TURNS

懐の広さは安心の食から生まれる【前編】

TURNSが企画した、埼玉北部でのお試し移住体験企画。
第3段は、都内に住むワーキングマザーが “食”をテーマに巡った体験ブログをお届けします。

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実は都心へも行きやすい埼玉北部

東京から2時間電車にゆられ、本庄駅に到着。乗り換えもそんなに無く、思ったより近いという印象です。

私が巡ったのは、本庄市・神川町・上里町・美里町。これまで仕事でしか埼玉には足を運んだことがなかったので、実際に数日間滞在してみると新しい発見がありました。例えば安全な食材も身近ですぐに手に入ること、そして子育てしやすそうな地域だということ。地域の人たちと話す機会もたくさんあり、色々と学び多き移住体験となりました。

都心へもアクセスしやすい町、本庄。東京から新幹線だと48分。 花と緑に囲まれた自然豊かな地域です。

まず初めは、今回埼玉北部をアテンドしてくれる移住者の大橋さんと改札前で合流し、まずは大橋さんおすすめの地元のレストランへGO!

向かったのは”食を通して集う大人の大衆食堂” HanafarmKitchen(ハナファームキッチン)。毎日自社農園や契約生産者から届く厳選素材を使用し、新しいスタイルの創作料理を楽しめる素敵なレストラン。周りを見渡すと、親子連れ、初老のご夫婦、カップルなど老若男女問わずお客さんでいっぱい。

そしてメニューもリーズナブルなのにボリューム満点!!素材を活かした優しい味でとても美味しかったです。

1日分の野菜がここで取れそうなくらいのボリューム。

地場の野菜たっぷりのランチでお腹も満たされたあと、上里町役場前にあるタイニーハウスで農作物やイチゴを販売している茂木弥生さんに、上里町での小さな農家の現状、想いを伺いました。

可愛らしいタイニーハウスでイチゴや加工品を販売しています。

弥生さんが作った甘くて美味しいイチゴをいただきながら、色んなお話を伺いました。埼玉北部で生まれ育ち、農業に新規参入された弥生さん。きっとご苦労もあったでしょうが、それを感じさせない強さと優しさを感じる素敵な女性。

昔は新規参農がなかなか難しかったけれど、今は農家をやりたい人には販売先まで紹介してくれるから新規参入しやすいと思う、とおっしゃっていました。そして農家を続けていくうちに、大きい農家と勝負するのでは無く、小さい農家は小さい農家なりのやり方があることに気づいたそうです。

弥生さんが目指しているのは

・苺の量り売り
・サステナブルな取り組み
・プラスチックは出来る限り使わない

サステナブルを気にし始めたきっかけは地球温暖化を20年前と比べて肌で感じていることに加え、お孫さんが誕生し、環境のことを考え、限られた資源を有効に使おうという気持ちになったから。

そんな弥生さんが次にやりたいことは、夏は自家製イチゴシロップを使ったかき氷屋とイチゴカフェ!ぜひ実現してほしいですし、オープンしたら絶対に来ようと思いました。

(右上2つ)埼玉県自慢の高級品種の「あまりん」(左上と右下の大きい苺)やよいひめ。容器もプラスチックではなく、地球に優しい紙製のものを使っています。

弥生さんが就農した経緯や、これからの想いなどを伺っている間、古くからのご友人や近所で働くパン屋の女性が弥生さんに会いにお店に続々と来るのです。

きっと皆さんも弥生さんの優しさの中にも強さを感じる人柄に惹かれて会いに来るのだろうな。弥生さんのタイニーハウスは「上里の小さな憩いの場」にもなりそうな予感。

イチゴを栽培しているビニールハウスも見学させていただきました。広い!ご夫婦二人でやっているそうです。

その後、今日1日アテンドしてくれた大橋さんと一緒に本庄にある「電気館カレー」に。

 

これぞ本庄メシ?!“納豆ピザライス”

電気館カレーの店主にこの地域ならではのおすすめメニューを伺うと「納豆ピザライス」という答えが返ってきたので早速注文!

知る人ぞ知る本庄メシ「納豆ピザライス」。各家庭によって乗せる具は違うらしい。

確かにピザっぽい味。地元の方曰く、「家ではこんなに具は載ってない。うちはご飯に納豆を入れて混ぜてチーズを乗せてオーブンで焼くだけ。」と言うので「ピザの要素チーズだけやん!それだと納豆チーズライスやん!」と思わずツッコミ入れてしまいました。

子どもだけでも作れるというのがミソらしい。確かにそこはポイント高いのでうちの娘にも作り方教えてようかな。。

昭和のレトロ感たっぷりの店内!センスがいい。

美味しいご飯を食べながら、美里町の話をしていると隣の席で食事されていたご夫婦の旦那さんがたまたま美里町出身という奇跡のような偶然が!こういう地元の人との交流は楽しいし、これぞお試し移住の醍醐味!

その時、お二人が口を揃えて “美里町は間違いなく子育てしやすい町” と太鼓判をおしておりましたが「そのこと自体が知られていないこと、発信力が弱いこと。」が町の課題だと言っていました。その言葉が気になり、私は翌日、美里町を訪ねてみました。

 

実は都心への通勤者も多い美里町

本庄から車を走らすこと20分、美里町に到着。まず腹ごしらえと情報収集も兼ね、懐かしさ感じるドライブインへ。
店内は昭和のドライブインと行った趣。歌謡曲が流れ、地元の人がくつろいでいました。

ドライブイン、子供の時以来きました。この感じが懐かしい。

ドライブインといえばこの感じ!!ヤンマガの漫画がね、並ぶよね。

お母さん手作りのもつ煮定食。なんと600円!!安い!

お腹も満たされたので、ドライブインのお母さんに美里町のおすすめを聞いてみました。

地元のお客さんからも「美里町は何もないけど、野菜は間違いなく新鮮で安いし、家賃も安いから住みやすいよ。都心に通っている人も多いし。」というご意見が。皆さんあたたかく接してくれて、後ろ髪をひかれながらもその場を後にし、勧められた所に行ってみることに。

 

まず、訪れたのは「円良田特産センター」。こちらでは生産者が心をこめて作った農林産物、美里町産えごま油「輝-KAGAYAKI-」を販売しています。私が行った時には野菜は結構売り切れていたので残念でしたが、午前中に行けば地域の新鮮な朝どれ野菜が購入可能です。

美里町産えごま油「輝-KAGAYAKI-」綺麗な黄金色。

 

その後、勧められた「美里万葉の里 農産物直売所」へ。こちらでは児玉地域の新鮮な野菜、果樹、卵などの畜産物、特産加工品、花の苗、地域ブランド「かんな清流米」などを販売しています。

私が訪れた時も地域の人たちでお店の中は賑わっていました。とにかく驚いたのがその安さ!ドライブインでも話に出ていた“新鮮な野菜がとにかく安い”を目の当たりにし、この値段で毎日買えるのが羨ましく思いました。

これだけ入っていて、たったの140円!

美里町の特産品のブルーベリーの加工品も並びます。

後編へと続く。

(体験者:老伽真由美)