富岡シルクの手紡ぎWSも同時開催!「TURNSカフェとみおか」

「TURNSカフェとみおか」開催!

群馬県富岡市、と聞くと「富岡製糸場」が真っ先に浮かぶ、そんな方も多いかもしれません。
世界文化遺産「富岡製糸場」や日本三奇勝に数えられる「妙義山」がある町として知られる富岡市は、
明治のはじめ、日本初の官営模範器械製糸場として「富岡製糸場」が建てられたように、日本のシルク産業を牽引してきた歴史がある町。
古くから養蚕が盛んな土地で、昔はどの家でも桑の葉を育て、2階は蚕を育てる部屋として使っていたそうです。
今回、そんな富岡市とTURNSカフェを行うことになりました。
もの作り、特に布や糸を扱う方にオススメの内容です。
シルクのことはもちろん、アトリエを構えたりなど、住む場所としての富岡も知れるイベントです。

富岡のシルク

昭和43年には、群馬県内でもおよそ2.7万トン生産量を誇っていたシルク。
しかし海外からの安い生糸や絹製品の流入や、 日本人の服装が和装から洋装への文化的変化、ナイロン製品などの登場による需要の低下、後継者不足など、時代の変化に伴い、様々な要因でシルクの生産量は激減してしまいました。

富岡シルクの全戸廃業も危惧される一方で、富岡シルクブランド協議会が設立され、2014年には『富岡製糸場と絹産業遺産群』が世界文化遺産に登録され、富岡シルクへの関心が高まる動きがあり、富岡シルクの品質はヨーロッパをはじめ海外からも高い評価を得ています。
そして、富岡という地で養蚕を続けている方々がいます。

ターンズカフェでは、たくさんの手間暇と愛情を注いで大事に育てられた繭を使わせていただき、糸紡ぎのワークショップを行います!
繭から糸紡ぎをすること自体も貴重な経験ですが、普通は機会を使うところを原始的な手紡ぎという方法で挑戦してみます。
“布で物を作る”、のもっともっと上流、“繭から糸を作る”を体験してみませんか?


手で紡いだシルク


ゲストは富岡でDIY生活中の染織作家さん

糸紡ぎや富岡での暮らしについて教えてくれるのは、濱田綾乃さん。
濱田さんは、染めと織りの両方を行う染織作家。地域おこし協力隊として、富岡市に移住されています。今は広い古民家をご夫婦で改修している真っ最中。広い敷地内にある大きな納屋を、工房として使う予定だそう。

先日濱田さんのお宅にお邪魔させていただいたのですが、敷地が本当に広い!
古民家の2階部分は養蚕の部屋に使われていたので壁もなく広々。旦那さんがここで飲食店を開く予定だそう。
移住したいと日本のあちこちを巡った経験のある濱田さん。どうして富岡だったのか、そのあたりのエピソードもお聞きしたいと思います!


濱田さんの作品。桜で染めた地色に、楽しい色を散りばめた着物


濱田さんのお宅。手前の平屋が住居スペース、奥の古民家は工房+カフェ+ショップ+いろいろにDIY改修中


お店にする予定の2階部分。立派な梁は濱田家の宝物だそう

いつか自宅に工房を持ちたい。
地方でものづくりを仕事にしたい。
古民家をセルフリノベーションしてみたい。
養蚕やシルクに興味がある。
そんな考えをお持ちの方、ぜひお気軽にご参加ください。
地元民が好んで食べている、美味しい富岡の軽食もご用意してお待ちしております!

                   
TURNSカフェとみおか
開催日 2017年10月12日(木)
時間19:00〜21:00(受付開始18:30)
会場ターンズコミュニティスペース
地図
住所千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館ビル9階 株式会社第一プログレス内
アクセスJR有楽町駅京橋口を出て正面
定員20名
参加費500円(税込)
主催富岡市、株式会社第一プログレス(TURNS)
内容

・富岡市のご紹介

・ゲストトーク

・糸紡ぎワークショップ

・富岡の素材を使った作品アイデア出し&交流会

ゲスト
濱田綾乃さん 染織業・富岡市地域おこし協力隊
信州松本で8年間修行し、2012年に京都にて独立。
絹を素材に着物と帯を制作するも限られたスペースでの作業に限界を感じ、2016年秋に飲食業の夫と共に富岡市に移住。
現在は2人で築150年の養蚕古民家を“工房+ショップ+カフェ+いろいろ”にするべくDIY改修しながら、山里の暮らしを満喫。
このワクワクする環境をより多くの人と体感・共有したい!という思いから、「富岡シルクの魅力発信」と「移住定住促進」をテーマに協力隊としての活動を展開中。
受付終了

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