人はなぜ、「農ある暮らし」に惹かれるのか?
「地方に移住したい」「暮らしかたを見直したい」「自然の近くで暮らしたい」そう思って、地域に目を向ける人の中には、農ある暮らしに興味のある人も多いかもしれません。
そもそも、みんなの考える「農ある暮らし」って何ですか?
自分で食べれるだけの作物を作って自給自足な生活がしたい?
自然や森が豊かな場所で、四季を感じる暮らしがしたい?
昔ながらの農家の知恵や手仕事を次の世代に繋げていきたい?
農家にはなりたくないけど、実家にある耕作放棄地をなんとかしたい?
美味しい野菜をつくって、いろんな人に食べてほしい?
農家として作物を育てながら、生計を立てていきたい?
どれもきっと、農ある暮らしの延長だと思うんです。
がっつり農業に携わっているひともいれば、廃棄されていた農産物をつかって新しい商品づくりをしているひと、周辺の生産者さんを集めて人と人が繋がれるマルシェを作っているひと。野菜を売るひとに、料理を通して野菜の美味しさを伝えるひと。農ある暮らしがしたいひとをサポートするひと。
埼玉で「農ある暮らしの関わりかた」を紐解いてみたら、いろんな人に出会えました。それぞれに、いろんな農ある暮らしの関わりかたがあるんだなと思いました。
でもやっぱり、”農家になりたい” と ”農ある暮らしがしたい” には、どこか壁がある気もします。それは、何の違いなんでしょうか?意識の違い?目的の違い?
“暮らしに取り入れる農” と “なりわいとしての農” の違いなんでしょうか?
そんな疑問にぶち当たりました。
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埼玉県は、都市的な暮らしも、昔ながらの農ある暮らしも、どちらの側面もあります。そして、その境目がとても分かりにくいです。
ある意味、都市と田舎の境目みたいな場所なので、いろんなものが混在しています。混在しているからこそ「農」を取り巻く関わりかたも色々あると思っています。
だからこそ埼玉で、暮らしの中にある「農」と、なりわいとしての「農」を探ってみたいと思ったんです。
というわけで、農ある暮らしの実験室 第2回は
「農から繋がる、暮らしとなりわいを学ぶ」です。
埼玉県北部にある神川町と上里町で、「農ある暮らしとは何なのか」「暮らしの中にある農とは何なのか」「農業をなりわいにするとは何なのか」を考えてみたいと思います。
✔️農家の手仕事・ものづくりに触れる
✔️農業から続く、暮らしの作りかた
✔️顔が見える関係性の中で、暮らす
✔️土や野菜に合わせた農業のやりかた
農業を学ぶ場所はたくさんあるけど、農ある暮らしのつくりかたを学べる場所はあまり見たことがありません。きっと一昔前は、どのまちでもどの家でも、当たり前のように “暮らし” の中に “農” があったから、改めて学べないのかもしれませんね。
移住や田舎暮らしが気になっている方も、まずは「農ある暮らし」を探ってみませんか?
「農ある暮らしの実験室」とは
自然や土に触れ、農に携わることを通して、農ある暮らしの中にある昔ながらの知恵や文化、農にまつまる手仕事、暦や旬もひっくるめて農の時間軸(サイクル)を体感する場をつくります。
暮らしの延長で、家の床を踏むように土を踏む日常があって、太陽と緑と雨に導かれて暮らしてるイメージ(ロゴ:大橋千賀耶)
- 農ある暮らしの実験室 第2回
「農から繋がる、暮らしとなりわいを学ぶ」 -
開催日 2019年11月23日(土) 時間 9:30〜17:00 予定 会場 埼玉県北部地域 定員 15名程度 参加費 大人ひとり 1,000円(税込)
子供ひとり(4歳以上小学生以下)500円(税込)参加費補足 現地移動交通費/体験費 含む
※集合・解散までの交通費は自己負担にてお願いいたします主催 埼玉県農業ビジネス支援課/企画協力:TURNS(第一プグレス)・上里町・神川町 参加方法 ページ下の応募フォームよりお申込ください。
※ご家族・お子様連れも参加可能です。ご不明点あれば、お気軽にお問合せください。集合場所 AM9:30 JR高崎線「本庄駅」集合
※現地は、貸切バスにて移動します
- 当日のスケジュール予定
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■当日のスケジュール
9:30 本庄駅 集合
自己紹介/オリエンテーション
10:00 昔ながらの農家の手仕事やものづくりに触れる
米麦農家・八須さんによる、なわの綯い方、道具の手入れ方法など
13:00 「小さな暮らしマルシェ」見学(昼食)
近隣の生産者や作家が集まる小さなマルシェで、現地の人々や暮らしを覗きます
14:30 農家のなりわいを学ぶ
代々続く有機農家「須賀農場」の仕事や考えを知りながら、農作業体験
17:00 本庄駅 解散予定
※場合によって、スケジュールや内容が一部変更となる場合がございます。