“なんとなく地方移住“でも大丈夫!
地方移住を考えたら、まずはご相談ください!
オンライン相談、いつでも受付中!

移住の先進地、 新潟県十日町市の専門家が教える 「移住相談ノススメ」

地方移住先進地の専門家が教える「移住相談ノススメ」
〜移住相談するなら十日町市、オンライン相談受付中!〜

移住支援制度が充実している新潟県十日町市では「地方移住に興味を持ったら、まずは気軽に相談して欲しい」と移住を“なんとなく”考えている方からの相談も広く受け付けています。

様々な移住促進の取り組みが評価され、全国から数多くの視察や問合せが来るほど注目を集める十日町市。移住検討者へ「オンライン移住相談窓口」を通して十日町市の魅力を発信しています。

限られた時間の中で有意義な移住相談をするためのアドバイスを専門家から聞きました。

 

移住の専門家が語る「移住窓口の使い方」

十日町市への移住相談の内容は多岐に渡ります。育児支援はあるか、子ども達はどこで遊ばせているか。活用できる補助金があるか。農業がしたい。二拠点生活がしたい。就職先を探している。

相談に対する回答は、市役所や関連機関など『それぞれの部署』で持っていることがあり、ワンストップ化していない場合は『たらい回しにされてしまう』ということも少なくありません。

十日町市では、「移住支援員」が移住検討者の悩みを解決に繋げるために相談にのり、適切なアドバイスをすることができる仕組みを持っています。今回、移住相談のススメを教えてくれる移住支援員の本間志朗さんもUターン移住者です。

「雪国での暮らし方や、仕事・住まいの悩み、補助金や支援制度については、どの地域においても気になる内容だと思います。地方移住をなんとなく考えていていくつもの移住セミナーや相談会に参加するなら、まずは私達に相談していただけたら、その後の移住活動がもっと有意義になるはずです」

十日町市 移住支援員
本間志朗さん
十日町市内の高校を卒業後に上京。家庭の事情により5年前にUターン。
多様な価値観を受け入れてくれる柔軟な住民性、四季折々の自然の恵み、そして地域や人の魅力を伝えていくべく、2021年から十日町市移住支援員として活動。

 

十日町市は、地域おこし協力隊の制度が始まった2009年から全国に先駆けて受け入れを開始。お試し移住者向けの市営シェアハウス、お試し移住者や農業体験希望者に向けた都内からの直通バスの運行、起業を目指す方向けのビジネスプランコンテストの開催といった自治体主導の事業を数多く実施してきた先進地域です。

既に多くの移住者が暮らし、活動をしている地域だからこそ、相談者が必要としている情報を適切に提供できるのだといいます。

「当市への移住を決めていなくても、気兼ねなく相談していただくことが可能です。地方移住をするにはいくかの候補地のことを調べて、比較検討するのがとても重要ですからね。移住を検討するにあたって漠然とした不安を相談していただいても構いません。移住先進地と言われている十日町市の支援策や先輩移住者の体験談をオンラインでお伝えすることで、相談者が移住を実現する足がかりになれたらと思っています」

移住者の属性や移住の目的は十人十色。移住希望者も「地域を知るための視点」を持つことが重要です。特に「住まい・仕事・人間関係」は、移住するために必要な三本柱と言われており、そこから地域を掘り下げていくと良いといいます。

 

【住まいの相談】十日町市の独自支援「市営シェアハウス」

移住後の拠点となる「住まい」の感覚は首都圏とは少し違っているかもしれません。アパートだけではなく中古物件(一軒家)の購入も地価が低い分、手頃な価格で手に入るでしょう。

「住まいを確保するのに『空き家バンク』を勧めることはよくあります。その他にもまずは短期的に暮らすことを想定して、賃貸物件やシェアハウスを活用しつつ、気に入った空き家や物件を見つけていく「二段階移住」を実践してみてはいかがでしょうか」

「これは十日町市が運営している『市営シェアハウス』です。家賃は23,000円〜32,000円で光熱費とネット利用料も含まれています。単身者限定ですが、お試し移住のための住まいの確保にちょうど良いと思います」

この「竹所シェアハウス」はドイツから移住した建築デザイナー:カール・ベンクス氏が設計しました。市内に2棟ある市営シェアハウスでは、田舎暮らしや農業も体験しながら生活することができます。移住相談では、自治体が提供している「お試し移住施設」の有無を尋ねてみると良いかもしれません。

 

【仕事の相談①】十日町市は地域おこし協力隊の先進地

現在、約5500名(令和2年度現在)の地域おこし協力隊が全国各地で活躍しています。協力隊は、最大3年間の任期の中で地域課題を見つけて解決につなげる仕事。十日町市では、制度開始当初から導入し、累計85名の協力隊員を受け入れ、その内の約7割が地域に定住しています。(令和4年2月末時点)

「十日町市は地域おこし協力隊OB・OGの繋がりが強く、先進事例として数々のメディアにも取り上げられています。新任の協力隊員へのサポートも手厚いので、安心して活動することができると思いますよ」

十日町市では、集落に入って地域課題を見つけていく「地域密着型」、特定の課題解決を任務として与えられる「ミッション型」に分けており、その業務内容は地域やミッションごとに多岐にわたります。

「地域おこし協力隊に関心があるという方は、自分がやりたいことを整理しておくと、そこにマッチした受け入れ先が見つかるかもしれません。最大3年の任期後のキャリアについてもOB・OGが大勢いるので良いロールモデルを見つけることができると思います」

地域おこし協力隊が任期を終え、起業する場合には支援金として最大100万円の補助金が用意されているほか、中小企業診断士からのアドバイスを受けながら市が主催するビジネスプラン審査会に応募することもできます。

移住相談の時には就職ではなく「将来的に起業する」という選択肢も視野に入れて、創業支援や副業支援について相談してみても良いのではないでしょうか。

 

【仕事の相談②】テレワーカー、フリーランスには手厚い支援も

「コロナ禍を経て普及し始めた「テレワーカー」や「フリーランス」という働き方を選択する方も十日町市は支援しています。そういった方々が設備や備品を整備する場合、最大20万円を補助するという補助金を設けていますし、市内の民間コワーキングスペースは自由な働き方をサポートしています」

新しい働き方を応援する仕掛けは、十日町市だけではなく新潟県全体や国も後押しをしており、様々な支援制度が用意されています。それらを併用することで自己負担を抑えて新しい生活を始めることができるというのも地方移住の魅力となるのではないでしょうか。

※新潟県テレワーカー・フリーランス支援

「地域の中にあるコワーキングスペースは職場としてだけではなく、人間関係をつくる場所としても機能しています。自治体だけでは支援できない移住後の生活や地域の情報を得る場として活用してもらいたいですね」

 

【人間関係の相談】先輩移住者やキーマンを紹介してもらおう

「住まいと仕事」という生活の基盤は大事ですが、それよりも移住の後押しをしてくれるのが「キーマン」の存在です。
「私達、移住支援員が相談の中でお伝えできないこともあります。それは移住検討者が叶えたい『理想の暮らし』とは何かということです。ご自身で見つけてもらうしかありません。ただ、理想の暮らしを見つける手助けはできます」

十日町市の強みは「先輩移住者の事例が多い」ということ。地域には移住希望者を受け入れてくれるキーマンや団体があります。先輩移住者の体験談を聞くことが出来ると自分の理想の暮らしを具体的にイメージできるようになるでしょう。

人との『縁』を大事にすることで、仕事や家、地域の情報が入ってくるようになります。その地域にはどんな移住者がいるのか、自分と同じ境遇だった移住者が現在どんな生活をしているのか。そういったロールモデルとなる先輩移住者やキーマンのことも移住相談の際に聞いてみるのも良いでしょう。

「移住者のお話を聞くと『人との繋がり』によって、色々な悩みが解決したという話を聞きます。移住のプロセスや目的によって上手くいく『型』のようなものがあり、それらは人から学んでいくことが一番の近道です。十日町市は先輩移住者の情報発信にも力を入れており、冊子やWEBメディア等に掲載をしています」

本間さんは「チャレンジする人を応援してくれるのが十日町市の魅力」とも話します。本間さん自身も移住支援員として働きながら、養蜂の仕事をしているという経歴の持ち主。あなたが理想とする暮らし方をしている先輩移住者にきっと出会えるはずです。

 

移住相談で多いのは「補助金と支援制度」

農業がしたい、伸び伸びと子育てがしたい、二拠点生活がしたい、ワーケーションがしたい、実家を継ぎたい、広い家を持ちたい、地元のために貢献したい。

移住相談をする方の動機は様々ですが、十日町市への相談で一番多いのが「補助金や支援制度」についてだそうです。

「補助金や支援制度に関する問い合わせは一番多いですね。ここでポイントになるのが、国・都道府県・市町村がそれぞれ別の支援を用意しているということ。全国共通の支援制度とその自治体独自の支援制度があるということを理解しておくのが重要です。移住相談をするとき『市町村独自の支援制度』を聞いてみると、どんな部分に力を入れているのか分かると思います」

例えば、東京23区から地方へ移住をした方に最大100万円を支援するという制度は「国が推進している」支援制度で、十日町市以外でも実施されています。対して、テレワーカーやフリーランスの方に20万円を補助する制度は十日町市が独自に行っている支援制度。他にも子育て世代、就農者、起業者にも同様に支援策が用意されているのです。

「新しい生活を始めるには『お金』が必ずかかります。今までの環境を変えることで発生する費用を支援するだけではなく、ステージごとに様々な支援制度があるので、色々聞いていただきたいですね」

移住によって発生する『スイッチングコスト』と呼ばれる費用は大きなハードルになるでしょう。新しい生活が待っていたとしても、環境を変えるには、少なからず負荷がかかります。負荷を軽減する情報を得るために、移住相談を積極的に活用していきましょう。

 

十日町市の魅力は「関わりしろ」の多さ

「移住相談をして、もし当市に少しでも興味を持っていただけたら、まずは観光やボランティアなどで訪れていただき、関わりを持っていただきたいと思います。十日町市には、『関わりしろ』となる個性豊かな人がたくさんいますし、ここにしかない地域資源が豊富にあるのです」

十日町市では「大地の芸術祭」という世界最大級の国際芸術祭が開催されていて、次回は2022年4月29日から11月13日までの期間に開催される予定です。「こへび隊」と呼ばれるボランティアに加わることで、十日町市で活動をする機会を得られるでしょう。週末や開催期間中にボランティア活動に参加される方も多く、その活動がきっかけとなって移住をする人も大勢います。

「日本三大薬湯と呼ばれている松之山温泉がある地域では温泉熱を使った新しいエネルギー事業にチャレンジしていますし、地域特性を活かした小中一貫校のまつのやま学園は移住希望者からの関心も大きいようです。また、多拠点居住サービス「ADDress」の利用者を受け入れている事業者や個性豊かな一棟貸しの古民家、廃校を活用したゲストハウスもあります。夏にはラフティング、冬にはスキーやスノーボード、トレッキングといったアウトドアも盛んで、春夏秋冬どの時期に来ても楽しみながら関わりをつくることができるのではないでしょうか」

移住相談は「移住の直前」にしなければならない訳ではありません。むしろ、何も決めていない段階から地域を知るため、地域と関わるために活用するのが良いでしょう。

「ライフステージの変わり目や働き方を変えたいとき、環境が大きく変わったとき、仕事と生活を見直したいとき、地方への移住を一つの選択肢にしてもらいたいですね。その中の候補地の一つに十日町市を入れていただけるよう、相談にのっていきたいです」

ここで紹介した情報は、十日町市のほんの一部にしか過ぎません。実際に移住相談を申し込んで、今抱えている移住への悩み、理想の暮らし探しに役立ててくださいね。

 

移住相談の手順

1.申込みフォームから、お名前やご年齢、希望の日時などについてご記入ください。

2.日程を調整し、後日メールで決定日・ZoomミーティングURLをお送りします。

3.当日、時間になりましたらZoomにアクセスいただき、相談を行います。
※相談時間は1組あたり45分程度です。
※相談料は無料です。ただし通信費は自己負担になります。

 

【日時】
月曜日から土曜日(祝日・年末年始を除く)の午前10時00分から午後4時00分まで

                   
開催日 2022年3月7日(月) 〜2022年4月30日(土)
時間■月曜日から土曜日(祝日・年末年始を除く)の午前10時00分から午後4時00分まで
■相談時間は1組あたり45分程度
会場オンライン(Zoomミーティング)
参加費無料
主催新潟県十日町市
参加方法1.申込みフォームから、お名前やご年齢、希望の日時などについてご記入ください。

2.日程を調整し、後日メールで決定日・ZoomミーティングURLをお送りします。

3.当日、時間になりましたらZoomにアクセスいただき、相談を行います。
※相談時間は1組あたり45分程度です。
※相談料は無料です。ただし通信費は自己負担になります。
お問い合わせ先十日町市 総務部 企画政策課 移住協働推進係
〒948-8501 新潟県十日町市千歳町3丁目3番地(本庁2階)
TEL:025-755-5137
FAX:025-752-4635
※TURNSでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。

人気記事

新着記事