【佐賀で働く vol.3】プロジェクトの中心になって働ける、佐賀で広がる“働く”の可能性

坂口誠さん|本村製菓株式会社 取締役副社長

佐賀県では、県内就職を希望する全ての求職者と人材募集中の県内企業を結ぶ求人サイト「さがジョブナビ」を通し、佐賀で働くための様々な情報を発信する取り組みを行っています。

今回は「さがジョブナビ」に求人情報を掲載中の企業に就職・転職し、キャリアを拓いた3名の移住者のストーリーを連載でお届けします!

vol.3は、都内企業から転職し、副社長として本村製菓の未来を担う坂口誠さんのストーリーです!

■佐賀県就職情報サイト「さがジョブナビ」
https://saga-job.jp/

■本村製菓株式会社
400年の歴史を持つ伝統菓子「丸ぼうろ」を製造・販売する、昭和28年(1953年)創業の焼き菓子メーカー。伝統の味を守りつつ、近年はコラボ商品など新しいチャレンジも始めており、東京や大阪、海外へも販路を広げています。
https://e-marubouro.com/

ー坂口さんの経歴を教えてください。

福岡県北九州市出身で大学進学と同時に上京し、そのまま東京で就職しました。その後、本村製菓に転職して7年になります。

―どのようなきっかけで転職されたのでしょうか?

現社長の本村一真と出会ったことがきっかけです。

私は前職もお菓子に関わる仕事をしており、全国展開している大きな企業で働いていました。福岡に家族が暮らす拠点を置いたまま、長年東京に単身赴任していたのですが、娘もいますし家族を東京に呼んで一緒に暮らした方が良いのかな…など色々悩んでいました。そのような時期に、丸ぼうろのPRのために東京に来た、現社長の本村一真と出会ったんです。

九州のお菓子業界の皆さんとの食事会で本村と同席したのですが、その場で私の方から「九州に僕の受け皿はありませんか?」と軽くアピールしたんです(笑)すると後日、本村から電話がありまして。「僕はいずれ社長になります。会社を成長させていく上で変化が必要だと思っていますが、自分たちだけでは新しい発想が生まれにくいのが現状です。私たちと一緒に働きませんか」と。

ーその言葉を聞いて、どう思われましたか?

私も「九州に帰りたい」という気持ちが強かったですし、何よりも丸ぼうろというお菓子に可能性を感じ、必ず伸びる会社だという確信を持っていたので、とても嬉しかったです。前職の企業には20年ほど勤めていたので転職する際には勇気がいりましたが、本村の言葉を受けて、可能性を感じた本村製菓で心機一転チャレンジしたいという想いが強くなりました。

―転職されてから、仕事や生活面での変化はありましたか?

仕事面では良い意味で事業規模が小さいので、自分がやりたいことをやらせてもらえる環境になりました。大企業では大きなプロジェクトの歯車のひとつになりがちですが、現在はプロジェクトの中心に立って仕事ができる喜びがあります。またチャレンジすると、すぐに結果が見えることにもやりがいを感じます。

生活面で一番良かったと感じるのは、やはり家族と過ごす時間が増えたことです。また、佐賀はやさしい人が多く、移住してから気心知れた仲間が増えました。同業者だけでなく、色々な業界の方々と飲みに行くこともあるんですよ。

―転職後、新しい会社でキャリアを築く上で心がけたことはありますか。

まずは良好な人間関係を築くことです。何か発言するときも、みなさんの意見を尊重しつつ「こういうやり方はどうですか?」と提案するようにしていました。また社員の士気を高めたいと思い「丸ぼうろには400年の伝統があるので、誇りを持って仕事をしましょう!」と朝礼で言い続けました。その結果、少しずつですが会社の雰囲気が変わっていった気がします。

―移住者だからこそ、客観的な視点から地元企業が持つ魅力や価値に気付き、プラスの変化をもたらせる可能性もありますよね。

そうですね。スタッフ一人ひとりに広い視野を持って仕事をして欲しいと思い、現在、製造スタッフの女性たちに新商品のアイデアやパッケージのデザインなども考えてもらっています。また彼女たちとショッピングセンターに行き、バイヤーと営業スタッフがどのように商談しているのか見てもらったこともあります。いろいろな体験してもらうことで、スタッフの仕事に対する向き合い方にも良い変化があったと感じます。

―今後の目標を教えてください。

私の使命は丸ぼうろを首都圏や関西圏など多くの人々に知ってもらうことです。私たちだけでなく他のお菓子メーカーや自治体などと一緒に「佐賀の魅力」を発信する中で、丸ぼうろをPRできたらいいですね。また工場にカフェやギャラリーなどを併設した『丸ぼうろパーク』をつくりたいという夢も、いつか叶えたいです!

―採用という面では、どのような人材を求めているのでしょう。

「自分はこれをやりたい!」という情熱を持った人に来てほしいと思っています。中途採用の場合も、その人の経歴よりも仕事への情熱を大事にしています。本当にやりたいことがあれば、転職する際に業種を変えてもいいと思いますよ。当社に以前工業系の大手企業に勤めていた社員がいるのですが、現在はスーパーに足を運んでお菓子の価格調査に情熱を傾けています。

―佐賀県内の企業への就職・転職を検討されている方へのメッセージをお願いします!

大企業で働くのも、中小企業で働くのも、エネルギーを燃やせるかは自分次第です。会社の規模が仕事のやりがいをつくるわけではありません。仕事に対する情熱があれば、佐賀で働くことで可能性は広がると思いますよ。やりたいことが明確にあり、プロジェクトの中心になって働きたい人を、私たちも含め佐賀の企業は求めていると思います。

■さがジョブナビ

佐賀の仕事探しは「さがジョブナビ」をご活用ください!
https://saga-job.jp

■Uターン就職活動交通費支援事業

佐賀県では県内企業への就職活動にかかった交通費を最大3万円支給する「Uターン就職活動交通費支援事業」を行っています。
詳細はこちら!
https://ss.saga-job.jp/uturn

■連載「佐賀で働く」
「さがジョブナビ」に求人情報を掲載中の企業に就職・転職し、キャリアを拓いた3名の移住者のストーリーを連載でお届けしています!

【vol.1】心から楽しめる仕事と暮らしにめぐり逢えた、佐賀移住×就職
小濱あやかさん|株式会社GOTENリゾート|奥武雄温泉 風の森 ポリバレンター
https://turns.jp/82780

【 vol.2】エンジニアから酒造りの道へ。佐賀で見つけた、一生かけてやりたい仕事。
後藤潤さん |天山酒造株式会社 製造部 杜氏
https://turns.jp/83343

                   

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