Photo by – 古性のち
「いすみの食材の魅力を伝えたい」「自分らしいスタイルで働きたい」「夢を形にしたい」と、みんな小商いをする理由はさまざま。
実際に出店者の方にお話を伺ってみると、それぞれのこだわり、想いにたくさん触れることができました。みなさん、口を揃えて「いすみは、暮らしやすいまちなんだ」と語ってくださるんです。お話を聞いているだけでも、いすみ暮らし、体験してみたいかもなんて思ったり。
▲ 塩むすびの味なら負けないと語る、おにぎり工房かっつぁん さん
▲ おしゃれでかわいいケーキを作るAnother Belly Cakes さん
▲ アクセサリーやオルゴールを始め、銅でかわいい雑貨を作るhinakoさん
いすみ市に移住を決めたきっかけや、いすみでの暮らしのことなど、たくさんのお話を聞かせていただきました。ホーフ市の様子は、別のレポートでより詳しくお届けしています。ぜひ、合わせてご覧ください!
関連記事:ホーフ市レポート
そして、お次はいすみ鉄道取材班の様子を。こちらは、上総中川駅、国吉駅、大原駅などを中心に回りました。
Photo by – 横尾涼
無人駅の待合室。こうして、東京と違って、のんびり時が流れているような駅もなんだか素敵だと思いませんか?
Photo by – 横尾涼
どこにいても目を引く黄色い車体は、いつだってやっぱりかわいい。ホームにやってくる瞬間ですら、こんなふうにばっちり絵になります。
たっぷり取材を終えた後は、ホーフ市取材班と合流し、夕方のいすみを満喫します。
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大原の海と新鮮な魚介の並ぶ大原漁港「港の夕市」
あっという間に陽が傾き始めました。別々に取材していた班とも合流しホーフ市を取材した後は、サンセットの時間を目指して大原海水浴場へ。いすみ市の魅力はたくさんあるけれど、王道の海だって、とっておきの宝物です。
Photo by – 横尾涼
開放感が溢れに溢れています。のびのびした表情も、全部ひっくるめて最高に夏。
思い返すだけでしあわせな気持ちになってきました。夕方の海って良いですね……。とっても素敵です。いすみの海は、青々としていて、活発で、なんだか元気を分けてくれるようでした。
Photo by – 安田利那
サーフィンを楽しむ地元の方はもちろん、水遊びする家族だったり、寝転ぶカップルだったり、いろいろな方の日常にも触れられたような気がします。
さあ、海を楽しんだ後は、もう取材もクライマックス。大原漁港で行なわれている特別開催の「港の夕市」へと足を運びました。ホーフ市と同時開催されていた港の夕市では、新鮮な海産物、野菜、様々な食材が並びます。ここでは毎週日曜日「港の朝市」が開催されていて、その場で買った食材をBBQで楽しむことができる贅沢さが人気なようです。
Photo by – 鄭恵美
どれも新鮮でおいしそうなものばかり。次はぜひ「港の朝市」にも行ってみたい……!
のびやかな、いすみの暮らしを覗いた1日
たくさんの自然、豊かな食文化、笑顔の絶えない人々。そんな、いすみ市の魅力をとことん堪能した、丸一日の取材でした。
今回の取材で出会ったいすみで暮らす人々は、自らの芯を持ちながら、自分らしい生き方を実現しているように見えました。東京から、さほど遠くない地でも、見える世界はまったく違う。
自分が日頃生きる世界とは、違う価値観や考え方の中に共存する多くの人の姿を見たことで、いすみのまちをまるごとひっくるめて「素敵だ」と、そう実感しています。
近くの異世界・いすみ。ぜひ、一度足を伸ばしてみてもらえたら嬉しいです。
それでは!
Photo by – 横尾涼
文・写真:葵(クレジットのないもののみ)
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