「好きな場所で新しい暮らし」を見つけた人々

丹波篠山市での暮らし方がわかるガイドブック

京阪神から最も近い里山として知られる、兵庫県丹波篠山市。歴史的な街並みや丹波焼などの伝統文化が色濃く残る城下町と、その周りに広がる豊かな里山風景は、来る人々を魅了し続けています。

そんな丹波篠山市への移住を検討している方にぜひ見てほしいのが、移住促進サイト『classo(クラッソ)』です。今回は丹波篠山市で発行されている暮らしのガイドブック「丹波篠山暮らしの本vol.4」に掲載しているインタビュー記事を抜粋してご紹介します。


 

自然のあるがままの姿を受け入れ豊かな思いを紡ぐ

草木染めと竹かご けせら工房 松岡 茉莉花さん(福住地区)

丹波篠山の恩恵を受けた自身の作品とお客様とが通じあえる場所にと、草木染めと竹かごのお店“けせら工房“を開業。「衣・食・住」を自分たちで手作りしたいという思いが活動の根底にあり、こだわりの原材料や道具から生まれる作品が多くの訪れる人を魅了しています。

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本当にやりたいこと

大阪の音大卒業後“自分のやりたいこと”は一体何かをぼんやり考えていた時に、働いていた飲食店での素敵な人たちとの出会いが今の活動の原点かもしれません。そのお店で働く人たちは、ミュージシャン、イラストレーター、革細工作家などのバイト社員、絵を描き個展を開いたりするオーナー、お茶博士と呼ばれる社員さんなど、とにかく個性の塊みたいな人たちが自分を自由に表現しながら働いていました。そんな場所で働くうちに私は将来のことを自問自答するようになり、幼い頃からの自給自足という夢を思い出し、環境問題や自然農法を学び始めました。

理想と厳しい現実

「農」に興味を持った頃に夫と出会い、一緒に奈良県の「赤目自然農塾」で自然農を学びました。その後、大阪の田舎で「けせら畑・工房」を開業し新しい生活を始め、農業を軸に抱っこ紐などを作って販売し、子育てをしていました。ですが草を刈らずに育てる農法は理解されず、収入も安定せず生活はとても苦しかったです。

そこで自身の活動を知ってもらい、新たな収入源に繋げたいと考え、綿の種まきから収穫、糸を紡いで染め付け、布を織るところまでのワークショップを始めました。子どもさんに一枚の布ができあがるまでを見せたいと多くの方が参加してくれるようになりました。野菜の端境期の収入源としても始めた活動でしたが、ある時、参加者さんの「安すぎる」という声からきちんと計算すると、利益率は20%ほどでした。ただただ楽しく思いを伝えるだけでは続けることができないと悩んだ時期でした。

根を下ろした生活

子どもの通うスクールが丹波篠山にあったことが大きく影響して、知人の紹介で丹波篠山での生活をスタートさせました。この地域には移住に対する理解があり、移住者のコミュニティーもしっかりあります。一風変わった子育てや活動も温かく見守ってくださり、私たちの活動で得た利益を自然環境も含め、人や地域などに繋がるすべてにプラスになるように経営を考えることが継続可能で心地よい生き方だと思うようになりました。移住をきっかけに夫は農業から造園業へ、私は「けせら工房」を開業することができて経済基盤も少しずつ安定してきました。これからは丹波篠山という土地にしっかりと根を下ろして、この地域の良さをたくさんの人に知っていただきたいなと思っています。

続きは『classo』のインタビュー記事にて


 

時代の求める旅と暮らし

古民家宿泊施設「Taos guest house」 西本 和史さん

暮らしの豊かさを感じる宿“をテーマとして2020年1月に丹波篠山の城下町にゲストハウス「Taosタオス」をオープン。今までにない価値観を持つお客様に向け丹波篠山の「飾らない魅力・温かいふれあい」を感じて欲しいと、お客様の様々なニーズに合った旅の提案をされています。

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伝えたい魅力と求められる魅力

私は、いったんは丹波篠山を離れ、10年後に戻ってきました。最初は、地域の会社や個人の事業をサポートしようとWEB制作の会社を起業しました。今は、城下町で古民家ゲストハウスを運営しています。戻って来た時、新しいお店が増えつつも、古き良き様子を残して変わらないまちだという印象を受けましたが、丹波篠山は、暮らす人々の日常生活を身近に感じることができる、数少ない観光地です。

丹波篠山を旅するお客様は、日本の奥ゆかしさを感じられる場所、自然の中でゆっくりできる場所を探している方なので、丹波篠山で暮らす人が何気なく享受している自然の美しさを心地よく感じ、その魅力に引き込まれていきます。

たとえばご宿泊いただくと、目覚めてすぐに川の水の流れる音が聞こえたり、季節によっては、霧が立ち込める幻想的な景色があります。そんなところから、この地域の魅力が伝わると思っていますし、お客様はそれを魅力と感じて丹波篠山を選び、お越しになっていると思います。

自分らしい旅

Taosは若い女性の友達同士でのご利用がほとんどです。ご予約の後、事前に飲食店やお買い物などの地域情報をお伝えし、ご来館いただいた際にその情報をもとに旅の予定についてお話しします。その中で、お客様は自分の好みに合った“丹波篠山の楽しみ方”を見つけられ、「自分らしい旅」をご自身で計画されています。ゲストハウスのお客様と接する中で、丹波篠山は今あるどこか懐かしく、自分らしく過ごせる場所を守り続けることが大切だと思っています。そしてその魅力をどのように伝えるかを常に考えています。

おもてなしの可能性

この地域の良さは一日では伝わらないので、何度も訪れてもらう仕組みが必要です。そのため、お客様へ色々なお店や観光スポットを提案したりしています。

旅のご提案の中で現在の課題は、朝食ですね。朝に城下町を散策していただくとき、朝食をとっていただけるところが少ないのです。今は簡単に調理できる朝食セットをゲストハウスにご用意していますが、今度、河原町にオープンさせる「Oito(オイト)」では、朝食の提供を考えているので、朝から夜まで丹波篠山を満喫していただけるようになります。私たちのサービスに多くのお客様が満足していただければ、それが丹波篠山の評価につながり、また多くのお客様が訪れてくださいます。

続きは『classo』のインタビュー記事にて

▼丹波篠山市への移住が気になった方は、ぜひコチラもチェックください!
https://turns.jp/47191

                   
『丹波篠山暮らし案内所』
クラッソは丹波篠山市が運営する移住促進サイトです。市内の物件・仕事・暮らしに関する情報を掲載しています。関西、兵庫で移住をお考えなら大阪・神戸より車で約1時間アクセス便利な丹波篠山へお越しください。

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