【連載】未来へひらく小千谷 vol.2
新たな〝交流の場〟を創造し
活気あるまちの未来を描く

合同会社 ながめ代表 谷口 諒さん

TURNSが注目する新潟県小千谷市の魅力を、“人”を通して紐解く連載「未来へひらく小千谷」。
地域に根を張り、それぞれの場所で挑戦を続ける人の想いや営みを通して、小千谷ならではの文化や風土、そして未来の可能性を探る。

新潟県のほぼ中央に位置する小千谷市。錦鯉発祥の地であり、魚沼産コシヒカリの産地として知られる米どころで、自然豊かな中山間地域と、利便性を併せ持つ。 Uターンしてこの地を新たな挑戦の場に選び、地域に新たな風を吹き込む谷口 諒さんに、お話を伺った。

 

合同会社 ながめ代表
谷口 諒さん

新潟県小千谷市出身。大学進学を機に上京し、コワーキングスペースの運営やコミュニティづくり、スタートアップ支援、IT・Web制作などの仕事を経験。2022年にUターンし、企業連携型地域おこし協力隊として「テレワークステーションおぢや」の立ち上げやコミュニティづくり、商店街活性化に携わる。2025年に「合同会社 ながめ」を設立、地域の人や場所をつなぐさまざまな活動に取り組んでいる。

 

2022年、30歳で企業連携型地域おこし協力隊として、小千谷市にUターンした谷口諒さん。任期を終えた現在は、『テレワークステーションおぢや』のコミュニティマネージャーを務めながら、『合同会社ながめ』を立ち上げ、独立した。また、『NPO法人つくりんく』の事務局長も谷口さんが担っている。

「大学進学から、ずっと東京で暮らしていました。学生時代に福島や宮城の地域活性プログラムを運営した際、熱量のある現地のキープレイヤーたちの影響を受け、卒業後も自分が住むまちの地域プロジェクトを企画したりしていました。仕事でもコミュニティマネージャーとしてスタートアップ支援拠点の運営をしたり、ITやWEB制作のディレクターをしたりと、キャリアを築いていました」

30歳という節目を迎える頃、地元の友人から小千谷市でコミュニティマネージャーを募集しているという知らせを受けた谷口さん。想いを叶える好機と捉え、Uターンして『株式会社 あわえ』に入社し、企業連携型地域おこし協力隊として「テレワークステーションおぢや」の立ち上げに関わった。「テレワークステーションおぢや」はコワーキングスペース兼サテライトオフィスとしてだけでなく、地元のこどもたちの勉強スペースとしても機能する。また、市民向けセミナーやポップアップショップの企画・運営にも携わり、商店街活性化にも取り組んでいる。2025年7月に任期を終えた谷口さんは、自ら起業して「ながめ」を設立した。

「地元を離れたからこそ、まちの魅力が見えてきました。錦鯉や花火、熱気球や小千谷縮など伝統文化が多彩で、稲作を中心とした農業から精密機械などの製造業まで産業も多様です。これほど多くの文化と産業が共存して発展している地域は全国的にも珍しいと思います」

小千谷は職人気質なこだわりを持つ、個性豊かな人々が多いと分析する。

「移住を考えるなら、社交性は必要ないけれど、地域を面白がれることが大切。毎日の挨拶を積み重ねて、地域の人たちのつながりが見えてくると一気に関係性が縮まると思います」

▲空き店舗のリノベーション計画。間取り図には沢山の書き込みがある。

谷口さんは、目下、小千谷市チャレンジ支援事業補助金などの補助金を活用して、商店街の昭和レトロな空き店舗のリノベーションを進めている。宿泊業、飲食業、コワーキングなどの多彩な要素を内包する複合施設にして、市町村間や県外の人々との交流促進を図る計画だ。

「市内を車で走らせれば、越後三山と信濃川を一望できる旭橋や、夕日を映す水鏡のような山本山の調整池など、絶景スポットもあるんです」

培ってきた知見とスキルを掛け合わせて地元・小千谷の魅力を再発見し、この複合施設から地域に新たなムーブメントを起こそうとしている。

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小千谷市では、ふるさとへのUターン、子育て支援、空き家の活用、地域医療の維持に向けて、市民の皆さんと一緒に取り組む4つの「声かけ作戦」を実施しています。

作戦1|「小千谷に帰っておいでよ!」声かけ作戦2026

市外・県外で暮らす小千谷出身のご家族やご友人に、「いつかふるさと小千谷に帰っておいで」と声をかけてみませんか。

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作戦4|「みんなで地域医療を守ろう!」作戦2026

住み慣れた地域で安心して暮らし続けるためには、
身近な地域医療をみんなで支えていくことが大切です。

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