TURNS×W|和歌山の「食でつながる人とまち」@東京

Let'sクラフトビール移住!!!

たくさんのご応募ありがとうございました。
申し込みが定員に達したため、募集を締め切らせていただきます。

クラフトビールは好きですか?

名産品の柑橘類を隠し味としたフルーティなものや、自然豊かな山麓の地下水を用いた琥珀色のものなど。その土地に根ざした小規模な醸造会社で手間暇かけて造られるクラフトビールには、醸造家たちの地域に対する思いが凝縮されているかのようです。

そして実は今、和歌山県内で、その造り手になるべく移住するという「クラフトビール移住」がちらほらと増えつつあります。彼らは、地域性を込めた美味しさの追求だけでなく、クラフトビールをコミュニケーションツールとした地域の賑わいづくりにも意欲的です。

そんな「クラフトビール移住」の先進エリアと言っても過言ではない(!?)和歌山県のベールを、雑誌『TURNS』のページをめくるような気軽さで、東京にいながらめくってみませんか?しかも、和歌山県内にある2社のクラフトビールを飲み比べながら!


「TURNS×W(ターンズ・バイ・ダブリュー)-体感する雑誌-」は、実際に『TURNS』で反響の高かったさまざまな特集をテーマに掲げ、大阪5回・東京5回の全10回、毎回異なる移住者2名をゲストにお迎えし、都心と和歌山県(=W)の接点をつくるシリーズ企画です。

東京編の初回として9月27日(金)に開催する今回のテーマは、「食でつながる人とまち」。大阪編でも満員御礼で好評だったテーマを掲げ、新たな2名のゲストをお迎えします。

1人目は、和歌山県田辺市にあるクラフトビール醸造所「VOYAGER BREWING Co.(ボイジャーブルーイング)」に、醸造メンバーとして加わっている西崎 翔(にしざき・しょう)さん。2人目は、海南市にある老舗の蔵元「平和酒造株式会社」のクラフトビール事業で製造責任者を務める、髙木 加奈子(たかぎ・かなこ)さん。お二人とも、Iターン移住者です。

【guest#01 西崎 翔さん】< VOYAGER BREWING Co. >

西崎さんは、奈良県五條市のご出身です。和歌山県の中南部にある、県内で2番目に人口の多い田辺市に移住。田辺市に構えられた「VOYAGER BREWING Co.」に2017年11月から勤務し、クラフトビールづくりに励んでいます。

西崎さんがクラフトビールに出会ったのは、新潟大学で医学部生だった頃。最初は、日本の伝統的発酵文化の1つである日本酒に魅了され、新潟県内の酒蔵めぐりをしていたそうです。そこでクラフトビールに出会い、すっかり虜になった西崎さんは、日本各地50件以上の醸造所を訪問。しかし、卒業後そのままクラフトビールの道に進んだわけではありませんでした。

▲仕事中の西崎さん。社名は、NASAの惑星探査機「VOYAGER」に由来しています(photo/左:Kenta Muya)

はじめは、地元・奈良県の大学病院に就職。自身の生き方を見つめ直し、クラフトビールの道に進もうと決心したのは、それから5年後のことでした。ネットで情報収集をしていた際に、偶然にも「VOYAGER BREWING Co.」のサイトに記載された醸造所新設のお知らせを見つけたことが、田辺市への訪問、ひいては移住のきっかけとなりました。

「誰と・どこで・どうやって飲むかという環境要因が加わることで、クラフトビールはもっと美味しくなる」という信念を持つ西崎さん。醸造家として知識と経験を積むことだけでなく、醸造所の1階に併設されたバーカウンターを訪れる人々に対し、美味しいひとときを提供するためのコミュニケーションにも余念はありません。

さらに、醸造所2階のゲストスペースや田辺市内の飲食店を会場として、田辺市にゆかりある料理人とのコラボレーション企画を定期的に開催。クラフトビールの製造工程を伝えたり、ジビエ料理や燻製料理との美味しい飲み合わせを実践的にレクチャーするなどして、ビールを切り口に、まちの人々の関係さえも深まる時間を提供しています。

▲VOYAGER BREWING Co.のバーカウンター。西崎さんとの会話を楽しみながらビールを飲むことができます。

▲バーカウンターや2階のゲストスペースから、真近で醸造所を覗くことができます。

▲2階のゲストスペースでクラフトビールの製造工程をレクチャーしている様子(photo:VOYAGER BREWING Co.)

【guest#02 髙木 加奈子さん】< 平和酒造株式会社・平和クラフト >

生まれも育ちも東京という髙木さんの移住先は、和歌山県北部にある海南市。2011年4月、昭和3年創業の蔵元「平和酒造株式会社」に就職したことが移住のきっかけです。

東京農工大学に在籍していた頃、自ら田畑を耕して農作物や味噌・乳酸菌飲料といった加工品まで作る教授の姿を見て「いつか私も自分の手でゼロから何かをつくりたい」と考えるようになった髙木さん。畑仕事を終えた後、研究室の仲間たちと日本酒の飲み比べをよくしていたことから、次第に関心は酒造りへ。就職活動中、タイミングよく「平和酒造株式会社」の人材募集の情報にめぐりあい、新卒で入社することになりました。

▲イベント出店中の髙木さん。ビールには、平和の象徴である鳩が描かれています(photo:平和酒造株式会社)

冬場は日が昇る前から仕事がはじまり、片付けや洗い物といった新人業務を担当しながら、酒造りを覚える日々。最初の1年間はつらかったそうですが、3年目を迎える頃には仕事に慣れ、田植え体験や稲刈り体験などを介して、地元の人々との交流も深まっていきました。

そして、大学時代の農場実習先としてドイツを選ぶほどビール好きでもあることから、新事業であるクラフトビールづくりの製造責任者を任されることになりました。数年間の試行錯誤の末、2016年6月「平和クラフト」というブランド名で販売がスタート。

現在では、日本酒「紀土(キッド)」や梅酒「鶴梅」と並ぶ「平和酒造株式会社」の代表銘柄として、「平和クラフト」を持って関西を中心としたイベントに出店することも。造り手自らブースに立つことも多く、「美味しそうに平和クラフトを飲むお客様の姿を見ることが、仕事における一番のモチベーションです」と髙木さんは話します。

▲海南市に位置する「平和酒造株式会社」。髙木さんは社員寮で暮らしています(photo:平和酒造株式会社)

▲稲刈り体験の様子。幅広い年齢層の人々が参加します(photo:平和酒造株式会社)

▲普段は工場見学を受けていませんが、田植えや稲刈り体験の時は見学が可能だそう(photo:WAKAYAMA LIFE)

クラフトビールや地域との関わりという共通点はあるものの、異なる点も多い西崎さんと髙木さん。和歌山県の中南部と北部、関西と東京からのIターン、転職と新卒、クラフトビール専門会社と老舗蔵元の新事業としての立ち上げ、1年目と9年目、男性と女性……など。それぞれの立場から見える「クラフトビール移住」を語っていただきたいと思います。

当日はゲストトークだけでなく、わかやま定住サポートセンター(東京窓口)や、海南市・田辺市・高野町の移住相談担当者も加わり、最後はみんなで交流会を行います。もちろん会場には、「VOYAGER BREWING Co.」のクラフトビールと「平和クラフト」もご用意。楽しく飲み比べをしながら、花の金曜日を過ごしましょう!

「和歌山県のクラフトビールについて知りたい」や「興味や憧れをきっかけに仕事や暮らしを選択してみたい」など、ライトからディープまで、さまざまなニーズの質問にお答えできる幅広い顔ぶれが会場に揃います。ぜひ、どなたもお気軽にご参加ください。

ふと気付けば、あなたの人生に、和歌山暮らしという選択肢のページが増えているかも?

「TURNS×W」今後の開催予定(全10回)については、詳細が確定し次第、当サイトや関連SNSで随時お知らせします。1回だけのご参加も、連続でのご参加も歓迎です。思わず通いたくなるよう、さまざまなテーマでお待ちしております。

文:前田 有佳利

\2019年度TURNSx和歌山県の事業全体はこちら!/
https://turns.jp/28803

                   
TURNS×W|和歌山の「食でつながる人とまち」@東京
開催日 2019年9月27日(金)
時間18:30~21:30(18:00開場)
会場ふるさと回帰支援センター セミナールーム
地図
住所東京都千代田区有楽町2−10−1 東京交通会館4F ※20:30から9Fに移動
アクセスJR山手線・京浜東北線「有楽町駅」より徒歩1分 、地下鉄有楽町線「有楽町駅」および「銀座一丁目駅」より徒歩1分
定員30名(先着順)
参加費無料
参加費補足クラフトビールの試飲付き(キャッシュオンで追加オーダー可)
主催【主催】和歌山県【共催】認定NPO法人ふるさと回帰支援センター【企画】(株)第一プログレス、和歌山移住計画
参加方法申し込みフォームよりご応募ください。
お問い合わせ先第一プログレス 和歌山県移住PR事業係
tel:03-6269-9732
mail:event★turns.co.jp
※★を@にかえてご使用ください。
タイムスケジュール

18:00[開封]開場

18:30[表紙]はじめに「TURNS×Wとは」

18:40[目次]和歌山県ってどんなところ?「和歌山のキホン」

18:50[特集]ゲストトーク「食でつながる人とまち」

20:00[索引]和歌山県内の地域を紹介「エリアガイド」

20:30[付録]交流会(9階に移動)

21:30[読了]閉場

進行
和歌山移住会議|和田 真奈美(わだ まなみ)
1993年生まれ。和歌山県田辺市出身。2016年に和歌山大学を1年間休学し、株式会社GONGRIが運営する東京・代官山にあるインテリアショップ「Decor Interior Tokyo」および、同社の福岡県のインテリアショップ「MATERIAL 中川町」の業務を請け負う。2018年4月より、南紀・熊野のまちづくりを行う「南紀みらい株式会社」に所属。屋号「primo passo」を掲げ、フリーランスのデザイナーとしても活動中。
和歌山移住会議|小泉 博史(こいずみ ひろし)
1981年生まれ。埼玉県出身。株式会社Loocal代表取締役。2010年に和歌山市へIターン。2013年に市内初のコワーキングスペース「CONCENT」を開業。2014年には“キッチンをシェアする”をコンセプトにしたイベントスペース「PLUG」を立ち上げる。(のち事業譲渡)。2015年に「和歌山移住計画」をスタート。2017年、和歌山市の帰省者向けマガジン『キセイびと』発行協力。2018年より倉庫を改装した複合施設「北町トッテ」を準備中。
受付終了

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