【茨城県筑西市ちくせいし】”地域の意識”と”充実の支援制度”が健やかな子どもを育む。子育てのまち、筑西市

【子育て座談会】地域に見守られて、いきいきと子育て

若い世代の移住受け入れに力を入れている筑西(ちくせい)市では、子育て支援にも積極的に取り組んでいます。

(筑西市の子育て支援制度についてはこちらへ!)

今回は小学生以下のお子さんを持つ3人のママさんにご登場いただき、筑西市での子育てについてお話を伺いました。

<参加者の皆さん>

加納 奈々 さん

結婚を機に神奈川県から夫婦でIターン。2人の女の子を育てながら、シンガーソングライターとして地域に根ざした活動を行う

齋藤 さつき さん

夫婦ともに筑西市出身。男の子2人と女の子1人の3児のママ。家族の誕生日には必ず5人揃って写真を撮るようにしているとのこと

小田嶋 一枝 さん

都内の企業に勤めていたが、筑西市出身の夫が転職を機に地元に戻ることとなり、結婚と同時にIターン。男の子1人のママ

\座談会を行った場所はここ!/
無料で遊べるキッズコーナー「ちっくんひろば」

筑西市役所1階にある無料のキッズコーナー。コンパクトな空間の中に、全長10.5メートルの大型すべり台、広いボールプールなど思いきり体を動かして遊べるスペースのほか、絵本や乳児用のおもちゃも揃う。子育てをする親同士の相談と交流の場にも。

——加納さんも小田嶋さんもご結婚を機に筑西に越されてきたそうですね。筑西に来て、子育て環境でまず初めに感じたのはどんなことでしょうか

加納「最初に感じたのは、子どもたちが地域に見守られているということでした。例えば、小学生と中学生の下校時間になると、子どもたちの声で『これから私たちの下校時刻になります。私たちが帰り道で事件・事故に遭わないよう見守ってください』という広報無線が毎日流れるんです」

小田嶋「その放送が毎日あるからか地域の見守りが浸透していて、うちの子も近所の方からよく『かんちゃん、おかえり!』と声をかけてもらいます。下の名前で呼んでくれるので、子どもの方も地域の方を名前で呼ぶようになって、自然と挨拶できる子が育つ環境なんだと思いました」

齋藤「あと、蛍光のタスキをかけて自転車通学する中学生を見た時に驚きませんでした?」

小田嶋「確かに。学校で使ったのをそのまま付けてきちゃったのかなって。そのあたり、交通安全の心がけも徹底されていますよね」

齋藤「筑西育ちの私はタスキは当たり前だと思っていました。卒業式に好きな子のタスキをもらう文化が昔からあったり…」

加納「え、本当に?(一同、笑)」

——皆さん、筑西でご出産を経験して子育てをされています。行政のさまざまな子育て支援の中で、特に筑西ならではと思う制度は?

加納「小学校に入学する時にランドセルをもらえるのは、本当にありがたいなって思います」

小田嶋「他県の友だちに話すとびっくりされますよね。ランドセルだけじゃなくて、ノートや給食用のお箸セット、防災ずきんまで市からいただける。経済的に助かるというのもあるけれど、家庭で用意するのは体操服と上履きくらいなので、親としては揃える手間がないというのは非常にありがたかったです」

齋藤「子育て支援センターは充実しているし、保育園に入っていない子でも一時預かりをしてくれる保育園があるところも心強いです。小さい子を見ていると上の子との時間がなかなかとれないのですが、この前、長女を預かってもらって、上の子の家庭教育学級に二人で行くことができました」

——筑西といえば、2020年から始まった新生児一人につき20万円の「誕生祝い金」も大きな話題になりましたね

齋藤「我が家も長女を産んだ時にいただいて、とても助かりました。うちは3人目でしたが、初めての出産だと何も揃っていないという家庭も多いので、周りのママさんたちの声を聞いても、ベビーベッドやチャイルドシートを買うのに活用したという話が多いです」

小田嶋「ミルク代とかオムツ代とか、日々の消耗品にも結構お金がかかるので、本当に助かりますよね」

加納「それに筑西市は、第2子以降の保育料が無料だから、共働きのご家庭も心強いと思います」

小田嶋「医療費についても助成があり、高校生まで外来は1日600円、入院は300円の自己負担で済むから、もし何かがあっても安心ですよね」

——子どもの遊び場など、環境面でいいところは?

小田嶋「皆さん、公園ではどこに行くことが多いですか?」

加納「大きいところだとヒロサワ県西総合公園によく行きます」

齋藤「夏はじゃぶじゃぶ池もあって子どもたちが喜びますよね。遊具も多くて、特に巨大滑り台や大きなトンネルみたいな遊具は、いつまでたっても遊ぶことをやめない(笑)」

小田嶋「小さい子だと、ここ(ちっくんひろば)の滑り台も人気ですよね。あと、SLを見るために下館駅にもよく行きました」

加納「道の駅『グランテラス筑西』で頻繁にワークショップをやっていて、そこに参加するのも我が家の楽しみのひとつです」

四季を通じて自然が楽しめ、大型複合遊具が人気のヒロサワ県西総合公園

北関東最大級の道の駅「グランテラス筑西」は、ステージを備えた広大な芝生広場や屋外遊具などもあり、家族連れに人気のスポット

真岡鐵道の「SLもおか」は、年間を通して毎週土日と祝日に、下館駅から栃木県茂木駅間を1日1往復運行。汽笛を鳴らして走る姿は勇壮で、ゆったりと鉄旅を満喫できる

——皆さんのお話から筑西市の子育て環境の良さがしっかり伝わってきました。最後に御三方を代表して加納さんから、筑西市で子育てをしているからこそ実現できたことを伺いたいです

加納「時間をかけなくても自然のある場所に行ける環境が最高ですね。自然の中で遊べて、旬の野菜をたくさん食べさせてあげられる。そういうところにいつも幸せを感じています」

取材・鈴木翔 撮影・渡部聡

筑西市の子育て支援制度

筑西市では、妊娠中から産後、就学まで、子育てのフェーズに応じたきめ細やかな支援を実施。その一部を抜粋してご紹介いたします。

◆子育て支援コンシェルジュ
保護者の方からの相談を受け、保育・子育て支援サービスなど、それぞれのニーズに合った情報を提供します。

◆誕生祝い金
赤ちゃんの誕生をお祝いし、筑西市に誕生したお子さん1人につき20万円を交付します。

◆母乳育児用品
母乳育児を応援するため、妊婦のみなさんに授乳服やバッグ1万円相当の品をお贈りします。

◆ちくせい妊婦・子育て応援給付金

妊娠届出時と赤ちゃん訪問時にそれぞれ5万円を支給します(要申請)

◆入学祝品
小学校入学時にランドセルと学用品など5万円相当を、中学校入学時に通学用ヘルメットと学用品など2万円相当の品をお贈りします。

◆多子世帯の保育料軽減
保護者の所得や上の子の年齢に関係なく、諸条件を満たす3歳未満の第2子以降の保育料を全額助成します。
※すでに国の事業により保育料が無料となっている場合(きょうだい同時入所、要保護等世帯)は対象外)

◆筑西市はぐくみ医療費支給制度

0歳から高校3年生までのお子さんを対象に、所得制限なしで受けられる筑西市独自の医療費助成事業です。

外来は1医療機関につき1日600円入院は1医療機関につき1日300円の自己負担で受診することができます。

◆学校給食費の補助
小中学校の給食費の一部を市が負担します(1500円負担)。

※2024年1月から3月まで無償化することとし、その後の継続も検討中。

<子育て世代にうれしい移住支援も!>

◆移住支援金

条件:東京23区(在住者または通勤者)から筑西市へ移住し、諸条件を満たした方に交付します。

世帯(2人以上の家族)で移住した場合・・・100万円(子ども加算 1人につき100万円)

単身(1人)で移住した場合・・・60万円

◆若者・子育て世代住宅取得奨励金

筑西市内に住宅(新築・中古)を取得し、諸条件を満たした方に交付します。

1世帯あたり40万円(市外から転入の場合には50万円

【筑西市への移住をお考えの方に】

筑西市では、個々のニーズに合わせたオーダーメイドツアーを随時受付しています。また、移住希望者滞在費補助制度を利用すれば、お得に宿泊もできます。

詳しくは、筑西市移住定住応援サイト「ちくせいかつ」をご覧ください。

https://www.city.chikusei.lg.jp/page/dir003888.html

【相談窓口】

筑西市移住・定住相談窓口(筑西市企画部地方創生課内)

TEL:0296-22-0500

E-mail:sousei@city.chikusei.lg.jp

 

                   

人気記事

新着記事