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【さとのば大学 第1期受講生募集】
「本当に自分のやりたいこと」に挑戦するための学びの場

去る3月20日、東京・渋谷にて「さとのば大学 プログラム開講記念イベント」が行われた。

今回、さとのば大学受講生募集開始に合わせて実施されたこのイベントは、平日の夜の開催にもかかわらず会場は満席。大学生から仕事を終えた社会人まで、さまざまな年齢層の人が集まり、その注目の高さがうかがわれた。

さとのば大学仕掛け人:信岡良亮さん

〜さとのば大学名前の由来〜

さと(=日本の地域)こそが、次世代に必要な学びを得る場であり、さとで学ぶ人が沢山増えることで、日本の色々な場所が誰かにとってのふるさと(=自分を育ててくれたと思える場所)になるといい。そんな思いをこめています。

 

挑戦できる環境を育てていく

さとのば大学は、いわば地域を巡って学ぶ大学。キャンパスは存在せず、暮らしながら、オンライン学習や地域プロジェクトの実践を通じて学びを深めていくというものだ。

これまでの大学の学び方では、座学で得た知識も、どう活かしたらよいのか分からないまま社会に出てしまう。それは例えるなら教習所で学科だけ学んで、いきなり自動車に乗るようなものだ。座学だけでなく、実技も併せて学ばなければ、安全に車に乗れるようにはならない。

さとのば大学ではオンラインシステムを活かし、多彩な講師陣の講義を受けるとともに、地域のプロジェクトを通じた実践を重ねる。従来のインプット型の学びだけでなく、行動との両輪で学んでいく。

人口減少が進み、急速に社会が変化し続けている日本では、どう生きていくのか自分自身と向き合い続ける必要がある。その中で、理想の未来を思い描き、形にしていく感覚を養うことを目的に、さとのば大学は創られた。

「正解とは教えられるものではなく、自分で考えるもの」。
これまでの正解の決まった学びでは、間違えやミスが許されず、間違えること自体を恐れて、やりたいことに挑戦するその第一歩さえ踏み出せなくなってしまう。

正解の分からない、予測不能な未来をしなやかに生きるためには、自分自身と向き合い、社会と関わりながら、仲間やチームとともに学び続けていくことが大切だ。

さとのば大学では、地域とともに実際のプロジェクトを通して、トライ&エラーを繰り返しながら、本当に自分がやりたいことを学び実現していく。挑戦しやすい環境をつくることによって、挑戦する人を増やし、自ら学び続ける人を育てていく。そうした学び合う文化を、受講生だけでなく卒業生も交えてつくっていくのだ。

各々の正解を探りながら自分たちで未来を描ける、そんな人材を育て増やしていくことを目的としている。

 

地域・仲間たちと互いに切磋琢磨して学び合う

そのために、さとのば大学では4つの学びを大切にしている。

1.〈地域で「暮らしながら」学ぶ〉
地域を1年ごとに巡り、そこに暮らしながら学ぶ。たまに地域に訪れるのではなく、4年間で4つの地域に暮らすことで、地球との繋がりや、受け継がれる歴史や文化、人との繋がりを実感する。

2.〈地域でプロジェクトをつくり、やってみて学ぶ〉
机上で学ぶのみでなく、実際に地域の人と協力し合いながらプロジェクトなど企画・運営をやってみて、実践で学ぶ。

3.〈講義はオンライン上で行い、「好きな場所」で学ぶ〉
キャンパスに集まって学ぶのではなく、各地にいる仲間たちと日本全国好きな場所で、関わり方や考え方を学ぶ。大学に行って学ぶのではなく、日常生活が学びに変わる。

4.〈地域の人や大学側もともに学び合い、「変わり続けて」学ぶ〉
与えてもらう学びではなく、他地域の仲間と切磋琢磨し、地域の人や大学側も含めて学び合いの関係性を築く。そうしてお互いの学びに刺激を与え合う。

 

異なるそれぞれの地域の営みを目にすることが、たくさんの気づきを与えてくれる

さとのば大学では、将来的には「好きな地域」をフィールドに活動することを目標としているが、初年度は次の4地域からスタートする。

岡山県西粟倉村

「平成の大合併」の際にも合併を拒否し、自立の道を歩んできた。「百年の森林構想」を掲げ、約50年前に子孫のために木を植えてきた先人の想いを受け継ぎ、森林を育て、村の面積の約95%が山林に覆われている。

島根県海士町

隠岐の島のひとつ。「超人口減少・超少子高齢化」の日本の重要課題を抱え、50年町づくりに取り組んできた。現在は人口減少がストップ、多子化がスタートしたことで地元の住民と移住者とが手を取り、次の100年に向けた新たな一歩を踏み出している。

宮城県女川町

東日本大震災によって町の建物の8割が壊滅し、人口減少率が2015年に日本でもっとも高いエリアとなったが、持続可能な町を目指した「START! ONAGAWA」の旗印の下、新しいスタートに挑戦する町になっている。人口規模に対して、大きな水産があり、財政が豊か。

宮崎県新富町

人口約17,000人の宮崎県中部の太平洋に面する町。農業が盛んで太平洋に面した豊かな海岸線はウミガメの産卵地にもなっている。「世界一チャレンジできる街」として、移住者が働きやすい環境づくりを行っており、広大な農地から生まれる特産品のブランディングも盛ん。

山あり海あり、環境も産業も文化も異なるそれぞれの地域の営みを目にすることで、 決して正解が1つではないことを知ることができる。

現在、さとのば大学は文部科学省の設置基準に準拠した大学ではまだなく、まずはいわゆる市民大学として立ち上げ、社会人大学院としての開学を目指している。
その第1弾として、今年7月に「地域プロジェクト留学3か月コース」が開講され、この4月よりその第1期受講生の募集が始まっている。

立つ場所が変われば世界の見え方も正解も、考え方も変わってくる。仲間と学び、プロジェクトの中に留学することで、実際の生活や社会と関わりながら「本当に自分のやりたいこと」を探す、新しい学びの形・さとのば大学。興味のある方はぜひ問い合わせてみてほしい。

文:鹿島文俊 写真:矢野航

さとのば大学 第1期受講生募集
開催日 2019年7月2日(火) 〜2019年10月31日(木)
定員各地域3名(計12名)
参加費150,000円
参加費補足現地への交通費や生活費は別途
主催(株)アスノオト
参加方法申し込みフォームで受付
お問い合わせ先さとのば大学事務局宛
satonovainfo@satonova.org
応募期限

520日(月)まで

※TURNSでは紹介のみ行っています。お問い合わせ・ご連絡はイベント主催者さまへお願いします。