日本のエシカル&サステナブル商品10選|SDGs・持続可能な未来へ

TURNS商店

エシカル消費やサステナブル、SDGsなど、これからの暮らしに繋がる言葉を耳にする機会が増えましたよね。

今回は、TURNSのオンラインショップ「 TURNS商店 」の商品の中から、エシカル&サステナブルな暮らしへと続く商品をご紹介します。

心ひかれる商品から、新しい暮らしを始めてみませんか?

▼TURNS商店特集「持続可能な暮らしへ」

https://shop.turns.jp/collections/sustenable




サステナブル(Sustainable)とは?

サステナブルは、sustain(持続する)とable(〜できる)からなる言葉。

「持続可能な」という意味を持ち、特に近年では、自然環境や生態系の保全と人類の文明・社会・経済の維持・発展を含む、地球全体の持続可能性のことを指して使われます。

サステナブル商品とは?

サステナブル商品とは、その名の通り、地球環境や社会・経済・文化の持続可能性、未来に配慮して作られた商品のこと。

単に環境に負荷を掛けないエコな商品というだけでなく、資源の枯渇を生まないか、将来世代に負荷を強いないかなど、生産、販売、消費、廃棄までのプロセスにおいて、暮らしの維持発展性への配慮が行き届いた商品のことを指します。

エシカル(Ethical)との違いは?

「サステナブル」と似た言葉に、「倫理的な」「道徳的な」という意味を持つ「エシカル」があります。

どちらもより良い未来を目指す点は共通していますが、「エシカル」はどちらかというと”今”に軸足があり、近年よく聞かれるようになった「エシカル消費」は倫理的・道徳的な観点から環境や人、社会に配慮して作られた商品を選んで消費すること、「エシカルファッション」はそうした観点に配慮されて生産されたファッションのことを指します。

もの選びの基準にエシカルな視点を加えることで、過酷な児童労働や労働者搾取、環境破壊活動、動物実験、食品ロスなどを改善し、人類全体でより良い暮らしの実現を目指すものです。

 

日本のエシカル&サステナブル商品おすすめ10選

今の暮らしをエシカル&サステナブルな暮らしにシフトさせる時、最初のステップとしておすすめなのが商品選びにそうした視点を加えること。

ここでは、日本全国からセレクトした、エシカル&サステナブルな商品をご紹介します。

信州経木Shiki|長野県

経木とは、木を薄く削り乾燥させて作られる日本伝統の包装材のこと。

適度な湿度を保つ調湿性と通気性、抗菌性に優れ、腐敗を抑制し、食材の鮮度を保つことから様々な食材の包装に使われてきました。

「信州経木Shiki」は、信州伊那谷のアカマツを薄く削り、乾燥させて作られています。

ふんわり香る木の心地よい香り、木目の美しさは、自然のぬくもりそのもの。

おにぎりやお弁当を包んだり、お料理の下に敷いたり、食材の保存に使ったり、使い方は様々です。

身体にも環境にもやさしい「信州経木Shiki」を作ること、使うことが、豊かな森づくりにつながっていく。

森と暮らしの間を心地よく循環する、自然生まれの製品です。

▼商品の詳細

藍染草木染エコラップ|兵庫県

エコラップとは、コットン生地に、みつろう、ホホバオイル、松やにを染み込ませて作る食品保存用ラップのこと。

通常のプラスチックのラップフィルムとは異なり、自然由来の素材から作られていて、繰り返し使えて環境に優しいことが最大の特徴です。

手のぬくもりで温めることにより、器や食材の形にピッタリフィット。

蓋として使ったり、野菜の切り口を包んで鮮度を保ったり、ランチボックスの代わりにおにぎりやサンドイッチを包んだりと、様々なシーンで活躍します。

「藍染草木染エコラップ」には、兵庫県の指定伝統的工芸品・播州山崎藍染織の生地が使われています。

播州山崎藍染織は、コットン×麻生地を抗菌作用のある自然材料の藍染、草木染料を使って染め上げるため、食品の鮮度と美味しさをより長持ちさせる効果も。

食品に使っても安心な素材のみで作られた、自然由来、日本生まれの商品です。

▼商品の詳細

藍染草木染エコラップスターターセット 彩-Irodori- S,M,L5枚組

 

金継ぎコフレ|京都府

ヒビが入ったリ、欠け割れしてしまった器を、漆と金を使って修復する伝統技法金継ぎ。

「金継ぎコフレ」は、ご自宅で本格的な金継ぎに挑戦できる、京都の老舗漆店の金継ぎキットです。

自社精製の天然漆と純金粉が入っていて、大切な器を美しい仕上がりに。
道具や商品パッケージにも、快適な使い心地を叶える細やかな心配りが施されています。

金継ぎは、単に壊れたものを修復する作業にとどまりません。

安く簡単にものが手に入る世の中だからこそ意識しずらくなる、「ひとつのものを大切にする気持ち」や「永く丁寧に使うことで湧く愛着」、「親から子へ、子から孫へと受け継ぐことによる思い入れ」など、時代を越えて大切にすべき心を、取り戻す作業でもあります。

おうち時間の新しい楽しみに、大切な方への贈り物にもお役立てください。

▼商品の詳細

https://shouten.turns.jp/items/41294505

 

アトリエiriserのガラスストロー|福島県

ハンドメイドガラス工房「アトリエiriser」は、東日本大震災の地震と津波、そして原発事故によって甚大な被害を受けた、福島県南相馬市小高(おだか)区にあります。

震災後、避難指示区域となった小高区では約13,000人の住民全員が避難を強制され、自宅や仕事、暮らしや地域のコミュニティなど、有形無形のあらゆるものを奪われました。

故郷を去る若者も多く、地域の未来をあきらめる声もある中で、「まちに魅力的な仕事と職場があれば、若者を呼び戻すことができるかもしれない」との想いから始まったのが、ガラス工房『アトリエiriser』です。

「アトリエiriserのガラスストロー」は、1本ずつ手加工で製作される耐熱ストロー。

ガラスならではの透明感のある美しさでどんなグラスにも馴染み、口あたりはなめらか。それ自体にニオイがないので、飲み物の香りと味わいをダイレクトに感じられます。

内側が透けて見えるので汚れが見やすく、付属のブラシでさっと洗えて清潔で衛生的。

美しさと使いやすさ、そして使い心地の良さを兼ね備えた、サステナブルなストローです。

▼商品の詳細

ガラスストロー 20cm|アトリエiriser|エコ,サステナブル

奥州サボン|岩手県

「奥州サボン」は、岩手県奥州市産のオーガニック玄米を発酵させて作られる「米もろみ粕」や米ぬか油、ヒマワリ種子油、椿、茶、ホホバ、オリーブなど、自然の恵みをふんだんに詰め込んで作られたオーガニック石けん。

泡立ち豊かできちんと洗えて素肌にやさしく、天然の保湿成分が肌や髪の潤いをしっとりと守ります。赤ちゃんから大人まで、全身に使える国産石けんです。

作り手の「株式会社ファーメンステーション」は、サステナブルな製品づくりに取り組むブランド。

岩手県奥州市の休耕田を耕して作られたオーガニック米を丁寧に発酵・蒸留して作るエタノールや、発酵粕である米もろみ粕を化粧品の「原料」に使用。栄養が豊富な米もろみ粕は、鶏や牛のえさとしても利用しています。

さらにその鶏糞や牛糞は畑や田んぼ、ひまわり畑の肥料になり、野菜を実らせ、花を咲かせます。

ひまわりの種から採れた油は食用や石けんに活用するなど、自然資源を無駄にしない循環型のサステナブルな取り組みを行っています。

虫喰いのブックエンド|富山県

カシノナガキクイムシによる虫喰い被害を受けて、小さな穴が空いた虫喰い材。
その木材の多くは、「商品にならない」という考えから、伐採された後も山に放置されてきました。

『RetRe』は、そんな里山の姿や、木に関わる人たちの状況を変えたいと立ち上げられたブランドです。

天然無垢の富山県産虫喰い楢材から作られた「虫喰いのブックエンド」は、木の色合いや木目の表情が一点一点異なるのはもちろん、虫喰いの穴や、菌が作る黒い縞模様も商品ごとに様々。

生き物が生きた証は唯一無二の味わいに姿を変えて、厳かな森の気配を伝え続けます。

一点物の商品との出会いをお楽しみください。

Odai products|三重県

森林率93%のまち、三重県大台町の豊かな自然と生態系を残していくために生まれたブランド『Odai products』。

豊かな森を守り育むため、土地の木々から種子を採取し、苗木を育て、適地適木を見極めて森へと還す。地域に根ざした広葉樹の植樹(自然配植)に取り組む宮川森林組合が、大台町産の広葉樹を生かした新しい製品を生み出しています。

おしゃれなヒメシャラのリードもコウヤマキのスティックも、人の手で森林を整備する時に採集した天然木を使用。

フレグランスウォーターは、大台町産の4種の樹木から手作業で採取した枝や葉から抽出された芳香蒸留水に、採取してから3日以内の素材から抽出したエッセンシャルオイルをブレンドして作られています。

保存料、人工香料等の添加物は一切使われていないため、深い森の中で深呼吸しているかのような、心鎮まる大自然の香りをお楽しみいただけます。

都会で暮らしている方も気軽に森林浴が楽しめるようにと作られた、森と共にある町・大台町からの贈りもの。

やさしく広がる森の香りをお楽しみ下さい。

QINO SODA(キノソーダ)|石川県

アロマセラピーにも使用される「クロモジ」という木の蒸留水から作られた、リラクゼーションソーダ『QINO SODA』

シュワシュワと泡がはじける度に香る、草原のような爽やかな芳香。その奥に柑橘、茶葉のようなほのかな甘みが広がり、炭酸の爽快なのど越しが加わることで、一瞬にして心も体もリフレッシュすることができます。

もちろんそのまま冷やしてもおいしいですが、お風呂上りやサウナ後に頂くと、クロモジのアロマ効果でより質の高い「リラックス」「休息」「解放」を体感することができますよ。

作り手は、石川県白山市をフィールドに森林保全活動を行う『fabriq』。

適齢期を過ぎて需要がない木材や間伐後に放置された木材など行き場を失った木の新しい使い道を発明し、森に新しい循環を生み出していく取り組みを行っています。

木から生まれたリラクゼーションソーダを、ぜひお試しください。

デニムループグッズ|広島県

国産デニムの約80%が生産されているデニムの聖地、広島県福山市。

福山デニムの新しい可能性を伝えるブランド「PooLoce」は、それまで使われずに処分されてきた「デニムループ」を利活用した新しい商品を生み出しています。

デニムループグッズは、丈夫なデニム生地を折り重ねて作るデニムループを、さらに編み込んで作られるのでとってもタフ。

永く使えるのはもちろん、使うほどあなただけの味わいが増していきます。

 

たつけ|岐阜県

岐阜県郡上市最奥の集落・石徹白(いとしろ)。

2011年にこの地に移住し「石徹白洋品店」をオープンさせた平野馨生里さんは、石徹白で生まれ育った当時80代のおばあちゃんたちと共に、石徹白で受け継がれてきた5つの服、「たつけ」「はかま」「かるさん」「越前シャツ」「さっくり」を復刻させました。

そのうちのひとつ「たつけ」は、農作業の時に誰もが穿くズボンとして、石徹白で親しまれてきた伝統の衣服です。

一枚布を直線裁断・直線縫いして仕立てられるため、布の無駄が少なく環境への負荷は最小限。

これは、畑で育てた麻を手紡ぎ手織して作った貴重な生地を使って、服を仕立てていた時代から受け継がれてきた暮らしの知恵です。

「石徹白洋品店」の「たつけ」は、伝統の技を今に伝え、未来につなぎます。

5種類の素材、カラーからお選び下さい。

▼商品の詳細

たつけ<コットン/藍染ライト> 石徹白洋品店


TURNS商店とは?

これからの地域とのつながりかたを提案するメディア「TURNS」の公式オンラインショップです。

TURNSが出会い惚れ込んだ全国各地の逸品を、地域と作り手のストーリーと共にお届けします。

TURNS商店の商品ひとつひとつが、あなたらしくて新しい、地域への入り口です。

https://shouten.turns.jp/

TURNS商店の特集

■日本の職人さんがつくる、国産子ども用品7選

https://turns.jp/60748

■日本全国のかわいいおみやげ特集

https://turns.jp/63170

 

 

文:高田裕美

                   

人気記事

新着記事