TURNS

地域の大事なシゴトと、想いをつなぐ。
ニッポン「継業」project がはじまります!

2017年の12月。
TURNSリニューアル号の特集は「つぎつぎ、継業」でした。

(TURNS 27号本誌「つぎつぎ、継業」より/写真:飯坂大)

地域を紐解くと、どんな現場にも、すべての課題に直結しているのが、後継者不足。その課題を解決する方法のひとつに、「継業」があると思います。

「継業」とは、地域にあるお店や事業などの “なりわい” を引き継ぐこと。

特に、意欲のある第三者へなりわいと一緒に “想い” をつなぐことこそ、重要なポイントなんじゃないかと TURNS は考えています。

 

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なぜ、いま「継業」なのか?

2012年の創刊から、地域を紐解いてきて7年。「人、暮らし、地域をつなぐ」をコンセプトに、地方の仕事や移住した人々のストーリーを伝えてきた TURNS ですが、やっぱり地域に携わる上で重要なのは「しごと」だと感じています。

しごとがないと生きていけない。逆に、しごとがあればどこへだって住む可能性がある。だとすると、「地域のしごと」の選択肢を増やすことが、TURNSのテーマでもある “これからの地域とのつながりかた” を広げることになるんじゃないかと。

 

そう思ったときに、就職でも起業でもなく、「継業=継ぐ」という選択肢があると思ったんです。

そして、なにより。地域に根付く商店や会社、古くから伝わる技術や産業、そういった一つ一つの文化がなくなっていく瞬間を、ただただ見ているのは嫌だ。そんな想いから「継業」プロジェクトをはじめることになりました。

しかも、想い同じくして、今こそ継業だと協働してくれるメンバーが、兵庫県丹波篠山市にいます。その人こそ、今回コーディネーターとして一緒に企画を作ってくださっている、「ポンさん」こと眞鍋邦大さんです。

ポンさんは、2012年に香川県小豆島に移住し、地域の現場に寄り添ってきたからこそ、これからのテーマは「継業」だと確信しているそう。

「地域経営も会社と同じようにヒトモノカネが大切ですよね。ぼく自身も経験した地域おこし協力隊は、ヨソモノ=ヒトとして地域に入り、地域にたくさんあるすてきなモノに光をあて、魅力を発信して、価値=カネをあげる —– といった考え方で活動してきました。

けれど今、ここで光をあてるべき『モノ』、つまり地方に残された資産の存続が危ぶまれています。

たとえば、うつくしい棚田も数年放っておけば野原に、山だってあっという間に雑木林に還る。商店物件さえ、主を失って5年も経てば朽ち果てて、改修が難しい。地方はいいモノ=資産があるのに活かせてないと言われてきましたが、実は継ぎ手の不在によって、資産自体が年々消失しているのが現状なんです。」(ポン真鍋さん)

(インタビュー全文はTURNS 36号にて/文・高橋マキ)

だからこそ、就職でも起業でもない、新しい地域のしごととして、まず「継業」という手段を知ってもらうこと、そして、地方に埋もれている継ぎ手募集を見える化していくプロジェクトにしたいと思っています。

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というわけで、まずは「継業」について、改めて皆さんに知ってもらう機会として、7月28日に東京でキックオフイベントを行います!

しかも、「つぎつぎ、継業」特集でも取材させていただいたスペシャルゲストとして、京都にある銭湯「サウナの梅湯」を継いだ湊三次郎さんにもお越しいただけることになりました。

(TURNS 27号本誌「つぎつぎ、継業」より/写真:内藤貞保)

地方移住したいと思っている方、継ぎ手を探している方、一緒に継業を広めてくれる方など、とにかく「継業」に、ピンっときた方は、お越しください!お待ちしております!

ニッポン「継業」project
- TURNS的継業って、なに? -
開催日 2019年7月28日(日)
時間13:30〜16:30
会場移住・交流情報ガーデン
地図
住所東京都中央区京橋1丁目1-6 越前屋ビル1F
アクセスJR「東京駅」八重洲中央口より 徒歩4分/銀座線「京橋駅」より徒歩5分/都営浅草線「日本橋駅」より徒歩9分
定員50名
参加費無料
主催TURNS(第一プログレス)×神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボ
当日のプログラム
■第1部:継業とは?
13:30〜 なぜ、いま継業なのか/プロジェクトの想い
14:00〜 スペシャルゲストトーク「継いだひとのリアル」
15:00〜 スペシャルゲストトーク「継いでほしいひとのリアル」
 
■第2部:これからの継業
15:30〜 トークセッション「継業する上で大切なこと」
16:00〜 質疑応答&インフォメーション
16:30  閉会
\スペシャルゲスト/
【継いだひと】湊 三次郎さん
銭湯活動家。「銭湯を日本から消さない」をモットーに銭湯の活性化運動を行う。現在、梅湯、都湯、源湯、容輝湯の4軒の銭湯の経営をしている。銭湯のことなら、なんでも聞いてネ。
https://twitter.com/umeyu_rakuen
【継いでほしいひと】大谷 昌義さん
緑豊かな兵庫県丹波篠山市草山地区で、先代より受け継いだグラウンドゴルフ場をキャンプスペースとして再生し、「地域を周遊(サーキット)することで山を守る活動につながる」地域密着型のキャンプ場「やまもりサーキット」を2019年7月末にオープンします!先代からの想いを引き継ぎ、共に活動してくれる仲間を募集中。
https://yamamori-cct.com/
\一緒に語るひと/
ポン真鍋
1978年,香川県生まれ。リーマン・ブラザーズなど複数の外資系金融機関を経て2012年に小豆島に移住。(株)459を創業し,地域資源を活用したローカルビジネスの開発を手掛ける。2014年には編集長として食材付きの情報誌である「四国食べる通信」を創刊。つくる人の想いや生産の裏側にある背景を食材と共に届けることで、四国の生産者と都会の消費者を繋いだ。2017年,第一子の誕生を機に兵庫県に拠点を移し,現在は,神戸大学と丹波篠山市の官学連携事業である神戸大学・丹波篠山市農村イノベーションラボにコーディネーターとして携わる傍ら,事業家として各種のビジネスの立ち上げに携わっている。
堀口正裕
TURNSプロデューサー
(株)第一プログレス常務取締役/TOKYO FM『Skyrocket Company』 内「スカロケ移住推進部」ゲストコメンテーター
北海道生まれ。早稲田大学卒。国土交通省、農林水産省、文部科学省等の各委員会への有識者としての参加や、BBT×JTB「ツーリズム・リーダーズ・スクール」、社会起業大学、丸の内朝大学等の講師他、全国各自治体の移住施策に関わる。新しいライフスタイル、本物の豊かな暮らしを追求し、雑誌『tocotoco』『カメラ日和』『LiVES』等の創刊に尽力。東日本大震災後、 日本を地方から元気にしたいとの思いから「TURNS」を企画、 創刊。これからの地域との繋がり方を提案している。
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