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岡山県北部に位置し、鳥取県と境を接する岡山県真庭市。県下自治体で最大の面積を誇り、その約8割を森林が占めています。
豊かな森林資源と共存するべく、早くから持続可能な林業経営を模索してきた真庭市では、2015年に全国でもいち早く、間伐材や製材から出る端材などの未活用の木材をエネルギーに変えるバイオマス発電所の稼働を開始。その発電量は約1万キロワットで、地域エネルギー自給率は62%超です。近年では、SDGs未来都市や脱炭素先行地域にも選定され、「里山資本主義」の先進地域として注目を集めています。
今年度の「真庭なりわい塾」の舞台となるのは、真庭市南部に位置する北房地区です。
昭和28年に呰部町、上水田村、水田村、中津井村が合併し、北房町が誕生。人口は約4500人ほどで、古墳や城址などの史跡が多数点在し、文化遺産を活かした情緒あふれるまちづくりを進めています。
また、北房地区は日本有数のホタルの生息エリアでもあり、毎年初夏には備中川沿いの至るところにホタルが乱舞します。
温暖な気候を生かした果樹栽培が盛んで、ブドウづくりに情熱を傾ける人、カフェや加工品づくりを始めた人、イベント企画や音楽、里山の活用など多彩なナリワイを組み合わせながら働く、若者や移住者が増えています。
\農山村への移住を考えている20代後半~40代の方へ!/
お金で「買う」のではなく、自ら「つくる」暮らし。
どこで、誰と、何をするのか。
これからのライフスタイルを一緒にデザインしてみませんか?
・いまの働き方を変えたい、都会暮らしに違和感がある人。
・地域でやりがいのある仕事をしたいと考えている人。
・「食」や「暮らし」を自分の手で作りたい人
・自然の豊かな地域・環境で子育てしたいと思っている人。
・農山村に移住するきっかけが欲しい人。
そんな皆さんの参加をお待ちしています!
真庭なりわい塾とは?
「真庭なりわい塾」は、ローカルから新たなライフスタイルを模索する人材育成塾です。
2016年の開講以来、160人以上が地域での暮らしを学び、そのうち10人以上が真庭市にU・Iターン。その他の卒塾生たちも、他の農山漁村に移住したり、コミュニティビジネスを立ち上げたりと、新たな一歩を踏み出しています。
2025年5月より開講する「第9期」塾生を募集するにあたり、
塾の説明を兼ねたプレイベント(Part1~3)を開催します!
プレイベントでは、テーマに合わせたスペシャルゲストを迎えてお話を伺ったり、実際にフィールドを訪れて現地の空気を感じていただきます。
「真庭なりわい塾」への参加をすでに検討されている方はもちろん、「豊かな暮らし方」についての新しい知見やヒントを得たい方など、「地域で暮らしをつくる」ことに関心のある方にとって、とても興味深い内容となっています。
【Part1】『~「買う」から「つくる」暮らしへ~』@岡山市
都会の暮らしは便利。でも、人とのつながりが希薄で、すべてをおカネで「買う」暮らしに生きづらさを感じていませんか?
『ナリワイをつくる』の著者・伊藤洋志さん(LLPナリワイ代表)に、「やればやるほど技が身に付き、頭と体が丈夫になる」という伊藤さん流“ナリワイ”のお話を中心に、自ら「つくる」ことの豊かさについて語っていただきます!
都会暮らしに違和感を持っている方や今の働き方でいいのだろうかと考えている方は、必聴です!
【スペシャルゲスト】
LLPナリワイ代表 伊藤洋志さん
やればやるほど技が身に付き、頭と体が丈夫になる仕事をナリワイと定義し、その実践と研究に取り組む。シェアアトリエの運営や「モンゴル武者修行」、「遊撃農家」などのナリワイに加え、野良着メーカーSAGYOのディレクターを務め、「全国床張り協会」といったギルド的団体運営等も行う。著作に『ナリワイをつくる』『小商いのはじめかた』『フルサトをつくる』。
■開催日:4月6日(日)13:00~15:00(12:30開場)
※終了後に来場者やスペシャルゲストとのフリートークあり(16:00まで)
■会場:岡山国際交流センター 5F 会議室1(岡山市北区奉還町2丁目2−1)
■定員:60名(ライブ配信あり)
■参加料:無料
【Part2】『~私が変われば世界も変わる~』@大阪市
人は、なぜ働くのか。そもそもおカネって、何?
「近代日本経済の父」渋澤栄一のひ孫・渋澤寿一塾長といま話題の文化人類学者・松村圭一郎さんにスペシャルゲストとしてご登壇いただき、仕事観・人生観をテーマにトークセッションを行います。
都会の価値観で凝り固まった仕事観・人生観を軽やかに解きほぐすお二人のトークから、これからの生き方についてのヒントが得られるはず!
これからの生活に漠然とした不安がある方や、このままでいいのだろうかと考えている方、必聴です!
【スペシャルゲスト】
岡山大学准教授 松村圭一郎さん
エチオピアの農村や中東の都市でフィールドワークを続け、富の所有や分配、貧困と開発援助などについて研究。専門は文化人類学。
著書『うしろめたさの人類学』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。その他、『所有と分配の人類学』(ちくま学芸文庫)、『これからの大学』(春秋社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)などがある。
真庭なりわい塾塾長 渋澤寿一さん
東京農業大学大学院修了後、JICA専門家としてパラグアイに赴任。帰国後、循環型都市ハウステンボスの企画・建設・運営に携わる。環境問題を解決するのは、テクノロジーではなく人の心だと痛感し、NPO活動に転身。現在、NPO法人共存の森ネットワーク理事長を務める。真庭市では木質バイオマスを活用した産業づくりや地域づくりに長年携わる。真庭なりわい塾の活動ではSDGs岩佐賞を受賞。明治の大実業家、渋澤栄一の曾孫にあたる。
■開催日:4月20日(日)13:00~15:00(12:30開場)
※終了後に来場者やスペシャルゲストとのフリートークあり(16:00まで)
■会場:FUN SPACE DINER 2F(大阪市浪速区日本橋西1-3-26)
■定員:60名(ライブ配信あり)
■参加料:無料
【Part3】『現地見学・説明会 ~塾のフィールドを訪ねてみよう~』@真庭市
塾のフィールドである真庭市北房地区を訪ねてみませんか? 地域にU・Iターンしたスタッフが皆さんをお迎えします。
広々とした田園風景と、ブドウ畑に囲まれた素敵なカフェ。そして、里山再生の取り組み。
真庭市の暮らしを実際に目で見て、肌で感じていただけます。農村地の移住者の魅力的なライフスタイルを学ぶチャンスも!
この機会に是非、日々の暮らしや子育て、空き家活用など暮らしについての“あれこれ”を直接ご質問ください。
■開催日:第1回 4月26日(土)/第2回 4月27日(日)
■開催時間:12:45〜15:30(12:00開場)
■集合場所:北房文化センター 2F 会議室(真庭市上水田3131)
■定員:各回とも30名(要申し込み)
■参加費:無料
※自家用車の方は、中国自動車道「北房インター」経由で、会場までお越しください。
※高速バスやJRをご利用の方は、津山駅より無料送迎を行います。
11:20に津山駅前に集合してください。
(昼食は各自ご持参ください。車内あるいは1Fロビーで飲食可)
<高速バス・JRのご案内>
■大阪方面から⇒中国ハイウェイバス(津山-大阪線)
8:00 大阪駅JR高速バスターミナル発→11:12 津山駅着 (帰路 16:30津山駅発)
■岡山方面から⇒JR(ことぶき)線 津山行き
9:51 岡山駅発→11:01 津山駅着(帰路 16:37 津山駅発)
- 真庭なりわい塾 第9期塾生募集!
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開催日 2025年5月1日(木) 〜2026年1月31日(土) 場所 岡山県真庭市北房地区
アクセス 自家用車:大阪から約3時間/岡山から約1時間半
(必要に応じてJR津山駅から無料送迎を行います)
定員 20名程度(①当塾の趣旨に賛同し、積極的に講座に参加できる方 ②20歳以上の方)
参加費 2万円
参加費補足 ※学生は1万円(社会人入学を除く)
※男女別で宿泊します(共同調理/食材費等実費 5,000円)
主催 真庭なりわい塾北房実行委員会
(岡山県真庭市・真庭市北房地区・一社学びと自治ネットワーク)
参加方法 応募方法・お申込み・詳細は、真庭なりわい塾公式サイト(https://maniwa-nariwai.org/)から
※応募者には、オンラインによる面接を実施します。
応募締切:2025年5月6日(火・祝)締切お問い合わせ先 〒719-3292 岡山県真庭市久世2927-2
真庭市地域みらい創生課内 担当:森口
電話:0867-42-1179
メール:maniwa.nariwai@gmail.com