農ある暮らしと、しめ縄飾りで、冬支度をしよう。
農ある暮らしの関わりかたは、人それぞれでいい。
農ある暮らしの実験室 第2回では、”暮らしに取り入れる農” と “なりわいとしての農” の違いを紐解くべく、埼玉と群馬の県境にある神川町と上里町で、農ある暮らしに関わるひとたちの暮らしや仕事を覗いてきました。
話を聞いていく中で改めて思ったことは、「暮らしとなりわいを取り巻く農の違いは、取り入れる農度の差なのかもしれない。」ということでした。
暮らしの一部に農を取り入れるのと、暮らしの全てに農を取り入れるのでは、農度がぜんぜん違います。農家は、暮らしも仕事もすべてが農。だから、農度が濃いんです。そうすると、自然相手なので、もちろん楽じゃないし大変だし。
だから、農度100%に手をかけるひとが、なかなか少なくなってしまったのかなあと思いました。世の中、複業時代ですからね。だから農業も、複数のなりわいの一つになったらいいなあと思います。
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というわけで、農ある暮らしの実験室 第3回は
「農ある暮らしを取り入れる」です。
自分にあった農度を探すためには、まず、農ある暮らしの関わりかたやバリエーションを知る必要があります。おそらく、移住を考えている方や地域に興味のある方は、必ずや “農” に関わる機会が、どこかしらで出てくる気がします。
だって、田舎に行けば、自分で野菜やお米をつくる人が大多数だから。きっと一昔前は、どのまちでもどの家でも、当たり前のように “暮らし” の中に “農” があって、それが当たり前だったから。
でも今の時代は、農業を学ぶ場所があっても、「農ある暮らしのつくりかた」を学べる場所はありません。だから自分で探すんです。
✔️自分の身の周りにあるものを生かして、つくる
✔️農ある暮らしのつくりかたを探す
✔️農家の知恵を学んで、新しい気持ちでお正月を迎えましょう
農ある暮らしを例えるなら、
“てまひまかかるけど、愛着がわく暮らしかた” だと思いますよ。
そんな今回は、鴻巣市と北本市で心も体も温まる農ある暮らしのごはんと、稲藁をつかったしめ飾りをつくります。
まずは、自分の周りにあるもので、縁起の良さそうなものを探しておいてくださいね。
「農ある暮らしの実験室」
自然や土に触れ、農に携わることを通して、農ある暮らしの中にある昔ながらの知恵や文化、農にまつまる手仕事もひっくるめて農の時間軸(サイクル)を体感する場をつくります。
暮らしの延長で、家の床を踏むように土を踏む日常があって、太陽と緑と雨に導かれて暮らしてるイメージ(ロゴ:大橋千賀耶)
- 農ある暮らしの実験室 第3回
「農ある暮らしを取り入れる」 -
開催日 2019年12月21日(土) 時間 9:00〜17:00 予定 会場 埼玉県鴻巣市・北本市内 定員 15〜20名程度 参加費 大人ひとり 2,000円(税込)
子供ひとり(小学生以下)500円(税込)参加費補足 昼食代/体験費 含む
※子供料金には、しめ飾りの材料は付きません。ご家族と一緒に制作ください。
※集合・解散までの交通費は自己負担にてお願いいたします。主催 埼玉県農業ビジネス支援課/企画協力:TURNS(第一プログレス)・北本市観光協会・北本市 参加方法 ページ下の応募フォームよりお申込ください。
【応募〆切:12/13(金)17:00】
※参加者は、抽選とさせていただきます。集合場所 AM9:00 JR高崎線「鴻巣駅」予定
※現地は車で移動します
- 当日のスケジュール予定
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■当日のスケジュール
9:00 鴻巣駅 集合
9:30 「木食草衣」の農ある暮らしかた
黒豆の選別、麦踏みなど
12:00 北本市 野外活動センター到着
みんなで、農家めしづくり(すいとん、まんじゅう予定)
13:30 冬支度の「しめ飾り」づくり
15:30 みんなで団欒
17:00 北本駅 解散
※場合によって、スケジュールや内容が一部変更となる場合がございます。