【茨城県筑西市ちくせいし・移住者インタビュー】
茨城県筑西市で叶えた、自分らしいライフスタイル

東京から約2時間。自然も文化もちょうどいい“茨城県筑西市(ちくせいし)”

日本百名山のひとつ、筑波山の西に位置する茨城県筑西市。関東平野に位置し、約9万8千人の人口を擁する茨城県西部の中核都市は、豊かな自然環境と農商工業が盛んな側面をバランスよく併せ持っています。

都心から電車や車で約2時間とアクセスも良く、便利さと田舎暮らしを求める人には“ちょうどいい”環境が手に入るまちです。

筑波山を望む風光明媚な都市

市内のどこからでも筑波山を望むことができる筑西市。なかでも母子島(はこじま)遊水地は年に2回、筑波山頂から朝日が昇る「ダイヤモンド筑波」が見られることでも有名です。

豊かな「農」が身近に

総面積の約57%を農地が占め、梨やいちご、こだますいか、常陸秋そばなど、1年を通じてさまざまな農作物の栽培が盛ん。北関東最大級の道の駅「グランテラス筑西」や、JA北つくば直営の「ファーマーズマーケットきらいち筑西店」などには、いつも新鮮な地元の野菜が並んでいます。

手厚い子育て支援

「誕生祝い金」や小中学生への「入学祝品」の贈呈など、子育て世帯に対する幅広い支援制度を設けています。また、雨の日でも遊ぶことができる市役所1階の無料のキッズスペース「ちっくんひろば」は、大型すべり台や絵本・乳児用のおもちゃも揃っており、子育て中の親同士の相談・交流の場にもなっています。

1年を通じてイベントが盛りだくさん

四季折々の自然の景観や郷土芸能、祭りなど、イベントも豊富な筑西市。「下館衹園まつり」や「あけのひまわりフェスティバル」「ちくせい花火大会」などのビッグイベントには、市外・県外からも多くの人が訪れています。

医療・災害への対策も万全

16の診療科と250床の病床を擁する中核病院「茨城県西部メディカルセンター」が地域の医療機関、近隣の大学病院と連携し、重症の救急患者にも対応するなど高度な医療環境を提供しています。また、災害拠点病院としても、「筑西市地域防災計画」に基づく万全な防災体制を敷き、地震や水害、土砂災害など、もしもの際に備えています。


子育て、テレワーク、起業、就農。
先輩移住者が語る、“私のちくせいかつ”

筑西市に移住して自分らしいライフスタイルを実現させた4人の先輩移住者に、移住の経緯や筑西市での生活についてお話を伺いました。

<子育て in Chikusei>
家族の空気を変えた筑西市。移住で生まれた“ゆとり”
板倉 珠美さん(2022年 千葉県流山市より移住)

1番下の子どもが生まれた頃から「地元からあまり遠くなく、自然の多い場所で暮らしたい」と考え始めたという板倉さん。さまざまな場所を検討するなか、筑西市で条件に合うフルリノベーション物件を見つけ、即購入。夫婦と息子・娘の家族4人に加え、犬1頭、猫3匹、鳥4羽、亀1匹も連れての「大家族移住」を果たした。

夫の照賢さんは移住を機に転職し、自由度の高いワークスタイルに。念願のガレージ付きマイホームも手に入れ、趣味の車いじりを楽しんでいる。休日は子どもたちと史跡巡りや川遊びに出かけ、お気に入りスポットもたくさんできたそうだ。

「流山にいた頃はちゃんと取れていなかった子どもとの時間を、ここに来てからは夫婦揃って意識して作れるようになりました。もしかしたら、筑西に来て一番生き生きしているのは、私や子どもたちよりお父さんなのかもしれません。

前の家に住んでいた頃は家族の仲がギスギスしていて、子どもたちとも良い関係を築けない時期がありました。それが筑西に来てからは、穏やかな暮らしに変わったのを感じます。理想的な暮らしに近づきつつあるので、まずはこの穏やかな生活を守っていきたいですね」と、板倉さん。

理想としていた「豊かな暮らし」を、この筑西市で実現しつつある。

<テレワーク in Chikusei>
テレワーク空間をDIY。夫婦二人で過ごす静かな暮らし
坂本 和昭さん・牧子さん(2022年 東京都足立区より移住)

化学系の研究室を構築する企業を経営している和昭さん。取引先がつくば市に多いことから、その近くで自然の多いところに住みたいと、筑西市への移住を決めた。

自宅で仕事をすることが多いため、日当たりのいいウッドデッキを自作し、快適なワークスペースに。ときにはスマホを片手に母子島遊水地に出かけ、筑波山をバックにリモート会議を行うことも。

「『どこから参加しているんですか?』って驚かれることも多いです」と、筑西市の魅力発信にもひと役買っている。

早くから自治会に加入するなど地域に溶け込む姿勢を積極的に示し、地域の方々とも良好な関係を築けている坂本さん夫妻の筑西暮らし。それぞれが趣味を充実させながら、オフの日には2人でツーリングに出かけたりと、共に過ごす時間も大切にしている。「飲みに行ける場所が少ないから」とDIYの腕をここでも発揮し、なんと、リビングにバーカウンターも作ってしまった。筑西の静かな夜を、お酒とともに堪能しているそうだ。

「次は、2人の共通の趣味である剣道の稽古場を自宅の横に建てようと思っています」と、夢は広がる。

<起業 in Chikusei>
筑西と東京で好きな仕事を両立
平井 典子さん(2015年 神奈川県横浜市より移住)

筑西市の古民家で週末だけオープンする「パン工房Minori」は、天然酵母と国産小麦を使ったこだわりのパンを提供するお店だ。その店主である平井さんには、もうひとつ別の顔がある。それは予備校の講師。平日のうち2、3日は都内まで2時間かけて電車で通い、教壇に立って古文を教えている。

もともと京都や鎌倉など、歴史ある街並みを歩くことが好きで、古民家暮らしに憧れを持っていたという平井さん。いつかは……と日本中の物件を探しあるき、10年かけてやっとこの筑西市の古民家にめぐり合った。そして、横浜時代に2年間、調理学校に通って身につけたパン作りの技術を生かし、店を開いた。

筑西と東京、2つの仕事を両立することは大変で、移住前よりも時間があっという間にすぎていくという。しかし、

「もちろん、いずれはお店一本でやっていきたいと考えていますが、まったく違う仕事で頭を切り替えられる今の生活も好きです。今後は蔵をカフェに改装して、庭にバラ園やハーブ園を作りたいですね」

と、今の暮らしも楽しみながら、未来に向かって真っ直ぐに歩んでいる。

<農業 in Chikusei>
Uターンで親元就農。筑西の景観を次の世代につなぐ

大吉 達郎さん(2016年 東京都江戸川区より移住)

米農家の長男として生まれ育った大吉さん。当然、跡継ぎとなるべく育てられてきたのかと思いきや、子どもの頃から家業の手伝いを強いられることもなく、大学・就職と農業とはまったく関わりのない道に進んだ。

しかし、転勤で全国に散らばっていく同期たちの姿を見るうちに、縁もゆかりもない土地で暮らすよりも地元のために働きたいと考えるようになり、Uターンを決意。米農家の道を歩み始めた。

当初はこれまでまったく触れてこなかった農業の世界に戸惑うことも多かったそうで

「農家って、ただ作物を作っていればいいというイメージだったのですが、帳簿付けや税金の計算などの雑務もありますし、大雪が降った翌日には地区の中で除雪を頼まれることがあったり、それ以外にもいろいろな仕事があることを知りました」

と、その頃を振り返る。

しかし数年経つうちに一人前として認められるようになり、手間をかけた分だけ収穫量が増えたり、品質が目に見えて良くなる農業の面白さも覚えたそうだ。現在ではICT技術を用いた作業のスマート化にも積極的に取り組んでいる。

「JAの青年部などで品種や機械の情報交換をしていると、いろいろ新しいアイデアが浮かんできますし、好奇心の強い方には合っている仕事だと思います」

そんな大吉さんは今、後継者不足など地域の農家が直面する問題に関心を寄せ、廃業した農家の畑を引き継いだり、次世代の担い手作りのための活動などにも参加。

「筑西らしい風景を守っていきたいですね」と、地元の未来を思う姿が印象的だった。

 

取材・鈴木翔 撮影・渡部聡


【筑西市への移住をお考えの方に】

筑西市では、個々のニーズに合わせたオーダーメイドツアーを随時受付しています。また、移住希望者滞在費補助制度を利用すれば、お得に宿泊もできます。

詳しくは、筑西市移住定住応援サイト「ちくせいかつ」をご覧ください。

https://www.city.chikusei.lg.jp/page/dir003888.html

【相談窓口】

筑西市移住・定住相談窓口(筑西市企画部地方創生課内)

TEL:0296-22-0500

E-mail:sousei@city.chikusei.lg.jp

                   

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