TURNS

人の営みを感じるこのまちで、
創業について考えてみる?
寄居くらしごとワークショップ

気がついたら、ここにたどり着いていた。

あなたには、なぜか分からないけど惹かれてしまう町がありますか?
なんとなく町の雰囲気が好きとか、建物の佇まいが好きとか、あの店のオーナーが淹れるコーヒーが病みつきでね、とか。

惹かれてしまう理由を辿れば、きっとその町の好きなところが必ず隠れているんですが、それってうまく言葉にはできなかったり、目に見えにくいものも多いと思うんです。特に、有名な観光地でもなく、どこにでもあるような小さな町だとなおさら。

 

埼玉県大里郡寄居町は、まさにそんな町かもしれません。

秩父山地のきわにあたり、ちょうど関東平野を一望できる場所。まちの真ん中を流れる荒川をはじめ、名水百選に選ばれた風布川・日本水に、関東一の水祭「寄居玉淀水天宮祭」が行われるなど、 ”水の郷”と呼ばれる寄居町は、どこにでもあるような里山風景が美しい小さな町です。

東武東上線の終点駅で、秩父鉄道と八高線が乗り入れ、ローカル線が交差するこの場所は、かつて秩父往還の宿場町として栄え、古くから人々が交差する場所でもありました。今でも、秩父観光の玄関口として多くの人々が行き来していますが、あまり知られていないがゆえに、ほとんどの人は通り過ぎていってしまいます。

でも、改めて目を凝らして寄居町をみてみると、町じゅうから人の営みを感じられて。どうやらこのまちには、一見すると気づけない、なぜか惹かれてしまう魅力が隠れているように思えたんです。

 

このまちの可能性に、賭けてみる。

そんな寄居町はいま、中心市街地活性化事業に取り組んでおり、この先の5年間で、まちは大きな転換期を迎えようとしています。そして、このチャンスを逃すまいと、町や商工会、まちづくり会社、不動産屋などが連携して、次々と新たな事業を立ち上げています。

「そのお店は、もうすぐ閉めちゃうんだよね。ここは、95歳のおじいちゃんが現役で頑張ってるよ。そのとなりは、後継者を募集してるね。」

寄居町の中心市街地にある商店街を車で走りながら、一軒一軒のお店について教えてくれたのが、寄居町商工会 事務局長の杉山明功さん。15年間、商工会という立場で町を見つめてきたからこそ、中心市街地活性化事業を契機に、まちを盛り上げたいと考えているメンバーの一人です。

寄居町商工会 事務局長の杉山明功さん

「年々、空き店舗が増えて、元気がなくなっていく商店街をみていると、もどかしい気持ちになりますよ。だからこそ、中心市街地の活性化に合わせて空き店舗もうまく活用しながら、魅力ある商店街にしていきたいと思っています。

幸い、寄居町は趣のある建物も残っているので、積み重ねてきた歴史や雰囲気も大切にしながら、それを新たな魅力に変えていきたいですし、だからこそ面白いことができるとも感じています。そのために、寄居町商工会は手厚い創業支援の体制とメニューを整えているので、それもしっかりアピールしたいですね。」

11月にオープンしたばかりの鉄板居酒屋「バルもん」

この支援を受けて、11月には新たに鉄板居酒屋がオープン。今後も、事務所やカフェなどがオープンを控えているそう。町は少しずつ変わり始めているようです。

 

そして、もう一人。同じく中心市街地活性化事業に取り組む、タウンマネージャーの上田嘉通さんは、今年の春に独立し、同時に寄居町へUターン。これから町が変わっていく瞬間に、立ち会おうとしています。

寄居町タウンマネージャーの上田嘉通さん

「18年ぶりに寄居町に帰ってきたのですが、町の人と話していても、町に対するプライドみたいなものがあまり感じられなくて。極めつけは、自分が寄居に戻ろうとした時に両親に猛反対されたんですよね(笑)こんな町に戻ってきても意味がないと。寄居に住む人が、寄居に対して胸を張れないなんて、悲しいじゃないですか。

その経験もあって、Uターンしてすぐに『わからんナイト』というイベントを月1で始めました。若者(わか)と地域のベテラン(らん)をごちゃ混ぜにして、それぞれの町に対する思いやこれからやりたいことなど、みんなで思いを共有できる場を作りたかったんです。頑張っている人がいても、お互い分からないまま、知らないままでは、もったいないと思って。」

他にも、上田さんは今年の7月から駅前の空き店舗を活用した「レンタルベースまちタネ!」も運営。コーワーキングスペースとしての利用やイベント企画のほかに、プチ創業ができるチャレンジショップとしての活用も進めているそう。

まちタネ!で開催された、コーヒーの淹れ方ワークショップの様子

「場を始めてみると、いろんな人の声が集まるようになってきて。今は、本屋のセレクトショップや雑貨・Tシャツの販売をしていますが、ほかにも英会話教室や整体、盆栽をやりたい!なんて方からも相談を受けています。こないだは、町のカフェオーナーと一緒に、コーヒーの淹れ方ワークショップを開催したんですが、一瞬で定員が埋まって。来てくれた方も大喜びだったんです。

だんだんと、ここが地域の人のやりたいを受け止められる ”大人の遊び場” みたいになっていて。みんなが喜んでいる姿をみると、やっていて良かったなあと感じますね。」

場を運営するのは簡単なことではないですが、人が集まれる場所があるかどうかは、町にとって大切な要素かもしれません。

 

寄居での暮らしと創業を考える2日間。

少しずつ、町が変わり始めようとしている寄居町。そんな寄居町が気になった方にぴったりな企画が、年明けの1月26日(土)〜27日(日)の2日間にわたって開催される「寄居くらしごとワークショップ」です。

寄居町の暮らしの魅力を知ってほしい。そして、このまちで創業する仲間を増やしたい。このまちの未来をつくるために、いろんな立場の人たちが一緒になって “まちのあり方” を語り合っている。その現場に、参加してくれる人を募集しているそう。

くわしごとワークショップでは、町の人と参加者と一緒になって、これからの暮らしや仕事について考えていくそう

たぶんそれぞれに、このまちに惹かれた理由は違っていて。でも、偶然このまちにたどり着いて、そしてこのまちの余白を埋める一員として、それぞれにやりたいことを創造しながら、自分らしい暮らしをつくっていく。そのそれぞれが、より多様的であるほうが惹かれやすい町になっていくのかなと寄居町をみて思いました。

・・・

寄居町のまちづくりは、まだまだ始まったばかり。これからもっとまちを活性化させていくには、より多くのひとのアイデアや提案が必要です。そして、まだ色のついていない寄居町だからこそ、たくさんのひとが関われる余白もあります。

まちの人たちの想いを聞いていると、ここからまちが変わっていく現場に立ち会っているように感じて、なんだかワクワクが伝染してきます。きっと寄居町は、誰もが知っているまちではないかもしれませんが、だからこそ、発掘する楽しさが詰まっているのかもしれません。

なんだか気になるなと思った人は、寄居のまちの余白を埋める旅へ行ってみてはいかがでしょうか?

寄居のくらしごとを考える2日間。
開催日 2019年1月26日(土) 〜2019年1月27日(日)
会場埼玉県寄居町
定員20名
参加費 3,000円(税込)
参加費補足昼食代/体験費 含む
※集合・解散までの交通費は自己負担にてお願いいたします
※宿泊費は別途で実費負担いただきます(宿泊は任意ですが、2日間の参加が前提です)
主催寄居町・寄居町商工会・株式会社まちづくり寄居
参加方法ページ下のリンク先よりお申込ください。
集合場所

1/26(土)AM10:00「寄居町商工会」集合

(解散場所も寄居町商工会を予定)

※寄居駅南口/玉淀駅から、それぞれ徒歩5分です。

タイムスケジュール
【1日目】1/26(土)「くらしを考える」
・寄居の見どころツアー
・空き店舗ツアー
・寄居での暮らしを考えるワークショップ
・寄居のご当地グルメを食す
・寄居の人パネルディスカッション
【2日目】1/27(日)「しごとを考える」
・ビジネスモデルづくりのポイント
・空き店舗創業のポイント
​・グループで空き店舗を使ったビジネスモデルを考える
受付終了
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