秋田県の北部中央に位置する北秋田市。
羽田空港から北秋田市にある大館能代空港まで70分と、首都圏からのアクセスが良好です。
花の百名山として知られる標高1,454mの「森吉山」は、春夏は多くの高山植物・秋は美しい紅葉・冬には樹氷を鑑賞でき、山頂付近まではゴンドラを使用することができるので、壮大な景色を楽しむことができます。
また、牛の一枚皮を使用した世界一の大きさの和太鼓としてギネスブックに認定された綴子大太鼓や、2019年7月30日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」として世界文化遺産推薦候補に選定された「伊勢堂岱遺跡」など、国内外で認められているモノやスポットもあります。
▲世界一の綴子大太鼓
▲伊勢堂岱遺跡
「日本の滝100選」で第2位を獲得した「安の滝」は、落差90mの阿仁の自然美を代表する秀麗な2段構造の滝があります。
▲安の滝
四季折々、さまざまなアウトドアライフを楽しむことができ、日本の原風景となる自然美が今もなお残っていることで、自然豊かな環境での暮らしもできるのが北秋田市の魅力です。
山と共に生きる「マタギ」
北秋田市は、クマの狩猟で知られる「マタギ文化」が継承されている地域でもあるのをご存知でしょうか?
その中でも阿仁地区は、マタギ発祥の地といわれています。
そもそも、「マタギ」とは、“クマなどの大型獣を捕獲する技術と組織をもち、狩猟を生業としてきた人”のことをいいます。マタギは十数人で山に入り、クマを仕留めるとマタギ独特の唱え言葉を口にしながら、クマザサ(イネ科の単子葉類ササの一品種)でその腹を祓う「ケボカイ」という儀式をして供養し、その魂は山の神に返したのちに肉を平等に分け合うという文化があります。山での会話はマタギ独特の山言葉を使用していたといいます。
現在は、マタギの世界において高齢化が進み、本業で行うことも難しくなってきているのが現状なのだそう。独特な山言葉や厳しい掟など次第に緩みも出ていますが、それでもクマは「授かったもの」であることや山で採れる山菜やキノコなどは全て山の恵みとして、山への尊敬を忘れない暮らしが今も、マタギたちに受け継がれています。
ツアー参加は無料!
2泊3日でマタギ文化、その魅力を知ってみませんか?
今回は、11月2日~4日の2泊3日で、マタギの歴史から手仕事体験まで、「マタギとは何か?」を知ることができるツアーを開催します!
\ツアー内容/
※ツアー中は、バス移動となります。
※ツアー行程は変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。【1日目:11月2日(土)】
12:40 「北秋田市民ふれあいプラザ」集合
↓(バスで、阿仁へ)
・オリエンテーション
・マタギの手仕事体験(クマの爪・牙アクセサリー作り)
・現在のマタギを学ぶ
↓(バスで、宿泊地「打当温泉マタギの湯」へ)
入浴/夕食/就寝【2日目:11月3日(日)】
朝食
↓(バスで、「くまくま園」へ)
・クマの生態を学ぶ
・クマの生息地をトレッキング
昼食
↓(バスで、「マタギ資料館」へ)
・マタギの歴史を学ぶ
・狩猟映像の上映会
↓(宿泊地へ)
入浴
・熊肉などのジビエ料理でマタギ交流会
就寝【3日目:11月4日(月・祝)】
朝食
↓(バスで、山林へ)
・林業体験
昼食
↓(バスで、「北秋田市民ふれあいプラザ」へ)
・マタギのこれからを考えるワークショップ
解散3日間を通して、マタギの伝統文化や現状について、クマの生態を学びながら現役で活躍するマタギと一緒に山を歩く体験ツアーとなっています。
現地までの往復交通費などは自己負担となりますが、ツアー自体は無料で参加することが可能です!
\訪問する場所をご紹介!/
▼マタギ資料館
「打当温泉マタギの湯」に併設されているマタギ文化を知ることができる資料館です。マタギたちが使用した珍しい狩りの道具や生活ぶり、衣装などの資料が展示されています。狩りをした動物の剥製も展示されるなど、生態系も知ることができます。
厳しいマタギの規律や山のルールを守り、雪深い山奥で生活を営んできたマタギの生活の知恵や文化、歴史を知ることができます。
▼くまくま園
1990年に「阿仁熊牧場」として開園し、2014年に「くまくま園」としてリニューアルオープンしたツキノワグマとヒグマの動物園です。園内には、ツキノワグマを観察できる“熊山”や、ガラス越しにヒグマを観察できる“ひぐま舎”があります。
開園期間中は、生まれたばかりの子熊とふれあえるイベントやツキノワグマにエサをあげる体験もできます。
▼打当温泉マタギの湯
阿仁地域にある、日帰り温泉入浴や食事・宿泊ができる施設です。今回のツアーでは、同施設に宿泊します。源泉かけ流しの天然温泉を楽しむことができ、お食事ではマタギの伝統的料理である「じゃんご料理」のほか、くま鍋、ウサギ鍋、きりたんぽ鍋等をいただくことができます。
\ツアーおすすめポイント!/
このマタギ体験ツアーでは、阿仁の中でも打当(うっとう)、比立内(ひたちない)、根子(ねっこ)の各集落ごとにいるマタギのうち、15歳で打当マタギとなり70歳を超えた今もなお現役のマタギとして山に入る鈴木英雄さんからお話を伺うこともできます。
鈴木さんの祖父である辰五郎(たつごろう)さんは「空気投げの辰」とも呼ばれ、伝説的なシカリ(マタギの頭領)です。山やクマに対する気持ちや、これまで受け継がれてきたマタギ文化を知ることを通して、北秋田市の魅力を伺い知ることができるかもしれません。
「マタギや狩猟に興味がある」
「ジビエに興味関心がある」
「北秋田市ってどんなところなのだろう?」
そんな方にはぜひ2泊3日の体験ツアーをおすすめします!
豊かな自然環境の中で共生するマタギの文化や暮らしぶりをみながら、自分だったらどんな暮らしがしたいだろうかと考えるきっかけになるかもしれません。
ご応募お待ちしております!
- 北秋田のマタギ文化や魅力を知る
2泊3日の体験ツアー開催! -
開催日 2019年11月2日(土) 〜2019年11月4日(月) 会場 秋田県北秋田市阿仁 定員 10名程度(最少催行人数5名) 参加費 無料 ※現地までの往復交通費のみ自己負担となります。 主催 北秋田市 参加方法 下記よりお申し込みください。
http://www.city.kitaakita.akita.jp/shigoto/soumu_sougouseisaku/ijuuteijuushienshitu/osirase/2019-0919-1139-90.html
※「詳細・問い合わせ」のリンクボタンからも同様のURLにとびます。お問い合わせ先 北秋田市総務部総合政策課移住・定住支援室内事務局
〒018-3392 秋田県北秋田市花園町19番1号
TEL:0186-62-8002
FAX:0186-63-2586