TURNS

【6/20発売】Vol.36 特集 「農に会いに行く」
最新号 ダイジェスト

特集1|農に会いに行く

普段の暮らしの中で、スーパーや八百屋さんに行くと
生産者の顔が見えるようになってきました。
誰が作ったものなのか、どういう想いで作られてきたのか、
その上で値段を見ると、びっくりするほど安く感じたりします。

消費者と生産者のあいだに「農」を取り巻く環境や課題が、
何重にも重なってグラデーションになっています。
そのグラデーションに目を凝らして見てみると、さまざまな地域で消費者と生産者のあいだが
「縮まってきている」ことに気づきました。
「農」が暮らしに近づいてきた。
いえ、もともとすごく近い距離にいたのです。

土を踏み、風の匂いを嗅いで、生まれたての農産物をいただく。
さあ、TURNSと一緒に「農」に会いに行きましょう。

LET’S Know 農 Now!!

 


地域で、自分の生き方を選ぶ

和歌山県海南市 FROM FARM
地域で、担いたい役割をつくっていく

新大阪駅から特急で1時間の和歌山市街地。そこから車で40分ほど南下すると、山肌に段々畑が広がり始める。ここはみかんやはっさくをはじめとする柑橘類の産地、和歌山県海南市下津町。
「見どころがたくさんあるから、どこをご案内するか迷いますねえ。複雑な入り江になっている海に、標高差が大きい陸地。場所によって見える景色が全然違うんですよ。 この立体感、おもしろくないですか?」と町を案内してくれたのは、大谷幸司さんだ。
生まれ育った下津町に∪ターンしてから、2019年で12年目。専業農家として菊の栽培に力を注ぎながら、これまでにない視点で農産物にスポットライトを当てるブランド「FROM FARM」を2014年に立ち上げて、和歌山県産の果物と山椒を使ったオリジナル商品の開発を始めた。それから5年も経たずしてFROM FARM の商品は全国で愛されるようになり、2019年3月には生産者とお客さんとの接点をつくるカフェ「Kamogo(カモゴ)」をオープンしたばかりだ。

文:菊池百合子 写真:寺内尉士

 

ワイン畑に会いに行く

山梨県勝沼市 ルミエールワイナリー・くらむぼんワイン
あなたも出かけたくなる!
魅惑のワイナリーツアー

勝沼や 馬子も葡萄を食ひながら。
松尾芭蕉がうたったとか、実は作者不明だとか諸説あるそうだけれど、とにかく江戸の時代から勝沼ではブドウ栽培で有名だったらしい。
実際に訪ねてみると、至るところにブドウの木が植えられている。近年盛り上がっている「日本ワイン」最大の産地として、ワイナリーを観光化している施設もたくさんある。そんな勝沼で、ワイン畑に会いに行く。

文・:福村暁 写真:ミネシンゴ モデル:関谷ティナ

 

みんなのふるさとをつくる

千葉県いすみ市 結農園

忙しない日々の中で、ふとしたときに思い出して恋しくなる場所。
「結農園」の関谷夫妻が目指したのは「また会いたい」と思える“第2の田舎”のような場所だった。

文・編集:本郷結花 写真:荒川慎一

 

地域活性のプラットフォーム 豊栄プロジェクト

広島県東広島市

地域の住人やお店、農家、大学生などが、飲食やイベントなどさまざまな形で楽しみながら関わっている「農栄プロジェクト」。
聞けば、地域社会に貢献したいという思いを持つ地元企業がスタートさせたという。
どのような形で企業と地域が連携しているのか、実際に東広島市の拠点を訪ねて見た。

文・編集:梶津利江 写真:中野一行

 

福島県福島市 カトウファーム× EVERY DENIM
農家の一日

福島県福島市
関わる人、全員含めて、 「カトウファーム」「エブリデニム」

『農業モデルのオーバーオール』をつくるために、「作り手」 という共通点をもつ、福島の米農家カトウファームと岡山を拠点とするエブリデニムがコラボした。プロジェクトと地域への思いを、話してもらった。

写真:津藤秀雄 文:松本麻美

 

特集2|暮らしの中の農

農といっしょに目一杯、遊ぶ。土を踏んだときの踏ん張りも、虫が働いている姿も、明日の天気のことも、 あの野菜の成長具合も、ちゃんと頭の中に入っている。
暮らしの中に農があると、元気になれる。
農は自分だけのものではく、あらゆる人に開かれたものだと思います。

作った農産物を誰かに食べてもらうまでを実践している人、 農地をメディア化して開かれた場所にする人、 子供の頃から「農」に触れる仕組みをつくる人。

暮らしの中に「農」を混ぜることで、 知らなかった世界が見えてくるかもしれません。

ミレニアル世代のネオ農業

新潟県三条市 農業 Crew

新潟県三条市の農家で生まれた幼馴染3人で結成された農業ユニット「農業Crew(クルー)」。平日は会社員として働き兼業として畑を耕す彼女たちは、インターネット世代ならではの新しい価値観で「自分たちにしかできない農業」をまっすぐに見つめていた。

 

「農」と育つこどもたち

神奈川県逗子市 ごかんのもり

神奈川県逗子市、相模湾を望む小山の中腹にあるのは、森に囲まれ自然と一体になったような保育園だ。
約50名の園児を抱える『ごかんたいそう』を立ち上げた思いと、こどもたちが自尊心を持ち豊かに育つ方法論を、園長の全田さんと前田さんに伺った。

 

農地をメディアに

神奈川県横浜市 永島農園

横浜の最南端、金沢区は戦後から京浜地区のベッドタウンとして発展してきた。
海も山もあり、豊かな自然を抱えながら利便性の高い立地が魅力的なこの町で、地域社会に開かれた、いわば”メディア化”された農場があった。

 

この野菜知ってる?

何代も命をつなぎ、その土地の風土気候を持って姿や形を変えてきたものが「固定種」と呼ばれる。
自家採種を繰り返し、その土地にあった野菜として伝統的に栽培・利用し、長い年月をかけてその土地で育てられてきたものが「地方野菜」だ。
日本に数多くある地方野菜のなかでも、夏に旬を迎えるものを紹介する。

 

 

特集3|土着人口を増やすには?

農家の後継ぎ問題や耕作放棄地など、 日本の農業が抱える課題は山積み。
だけど、農業体験や週末農業など、農に関わりをもつ人が近年増えてきています。
自分で畑を持ったり、農家さんのお手伝いに行ったりと、農へのアクションは人によってさまざま。

特集3では、具体的に「農」に関わることができる コトやモノを紹介します。
軽やかに、「農」を始めてみませんか?