好きな農作業をオーダーメイドで就農体験 in 山形県村山市 2022実施レポート(2023も募集!)

山形県村山市をご存知でしょうか?
山形県の中央部にある人口約2万2千2百人の市で、小高い緑の山々に囲まれ、田んぼや果樹畑、住宅街が広がる、のどかな田園都市です。
今回は村山市で行われた就農体験ツアーをレポートします。

その前に、村山市の基礎知識を・・・

●アクセス良好

  • 東京駅から新幹線で村山駅まで約3時間。乗り換えなし直通!
  • 仙台駅から車で約1時間

サクランボ、モモ、スイカ、トマトの4品目が重点作物
村山市では重点作物として、サクランボ、モモ、スイカ、トマトの4品目について、苗木の購入などを支援しています。これらの高付加価値作物は、市場で高い評価を得ています。水が良く、肥沃な土地のため、様々な作物を組み合わせて栽培できるのが魅力です。

【重点作物】サクランボ、モモ、スイカ、トマト
【準重点作物】米、リンゴ、プルーン、サトイモ、キュウリ、タラのメ、
また、つや姫、雪若丸、はえぬきなど水稲栽培との組み合わせも盛んです。



就農体験2022レポート~7名の方が体験した12種の作物~

村山市で活躍する農家さんを訪ねて農作業を体験し、就農の第一歩としていただく短期メニュー。期間は2泊3日からで、2022年度は7名が体験しました。

体験メニューを企画・運営をしているのは「村山市担い手創造推進協議会」。農業の担い手たちと関係機関が集まり、力を合わせて「市内で農業を志す方を自分たちの仲間として支援しよう」として2016年に立ち上げられた就農者支援組織です(村山市農林課が事務局)。就農体験を企画・運営しています!

サトイモの収穫作業

訪問した農家の自慢のネギ畑


就農体験の流れ

1.オーダーメイドのプランを作成
ご希望の日程を申込みいただいた後、まずお電話・メール・zoomなどでお打合せします。体験したい作物、規模、経営(個人・法人)、市内見学の希望などをお聞きしながら、プランを作成しました。就農相談イベントの場でお申込みいただいた方もいらっしゃいました。

 2.村山駅でレンタカー or お迎え&ガイドと顔合わせ
担当者とオリエンテーションで日程を確認してから、農家の園地へご案内。緊張をほぐしていただくために、ガイドも一緒に農作業を体験させていただく場面もありました。オリエンテーション

3.農家さんの園地へ
体験していただいたのは、ストック、スイカ、トマト、サトイモ、シャインマスカット、キュウリ、ハクサイ、カブ、タラのメ、米、ネギ、ソバなどの農作業。長靴・手袋はこちらでご用意。汚れてもいいラフな服装で参加していただきました。
ストックの出荷作業

4.夕方、お宿へご案内
宿泊は民泊工房FUu~、村山西口ホテル、クアハウス碁点から、お好みで選んだ施設へ。夕食は自由で、参加者の皆さんのご希望に応じて、芋煮など村山地域の料理をご提供したり、地元野菜を使ったレストラン、ラーメン屋さん、焼き肉屋さんなどをご案内しました。


民泊工房FUu~の客室

5.生活を知る市内見学も
移住を決める上で大切な「生活環境」も見ていただくために、最後にバラ公園、カフェ、道の駅、スーパー、商店街など、ご希望の場所を巡りました。

日本最大級の東沢バラ公園

 

体験者の感想は
気軽に参加でき、中身の濃い農業体験ができた今回のツアー。東京都、神奈川県、宮城県などのエリアからお越しいただいた体験者の方々からは、こんな感想が聞かれました。

「たくさんの方にお会いする機会をいただき、とても有意義な時間を過ごせました。農作業をしながら、地元のお話を聞けたのでとてもよかったです」

「農業や移住において、明るい部分だけでなく。苦労や難しい部分についても正直に伝えていただき、今後の方向性について具体的現実的な検討ができるようになり非常に感謝しています」

また、受入れ農家からはこんな声も。

「県外から村山市に来て、「農業をしたい」と農業に興味を持ってもらえたことが嬉しかったです。私たちにとっても力になりました。」

「今回学んでもらったことは収穫というほんの一部ですが、収穫までにする様々な作業が収穫という成果につながっていることを感じてもらえたらいいと思います」

「自分自身も移住就農者。全く違う業界から転職して就農という道を選びました。村山市に決めた理由や農地・家の借り方、暮らしのことなど何でも聞いてください」


農業法人、新規就農者が増えている村山市
村山市内の農業法人は現在27社。30代・40代の若いリーダーが活躍する会社も増えており、就職先、研修先として、新規就農者が働きやすい環境が整ってきています。独立自営・雇用就農合わせて、この4年で約30名の新規就農がありました。

村山市では今後も様々な季節の体験を用意していく予定なので、今回参加できなかった人は、村山市のホームページをチェックしてみましょう。

就農体験メニュー2023も企画中!
来年度も就農体験の参加者を募集予定です。

\宿泊費・レンタカー代・交通費の支援があります/
▶詳細はこちら(村山市公式HP)でアップします。
https://www.city.murayama.lg.jp/sangyo/nourin0120220721.html


キュウリの収穫作業


さくらんぼサポーターを募集予定です
村山市の6月はサクランボ収穫で大賑わい。繁忙期の就農体験実施は難しいのですが、援農ボランティア「さくらんぼサポーター」で収穫作業を体験をすることができます。受入れ農家さんをご紹介しますので、実際の収穫作業を通して、サクランボ農業を学んでみませんか?

※詳細は村山市公式HPでアップします。


ワーキングホリデーの受入れもあります
2週間から30日間、人手が不足する農繁期の農家で、サクランボ又はスイカ収穫の作業について、賃金をもらって働きながら農業を体験できる「ふるさとワーキングホリデー」事業を行いました。宿泊費・レンタカー代の支援があり、今後も予定しています。


地域おこし協力隊(就農・農地継承)を募集しています
村山市で農業をしたいけれど、農業初心者ですぐに就農できない方へ、最長3年間の農業研修を受けられる「地域おこし協力隊」制度があります(住所要件があります)。

村山市では、これまで28名の隊員が活動してきました。現在は隊員4名、うち一人が農業部門で研修活動中です。3年間、農業の研修をしながら、就農に向けて活動しませんか?

▶︎地域おこし協力隊の募集(村山市公式HP)
https://www.city.murayama.lg.jp/shisei/keikaku_seisaku/kyoryokutaiboshu.html

故郷の村山市にUターン移住した平山隊員。30歳で脱サラ、農業の道へ進み始めました。「村山市内で離農者が増えていること・市内で法人化している方がいること・地域おこし協力隊を募集していることを聞いて、ゼロからスタートする上でこれ以上の機会はないと思い志願しました。生きがい・やりがいを見出したい方、村山市は多様な作物に対応できる土地です。村山市で目標に向けて共に頑張りましょう!」


田植え機に挑戦する隊員


村山市は独自の移住・子育て支援も充実しています
結婚から妊娠、出産、子育てまで切れ目のない支援「子育てスマイルプロジェクト」を実施。若いファミリー世代の移住を応援します。

 

村山市担い手創造推進協議会

お問い合わせ先(事務局):村山市農林課
電話:0237-55-2111
メール:nourin@city.murayama.lg.jp

 

 

 

                   

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